「アイスワインの特徴とは?」予算別おすすめ人気ランキング10選

「アイスワインのおすすめが知りたい」
「美味しいアイスワインを飲んでみたいけど、いまいち選び方がわからない…」

アイスワインだけでもたくさんの種類があって、実際にどう選んで良いのか迷ってしまいますよね。

今回は、「アイスワイン」にチャレンジしてみたい方に、アイスワインの「基礎知識」「美味しい飲み方」「予算別のアイスワインおすすめランキング」をご紹介します。
きっと、あなたにぴったりの美味しい「アイスワイン」に出会えます ので、是非最後までお読みください。

目次

「アイスワイン」とは凍ったブドウを使って造られたワインこと


アイスワインは凍ったブドウを使って造られたワインを指します。おすすめのアイスワインを紹介する前に、まずはアイスワインについて詳しくご紹介します。

  • 1.アイスワインとは
  • 2.アイスワインの歴史

上記2つについて、1つずつ詳しく見ていきましょう。

1.甘くて飲みやすいアイスワインとは


凍ったブドウを使って造られたワインのことを「アイスワイン」と言います。 デザートと一緒に飲む甘口のデザートワインと呼ばれるものの1つです。
「とろっ」とした甘さが特徴のワインで、アルコール度数は7~12%くらいのものが一般的です。

凍結したブドウは水分量が減少します。水分量が減少していると絞り出す果汁も濃厚で糖度の高いものになります。よって、凍ったブドウから造るワインは甘口のワインになるのです。
凍結したブドウから取れる果汁は「通常の1割ほど」ととても少ないため希少価値の高いワインになっており、別名「貴族のためのワイン」と呼ばれています。

アイスワインの原点はドイツですが、現在は、オーストリア・カナダ・ドイツの3か国で製造されています。中でも、世界で一番生産量が多いのは「カナダ」です。
「アイスワイン」は国際登録商標であり、同じ製造方法で造られたワインでも、上記3か国以外は「アイスワイン」を名乗ることはできません。

続いて、使用されるブドウの品種に関してですが、最もアイスワインに使用されているブドウは「リースリング」です。白ワイン用のブドウで、寒冷地での栽培に適した品種だと言われています。
気温がマイナス7℃以下で収穫され、凍結したままのブドウを絞って発酵させたものがアイスワインになります。

2.アイスワインの歴史


アイスワインは1794年に、ドイツのフランコニア地方で偶然生まれたワインです。

冬に農場のブドウが凍結してしまい、処分するのはもったいないと、凍結してしまったブドウでワインを造ってみたのが始まりだと言われています。ワインを造った農場の人々は、出来上がったワインの濃縮された果実味と自然な甘さが、あまりにも美味しくて驚いたそうです。

もともとはドイツ発祥ですが、その後隣国のオーストリアに広まり、さらにアイスワインの製造に適した気候のカナダでも作られるようになりました。歴史的な背景や厳格に定められたルールから、認められた3か国だけが「アイスワイン」を名乗ることができるのです。

美味しいアイスワインを選ぶ3つのポイント


続いては、美味しいアイスワインを選ぶポイントをご紹介します。

アイスワインを選ぶ3つのポイント

1.ラベルの表記を確認して選ぶ
2.産地ごとの味わいで選ぶ
3.価格で選ぶ章

それでは、1つずつ詳しく見ていきましょう。

1.ラベルの表記を確認して選ぶ


まずはラベルの表記を確認しましょう。ラベルに「VQAマーク」が付いているワインは、100%カナダ産の原料を使用したワインです。
「VQA」は正式名称「Vintners Quality Alliance」。カナダのワインの品質認証基準で、原産地呼称制度です。
 
自然に凍結したブドウを使用して造られた本物のアイスワインは「icewine」「ice wine」「ice-waine」のいずれかの表記です。人工的に造られたアイスワインは「iced wine」「dessert wine」として販売されています。もちろん、おすすめは自然に造られたアイスワインです。

2.産地ごとの味わいで選ぶ


産地ごとの味わいの違いも選ぶポイントです。アイスワインの産地は、カナダ・ドイツ・オーストリアの3か国。それぞれの品種や味わいの特徴をご紹介します。

【カナダ産】

・主な品種は「ヴィダル」。
甘さの中にも、スッキリとした酸味を感じられる味わい。
・カナダ産100%の原材料を使用したマーク「VQA」がある。

【ドイツ産】

・主な品種は「リースリング」。
・金色に輝く色合いとほどよい甘さがとしっかりとした酸味が特徴。
・ドイツのアイスワインは、アルコール度数が5.5%と低いのが特徴。

【オーストリア産】

・オーストリアのアイスワインに使用される品種は、「グリュナー・ヴェルトリーナー」、「トラミナー」、「リースリング」。
・オーストリア産のアイスワインが一番飲みごたえがあるワインと言われている。
・オーストリアがドイツに比べると寒くないので、オーストリア産のアイスワインの方がボリュームのある味わいに仕上がっている。

上記以外の特徴も詳しく見ていきましょう。

カナダ産アイスワインの特徴


カナダ産のアイスワインの特徴は、ドイツ産のアイスワインのに比べるとマイルドな酸味で飲みやすさを感じる ところです。

カナダはアイスワインの最大の生産国で、甘口ワイン世界最高峰の生産者「イ二スキリン社」が造るアイスワインが最も有名なワインです。「酸味が強いワインが苦手…」という方におすすめのワインです。

ドイツ産アイスワインの特徴


ドイツ産のアイスワインの特徴は、甘口ですがスッキリとした酸味も味わえる ところです。
日本では、「マドンナ」や「黒猫」などドイツの甘口ワインが有名ですが、なかでも、アイスワインはドイツの甘口ワインの最高峰と言われています。

ドイツでは収穫されたブドウの糖度を6つの格付けで表現しています。アイスワインは上から2番目に位置しています。

ドイツで200年の歴史がある醸造所の「ドクター・ローゼン」が造った、「リースリング・アイスヴァイン」が世界的に高い評価を受けています。
甘口のなかにも、スッキリした酸味がお好みの方におすすめのワインです。

オーストリア産アイスワインの特徴


オーストリア産アイスワインの特徴は、飲み始めは「はちみつ」を連想させるような甘さですが、後味はスパイシーさも感じる味わいを楽しめるところです。
ドイツと同じようにオーストリアもブドウの糖度の格付けがあり、アイスワインは上から3番目です。

オーストリアで一番古いワイナリーひとつ「シュロス・ゴベルスブルク」が造る、「グリュナー・フェルトリーナー・アイスワイン」が有名なワインのひとつです。
甘さとスパイシーさを同時に味わいたい方におすすめのワインです。

3.価格で選ぶ


アイスワインの価格は3000円~10000円前後まで幅広いですが、甘さと酸味のバランスが良いものが多いので、5000円位のワインがおすすめです。

アイスワインは白ワイン用のブドウを使用して造られるのが一般的ですが、赤ワイン用のブドウを使用したのアイスワインもあります。珍しい赤のアイスワインは、白に比べて1000~2000円ほど高めのものが多いです。アイスワインは生産量の少ない赤など、希少価値の高いものは高くなります。

続いては、アイスワインの人気ランキングをご紹介しますので、アイスワイン選びの参考にしてみてください。

おすすめアイスワイン人気ランキングTOP10


続いては、アイスワインの人気ランキングを予算別にご紹介します。
美味しいワインばかりなので、ぜひ飲んでください。

1.5000円以下のアイスワインランキング
2.5000~10000円のアイスワインランキング

上記2つの価格帯に分けて紹介していきます。

1.5000円以下のおすすめアイスワインランキング

まずはじめに、5000円以下で買える美味しいアイスワインをご紹介します。

第1位!(カナダ産高評価のアイスワイン)【ノーザン・アイス・ヴィダル】


第1位はカナダ・オンタリオ州で2軒しかない「アイスワイン専業のワイナリー」で造られたアイスワインです。

アイスワインはデザートワインとして飲まれることも多いですが、「ノーザン・アイス・ヴィダル」は極甘口でありながらもぼってりしすぎていないので、食前酒としても美味しく飲める1本です。上質なアイスワインを飲みたいという人におすすめです。

  • 価格:4700円
  • 色:白
  • 品種:ヴィダルブラン
  • 味わい:極甘口
  • 生産:カナダ(VQA)
  • 内容量:375ml

第2位!(フルーティーな甘さが魅力)【ヴィダヴィダル】


続いて紹介する「ヴィダヴィダル」はワイン初心者でも飲みやすいフルーティーさが人気のアイスワインです。

酸味が少なく、はちみちのような甘味が特徴的。良く冷やして食後にデザートワインとして飲むのがおすすめです。
アイスワインの甘味を存分に楽しみたい人におすすめ のワインです。

  • 価格:3774円
  • 色:白
  • 品種:ヴィダル・ブラン
  • 味わい:極甘口
  • 生産:カナダ(VQA)
  • 内容量:200ml

第3位!(本場ドイツのアイスワイン)【ラインヘッセンヨット・ハーン】


アイスワインの本場、ドイツのライン・ヘッセン地方が産地の高品質アイスワインです。

収穫から圧搾までの工程を自然に凍った状態で行っているので、気候やブドウの出来によっては出荷できない年もあります。豊かな香りが特徴なので、空気に触れさせて香りを楽しみながら飲むのがおすすめです。

濃厚な果実の甘さがありますが、酸味も強く後味がスッキリしています。また、香りの余韻を長く楽しめます。

  • 価格:2016円
  • 色:白
  • 品種:シルヴァーナー
  • 味わい:極甘口
  • 生産:ドイツ
  • 内容量:375ml

第4位!(超希少なロゼのアイスワイン)【エレガンツ ロゼ アイスワイン】


「ライン・ヘッセン」のピノ・ノワール100%で造られている希少価値の高い、アイスワインとしては珍しいロゼワインです。

全く角を感じない、丸みのある甘さが魅力的です。良く冷やして、「エレガンツ ロゼ アイスワイン」と相性が良い柑橘系のフルーツと一緒に飲むのがおすすめです。
ピンク色でかわいらしいロゼワインですので女性へのプレゼントにおすすめです。

  • 価格:3264円
  • 色:ロゼ
  • 品種:ピノ・ノワール
  • 味わい:極甘口
  • 生産:ドイツ
  • 内容量:375ml

第5位!(極上のデザートワイン)【ライフヴィダル アイスワイン】


樹齢26年のヴィダル・ブランを使用し、樽で7年発酵させて造られます。7年という長期間樽で発酵させることで、さらに凝縮された濃厚な味わいになります。

「ライフヴィダル アイスワイン」は、トロピカルフルーツのような香りが何層にも広がり、ほどよい酸味があるのが特徴です。デザートとして飲むという楽しみ方もでき、嫌味のない甘さが人気をあつめています。ホワイトデーのギフトにも人気。コスパ最高の価格も魅力のひとつ だと言えます。

  • 価格:1760円
  • 色:白
  • 品種:ヴィダル・ブラン
  • 味わい:極甘口
  • 生産:カナダ(VQA)
  • 内容量:50ml

2.5,000~10,000円のおすすめアイスワインランキング

続いては、5000円から10000円のアイスワインをご紹介します。
大切な人へのプレゼントや、自分へのご褒美におすすめです。

第1位!(完熟した甘味が絶品)【ツァント】


アイスワインの銘醸地、オーストリアのノイジードラーゼ湖で造られてたアイスワインです。

飲み始めはハチミツのような甘さで、後味はキリッとスパイシーさも感じさせてくれます。後味がさっぱりしているので、チーズなどの塩気の強いつまみにも相性が良いです。もちろん、甘いデザートにも良く合います。
アイスクリームにかけて食べても美味しく、多彩な楽しみ方があるアイスワインです。

  • 価格:5073円
  • 色:白
  • 品種:ヴェルシュリースリング
  • 味わい:甘口
  • 生産:オーストリア
  • 内容量:375ml

第2位!(飽きのこない甘さが魅力)【マグノッタヴィダル アイスワイン】


ピーチやライチのようなすっきりとした酸味とハチミツの甘さのバランスが絶妙で、飽きのこない甘さが特徴です。国内外の品評会で世界最多の400個のメダルを獲得するなど、高い評価を得ています。

カナダのお酒のお土産で一番人気の商品で、ちょっとしたお祝いなどにプレゼントすると喜ばれるワインです。
1本でしっかりとした存在感があるので、例えつまみが無くても楽しめるワインです。

  • 価格:9460円
  • 色:白
  • 品種:ヴィダル・ブラン
  • 味わい:極甘口
  • 生産:カナダ(VQA)
  • 内容量:375ml

第3位!(リースリングの繊細な味わい)【トリエラー・イエズィテンヴィンゲルト リースリングアイスヴァイン】


「トリエラー・イエズィテンヴィンゲルト リースリングアイスヴァイン」は、ドイツのDLG(ドイツの農業振興協会)で金賞を受賞しています。
「リースリング」という品種ならではの、しっかりとした酸味と上質な香りが、繊細で上品な味わいを生み出します。

デザートワインとしてはもちろんのこと、魚介料理とも相性が良いアイスワインです。「甘すぎないアイスワインが飲みたい」という人におすすめのワイン です。

  • 価格:7110円
  • 色:白
  • 品種:リースリング
  • 味わい:甘口
  • 生産:ドイツ
  • 内容量:375ml

第4位!(飲むスイーツと言われている)【ピリテリー アイスワイン】


酸味は強すぎず、果実の凝縮感を感じられるリッチな味わいのアイスワインです。カナダ産のアイスワインの特徴でもある、ピーチやアプリコットのような濃厚な味わいが魅力的です。
甘くとろみがある飲み口なので、1本でデザートとしての役割をしっかりと果たしてくれます。もちろんロールケーキなどのスイーツとも相性が良いアイスワインです。

  • 価格:9350円
  • 色:白
  • 品種:ヴィダル・ブラン
  • 味わい:極甘口
  • 生産:カナダ(VQA)
  • 内容量:375ml

第5位!(カベルネ・ソーヴィ二ヨンを使用した)【ヴィダ カベルネ アイスワイン】


「ヴィダ カベルネ アイスワイン」は、アイスワインでは珍しい赤ワインです。
甘味だけなく、スパイシーな風味も楽しめるワインです。赤ワインならではの、ストロベリーやチェリーなどのベリー系の甘酸っぱさと、甘味を感じることができます。

酸味と甘みのバランスが、イチゴジャムを連想させるような味わいです。色合いも「ルビー」のようでとても鮮やかです。甘さと甘酸っぱさのバランスが、ビターチョコレートやフレッシュフルーツとも相性抜群です。

いつもと違ったアイスワインを楽しみたい人におすすめの1本です。

  • 価格:5500円
  • 色:赤
  • 品種:カベルネ・ソーヴィ二ヨン
  • 味わい:極甘口
  • 生産:カナダ(VQA)
  • 内容量:200ml

アイスワインの美味しい飲み方と合う料理


続いて、アイスワインの「美味しい飲み方」と、「合うおつまみ」についてご紹介しますので、是非参考にしてください。

アイスワインの美味しい飲み方


アイスワインは甘口なのでよく冷やして飲むのがおすすめです。アイスワインの適温は4~8℃。良く冷やすことでスッキリとした味わいになります。

ぬるいと甘さが重く感じてしまうことがある ので、適温に冷やして飲みましょう。

飲む際のグラスは、アイスワイン特有の濃厚な果実の香りを楽しむために、大きめのワイングラスがおすすめです。一般的なワインより注ぐ量を少なくして、グラスの中で軽く回し、空気に触れさせて飲むと、より香りが広がってアイスワインが美味しくなります。

アイスワインに合うおつまみ


アイスワインは「食後酒」とされていて、別名「デザートワイン」とも言われています。
ですから、アイスワインをデザートと一緒に飲むか、デザートの代わりに飲むのが一般的です。
メインの食事に合わせて飲むというよりも、軽いおつまみと一緒に飲むのがベストなワインです。 フルーツなどのデザートと一緒に楽しむ以外に、アイスクリームにアイスワインをかけてもとても美味しいです。

ブルーチーズや生ハムなどの塩気の強いものとの相性も良い ので、是非一度お試しください。

いつものワイン選びにアイスワインをプラスしてみよう


アイスワインは知れば知るほど奥が深いワインです。一般的な赤ワインや白ワインに飲み慣れている方も、新しい発見を感じられるワインですので、美味し飲み方と合う料理でアイスワインを楽しんでください。

アイスワインを知ることで、今後のワイン選びが楽しくなります!きっと、あなたのワインライフの良いエッセンスになってくれるワインになるはずです。