安くて美味しいシャンパン5選|選び方と飲み方のポイントも紹介

「自分へのご褒美にシャンパンを買いたいけど、高すぎるのは困る」
「おしゃれで飲みやすいシャンパンを選びたいけど、種類がありすぎて分からない」



確かに、安いシャンパンを探していても、中々お気に入りを見つけるのは大変ですよね。


今回は、日常のプチ贅沢にぴったりの、安くて美味しいシャンパンの選び方をご紹介、さらにまったり家飲みを楽しむための基礎知識もお教えします。
最後まで読んでいただけば、自分のお気に入りの一本を見つけられるようになり、シャンパンやワインの楽しみが広がること間違いありません。ぜひ、参考にしてみてください。

目次

「シャンパン」とはスパークリングワインの一種


シャンパンとは、シャンパーニュ地方で採れる7つの品種のブドウのみを使って作った、スパークリングワインの一種です。
産地・品種・製法・品質にこだわって作られる、特別なスパークリングワインといえます。


シャンパンは、通常のワインの作り方に一手間加えて作られます。
ワインは、発酵という段階を踏んで作られています。発酵とは、液体に含まれる糖分を酵母によって分解し、アルコール分を生み出す方法です。シャンパンを作る際には、発酵して作られたワインを、さらに瓶に詰めた状態でもう一度発酵させ、その時に生まれた炭酸ガスを逃がさないよう閉じ込めるという製法が使われます。


味わいも繊細な上、炭酸ガスは失われやすいため、通常のワインよりも手間暇をかけて作られているのです。


シャンパンの味わいには甘口と辛口があります。シャンパンは辛口が主流で、キリッとした辛さの中にも甘みがあるのが特徴です。単体で飲むとすっきりとしたデザートのようですが、後味が甘すぎず爽やかなので、料理ともご一緒にお楽しみいただけます。


また、一般的な白のシャンパンだけでなく、ピンク色が美しいロゼのシャンパンもあります。華やかな見た目から、お祝い事や贈り物に人気です。

安いけど美味しいシャンパンの3つの選び方


それでは、シャンパンの選び方をご紹介していきます。選び方が分からない方は、3つの基準を参考にしてみてください。

・一緒に楽しむ料理に合わせてブドウの品種で選ぶ
・味わいの好みで選ぶ
・値段で選ぶ

一つずつ詳しく解説していきます。

一緒に楽しむ料理に合わせてブドウの品種で選ぶ


シャンパンには、主に「ピノ・ノワール」「ムニエ」「シャルドネ」という3種類のブドウが使われており、3種のうちピノ・ノワールとムニエが黒ブドウ、シャルドネは白ブドウです。
黒ブドウはどっしりとしたコクや蜜のような甘い香りをもっています。
対して白ブドウは、柑橘のような酸味と甘みを併せ持った、さっぱりした味わいが特徴です。


黒ブドウと白ブドウのどちらかだけで作るか、また2つをブレンドして作るか、という原料の違いによって、シャンパンの香りや味わいも大きく変化します。
ブレンドして作られている種類が主流で、どちらかのブドウのみを使うものは珍しく、その分値段も少し高くなります。それぞれの味わいの違いを詳しく見ていきましょう。

どんな食事とも相性のいいものを選びたい方は黒ぶどうと白ぶどうのブレンドを選ぶ


どんな食事とも相性のいいシャンパンを選びたい方は黒ぶどうと白ぶどうのブレンドを選びましょう。


それぞれのブドウの味が混ざり合うため、コクは深く、香りが複雑で豊かな味わいになるのが特徴です。ロゼの一種も、黒ブドウと白ブドウのブレンドで作られています。
コクと香りの良さを併せもつため、お肉やバターなどを使ったどっしりした料理、白身魚や野菜を中心とするあっさりした料理のどちらにも合わせやすいです。


黒ぶどうと白ブドウをブレンドしたシャンパンは酸味やコクのバランスがよいので、柑橘やスパイスなどでアクセントを効かせた料理に合わせるのもおすすめです。デザートにも合うので、食事を通して楽しんでいただけます。


ただし、複雑な香りが感じにくくなるため、味付けが濃いものと合わせるのは避けたほうがよいでしょう。

肉を使ったメイン料理にあわせるなら黒ブドウだけを使った「ブラン・ド・ノワール」を選ぶ


黒ブドウだけを使った「ブラン・ド・ノワール」はどっしりした飲みごたえのある味で、華やかな香りを楽しむことができるのが特徴です。
シャンパン自体のコクが深いため、濃厚なソースや醤油などでしっかりと味付けをした料理や、バターなどの脂を使った料理、肉をメインに使った料理にぴったりです。

さっぱりとした料理に合わせたいなら白ブドウだけを使った「ブラン・ド・ブラン」を選ぶ


白ブドウだけを使った「ブラン・ド・ブラン」はすっきりした爽やかな味わいで、舌の両端がキュッと締まるような鮮やかな酸味がきいているものが多くなっています。
シャンパンが淡白であっさりしているので、塩や酸味のきいた、さっぱりした料理と合わせると、特に美味しく召し上がっていただけます。

味わいの好みで選ぶ


一般的なワインと同じように、シャンパンにも甘口・辛口があります。6段階に分類されるのが一般的で、シャンパン特有の呼び方で呼ばれています。

ナチュール 無糖
エクストラ・ブリュット 極辛口
ブリュット 辛口
セック 中辛口
ドゥミ・セック 中甘口
ドゥー 甘口

飲みやすさを重視したい方は、ジュースのように飲むことができ、果実の甘みを感じやすい、ブリュット(辛口)〜ドゥー(甘口)がおすすめです。
きりっとしたお酒の風味をさっぱり楽しみたい方には、あっさりとしたブリュット(辛口)〜セック(中辛口)がおすすめです。
シャンパンは辛口が主流なので、手頃な値段で見つけやすく、身近な種類です。
料理の味をメインに据えて、最大限引き出したいという方は、エクストラ・ブリュット(極辛口)〜ナチュール(無糖)がおすすめです。料理の味を邪魔せず、すっきりした後味になります。


初めてで加減が分からないときは、ブリュット(辛口)〜セック(中辛口)を試すのがおすすめです。もう少し柔らかい味わいがよければ、より甘口に近いものに。甘みを抑えてすっきり飲みたいという方は極辛口に。比較をしながらお気に入りを見つけてください。

値段で選ぶ


シャンパンは、シャンパーニュ地方産の7つの品種のブドウのみを使って作った、特別なスパークリングワインです。製作過程が普通のワインと比べて複雑なため、スパークリングワインの中でも価格が高くなっています。


手ごろな価格で美味しいシャンパンを楽しみたいという方は、ハーフボトルやベビーボトルのように、2,000円前後で購入できる容量の少ないものから始めてみるのがおすすめです。よく見かける大きさの「ブテイユ」サイズの約半額で購入することができます。様々な種類を試して味の好みを知ったり、お気に入りを見つけるのに便利です。

安くて美味しいシャンパンおすすめ5選

シャンパンやワインが初めての方でも飲みやすい、安くて美味しいシャンパンを5つ厳選して紹介します。
今回は、気軽に手に取って試していただけるよう、少なめの量も金額も嬉しい、ベビーボトル・ハーフボトルを交えてご紹介していきます。

第1位!価格以上の美味しさ。さっぱり大人の味【ポルヴェール ジャック シャンパーニュ ブリュット】


シャンパンの中では圧倒的に手頃な価格で手に入る ものですが、安いとは思えない本格的な美味しさを楽しむことができます。


飲んだ印象は、重すぎず軽すぎず丁度よく、フルーティですが甘すぎることもありません。ぴりっとした味わいが特徴です。
偏りや癖のない味なので、初めての方でも楽しみやすいシャンパンと言えるでしょう。「もっとこんな味のシャンパンを飲んでみたい」と自分の好みを知り、幅を広げていく導入におすすめです。


さっぱりした味わいなので、チーズにももちろん合いますが、野菜などあっさりしたものと一緒でも美味しく召し上がっていただけます。癖が強くないため、お家のいつものご飯に添えるだけで相性よく楽しめるのが嬉しいポイントです。


価格、味ともに初めてシャンパンを飲む人にぴったりの一本です。

価格 2,031円(750ml)
品種 ピノ・ノワール、ムニエ、シャルドネ
味わい 辛口

 

第2位!世界中で大人気。王道のシャンパン【モエ・エ・シャンドン ブリュット アンペリアル ベビーボトル】


お試しサイズが嬉しい、華やかな香りとさっぱりした甘みが魅力の一本です。一人の家飲みや、初めてのシャンパンなら、お試しで200mlボトルから挑戦することができて便利です。
分類上は辛口ですが、甘味を感じやすく、初めての方でも飲みやすいのが特徴です。お花のような香りが非常に華やかで、お酒感がきつすぎないのが人気の秘訣でしょう。


コクがありどっしりしたご飯にぴったりですが、後味がすっきりしているためさっぱりしたご飯にも合わせやすく、様々なシチュエーションで楽しむことができます。華やかな香りを消さないよう、生姜やにんにく、スパイスなど香りの強いものを避けるとよいでしょう。


辛口でも甘みを感じる、一度は試していただきたい人気のシャンパンです。

価格 2,680円(375ml)
品種 ピノ・ノワール、ムニエ、シャルドネ
味わい 辛口

 

第3位!爽やかな甘さが、初めてのシャンパンにぴったり【ヴーヴ・クリコ ホワイトラベル ドゥミ・セック】


ほのかに甘みを感じる味わいがあり、きりっとした辛さが苦手な方におすすめのシャンパンです。りんごをかじったような爽やかな甘さが魅力の一本です。さっぱりしたジュースに近い感覚なので、ワイン特有の渋みが苦手な方でも、気軽に始めることができます。甘すぎず、重すぎないのが特徴です。


少し辛口よりの甘口なので、ケーキなどデザートと一緒に食べても、くどすぎず美味しく召し上がっていただけます。
さっぱりと爽やかに甘みを感じたい人には一番のおすすめのシャンパンです。

価格 3,830円(375ml)
品種 ピノ・ノワール
味わい 甘口

 

第4位!どっしりとしたデザートのようなシャンパン【ランソン・アイボリーラベル・ドミ・セック】


シャンパン自体がデザートのような、甘く深い味わいがおすすめの一本です。
はちみつのようなコクの深さや、単体でデザートとして楽しめるようなインパクトのある重みと甘さが、他のシャンパンにはなかなか見られない特徴です。


甘口で、フルーツやデザートと合うと言われていますが、逆にさっぱりとした白身魚などと合わせても、独特の甘味が際立って美味しく召し上がっていただけます。
辛口が苦手な人でも楽しみやすい、デザートらしいシャンパンです。

価格 3,203円(375ml)
品種 ピノ・ノワール、ムニエ、シャルドネ
味わい 甘口

 

第5位!お祝いなら少し奮発して華やかに!【モエ・エ・シャンドン ブリュット アンペリアル ロゼ】


甘酸っぱく華やかな味わいと、可愛らしい見た目がお祝い事にぴったりの一本です。
イチゴの風味を感じるような甘酸っぱさで、初めての方でも飲みやすい味わいです。ワインらしい渋みや重みがなく、とても軽やかに楽しんでいただけます。


コクが深めのチーズに合わせるのがおすすめです。他にも、お肉などがっつりしたものにも、カルパッチョやマリネなどさっぱりした魚にも合うため、食事を選ばず飲みやすい身近なシャンパンといえます。
自分へのご褒美に選ぶなら、味も見た目も華やかな一本がおすすめです。

価格 5,522円(750ml)
ロゼ
品種 ピノ・ノワール
味わい 辛口

 

安くて美味しいおすすめスパークリングワイン5選

シャンパンにこだわらず、安くて飲みやすいものを、という方にはスパークリングワインがおすすめです。シャンパンは辛口のものも多い中、スパークリングワインは甘口が多く、初めてでも飲みやすいのです。


また、シャンパンと比べて価格も安いため、様々な種類を試して好きなものに出会える楽しみもあります。
今回は、スパークリングワインのおすすめも5つ紹介します。

第1位!柔らかい甘さと華やかな香りが格別【アスティ・スプマンテ】


初めてのスパークリングワインでも飲みやすい、はっきりした甘みが特徴です。マスカットのような甘い香りと風味がとても美味しい一本です。お酒の強さを感じずに楽しむことができます。


甘さが際立つスパークリングワインなので、ご飯と一緒に飲むよりも、単体でデザートワインのように楽しむか、スイーツと一緒に飲むのがおすすめです。
シャンパンと比べても甘みが強く、飲みやすさが人気です。

価格 1,422円(750ml)
品種 モスカート・ビアンコ
味わい 甘口

 

第2位!バランスの良さが人気の秘密【ラリアンス ドゥミセック】


甘みと酸味がバランスよく、飲みやすいスパークリングワインです。
少し甘口ですが、ただ甘いだけでなく酸味もたっており、バランスがとれています。グレープフルーツのような香りがふわっと漂うのが、華やかで人気のポイントです。


ホタテやサーモンなど、少し脂ののった魚介類にぴったりです。酸味によるさっぱりした後味が脂っこさを打ち消すため、スパークリングワインと合わせることで、すっきり召し上がっていただけます。
スイーツやフルーツのシャーベットと一緒に飲むと、果物らしい風味が際立って美味しく、おすすめです。


食事にもスイーツにも合わせやすい、王道の美味しさです。

価格 1,859円(750ml)
品種 ユニ・ブラン、セミヨン、ミュスカデル
味わい 中甘口

 

第3位!食事との相性抜群の飲みやすさ【フレシネ コルドン・ネグロ】


強めの酸味と辛めの味わいがご飯にぴったり!柑橘系の味わいで、甘みを感じにくくクセがありません。爽やかに飲むことができます。


同じようにさっぱりした野菜や副菜にも、こってりしたメインディッシュにも、どちらにもマッチするすっきりした味わいです。
夕飯と一緒にスパークリングワインを楽しむなら、ぜひ選んでいただきたい一本です。

価格 1,296円(750ml)
品種 パレリャーダ、マカベオ、チャレロ
味わい 辛口

 

第4位!香りも味も独特【デ・ボルトリ ジャン・ピエール・ブリュット】


鼻に抜ける香りが独特なスパークリングワインです。味わいは果物らしい酸味や、辛口のすっきりしたものですが、飲むと燻したような香りが鼻から抜けていきます。ほかの種類にはない独特な香りがクセになる一本です。


さっぱりとした味わいに合わせて、サラダなどと一緒に飲むのがおすすめです。香りと味わいの両方を楽しんでいただけます。

価格 1,419円(750ml)
品種 シャルドネ、ピノ・ノワール
味わい 辛口

 

第5位!手頃な値段で楽しめるロゼ【ジェイコブスクリーク スパークリング・ロゼ】


お祝いが身近になる!濃すぎず、甘すぎない爽やかな味わいです。スパークリングワインの中でも、ロゼは基本的に少し高価になっていますが、今回紹介する商品は手頃な値段で手に入ります。ベリーの香りが華やかですが、味は甘すぎないのでバランスがよく美味しいです。


香りがとてもいいので単体でも楽しめますが、ケーキと一緒に飲んでも、華やかさが増し、酸味と甘みが引き立てあうため美味しく召し上がっていただけます。
見た目も味も、華やかで嬉しくなるような、お祝いにぴったりのワインです。

価格 1,333円(750ml)
ロゼ
品種 シャルドネ、ピノ・ノワール
味わい 辛口

 

仕事帰りにコンビニで買えるおすすめスパークリングワイン

仕事帰りに気軽に寄ることができるコンビニにも、美味しいスパークリングワインがあります。安くて美味しいもの1つをご紹介します。

気軽に手に取れる【サントネージュ リラ スパークリング】


「サントネージュ リラ スパークリング」は甘みのお酒が好きな方におすすめです。ぶどうの風味をはっきりと感じることができ、かなり甘味のある味わいです。


ジュース感覚で飲むことができ、お酒が苦手な方でも飲みやすい1本です。甘みが強いので、ご飯よりはフルーツと一緒に飲むのがおすすめです。
本格的に、というよりもまずワインを身近に感じてみたい方は、ぜひコンビニを覗いてみてください。

 

シャンパンを家で楽しむために!ボトルの開け方・保存方法・おつまみを紹介!


初めて家でシャンパンを飲む場合、飲む準備から後片付けまで、慣れない作業が伴います。また、せっかくなら美味しいおつまみも自分で用意できたら素敵ですよね。
続いては、お家でシャンパンを楽しむ際に必要な知識と、おつまみのレシピをご紹介します。

シャンパンのボトルの開け方


シャンパンのボトルは、中に炭酸ガスが入っているため、コルクが刺された上から、外れないように口金がつけられています。慣れるまでは開封が難しいと言われているボトルを、簡単で安全に開ける方法をご紹介します。


ボトルを開ける前は、振動を与えないように注意し、開ける前によく冷やしておいてください。炭酸ガスが液体から盛んに出ていこうとする動きを抑え、安全に開けやすくなります。

シャンパンの開け方

①口金を外す。
口金の上の包装を剥がし、栓を親指で上から、ボトルの細い首の部分を残りの4本の指で握るように、それぞれ抑えながら口金を外します。

②布を上からかけ、コルクを抑える。
かすかな振動でも中身が溢れてくる場合があるので、布を上からかけ、上記と同じようにボトルの上部を握ります。ボトルの中にはガスが充満しているため、口金を外すと栓が徐々に押し出されてきます。

③ボトルを少しずつ回す。
栓を抑えている手の位置はそのままに。逆の手で少しずつボトル本体を回して栓を緩めていきます。この時、急に栓が飛ばないよう、親指で軽く栓を抑えてください。栓が抜けてきたら親指で栓を片側に寄せ、ボトルの口の部分に隙間を作って中のガスを抜きます。
空気の音がおさまれば、ボトルを回して栓を抜くことができます。

コルクではなく、ボトルを回すのが一番のポイントです。

シャンパンの飲み方

次に、「グラス」と「注ぎ方」という二つのポイントを押さえておけば、シャンパンはより美味しく楽しむことができます。味わいの鍵を握るポイントを簡単にご紹介します。

グラスの選び方


シャンパンは、スリムでボウル部分が長くなっているシャンパングラスで飲むのが一般的です。泡が下から立ち上っていく様子を楽しむことができます。また、人は舌の両端で酸味を感じるため、口の細いグラスで飲むことで、直接的な酸味を感じずにシャンパンを飲むことができるのです。


大きく上を仰ぐ動作が好きでない方は、ソーサータイプがおすすめです。泡の様子はわかりづらいですが、飲みやすく特に女性に人気です。
香りを楽しみたい方には、ボウルの中央部が膨らんでいるタイプがおすすめです。グラスの縁の部分が少し内側に入っているため、シャンパンの繊細な香りを逃しません。


手の熱が移ってシャンパンがぬるくなることを防ぐために、細くなっている持ち手(ステム)を持って飲むのが基本です。


しかし、洗いづらく、また食器棚などに入れたときに不安定になりやすいため、収納しやすさを追求するのであれば、ステムなしのグラスもあります。
グラスを持っている時間が長いと、雑味を感じやすくなったり、香りが立ちにくくはなりますが、さほど大きな差ではありません。ステムなしのグラスを使う場合は、少し量を少なめにしておくと、美味しく飲みきることができます。

注ぎ方


栓を開けてすぐは泡が立ちやすいため、30秒程度おいてから注いでください。シャンパングラスのボウルの6割くらいを目安に注ぐとよいでしょう。

シャンパンの保存方法


シャンパンはとてもデリケートなお酒です。可能であれば、開けたその日のうちに飲みきるのが一番美味しい飲み方と言えます。


しかし、一人暮らしの家飲みだと、一度に一本を飲みきるのは難しいですよね。
シャンパンストッパーという道具を使えば、ある程度味を保つことができます。ボトルを閉めた後に圧力を加えることができる仕組みになっています。
シャンパンストッパーを使った場合でも、2.3日以内に飲みきるようにしてください。


また、シャンパンを美味しく飲むための温度は7~8℃。冷蔵庫では5℃くらいまで冷やすことができるので、出してから10分ほど待ってから飲むと美味しく飲むことができます。

簡単につくれる相性ぴったりのおつまみ2選

シャンパンとの相性がよく、簡単に身近なもので作ることができるおつまみのレシピを2つご紹介します。

チーズ春巻き


チーズの塩気が、シャンパンのきりっとした辛みにぴったりです。

チーズ春巻きの作り方

①春巻きの皮を4分の1のサイズに切ます。
②一口大に切ったプロセスチーズを包みます。
③水を皮の端につけて、とめます。
④フライパンに多めに油をしいて、揚げ焼きにします。

参考:チーズミニ春巻き

白菜のナムル


野菜の自然な苦味が、シャンパンの酸味によく合う一品です。ごま油の後味が、シャンパンですっきりします。

白菜のナムルの作り方

①白菜を食べやすい大きさに切り、塩もみして10分ほど置きます。
②軽く水洗いして塩を落としてから絞って水分を抜きます。
③醤油とごま油をそれぞれ好みの量回しかけ、海苔とゴマをまぶします。

安くて美味しいシャンパンを楽しもう


今回は、安くて美味しいシャンパンの選び方をご紹介し、お家で楽しむための基礎知識をお伝えしてきました。いかがでしたでしょうか?
今回お伝えしたポイントは以下の4つです。

・シャンパンはフランスのシャンパーニュ地方で作られるスパークリングワインの一種
ブドウの品種や味わい、値段で好みのシャンパンを選ぶことができる
・安くて飲みやすいものを求めるなら、スパークリングワインもおすすめ
・家で美味しく飲むなら、グラス選びやおつまみにもこだわって

その日の料理や気分に合わせて、きっとぴったりのシャンパンが見つかるはずです。ぜひ、安くて美味しいお気に入りの一本を見つけて、お家で楽しんでみてください。