覚えておきたい定番&有名ワイン28選!選び方や温度など基礎知識も紹介

「最近ワインにはまっているけど、全然知識がないから良いワインがわからない」
「有名なワインはいくらぐらいなの?手が出るようなら飲んでみたいし、せっかくだから選び方の基準になる知識を身につけたい」

海外旅行に行った先で飲んだり、贈り物で貰ったものが美味しくてワインにはまる人は少なくありません。ですが、ワインに関する情報は膨大で、何を基準に選べばよいかわからない人は少なくありません。

本記事では、世界中で愛される有名ワインを紹介するとともに、自分に合った美味しいワインを選ぶために必要な知識をお伝えします。

最後まで読んでいただければ、自分の好みに合ったワインをスムーズに選べるようになり、一般的な相場や保存方法、美味しく飲むコツなどがわかるようになります。ぜひ、ワインの奥深さを知って、あなたのお気に入りの一本を見つけてください。

目次

有名ワインを産地ごとに紹介!

まず、主な産地ごとに有名なワインの特色を紹介していきます。

ワインの歴史はとても古く、世界各国に有名なワインが数多くあることは知っていると思います。なかでも今回は、特にワイン作りの歴史が古く高級ワインが多い「旧世界」のワインについて知っておくべきポイントを解説します。

「旧世界」とは、地中海やヨーロッパなどワインの歴史が古い国で、主にフランス、イタリア、スペイン、ドイツがあたります。土壌やぶどうの品種、栽培・収穫方法、醸造法に徹底してこだわっており、伝統的な製法で作られているので、大量生産ができず価格も高めなのが特徴です。世界に名を轟かせている有名ワインは、旧世界のものがほとんどです。

それぞれの国ごとの特徴をみていきましょう。

フランス

ワインといえば、誰もがはじめに思い浮かべる国がフランスでしょう。

紀元前600年ごろからワイン造りが始まったといわれており、現在ワインの産地として特に有名なボルドー地方のものは「ワインの女王」と称されています。また、ボルドーと並んで有名な産地がブルゴーニュ地方で、超高額で取引される高級ワインとして有名な「ロマネ・コンティ」はブルゴーニュのものです。

フランスでは、ワインの個性を守るため原産地呼称統制法(A.O.C.)により、ワインに使用して良いブドウなどが細かく決められています。国全体の生産量こそイタリアには及ばないものの、厳しい基準により高い品質を維持しており、ボルドー地方では「5大シャトー」と称される、世界のワイン愛好家の憧れの銘柄が多く生み出されてきました。

5大シャトー

「シャトー」とはワインの「醸造所」のことで、ボルドーの五大シャトーは「シャトー・ラフィット・ロスシルド」「シャトー・ラトゥール」「シャトー・マルゴー」「シャトー・オー・ブリオン」「シャトー・ムートン・ロスシルド」の5つのシャトーを指す。

19世紀のパリ万国博覧会でボルドー・メドック地区の格付けで第一級を与えられた4つのシャトーに、1973年に昇格したシャトー・ムートン・ロスシルドを加えた5つが、現在世界トップのシャトーとして知られています。

ワイン作りに適している土地柄と、国レベルで格付けや品質などが維持されているので、安心してワインを楽しめるだけでなく、ギフトにも贈りやすい安心感があります。有名ワインから日常的に楽しむワインまで、人によってさまざまな楽しみ方ができるのがフランスワインの魅力といえます。

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イタリア

イタリアは世界一のワイン生産量を誇る国で、同時に世界でも3番目にワインを消費する国でもあります。歴史もとても古く、紀元前8世紀ごろから醸造が始められ、国家の分裂や統一を経ながらも、イタリア各地で生産されるようになりました。

原料となるブドウの固有品種が多く、比較的果実味や甘みが強いのが特徴で、渋みはそこそこなワインが多い傾向があります。

さらにイタリア全州で造られているので多様性にも富んでおり、独自の発展を遂げた個性豊かなワインが多いです。日本人にも馴染み深い「キャンティ」もイタリアのワインです。

ワインはイタリア人にとって生活に欠かせないもので、日々の食事をはじめ、人が集まる場所では必ずワインを飲んでいるといっても過言ではありません。デイリーワインから高級ワインまで、バラエティに富んでいるのがイタリアワインの魅力です。

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スペイン

スペインでも古来から盛んにワイン造りが行われており、3000年以上の歴史を誇ります。

生産量もイタリア、フランスに次いで世界第3位で、ブドウの耕地面積だけでいえば世界1位のワイン大国です。とにかく原料となるワインの種類が多く、150種類以上の多様なブドウから生み出されるワインはさまざまな特徴があり、世界各地に大量に輸出しています。

生産されるワインの品質も厳格に維持管理されており、それぞれの生産地に統制委員会が設けられ、原産地呼称制度(デノミナシオン・デ・オリヘン)という規則に従って品質を厳しく管理され、厳密な格付けがされています。

ブドウの栽培面積は世界一ですが、生産量では第3位になっている背景には、厳しい規制措置があるわけです。国を挙げて徹底管理することにより、地方独自の品質と味を維持しつつ、優れたワインを安く提供できるようになっています。

スペインワインの特徴としては、赤ワインは果実味がはっきりしていて渋みが強めで、白ワインはすっきりとした口あたりで飲みやすく、毎日飲み続けても飽きない魅力があります。特に有名なのが「カヴァ」と言われるスパークリング(発泡性)ワインで、造り方はフランスのシャンパンと同じですが、フランスよりも温暖な気候で原料のブドウが育つため、香りや旨みや豊かです。

また、ワインの飲み方もバラエティに富んでおり、暑い夏にはソーダと氷を入れて飲んだり、シェリーと呼ばれるアルコールを加え保存性を高めた「酒精強化ワイン」があるなど、自由な発想でワインを楽しむ文化をもっているのも特徴です。

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ドイツ

ドイツもワインの生産量が多い国で川沿いに多くのワイン産地がありますが、他のワイン大国に比べて寒冷で太陽光もあまり強くないので、原料となるブドウの実が熟すのが遅くなります。

ブドウ栽培の北限の地とされていますが、長い時間をかけてゆっくり収穫されるため、フルーティーな酸味と甘みがあって、アルコール度数が10度前後に抑えられた上品なワインが出来上がります。生産されるワインは圧倒的に白が多く、特に特殊な手法を用い極甘に仕上げた「貴腐ワイン」をはじめとする高級白ワインは、日本はもちろん、世界中で人気があります。

貴腐ワイン

貴腐菌と呼ばれる特殊なカビを使って甘さを引き出した極甘口のワイン。ただ甘いだけでなく、まろやかで品がある繊細な味が特徴。原料となる貴腐ブドウの育成条件が厳しく、他のブドウに比べて手間がかかるため、高価なワインが多い。

また、ドイツは甘口ワインのイメージも強いですが、「リースリング」という品種を使った辛口ワインも注目を集めています。

リースリング

ドイツを代表する白ワイン用のブドウ種で、上品な酸味と香りが特徴。甘口・辛口どちらのワインの生産にも適している。ドイツワインといえば、まずリースリングを思い浮かべる人も多い。

実際、ドイツの高級白ワインはほとんどがリースリングとなっており、フルーティーな甘さと酸っぱさの絶妙なバランスは、多くのワイン愛好家を虜にしています。

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美味しいワインを選ぶためにチェックするべき2つのポイント

それぞれのワイン生産国の特徴を説明したところで、美味しいワインを選ぶためにチェックするべきポイントを紹介します。細かいチェックポイントはいろいろありますが、次の2点は最低限、押さえておく必要があります。

  • 使用されるぶどうの品種
  • ワインごとの味わい

それぞれみていきましょう。

使用されるぶどうの品種

ワインに使用されるブドウは「黒ぶどう」と「白ブドウ」があり、基本的に赤ワインは黒ぶどうで、白ワインは白ブドウが使用されます。それぞれ有名な品種があるので、ぜひ覚えておきましょう。ちなみに、スパークリングワインやロゼは黒ぶどう・白ブドウのどちらも使用します。

使用されるブドウの品種と特徴を基礎知識として知っておくことで、自分の舌に合ったワインを選ぶ際の参考になります。

覚えておきたい黒ぶどう4つの品種

黒ぶどうのなかで、次の4つはワインに使用される代表的な品種となります。

品種 特徴
カベルネ・ソーヴィニョン ・含まれるタンニンの量が多く渋みが強い
・熟成させることで味の変化を楽しめる
・カシスやブルーベリーなどの香り
・濃厚な味わい
メルロー ・タンニンが多いが、まろやか
・熟成させずすぐ飲めるワインが多い
・プラムやブラックチェリーなどの香り
・メルローのみのワインは少ない
シラー ・皮があついためタンニンも多い
・凝縮したルーティーな味わい
・オーストラリアでは「シラーズ」と呼ばれる
・ブラックベリーや黒コショウなどの香り
ピノ・ノワール ・タンニンが少なく非常に飲みやすい種類
・他のぶどうとブレンドされることが少ない
・ラズベリーやイチゴなどの香り
・酸味はしっかりとある品種

上記の品種のなかでも、特にワインにしたときに飲みやすいのは渋みの少ないピノ・ノワールです。タンニンとはブドウの種子に多く含まれる渋み成分なので、少なければ渋みがなくすっきりとした味わいになります。「ワインを楽しみたいけれど渋いのが苦手」という方は、ピノ・ノワールが原料のものを選ぶとよいです。ピノ・ノワールはワインだけでなく、スパークリングワインなどでも多く使用されています。

一方、どっしりとした濃い味わいが欲しい場合はカベルネ・ソーヴィニヨンがおすすめです。ボルドー地方が原産と言われている品種で、涼しい地域のものは引き締まった酸っぱさをもち、暖かい地域では濃厚な味を楽しめます。濃い目のワインが欲しい人におすすめです。

他にも、イタリアワインでは「サンジョベーゼ」「ネッビオーロ」などの品種も有名で、スペインワインだと「テンプラニーリョ」「ガルナッチャ(グルナッシュ)」などもよく使われています。

覚えておきたい白ブドウ4つの品種

ワインの原料となる白ブドウの品種は、次の4つが有名です。

品種 特徴
シャルドネ ・シトラスやアーモンドなどの香り
・産地や醸造法により味わいが変化
・涼しい地方だと酸味が強く暖かい地方だと果実味が豊か
・きりっとした切れ味がある
ソーヴィニョン・ブラン ・柑橘系・ハーブの香り
・酸味が強くさっぱりとした味わい
・グレープフルーツのようなほろ苦い味わい
・柑橘系やハーブの香り
リースリング ・産地によって味わいが変化
・熟成向きのぶどう
・ドイツを代表する品種、甘口も辛口も有名
・花のような上品な香り
甲州 ・すっきりとした味わい
・果皮に色があり、わずかに渋みもある
・日本で1300年の歴史を持つ
・和柑橘やみりんなどの香り

シャルドネは白ワインの女王といわれるぶどうで、生産されたワインは産地によって味が変化するのが特徴です。いろいろなブドウをブレンドすることにより、バランスのよいワインが出来上がります。品種としてかなり有名ですから、一度は聞いたことがあるでしょう。スパークリングワインにも頻繁に使用されます。

上記以外にも、スペインだと「マカベオ」(スパークリングワインの品種)など有名で、イタリアの場合は、ピノ・ノワールの突然変異で赤ワインに用いられる「ピノ・グリ」などが知名度がある品種です。

世界では数え切れないほどのブドウ品種がワインになっていますが、上記の品種を覚えておけば、有名ワインのほとんどはカバーできます。機会があれば、飲み比べなどをして味の違いを確かめてみましょう。

ワインごとの味わい

美味しいワインを選ぶ際には、それぞれのワインごとの味わいもチェックする必要があります。「味わい」といっても必ず飲んでみる必要はなく、以下のポイントを確認するだけでも、ある程度の味の予測が立てられます。

赤ワインの味わいは「ボディ」で選ぶ

赤ワインは味わいの違いによって、次の3種類に分けられています。

  • フルボディ:香りと味が濃厚でタンニンの渋みが強いのが特徴。ワイン自体の色も濃い。他の味わいのものに比べて、アルコール分が感じられて飲みごたえがある。
  • ライトボディ:色が薄くタンニンによる渋みが少ない。フレッシュで飲みやすいので、ワイン初心者におすすめ。
  • ミディアムボディ:香りや酸味、タンニンによる渋みのバランスがちょうどよい。色の濃さも中程度。

赤ワインらしい濃厚な味わいのワインが飲みたい場合はフルボディがおすすめです。ただし、フルボディは渋みが強くてアルコール度数も高いものが多いため、ワイン初心者の方や、普段お酒を飲まない方はミディアムボディやライトボディを選ぶのが無難です。

白やロゼ、スパークリングワインの味わいは「甘口」「辛口」で選ぶ

白ワインは皮や種を取り除いたブドウを使うため、渋みがほとんどありません。味わいの表現は、大きく分けて「甘口(doux)」か「辛口(sec)」のいずれかとなります。

  • doux(ドゥー):ブドウの糖分が多く残っているため酸味よりも甘みが強く、色味も濃い。まろやかな味が特徴。
  • sec(セック):糖分のほとんどがアルコールに変わっており、代わりに酸味が強くなっている。引き締まった味が特徴。

単純に甘口・辛口のどちらが好きかで選択すれば問題ありません。ちなみに、スパークリングワインの場合はさらに細かく、次のように6種類に分けられます。

  • brut(ブリユ=極辛口)
  • extra sec(エクストラ・セク=辛口)
  • sec(セク=中口)
  • demi-sec(ドミ・セク=甘口)
  • demi-doux(ドミ・ドウ=極甘口)
  • doux(ドウ=超甘口)

細かい分類をすべて覚えるのは大変なので、「brut」や「sec」などと表記されていれば辛口と覚えておけばよいです。

【フランス】一度は飲んでおきたい有名ワイン8選

では、国別におすすめの有名ワインを紹介します。まずはフランスからです。

職人リシャール・マニエールによる本格ブルゴーニュワイン【ドメーヌ リシャール・マニエール ヴォーヌ・ロマネ】

ブルゴーニュで1~2を争うほどのワイン銘醸地であるヴォーヌ・ロマネの中心で、200年以上の歴史を誇る造り手「リシャール・マニエール」によるクラシックな品のよさを供えた本格ワインです。

有名ワイン評論家ロバート・パーカーが「非常に優れた、時として卓越した生産者」と4つ星評価したマニエールの腕が存分に発揮されたワインで、1万円台という常識的な価格で購入することができます。

味もピノ・ノワールで飲みやすく、かつ丸みがあり滑らかな葡萄の味わいは、ワイン単体で楽しむのもよいですが、酸味があるため肉料理とともに味わうとよいです。品質に比べてかなり良心的な価格のため、初めてブルゴーニュの本格ワインを味わいたい人におすすめです。

価格 7678円~
容量 750ml
味わい ミディアムボディ
品種 ピノ・ノワール100%

特別な日を彩る有名ボルドーワイン【シャトー カロン セギュール】

特別な日を彩るハートマークのラベルで世界的に有名なワインです。ボルドーワインはシャトーごとに格付けがされており、「カロン・セギュール」はメドック地区の格付け3級(メドック・グラン・クリュ3級)にあたる濃厚な高品質ワインです。

品質の高さはもちろん、力強い味わいのなかにも優美さを備えた一品で、繊細な味わいと豊かな香りが楽しめるので、初めて本格的なボルドーワインを味わってみたい人に特におすすめできます。

誕生日や結婚式、バレンタインデーの贈り物にする人も多いですが、特別な日の自分への贈り物として楽しむのもよいでしょう。世界的に有名なボルドーワインなので、特別なお祝いの日に飲むワインを探している人におすすめです。

価格 27,500円~
容量 750ml
味わい フルボディ
品種 カベルネソーヴィニォン60%・メルロ30%・カベルネ・フラン10%

誰もが憧れるボルドーの女王【シャトー マルゴー】

ワインに詳しくない人でも一度は聞いたことのある高級ワインで、シャトーは12世紀から続く長い伝統を誇り、「ボルドーの女王」の異名を誇る五大シャトーの一角です。

生産した年によって10万円を優に超える価格になるため、なかなか手が出るものではありませんが、本格派のワインを楽しんでみたいという人に文句なしにおすすめできます。味はカベルネ・ソーヴィニヨンが主体のため濃厚で、エスニック風味やスモーキーに仕上げた鶏肉料理に合います。ワイン好きならば、一度は飲んでおきたい憧れの一品といえるでしょう。

価格 72,810円~
容量 750ml
味わい フルボディ
品種 カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド

近年注目の最高峰白ワイン【ギガル コンドリューラ ドリアーヌ】

近年高評価を得ているローヌ地方最高峰と言われる白ワインです。リッチでまろやかな味わいが特徴で、濃密な旨味で世界中を魅了しています。

アプリコットや白桃などの味が楽しめるので、自分へのご褒美としてちょっとゴージャスな気分を味わいたい人におすすめです。花の香りが強めなので、チーズなどをつまみに、ワインを主役として楽しみましょう。ワインの味わいとともに、金色に輝くラベルがゴージャスな気分にさせてくれる、特別な日に開けるのにふさわしい一本です。

価格 14,931円~
容量 750ml
味わい フルボディ
品種 ヴィオニエ

甘美な風味の第一級貴腐ワイン【シャトー・ギロー】

世界三大貴腐ワインの生産地ソーテルヌの格付け1級シャトーによる超甘口貴腐ワインです。ボルドー・ソーテルヌ地区の格付けは19世紀のパリ万博の際に制定されたもので、極甘口の貴腐ワインを対象に第一級・第二級と2階層で格付けがなされています。

「シャトー・ギロー」は長年第一級に格付けされている人気貴腐ワインで、アカシアの花の蜂蜜のような香りや、杏子に似た酸味を感じさせるのが特徴です。

評価の高さもさることながら、比較的リーズナブルなことで知られており、食後を飾るデザートワインとして楽しむのがおすすめですが、ブルーチーズなどと合わせるのもよいです。超甘口のデザートワインを楽しみたい人におすすめです。

価格 9,998円~
容量 750ml
味わい 甘口
品種 セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン

最高峰の生産者渾身の一品【シャブリ プルミエ・クリュ フォレ フランソワ・ラヴノー】

シャブリはフランスのシャブリ村だけで生産される辛口の白ワインで、なかでも「プルミエ・クリュ」は、シャブリ最高峰の生産者と言われる「フランソワ・ラヴノー」の手による最高級白ワインです。辛口白ワインの代名詞ともいわれており、他では味わえない濃厚な余韻を楽しめます。

かなり値段は張りますが、フランソワ・ラヴノーの年代物は世界中ですぐ売り切れてしまうほどの人気があり、有名なワインを楽しみたいという人にはぜひ一度は味わって欲しいです。

また、シャブリは辛口でさっぱりとした酸味で和食に合うことで有名で、アサリの酒蒸しや魚介類の天ぷら、単純な焼き魚にも合います。和食志向の人には特におすすめできます。「とにかく有名な高級白ワインを味わいたい!」という人にぴったりの最高級ワインです。

価格 40,590円~
容量 750ml
味わい 辛口
品種 シャルドネ

「シャンパンの帝王」の貫禄【クリュッグ・グランド・キュヴェ・ブリュット】

世界最高峰のシャンパンとして「帝王」の異名をもつ「クリュッグ」のシャンパンです。

他に類をみない独特の香ばしいアロマが特徴で、シャンパンの醍醐味である香りはもちろん、奥深い味わいを楽しめる至高の一本となっています。和食から洋食までさまざまな料理に合うので、特別なパーティーの主役にするのもよいでしょう。ワンランク上のシャンパンを味わいたい人におすすめです。複雑に絡み合ったアロマや香りを堪能してください。

価格 22,850円~
容量 750ml
味わい 辛口
品種 シャルドネ

プロヴァンスの名門によるプレミアムブランド【シャトー・ミニュティー281】

フランス最大のロゼワイン産地であるコート・ド・プロヴァンスの名門ワイナリーが提供する最高級ロゼです。

フランスにおけるロゼワイン市場の成長を牽引してきたブランドで、桃・杏子・メロンといったさまざまな白果実系の複雑なアロマが楽しめます。酸味のバランスがよく、辛口なので、鯖のスモークや海老の炒め物などによく合います。日本での消費量は少ないものの、世界の潮流に合わせて徐々に人気を拡大しているのがロゼワインです。せっかく味わうのならば、プロヴァンスの最高級の味がおすすめです。

価格 7,991円~
容量 750ml
味わい 辛口
品種 グルナッシュ、ティブラン、サンソー

【イタリア】一度は飲んでおきたい有名ワイン5選

次に、世界第一の生産量を誇るイタリアの有名ワインをいくつか紹介します。

イタリア赤ワインのスタンダード【チェレット バローロ プラポ】

イタリアの赤ワインの象徴とも言えるバローロの代表的な生産者である「チェレット」のワインです。力強さと繊細さを兼ね備えた、まさに赤ワインといえるスタンダードな一品といえるでしょう。

ワイン好きなら知らないものがいないほど有名で、「ワインの王」と呼ばれるバローロの基準を知るには最適です。バローロといえば、ジビエ料理が有名な地方のワインなので、当然、ジビエ料理との相性は抜群です。基本的に肉料理なら何でも合います。

有名なワインを味わいたいなら、「王のワインにして、ワインの王」と称されるイタリアの最高級ワインであるバローロは欠かせません。生産者のスタイルによって味わいが違いますが、まずはスタンダードと言われるチェレットのバローロがおすすめです。

価格 15,750円~
容量 750ml
味わい 赤/重口
品種 ネッビオーロ

「イタリアワインの女王」と称される代表的ワイン【バルバレスコ ガヤ】

世界でも有数の名声を誇るトップワイナリー「バルバレスコ」を代表するワインです。世界的ワイン評論家であるマット・クレイマーやロバート・パーカーといった世界中の評論家の賞賛を得ています。

長期熟成の年代物のワインで酸とタンニンのバランスがよく、熟成させたワインの美味しさを存分に感じられるので、はじめてヴィンテージワインを飲む人におすすめできます。肉料理全般にマッチしますが、特に赤みの肉との相性が抜群です。レストランでジビエのような風味の強い肉料理を注文する際に、頼んでみるとよいでしょう。

「イタリアンワインの女王」と称される世界有数のワイナリーの一品なので、世界で評価されるイタリアンワインを試してみたい人におすすめです。

価格 18,780円~
容量 750ml
味わい ミディアムボディ
品種 ネッビオーロ

女性に大人気のスパークリングワイン【天使のアスティ】

ピエモンテ州ランゲの丘にあるアスティ(Asti)地区で造られたスパークリングワイン(アスティ・スプマンテ)の代表格で、女性にとても人気のあるワインです。

誰でも飲みやすいマスカットの香りと爽やかな味わいが特徴で、パーティーや贈り物にも適しています。天使のラベルが親しみやすく、加えてリーズナブルなので、ちょっとした催しでふるまうのにも適しています。また、アスティ・スプマンテは生ハムとの相性がよいことで知られており、ワインだけで楽しむのもよいですが、塩味の強めな肉と合わせることで双方の味を存分に味わえます。

繊細な甘さとフルーティーな爽やかさが共存した世界的に有名なスパークリングワインなので、一人で楽しみたい方にも、贈り物にしたい方にもおすすめです。

価格 1,650円~
容量 750ml
味わい 甘口
品種 モスカート・ビアンコ

最上位に輝くカネッラ社の看板商品【カネッラ プロセッコ・ディ・コネリアーノ・ヴァルドッビアーデネ D.O.C.G.】

主に北イタリアのヴェネト州で造られているスプマンテ(スパークリングワイン)の一種であるプロセッコ。なかでも、特にイタリアワイン最上位を表す「DOCG」を獲得しているワインで、プロセッコを専門に手掛けるカネッラ社の看板商品です。

DOCG

イタリアワインの格付けの中でもっとも厳正な規定が設けられているワインのこと。イタリアワインの格付けは上位からDOCG・DOC・IGT・VdTに分類され、DOCGの申請をするには、少なくとも5年間はDOCに属している必要がある。

繊細な泡立ちと華やかでフルーティなアロマ、芳醇な味わいが魅力で、辛口ではあるものの、ほのかな甘さで誰にでも飲みやすいです。しっかりとした果実味とドライな口当たりなので、トマトとモッツァレラのカプレーゼや、夏野菜たっぷりのカポナータなどによくマッチします。最高ランクのプロセッコを味わいたい人におすすめします。

価格 2,522円~
容量 750ml
味わい 辛口
品種 グレラ

世界中のワイン好きが愛するイタリアの最高級赤ワイン【アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ クラシコ ジュゼッペ・クインタレッリ】

アマローネはイタリアの最高級赤ワインとして知られており、さまざまな生産者がいますが、なかでも「マスター・オブ・ヴェネト」と称される巨匠ジュゼッペ・クインタレッリの意思が引き継がれた至高のワインです。

アマローネのなかでも、特に人の手でほとんどの作業をこなす伝統的な手法で造られているので、他のアマローネに比べても高値です。しかし、せっかくアマローネを楽しむのならば、真髄を知ることができるクインタレッリがおすすめです。

肉料理全般と相性がよいですが、ヴェネト州は馬肉を使った料理が有名で、馬肉との相性が抜群です。馬肉を料理する機会があるならば、ぜひアマローネと合わせてみてください。ワイン好きなら誰もが知っている最高級ワインで、稀少で入手困難なものが多いですが、ワイン好きなら一生に一度は飲んでみたい一品といえます。

価格 38,192円~
容量 750ml
味わい 辛口
品種 ・コルヴィーナ
・コルヴィオーネロンディネッラ
・カベルネ
・ネッビオーロ
・クロアティーナ
・サンジョヴェーゼ

【スペイン】一度は飲んでおきたい有名ワイン5選

続いて、スペインの有名ワインをいくつか紹介します。

スペイン独自のスパークリングワイン【ロジャー・グラート カヴァ ロゼ ブリュット】

「カヴァ」はシャンパンとまったく同じ製法で造られているスペイン独自のスパークリングワインで、今回紹介するのは数ある種類のなかでも特に美味しいと評判のカヴァです。

フルーティーで適度なコクがあり、人によってはドンペリよりも美味しいと評することもあり、味にこだわる人に特におすすめできます。さまざまな料理に合いますが、特にパーティーで生ハムやカナッペなどと合わせるのがよいです。「カヴァ」自体は多くの種類がありますが、「ロジャー・グラート」を含め基本的にリーズナブルに入手できるので、ぜひ試してみてください。

価格 1,562円~
容量 750ml
味わい 辛口
品種 ・ガルナッチャ60%
・モナストレル35%
・ピノ・ノワール5%

世界のワイン評論家が注目【コカ・イ・フィト・マラグダ】

2008年収穫年のワインをロバート・パーカーが絶賛したことで注目されるようになった『エメラルド』の名をもつ赤ワインで、女性的な味わいで人気を呼んでいます。2013年までは「ジャスピー・マラグダ」の名で呼ばれていました。

評判の高さから世界中で争奪戦が起こっていると言われ、上質感と濃厚な味わいで他の高級ワインにまったくひけをとりませんが、5000円以下のリーズナブルな値段なのもおすすめの理由です。スモークやジビエなどの肉料理に相性が抜群です。

とにかく美味しいスペインワインが飲みたいという人におすすめです。人気に対して値段が高くないので、在庫があるうちに購入するのがよいでしょう。

価格 4,818円~
容量 750ml
味わい フルボディ
品種 ・シラー50%
・ガルナッチャ30%
・カリニェナ20%

上質な甘さが楽しめる酒精強化ワイン【イダルゴ アモンティリャード・ナポレオン】

シェリー酒はスペインのアンダルシア州を産地とする酒精強化ワインです。甘い香りが特徴ですが、甘さの中にも芳ばしさと深みがある人気の品となっています。アルコール分は高めなものの、ソフトでまろやかな口当たりなので女性でも美味しく頂けます。

ナッツや燻製肉、青身魚はもちろん、中国料理の温菜などにも合うので、アペリティフをつまみながら飲むには最適のワインといえるでしょう。シェリー酒を代表する一品なので、初めて試す方におすすめです。

価格 3,445円~
容量 750ml
味わい ミディアムライト
品種 パロミノ

リオハの名門ワイナリーによるナンバー1ワイン【クネ リオハ インペリアル グラン・レセルバ】

スペイン最大の銘醸地リオハのなかでも、特に名門のワイナリーのものです。2004年のヴィンテージがスペインのワイナリーとして初めて1位を獲得したことで、日本でも有名になりました。

ブラックベリーやレッドベリーなどの深く華やかな香りが特徴で、長い余韻が楽しめるので、リオハワインの中でも特におすすめできる一品です。肉の煮込み料理や鉄板焼などに合わせるとよいです。世界ナンバーワンに輝いたワインなので、有名ワインを楽しみたいなら外せません。

価格 7,505円~
容量 750ml
味わい フルボディ
品種 テンプラニーリョ

スペインのワインガイドで7年連続100点満点【アルタディ ビーニャ・エル・ピソン】

ロバート・パーカーが選ぶ世界の極上ワインに掲載されているワインで、スペインのワインガイド「ギア・プロエンサ」で7年連続100点満点を獲得したことがある最高級ワインです。

伝統的な方法と近代技術が融合した「現代」の最高級ワインを体現しており、肉料理全般に相性がよく、特に羊肉のグリルやシチューなどに合わせるのがよいです。名実ともにスペインの最高級ワインの一角なので、スペインの有名ワインを楽しみたい人におすすめします。

価格 33,222円~
容量 750ml
味わい ミディアムボディ
品種 テンプラニーリョ

【ドイツ】一度は飲んでおきたい有名ワイン5選

ドイツの有名ワインも紹介します。白ワインがメインですが、赤ワインでも素晴らしいものがあるのでチェックしてみてください。

人気漫画にも登場した最高峰のワイン【ゼクト バハラッヒャー・リースリング Sekt.b.A.】

ゼクトはドイツで作られるスパークリングワインで、なかでも「バハラッヒャー・リースリングSekt.b.A」はドイツを代表するブドウ品種リースリングで造られた最高峰のワインです。

華やかな果実香と、長期熟成からくる柔らかな飲み口が特徴で、人気漫画「神の雫」にも登場したことで日本でも有名になりました。肉料理や魚料理全般に合いますが、特にサーモンのマリネやヒラメのカルパッチョなどと合わせるのがよいです。ドイツ最高レベルのスパークリングワインを楽しみたい人におすすめです。

価格 3,729円~
容量 750ml
味わい 辛口
品種 リースリング

銘醸畑シュタインベルガーの注目リースリング【シュタインベルガー リースリング カビネット】

ドイツの国営醸造所クロスター・エーバーバッハが管理する銘醸畑シュタインベルガーのリースリングワインです。高級ワインの中でも下のランクにはなるものの、最高級ワインに匹敵する美味しさと評判の一品です。

ドイツのワイン産地「ラインガウ」のリースリングが持つ個性的な味わいが魅力で、甘口なのでレモンタルトのようなスイーツを合わせるのがベストです。甘さとほどよい酸味がマッチします。ドイツの代表的なワインを味わってみたいにおすすめです。

価格 2,958円~
容量 750ml
味わい 甘口
品種 リースリング

各所で金賞を受賞している極甘口ワイン【オルテガ トロッケンベーレンアウスレーゼ】

ドイツはもちろん、スペインやイタリアなどでも金賞を受賞している、折り紙付きの美味しさを誇る貴腐ワインです。

ハチミツやフルーツの濃厚な香りが特徴で、とろりとした甘さの中に酸味も利いている上品な味わいが楽しめます。飲んだ後も続く余韻が甘口ワイン好きには堪りません。食前酒やデザートワインとして、塩気の強いチーズやフルーツと合わせるのがおすすめです。世界的に有名なワインなので、貴腐ワイン好きには外せない一品です。

価格 4,298円~
容量 375ml
味わい 極甘口
品種 オルテガ

ドイツを代表する生産者「エゴン・ミュラー」の傑作【シャルツホーフ リースリング Q.b.A】

ドイツを代表するワイン生産者「エゴン・ミュラー」によるモーゼルワインです。モーゼルワインとは、モーゼル川流域で造られる辛口の白ワインの総称で、なかでもエゴン・ミュラーのものはドイツで最高の存在と広く認識されています。キレがよい酸味と複雑ながらもバランスのよい味が特徴で、ドイツの誇る白ワインの本質がわかります。

辛口なので魚介類を用いた料理にマッチし、和食とも相性がよいので、洋食よりも和食好きの人にもおすすめできます。モーゼルワインを代表する一品といえるので、ドイツの有名ワインを楽しみたい人は、ぜひ手に入れて飲んでみましょう。

価格 7,600円~
容量 750ml
味わい 辛口
品種 リースリング

ドイツが誇る至高のピノ・ノワール【マルターディンガー シュペートブルグンダー】

世界最高峰の醸造所として世界中の注目を集めている「ベルンハルト・フーバー」の赤ワインです。最高レベルのドイツ産ピノ・ノワールの造り手が誇る至高の一品といえます。

ドイツといえば白ワインというイメージが強いですが、赤ワインでも世界最高レベルにあることを示しています。濃縮された果実の味と奥行きが感じられ、肉料理全般によく合います。ドイツの最高レベルの赤ワインが味わえるので、白ワインだけでは物足りないという人におすすめです。

価格 4,590円~
容量 750ml
味わい 辛口
品種 シュペートブルグンダー

【番外編】世界を代表する高級ワイン5選

最後に番外編として、世界を代表する超高級ワインを紹介しておきます。

言わずと知れた超高額ワイン【ロマネ・コンティ】

ワインに興味がない人でも知っている世界で取引される超高額ワインです。

ブルゴーニュ最高峰のワインで、最低でも数十万円~100万円以上で取引され、ヴィンテージものになると目を疑うほどの高値となります。一般的なワインとは違ってコレクションにされているケースが多く、飲まれるよりも語られることが多いです。生産本数は毎年僅か6000本前後と稀少で、ワイン好きなら一度は飲んでみたいと憧れる存在です。

価格 2,500,000円~4,000,000円程度
容量 750ml
味わい ミディアムボディ
品種 ピノ・ノワール

世界中で高額取引されるポムロールの王【シャトー・ペトリュス】

2006年のボルドープリムール(先物取引)で1本34万円の値がついた超高額ワインです。プリムール史上最高値で、世界で最も高値で取引されるワインの一つとなりました。

ロックフェラーなどの名門ファミリーからも愛されているといわれ、上流社会のステータスシンボルとなっています。ロマネ・コンティ同様にコレクションに加える人が多いようです。ワイン愛好家が一生に一度は飲んでみたいと思う一品です。

価格 605,000円~
容量 750ml
味わい フルボディ
品種 メルロー

価格が高騰したシンデレラワイン【シャトー・ルパン】

歴史の浅いシャトーにもかかわらず、数十万円を超すほどの急激な価格高騰からシンデレラワインと呼ばれたワインです。年間生産わずか7000~8000本と非常に少ないため、非常に高価ですが人気があります。とても稀少なため、なかなか手に入れる機会がなく、他の高級ワイン同様にコレクションとしている人が多いようです。

ワイン愛好家から「ポムロールのロマネ・コンティ」と称されており、相当な出費を覚悟する必要がありますが、ワイン好きなら手に入れてみたい一品です。

価格 270,000円~3,000,000円程度
容量 750ml
味わい フルボディ
品種 メルロー

ブルゴーニュの白ワインの象徴【ドメーヌ・ルフレーヴ】

1580年から続く名家であるルフレーヴ家によるワイン「ドメーヌ・ルフレーヴ」は、ブルゴーニュの白ワインの象徴と称えられており、白ワインのなかでは考えられないほどの高値で取引されます。ルフレーヴ家は100年も前から「至高の造り手」と言われ続け、高い名声を守り続けており、生み出すワインは当然のこと、家柄にプレミアがついている状態といえるでしょう。

超高級赤ワインに比べれば決して手が出ない金額ではないため、愛飲している人は多く、白ワインが苦手な人でも美味しいと評価することが多いです。名実ともに白ワインの最高峰なので、白ワイン好きならば思い切って購入してみるのもよいでしょう。

価格 59,145円~
容量 750ml
味わい 辛口
品種 シャルドネ

白のロマネ・コンティと称される世界最高額の白ワイン【シャルツホーフベルガー・トロッケンベーレンアウスレーゼ】

世界で3番目に高値で取引されていると言われる超高級白ワインです。「白ワインのロマネ・コンティ」とも呼ばれ、ドイツ国宝級と称する人もいます。世界のワインプレスが軒並み最高評価をつけているリースリングの完成形といわれており、世界の白ワイン好きが、手に入れられるなら何とか手に入れたいと望む一品です。

競売会やオークションでは信じられない高値で落札され、現行価格でも40万円超となかなか手が出るものではありませんが、一度は飲んでみたいというワイン愛好家はたくさんいます。

価格 429,840円~
容量 375ml
味わい 極甘口
品種 リースリング

美味しいワインの飲み方

おすすめのワインについて紹介したところで、美味しいワインの飲み方について解説します。ワインを長く楽しむためには、温度やグラス、保存方法にも気を遣う必要があります。

美味しく飲める温度

それぞれのワインには、美味しく飲める温度があります。温度によってワインの味はかなり変わってしまうので、次を目安にベストな状態で楽しみましょう。

  • 赤ワイン:重め15~18℃、軽め10~15℃
  • 白ワイン:辛口6~13℃、甘め2~6℃
  • ロゼワイン:辛口10℃~13℃、甘口6℃~9℃
  • スパークリングワイン:5℃~7℃

人間の舌は温度が高いほど甘みが強く感じられる傾向がありますが、酸味は温度が高くなると不快に感じる傾向があります。逆に温度が低いと、甘味は感じづらくなりますが、爽快感のある酸味が感じやすくなります。

飲むワインの特性に応じて温度管理をすることが重要です。ちなみに、温度が低いとワインの渋みが強く出る傾向にあるので、渋いワインが苦手な人は、温度を少し高めにするのがポイントです。

グラスにも気を使うとより美味しく飲める

ワインは味はもちろんですが、香りを楽しむ飲み物でもあります。グラスの選び方で香りの広がり方が変わるので、次のように飲むワインに合ったグラスを選択することが重要です。

  • 白ワイン:モンラッシュ、万能
  • 赤ワイン:ボルドー、ブルゴーニュ
  • スパークリングワイン:フルート

白ワインはボウル部分が大きく丸みがある「モンラッシュ」「万能型」で飲むのが一般的です。万能型ワイングラスは卵型の形で幅広く活用できるので、選ぶグラスを迷ったときにはおすすめです。白ワインは温度が低い状態で飲むことが美味しいとされているため、あまり1度に多く注ぐ必要はありません。香りを楽しみつつ、少しずつ味わいましょう。

赤ワインは白ワインよりもグラスが大きめになります。

ボルドータイプはチューリップ型のグラスで万能型より一回り大きいぐらいです。飲み口が大きいため空気が入りやすく、タンニンの渋味がまろやかに感じられるのが特徴です。ワインの味をバランスよく楽しみたい場合に選ぶとよいです。

ブルゴーニュタイプは口元の幅が狭くなっており、ボウル部分のふくらみが大きいのが特徴で、果実感のあるワインを香りを楽しみながら飲むのに適しています。

スパークリングワインは細長いフルートタイプが一般的で、飲み口が小さいため泡がなくなりにくいのが特徴です。ただ、最近はスパークリングワインの香りを楽しむという考えも増えており、白ワイン用のグラスが用いられることも多いようです。白ワイン用グラスは小ぶりなため、泡がなくなる前に楽しむことができるメリットがあります。

ワインの正しい保存法

ワインの正しい保存方法ですが、基本はワインセラーに保存すべきであることを覚えておきましょう。

保存する際の注意点は温度・湿度・明るさ・振動・匂いの5つです。ワインはボトルの中でも熟成が進んで味が変化していくので、劣化させたくないならば、細心の注意を払って大切に保存してください。具体的には次の点に気を付けましょう。

  • 温度:13~15℃
  • 湿度:65~80%ぐらい
  • 明るさ:暗い場所
  • 振動:NG
  • 匂い:NG

保存する温度が高すぎると熱によって品質が劣化してしまいますし(熱劣化)、逆に低すぎる場所だと熟成が止まってしまいます。13~15℃ぐらいで保存しましょう。湿度を保つのはコルク栓の乾燥を防ぐためです。乾燥するとコルクが収縮し、隙間から酸素が入ってしまい酸化(劣化)が進んでしまいます。65~80%ぐらいでしっかりと管理する必要があります。

加えて、光や振動もNGで、匂いにも気を遣う必要があります。紫外線はもちろん、蛍光灯の光も化学変化を起こしてしまうのでワインの保存にはよくありませんし、振動も化学変化によりワインを変質させてしまいます。また、コルクから外部のにおいを吸収してしまうので、匂いが強いものの傍に保存しないことも重要です。

上記のような点に気を付けなければならないので、家庭で条件を満たす場所は少ないのが実態です。できればワインセラーを用意しましょう。今なら次のように1~2万円程度で買えるものがたくさんあります。

世界の有名ワインを飲んでワイン通に一歩前進!

主要生産国の人気ワインを紹介するとともに、自分に合ったワインを選ぶために必要な知識と、美味しいワインの飲み方について解説してきました。

本記事で紹介した以外にも数え切れないほどの有名ワインがあり、フランスワインを中心に数十万円以上の高級ワインも多くあります。なかなか手が出るものではありませんが、安くても高い評価を得ているワインもありますから、いろいろと試してみて自分に合った一本を見つけましょう。

また、旅行などに行った際には、一度ワイナリーに行ってみてください。たくさんのワインを試飲して選ぶことができます。ブドウの品種や飲み方に関する知識をもつことも重要ですが、やはり実際に味わってみるのがワインを知るためのベストな方法です。いろいろなワインを飲んでワイン通を目指しましょう!