お祝いや贈り物におすすめのシャンパン12選|失敗しない4つの選ぶポイント

「シャンパンを贈りたいけどどう選べばいいのかわからない…」
「お祝いにはいくらくらいのがいいの?」

確かに一言にシャンパンといっても色んな銘柄がありますし、最初は誰でも迷ってしまいます。
今回はお祝いから自宅用までおすすめのシャンパンの紹介、価格帯やそれぞれの特徴ごとにシャンパンを選ぶ方法 を解説していきます!

あなたにぴったりのシャンパンが見つけられるので、ぜひ最後まで読んでみてください!

目次

シャンパンとはシャンパーニュ地方で作られたスパークリングワインのこと


そもそも「シャンパン」とはどんなお酒のことを指すのでしょうか?
「炭酸が入ったワイン」ということは誰もが知ることだと多いますが、スパークリングワインとの違いを知っている人は少ないと思います。

実際大多数の日本人はシャンパンとスパークリングワインを同じ意味で使用していますが、正確にはシャンパンとはスパークリングワインの一種。

フランス・シャンパーニュ地方で、瓶の中で泡を発生させる「瓶内二次発酵」を特徴とする専用の製法を用いて作られたスパークリングワインの総称です。

ぶどうは白ぶどうと黒ぶどうをブレンドするのが一般的ですが、使用する品種も定められており、白ぶどうは「シャルドネ」、黒ぶどうは「ピノ・ノワール」か「ムニエ」がメジャーです。

ちなみにシャンパン、あるいはシャンペンとは英語での読み方であり、フランス語では地名に沿ってそのまま「シャンパーニュ」と呼ばれます。

おいしいシャンパンを選ぶポイントは4つ!

それではおいしいシャンパンを見つけるための4つのポイントを紹介します!
選び方がよくわからないという人は以下の基準を参考にしてみてください。

  • 色で選ぶ
  • 味わいで選ぶ
  • 価格帯で選ぶ
  • 銘柄で選ぶ

それぞれ詳しく解説します。

ポイント1.色で選ぶ


まずはシャンパンの色ですが、基本的に白かロゼの2種類があります。それぞれの特徴を紹介します。

白のシャンパンの特徴

白のシャンパンはぶどうの皮の色素が付かないように果汁を絞り出すため、白くクリアな見た目をしています。
商品にもよりますが、他のお酒に比べれば軽く飲みやすい味わいが特徴で、どんな食べ物とも合わせることができて万人ウケします。

また先ほどシャンパンは白ぶどうと黒ぶどうをブレンドして作られると解説しましたが、どちらか一方のみを使った種類もあり、白ぶどうのみで作られたものは「ブラン・ド・ブラン(Blanc de Blancs)」、黒ぶどうのみで作られたものは「ブラン・ド・ノワール(Blanc de Noirs)」と呼ばれます。

もちろん味も変わるのですが、「ブラン・ド・ブラン」は白ぶどうのすっきりとした風味が強調され非常に飲みやすくなり、「ブラン・ド・ノワール」は対照的に黒ぶどうのずっしりとコクがある味わいで、より豊潤な印象のものが多いです。

ロゼのシャンパンの特徴

続いてロゼですが、見た目の特徴は華やかなピンク色。
黒ぶどうの皮で少しだけ色付けする「マセラシオン方式(セニエ方式)」、あるいは同じくシャンパーニュ産の赤ワインを加える「アッサンブラージュ方式」により、そのような色合いになります。

新鮮なアロマを抽出するため、白のシャンパンに比べて比較的熟成期間が長く手間がかかっていますが、飲み口もより軽いものになっていることが特徴。
そのためお酒が弱い人にもおすすめですが、甘いデザートにもよく合うということもあり、女性の間でも非常に人気が高いです。

ちなみにごく少数ではありますが、赤色をしたシャンパンも存在します。
マニアックな部類にはなりますが、ぶどうの深みや渋みが味わえるので、酒屋などで見かけた際にはぜひ試してみてください。

味わいで選ぶ


次にシャンパンを選ぶ基準となるのが味わい。
よく辛口や甘口と聞くと思いますが、シャンパンでは以下のように細かく6段階に分かれています。

  • エクストラ・ブリュット(extra brut)極辛口
  • ブリュット(brut) 辛口
  • エクストラ・セック(extra sec)中辛口
  • セック(sec) やや辛口
  • ドゥミ・セック(demi sec)中甘口
  • ドゥ(doux)甘口

上から下にいくに連れて飲みやすくなっていきますが、現代で主流となっているのは辛口や中辛口です。
ビールや焼酎といった苦みを含むお酒を好む人に向いています。

対してあまりお酒に強くないという人には飲みやすい中甘口・甘口のシャンパンがおすすめです。
スイーツなどともよく合いますが、普段からアルコール度数の低いチューハイや甘いカクテルを飲んでいる人に好まれています。

ちなみに極端な辛口や甘口、あるいは酸味・渋みがあり個性が強いものはどうしても好みを選びます。
そのためギフト用に購入する場合、相手の好みがわからないのであればスタンダードで万人ウケするシャンパンを選びましょう。

価格帯で選ぶ


何もシャンパンに限った話ではありませんが、やはり金額は重要です。
自分の予算の問題もありますし、シチュエーションに合った価格のシャンパンを選ぶ必要があります。
例えば目上の人に贈るのに安いシャンパンは適しているとは言えないですよね。

シャンパンは価格帯によって以下の3種類に分類されるので、自分の目的に合ったグレードを選びましょう。

シャンパンの3つのグレード

【ノンヴィンテージ】
価格:安い(500〜8,000円程度)
特徴:各メゾンのスタンダード、複数年のぶどうをブレンド
おすすめ用途:普段用
【ヴィンテージ】
価格:高い(およそ8,000円以上)
特徴:特定の年のぶどうのみ使用、年によって個性が出る
おすすめ用途:お祝い・ギフト
【プレスティージュ】
価格:とても高い(およそ1万円以上)
特徴:一流メゾンの最高級品、特に品質が高いぶどうのみ使用、膨大な手間隙をかける
おすすめ用途:特別なお祝い・ギフト

それぞれ詳しく紹介していきます。

ノンヴィンテージ(Non vintage)

まず最もリーズナブルで親しみやすい「ノンヴィンテージ」。
こちらは各メゾンのスタンダード商品であるグレードですが、価格帯は1本500円程度のものもあれば8,000円ほどするそこそこ高額なシャンパンまで様々。

複数の年のぶどうを使用していることが特徴で、良くも悪くも個性が出にくく、万人ウケする種類だとも言えます。
普段自宅で飲むには十分でしょう。

ちなみにメゾン(Maison)とはフランス語で「家」という意味の単語で、ワインを作っているそれぞれのワイナリーのことです。

ヴィンテージ(Vintage)


「ヴィンテージ」は特定の年のぶどうのみをしているところが特徴。
ボトルに「Vintage」や「Millesime」、あるいは年号の表記があるものがそれに当たりますが、年によって味や風味に個性が出るグレードです。

ぶどうの品質が高かった当たり年のみ製作されるため、必ずしも毎年販売されるというわけではありません。
しかしその分シャンパンの完成度は上がりますし、熟成期間は3年以上。

そのため味は当然優れているのですが、およそ8,000円以上はかかるので決して安くはありません。
お祝いや誰かに贈るギフトとしておすすめです。

プレスティージュ(Prestige)

シャンパンの中で最高位に位置するのが「プレスティージュ」。
世界中で大人気の一流メゾンが手間暇を惜しまず製作する最高級シャンパンですね。

熟成期間は最低でも5年はかけていますが、熟成期間に関しては商品によって様々。
またボトルで見分けることも難しいのですが、基本的には値段で判断することが可能で、数万円する高級シャンパンであれば各メーカーのプレスティージュに値する場合がほとんど。

ただし例外もあり、流通数が少ない希少なシャンパン、あるいは生産された年数が古く価値が上がっているシャンパンなどでも高額になっていることがあります。
なかなか気軽に購入できる種類ではありませんが、それだけに特に大切なお祝いごとや、大切な人・目上の人へのギフトには自信を持っておすすめできるシャンパンです。

銘柄で選ぶ


最後に紹介するシャンパンを選ぶポイントは銘柄。
やはり有名なメゾンが販売しているシャンパンは間違いありませんし、お酒好きの人なら名前を聞いただけで喜んでくれることでしょう。

今回はシャンパン界を代表する、特に有名なメゾンを5つ紹介します。

ドン・ペリニヨン


1776年に創業した「ドン・ペリニヨン」。
日本では「ドンペリ」という愛称でお馴染みの最高級シャンパンですね。

世界最高のシャンパンという声も多数挙がりますが、こだわりの強い製法を加味すればそれも納得。
原料となるぶどうは本当に品質が優れた年の物のみを使用し、熟成期間は最低でも8年!

味や飲みやすさは疑いようがありませんが、バランスが良く、万人ウケする味わいが特徴です。

ローラン・ペリエ


「ローラン・ペリエ」は1812年に創業された老舗メゾン。
「自然を尊重しワインを尊重する事、品質を追求する事、そして人を大切にする事」を信条とし、飲む人はもちろんのこと、ローラン・ペリエに関係する全ての人を大切にするメゾンです。

そして現代では「フレッシュさ」・「エレガントさ」・「バランスの良さ」の3つを重視した独自のスタイルを築き、世界中の人々から愛されています。

ルイ・ロデレール


1776年に創業された「ルイ・ロデレール」は世界No.1とも言われる一流メゾン
理由は豊富な受賞歴にあります。

例えば2018年でいえば、イギリスの専門誌の「世界で最も称賛されるシャンパーニュ・ブランド」、審査員が目隠しした状態で評価される「シャンパーニュ&スパークリング世界選手権」、メゾンとして最も名誉ある「スパークリングワイン・プロデューサー・オブ・ザ・イヤー」といった数々の大会・選考にてグランプリを獲得。

伝統の看板商品を掲げながらも、常に新商品を開拓し続けていく老舗メゾンです。

モエ・エ・シャンドン


4つ目は「モエ・エ・シャンドン」。
創業は1743年で、今回紹介するメゾンの中では最も長い歴史を持っています。
かつてはあのナポレオンも「モエ・エ・シャンドン」のシャンパンを愛し、戦いの前には勝利を祈って必ず飲んでいたと言われています。

そしてメゾンを代表する「モエ・アンペリアル」はナポレオンの生誕100周年を記念して誕生しました。

また全体的にフルーティで軽い飲み口が特徴で、特に女性には人気が高いシャンパンです。

サロン


「ウジェーヌ・エメ・サロン」という一介のシャンパーニュ愛飲家たちが立ち上げた「サロン」は創業1911年で、他のメゾンと比べると歴史は浅いです。

しかしそれにも関わらず今の地位を築けたのはサロン独自のこだわりによる部分が大きく、何よりの特徴は確かな品質の高さを持つシャルドネのみで製作されるブラン・ド・ブラン。
すっきり、かつ高級感のある味わいはたちまち世のセレブたちを虜にしてしまったのですが、こだわりが強すぎるあまり、創業から約100年の間でシャンパンが販売されたのはわずか37回。

最低でも10年の熟成期間を経てやっと飲むことができる、まさに至高のシャンパンです。

シチュエーション別!おすすめシャンパン人気ランキングTOP12


それでは次におすすめのシャンパンをランキング形式で紹介していきます!
シチュエーション別にまとめていくので、自分に合ったランキングをチェックしてみてください。

友人とのお祝いにおすすめのシャンパンTOP3

まずは「友人とのお祝い」におすすめのシャンパンです。
自宅で誕生日パーティーなどを行う際には以下の3つの中から選ぶことをおすすめします。

第1位!ノーベル賞晩餐会で振る舞われた傑作【テタンジェ ノクターン スリーヴァー セック】

価格 6,305円
品種 ・シャルドネ
・ピン・ノワール
・ピノ・ムニエ
味わい 中辛口
生産 フランス
グレード ノンヴィンテージ

ノーベル賞晩餐会でも飲まれたシャンパンですが、ノクターン「夜想曲」というネーミングの通り、長い夜のパーティーをイメージして作られたシャンパンです。
深い青色をしたボトルも「夜のパーティー」というコンセプトになぞられていて、何気ないパーティーにも特別感を与えてくれます。

中辛口の味わいですが、特に合うのはよく熟れて甘味が強いフルーツで、お互いの良さを引き立て合うことができます。
もちろんパーティーの開始と同時に飲むのもおすすめですし、食事の後でもゆっくり楽しめるシャンパンです。

第2位!ブラン・ド・ブランのすっきりした辛口【ドゥラモット ブリュット ブラン・ド・ブラン】

価格 6,030円
品種 シャルドネ
味わい 辛口
生産 フランス
グレード ノンヴィンテージ

世界に名だたる「サロン」の姉妹ブランドである「ドゥラモット」というメゾンのシャンパンです。
幻のシャンパンと呼ばれたりもしますが、特徴は白ぶどう「シャルドネ」のみを使用した生粋の「ブラン・ド・ブラン」ということ。

通常の白ぶどうと黒ぶどうをブレンドしたシャンパンよりも華やな香りとすっきりとした味わいが強調され万人ウケしますが、料理の邪魔をしないため、刺身・寿司・天ぷらといった繊細な味が特徴の和食と非常に相性がいいです。
まさに日本人用に作られたようなシャンパンなので、友人たちと飲んでもきっと喜んでくれます。

第3位!高級ワイナリーの定番ロゼ【モエ・エ・シャンドン モエ ロゼ アンペリアル】

価格 5,880円
ロゼ
品種 ・ピノ・ノワール
・シャルドネ
・ピノ・ムニエ
味わい 辛口
生産 フランス
グレード ノンヴィンテージ

人気老舗メゾンである「モエ・エ・シャンドン」から販売されている定番のロゼ。
可愛らしいピンク色の見た目は女性にも人気ですが、野イチゴをイメージする甘酸っぱい味わいが特徴です。

特に食後のケーキなんかと一緒に楽しむことをおすすめします。
またギフトボックス付きの商品なので、女性が主役のパーティーにはもってこいのシャンパンですね。

恋人や女性とのお祝いにおすすめのシャンパンTOP3

次は大切な女性とのお祝いにおすすめのシャンパン3選です。
恋人の誕生日や二人の記念日、クリスマスなんかにおすすめしたいシャンパンです。

第1位!大切な人へのギフトにぴったり【モエ・エ・シャンドン ネクター アンペリアル ロゼ ドライ N.I.R】

価格 6,940円
ロゼ
品種 ・ピノ・ノワール
・ピノ・ムニエ
・シャルドネ
味わい やや辛口
生産 フランス
グレード ノンヴィンテージ

女性と一緒に楽しむのであればやはりロゼは鉄板ですが、今回紹介したものは特におしゃれなボトルに特徴があります。
そのままの外見も可愛らしい上、暗い空間だとボトルの模様が光って浮き出るという仕様に。
サプライズにもってこいのデザインなので、何か特別な演出をしたい場合におすすめです。

もちろん味の評価も高く、イチゴや桃のフルーティーさのほか、キャラメルのような深い甘さが感じられます。

第2位!スイーツとも相性抜群【ランソン・アイボリーラベル・ドミ・セック】

価格 5,665円
品種 ・ピノ・ノワール
・シャルドネ
・ピノ・ムニエ
味わい 中甘口
生産 フランス
グレード ノンヴィンテージ

中甘口で非常に飲みやすい味わいをした白のシャンパン。お酒が弱い人でも楽しめます。
フルーティーというよりは蜂蜜やシナモンのようなしっかりとした甘味が感じられるという特徴があり、デザートはもちろん、魚介料理との相性も抜群。

おしゃれなギフトボックスが付いているということもあって、プレゼントにぴったりです。

第3位!氷を入れて楽しむシャンパン【モエ・エ・シャンドン アイス アンペリアル】

価格 5,990円
品種 ・ピノ・ノワール
・ピノ・ムニエ
・シャルドネ
味わい 中甘口
生産 フランス
グレード ノンヴィンテージ

白の爽やかなボトルが特徴の「アイス アンペリアル」。
老舗メゾンのモエ・エ・シャンドンの変わり種商品ですが、最大の特徴は氷を入れて飲むことを前提にしているというところ。

最後まで冷たい状態を保ったまま味わうことができるので非常に飲みやすく、女性にもおすすめのシャンパンです。
逆にストレートで飲むことは推奨されていないのですが、氷が溶けてもおいしさが損なわれいよう計算され尽くしたフルーティーさとフレッシュさが魅力です。

大切な人や目上の人へのプレゼントにおすすめのシャンパンTOP3

大切な人や目上の人へのプレゼントにシャンパンを探している人も多いと思いますが、そのようなシチュエーションにはやはりそれなりに良いシャンパンを選ばなくてはなりません。
外すことのない有名メゾンから、特におすすめのシャンパンを紹介します。

第1位!英国王室で愛される王道シャンパン【シャンパン ローラン・ペリエ ブリュット ミレジメ】

価格 9,207円
品種 ・シャルドネ
・ピノ・ノワール
味わい 辛口
生産 2006年、フランス
グレード ヴィンテージ

揺るがない信条を掲げる「ローラン・ペリエ」のおすすめシャンパンです。
イギリスの王室でも飲まれるシャンパンで、辛口ながら非常にバランスが整えられた味わいです。

しっかりとぶどう味が感じられる芯のある風味ながら、長く、心地よい余韻を楽しめます。
繊細な飲み口で素材の味を活かす和食とも相性がいいため、日本人にも好まれるシャンパンです。

第2位!プレゼントに最適なギフトセット【ルイ・ロデレール"プルミエ・デュオ"2グラスセット】

価格 11,078円
品種 ・ピノ・ノワール
・シャルドネ
・ピノ・ムニエ
味わい 辛口
生産 フランス
グレード プレスティージュ

老舗メゾンであるルイ・ロデレールのギフトセット。
シャンパン1本に加えてグラスが2脚付いた特別なセットなので、例えば両親へのプレゼントにはぴったりです。

味わいは西洋サンザシ、トースト、アーモンドを中心とした香ばしい風味が特徴。
ムニエルや刺身といった魚介料理と合わせると特においしく飲むことができます。
ギフトボックスも高級感がありますが、シャンパンとグラスがセットになってこの価格はかなりコストパフォーマンスが高いです!

第3位!深く大人向けの味わいが魅力【ドン ぺリニヨン ヴィンテージ 2008】

価格 17,938円
品種 ・シャルドネ
・ピノ・ノワール
味わい 辛口
生産 2008年、フランス/td>
グレード ヴィンテージ

王道のドン・ペリニヨンによる傑作ヴィンテージ。
2008年のぶどうを使用したシャンパンですが、2008年はかなりの当たり年でした。
当初こそ曇りが多く、日照不足と底気温に悩まされていたのですが、収穫の時期には一変、快晴と程よい風によって最高の状態のぶどうが採れました。

最高品質のぶどうを使い、ミントのすっきりさを感じつつも、スパイシーさやスモーキーさも感じられる味わい。
どっしりとした重厚感もあり、大人向けのシャンパンと言えるでしょう。

自分へのご褒美におすすめのシャンパンTOP3

最後に紹介するのは自分へのご褒美におすすめのシャンパン。
比較的リーズナブルな商品を選んでいますが、味の完成度の高さはお墨付きです!

第1位!厳選されたぶどうを使う伝統のシャンパン【テタンジェ ブリュット レゼルヴ】

価格 4,032円
品種 ・シャルドネ
・ピノ・ノワール
・ピノ・ムニエ
味わい 辛口
生産 フランス
グレード ノンヴィンテージ

ノーベル賞晩餐会でも振る舞われたシャンパンであり、辛口で個性のある味わい。
フルーツやバニラといった複雑な風味が絶妙にブレンドされた豊潤さが特徴で、またこだわりが強い白ぶどうのシャープさを楽しめます。

薫製のような香りが強いおつまみとは非常に相性が良く、また食前酒としてもおすすめ。
通常の750ml以外に375mlのハーフボトルもあるので、一人暮らしの人でも量が多すぎるということがありません。

第2位!リーズナブルな価格で楽しめる老舗の味わい【ポルヴェール・ジャック ブリュット シャンパーニュ】

価格 2,031円
品種 ・ピノ・ムニエ
・ピノ・ノワール
・シャルドネ
味わい 辛口
生産 フランス
グレード ノンヴィンテージ

なんと1663年以来、350年以上も続く歴史ある家族経営ワイナリーのシャンパン。
そこそこ辛口でお酒に強い人にオススメですが、食前酒にも向いています。

白ぶどうと黒ぶどうをバランスよくブレンドしていて、新鮮なフルーティさや華やかさが特徴。
またお値段もリーズナブルなので、普段へのちょっとしたご褒美にいかがでしょうか。

第3位!フランスでのシェア率No.1【ニコラ・フィアット セレクション ブリュット】

価格 3,913円
品種 ・ピノ・ノワール
・シャルドネ
・ピノ・ムニエ
味わい 辛口
生産 フランス
グレード ノンヴィンテージ

「ニコラ・フィアット」は11年連続でフランス国内売上トップを誇るシャンパン。
まさにフランスで最も飲まれているシャンパンといっても過言ではありません。

クリーミーで優しい口当たりが特徴で、特に濃い味の料理似合わせたいところ。
柑橘系の爽やかな香りも食欲を増進してくれるので、いつもの食事をワンランクアップさせることができます。

シャンパンをより楽しむ3つの方法

ちなみにシャンパンを存分に楽しむためにはシャンパンを購入するだけでは不十分です。
ちょっとしたことに気を使うだけさらにおいしくシャンパンを飲むことができるので、ポイントを紹介します。

よく冷やしてから飲む


シャンパンをおいしく飲むために非常に重要な要素は温度。
さっぱりと爽快な炭酸を味わうために、しっかりと冷やしてから飲むことを強くおすすめします。

理想的な保存状態はワインセラーに収納しておくことですが、さすがにどこの家庭にもあるというものではありません。
そのため冷蔵庫やワインクーラーでも問題ありませんが、冷やし過ぎてしまうとせっかくの風味が損なわれてしまう恐れがあるため、飲む3〜4時間ほど前から冷やしておきましょう。

ちなみに味わいによって最適な温度は多少変化します。
例えば糖度が高い甘口は少し低めの温度で保存することで程よい清涼感を感じられますし、ヴィンテージや熟成期間が長いシャンパンなどはもともと酸味が抑えられているため、本来の風味を殺さないためにも少し高めの温度で保存します。

よりこだわりたい人や以下の数値を覚えておきましょう。

  • 甘口:4℃
  • 辛口:6℃〜8℃
  • ヴィンテージ:10℃

専用のグラスを用意する


続いてシャンパン専用のグラスを用意しましょう。
一般的にシャンパンには液体が空気に触れて炭酸が抜けるのを防ぐために、細く、ある程度の高さがあるグラスが好ましいとされているため、フルート型かチューリップ型のグラスが適しています。

グラスの方もシャンパンを注ぐ前に氷などを入れて冷やしておきましょう。
グラス自体が冷えることで、さっぱりとした口当たりになります。
またグラスを持つ時は脚(ステム)部分を持った方がぬるくなるのを遅れさせることができます。

シャンパンは開栓した直後は泡が安定しておらず消えやすい状態です。無駄な衝撃を与えないように少し間隔を空けてから注ぐようにしましょう。

おつまみやマリアージュと合わせる


お酒といえばやはり食事も大切ですよね。
どんな食事と一緒に口にするかで同じシャンパンでもかなり印象が違いますが、基本的にシャンパンはどんな料理にでも合うお酒です。

しかしそうは言ってもやはりそれぞれ個性があり、厳密には合う料理にも差があります。
例えばさっぱりした軽めのシャンパンなら揚げ物のようなこってりした料理が合いますが、逆にシャンパン自体に重量感があるなら、薄めの味付けのおつまみなんかを合わせることでお互いを引き立て合うことができるでしょう。

またスイーツやフルーツといったデザートにもおすすめですが、唯一微妙な種類が辛い料理。
中華料理やエスニック系など、極端に辛い味のものだと違和感を覚えることが少なくありません。
舌が麻痺して、シャンパンのおいしさを十分に感じられなくなってしまいます。

シャンパンの役立つ豆知識

最後に、知っておくと役に立つシャンパンの豆知識を紹介します。
シャンパンに対する理解を深めたいという人はチェックしておきましょう。

スパークリングワインは地方によって呼び方が違う


今回の記事の冒頭でシャンパンはフランス、シャンパーニュ地方で生産されたスパークリングワインだと解説しましたが、実はシャンパン以外にも各国・各地方によってそれぞれ別の名称がついたスパークリングワインが存在します。

もちろん味や特徴も異なるため、シャンパン以外に有名なスパークリングワインを3種類紹介します。

イタリア/プロセッコ

まずはイタリア。
イタリアで作られたスパークリングワインは「スプマンテ」と呼ばれ、中でも有名なのはヴェネト州の「プロセッコ」です。

密閉式タンク方式という製造法が一般的で、フルーティー感が強いグレーラという品種のぶどうを85%以上使用。
辛口で、若干の苦味を含めたドライな味わいです。

スペイン/カヴァ

スペインで作られたスパークリングワインの総称は「エスプモーソ」と言い、特にメジャーなのはカタルーニャ州で作られる「カヴァ」です。
シャンパンの影響も強く受けたカヴァは製法も似通っていて、同じくシャンパーニュ方式(瓶内二次発酵)で製造されます。

ただ焼けたゴムや土のような個性的な香りがするため好みが分かれますが、酸味が少なく、辛口のものが多いです。

ドイツ/ゼクト

実はスパークリングワイン大国であるドイツ。
ドイツ人が飲むワインのうち、5本に1本はスパークリングワインと言われるほどの人気があり、ドイツでは「ゼクト」というスパークリングワインが作られています。

ゼクトも製法はシャンパーニュ方式。
しかしリーズナブルなものから高級なものまでとても幅広い価格帯があることがゼクトの特徴で、すっきりとした味わいからファン層もとても広いです。

ちなみにゼクトはいくつかの規定によってさらに細かく分類され、例えばドイツ産のワインをベースに指定地域のぶどう85%以上を使用する「ドイチャー・ゼクト」、13の特定地域で生産されたクヴァリテーツヴァイン(最高級ワイン)をベースにする「ゼクト b.A」などがありますが、いずれもとても厳しい規定をクリアした良質なスパークリングワインです。

シャンパン以外におすすめのスパークリングワインTOP3

世界各国のスパークリングワインを解説したところで、次にシャンパン以外におすすめのスパークリングワインを3種類紹介します。
マニアックなところも味わっておきたいという人におすすめです。

第1位!世界で大人気のカヴァ【フレシネ コルドン・ネグロ】

価格 1,092円
品種 ・パレリャーダ
・マカベオ
・チャレッロ
味わい 辛口
生産 スペイン
グレード ノンヴィンテージ

まずはスペイン産のカヴァ。
お値段は非常にリーズナブルですが、世界で最も愛されているカヴァです。

酸味が強く個性的な味わいをしているため万人ウケはしませんが、スペインを代表するスパークリングワインなので、お酒好きなら一度は味わっておきたいところ。
キレのあるフレッシュな味わいがします。

第2位!日本にルーツがあるクレマン【クレマン・クリュール クレマン・ダルザス キュヴェ・マネキネコ】

価格 3,850円
品種 ・ピノ・ブラン
・ピノ・オーセロワ
味わい 辛口
生産 フランス
グレード ノンヴィンテージ

可愛らしい猫のボトルデザインが特徴のスパークリングワインです。
「クレマン」とはシャンパーニュ地方以外のフランス国内で作られたスパークリングワインの総称ですが、製法は同じ。
樹齢40年以上の古樹のぶどうのみ使用したこだわりの辛口です。

ちなみに猫のデザインは日本の招き猫に由来し、生産者の実弟が日本在住で、実際の招き猫を見たことにインスピレーションを受けています。

第3位!日本産の大人気スパークリング【マンズ 酵母の泡 甲州】

価格 2,259円
品種 ・甲州葡萄
味わい 辛口と甘口の中間
生産 日本
グレード ノンヴィンテージ

スパークリングワインを作っているのは何も海外だけではありません。
山梨県甲州市にあるマンズワインというワイナリーから発売されている甲州という名前のスパークリングワインです。

やや辛口で日本人の口にも合う繊細な味わいですが、今回紹介しているもの以外にも種類が豊富。
ラインナップの中には甘口から極辛口、またロゼもあるので、好みのものを選ぶことができます。

結婚式、シャンパンで乾杯をするのは「幸せが止まることなく続く」という意味


パーティーやお祝いの場で飲まれることが多いシャンパンですが、実はシャンパンで乾杯をすることにはある理由があります。

そもそもシャンパンの泡は「幸福」を指し、泡がグラスの下から上に昇っていく様子が「幸せが下から上へと半永久的に止まることなく続く」という意味になるため。
またシャンパンをグラスに注いだ際に鳴る、炭酸がパチパチと弾ける音は「天使の拍手」と例えられ、魔除けになるという言い伝えもあります。

上記したことからもわかる通り、シャンパンは数あるお酒の中でも特別な意味合いが強く、特にお祝いの場にふさわしいアルコールであると言えます。

最高のシャンパンでお祝いしよう!


今回の記事ではシャンパンの概要や選び方、またおすすめのシャンパンをランキング形式で紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
シチュエーション別に様々な価格帯、特徴を持ったシャンパンを選んだので、必ず目的に合ったものが見つかると思います。

また、まだそこまでお酒に詳しくないならまずはスタンダードなシャンパンを飲んでみることがおすすめ。
そしてマニアックな種類にも挑戦してみたいと思った人には後半に紹介したシャンパン以外のスパークリングワインもぜひ試してみてください。

お祝いやパーティーには欠かすことができないシャンパン。
ぜひ理想のシャンパンを見つけて、最高の思い出を作りましょう!