ビール好きがおすすめするビール23選!味を左右するビアグラスも紹介

「ビールっていろんな種類があるけど、どれが美味しいんだろう?」
「エールとかラガーとか分類があるみたいだけど、どんな特徴があるの?」

日常的に飲まれることが多いビールですが、普段飲み慣れているビール以外に手を出すとなると、種類が多すぎて困ってしまいますよね。コンビニやスーパーで見たことのないビールを見かけても、美味しいのか不安になってしまい、結局いつも飲んでいるビールを手に取ってしまいがちです。

当記事では、ビール初心者が知っておくべきビール選びのポイントや、おすすめのビールを紹介しています。また、ビールに相性の良いおつまみや、ビールをさらにおいしく飲めるおすすめグラスについても紹介しています。

当記事を最後まで読めば、自身に合ったビールの傾向を理解した上で、好みのビールを見つけることができる はずです。
今後の晩酌のお供となるビールを見つけ出し、リラックスタイムをより充実したものにしましょう。

目次

ビールを選ぶときにチェックしておくべき3つのポイント


ビールを選ぶ際には、以下の3つのポイントをチェックしておきたいです。

  • ビールの種類「発泡酒」や「第3のビール」の違い
  • 発酵方法の違い
  • 価格から選ぶ

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ビールの種類「発泡酒」や「第3のビール」の違い


1つ目のポイントは、ビールと発泡酒、第3のビールの違いについてになります。ビールは国ごとに明確な定義が定められていることが多いです。例えばドイツでは、「麦芽・ホップ・水・酵母」だけを原料としたもののみをビールとする「ビール純粋令」によって、ビールという飲み物に明確な定義を定めています。

日本でも酒税法によって独自にビールを定義づけており、麦芽使用率や使用原料、製法によって、「ビール」「発泡酒」「第3のビール」の3種類に区分されています。日本における「ビール」は、麦芽・ホップ・水を原料として発酵させた、麦芽使用率が100%のもの、または、米や麦、コリアンダーシードなどの特定の副原料を使用した上で、麦芽使用率が50%以上のものです。

同じ麦芽を使用したものでも、麦芽使用率が50%以下だったり、酒税法で定められていない副原料を使った場合は「発泡酒」 と見なされます。
「第3のビール」ビールや発泡酒にかかる高い税率を回避するために開発されたものです。麦芽以外の穀物を原料にしたもの、または発泡酒にスピリッツ(ウォッカなどの蒸留酒)や焼酎を混ぜたものと定義されています。

重要なのは、それぞれの区分によって酒税率が変わってくることです。結果的に商品自体の価格にも大きな差が生じるため、しっかりとチェックしておきたいポイントとなっています。

350ml缶の各種の酒税は以下の通りです。

  • ビール:77円
  • 発泡酒:47~77円
  • 第3のビール:28円

値段はビール選びの重要な要素です。まずは自身が普段飲んでいるビールが、どの区分に含まれているのかチェックしてみると良いでしょう。

発酵方法の違い


次のポイントは発酵方法の違いです。ビールは発酵方法の違いによってジャンル分けがされており、味や香りが大きく変化します。発酵方法の違いによる味や香りの傾向を理解すると、自身に合ったビールを見つけやすくなるので、しっかりと把握しておきましょう。

発酵方法には「上面発酵」「下面発酵」「自然発酵」の3種類があります。詳しく見ていきましょう。

上面発酵


伝統的なビールの作り方で、発酵が進むと麦汁の上部に酵母が浮き上がるため「上面発酵」と呼ばれています。上面発酵で作られるビールは「エール」を呼ばれ、地ビールなどの国産クラフトビールはエールビールであることが多いです。

後述する「下面発酵」よりも泡が少なく、フルーティな香りと甘みがあります。香りが強く味が濃いので飲みごたえがあり、苦みが少ないのでビールが苦手という人でも飲みやすいのが特徴です。

エール独特の香りは以下の3種類の香りが混ざり合ったものになります。

  • 酵母が発酵した際に生じるエステル香
  • ホップの種類ごとに個性があるホップ香
  • 原料である麦芽から発せられるモルト香

上記の3種類の香りが原料や製法ごとに変化し、各エールごとの香りの個性を生み出すのです。商品ごとに香りの違いが楽しめることも、エールの魅力となります。

また、コリアンダーシードとオレンジピールを風味づけに使用しているホワイトエールを筆頭に、麦芽・ホップ・水以外の副原料を使用するビールもあります。

下面発酵


中世以降に開発された製造方法で、「上面発酵」とは逆に、発酵が進むと麦汁の下部に酵母が沈みます。「下面発酵」で作られるビールは「ラガー」と呼ばれ、日本で主流になっているビールの多くはラガービールです。

ラガービールには雑味の少ないすっきりとした味わいと、ホップ(ビールの苦みと香り、泡のもととなる原料)由来のキレのある苦みがあります。泡が多いゆえにのど越しが良く、日本人にとっては親しみのあるビールです。

また、ラガービールは低温で発酵を行うので雑菌が繁殖しづらく、製造管理がしやすいというメリットもあります。

自然発酵


上述した2つの発酵方法は、培養された酵母を使用するのですが、「自然発酵」では自然界に存在する天然の酵母を使用します。現在、自然発酵で製造されているものとしてはベルギービールが有名です。

自然発酵で作られたビールは独特な香りや風味を持っており、エールやラガーにはない、個性的なビールが作られています。代表的なものでは、シャンパンのような香りが特徴の「ランピック」が有名です。

以下、3つの発酵方法の特徴を表でまとめています。

ビールの発酵方法 特徴
上面発酵 ・エール系
・泡が少ない
・フルーティな香りと甘みがある
・味が濃く飲みごたえがある
・ビールが苦手な人でも飲みやすい
・麦芽・ホップ・水以外の原料を使うことも多い
下面発酵 ・ラガー系
・日本で主流の発酵方法
・雑味がないすっきりとした味
・キレのある苦み
・泡が多く爽快なのど越し
・製造管理がしやすい
自然発酵 ・天然の酵母で発酵させる
・独特の香りや風味
・ベルギービールが有名

基本的には、日本で主流になっているビールが好みならラガーを、ビールの苦みが苦手だったり、飲みごたえのある方が好みなのであればエールを選ぶと、自身に合ったビールを見つけやすいです。ラガーやエールでビールに慣れたら、自然発酵のビールを試してみると良いでしょう。

クラフトビールとは

クラフトビールとは、クラフト(職人技)の名の通り、大手の大量生産品とは対称的に、小規模の醸造所で作られる、多様で個性的なビールのことを指します。基本的には、ラガービールよりも多様性に富んでいるエールビールがラインナップされることが多いです。

価格から選ぶ


価格もビールを選ぶ上では重要なポイントです。価格の安さで選ぶのであれば、「ビール」よりも「発泡酒」や「第3のビール」に軍配が上がります。クオリティの高さではビールには敵いませんが、発泡酒や第3のビールでも、通常のビールと遜色ない出来の商品も出てきています。

財布に優しく、通常のビールに迫るクオリティを誇る発泡酒や第3のビールは、毎日の晩酌のお供として有用です。現在も、よりビールに近い味を追求して各社がしのぎを削っているので、今後も安価で高クオリティな商品が発表されることが期待できます。

【人気】おすすめビール23選


ビールを選ぶ上でのポイントが分かったところで、人気のビールを紹介していきます。是非、自身に合ったビールを探す上での参考にしてみてください。

冷蔵庫に常に入れておきたい万人受けする逸品【ヒューガルデンホワイト】


「ヒューガルデンホワイト」はベルギーで製造される、ホワイトエールと呼ばれるジャンルのビールで、冷蔵庫に常に入れておきたい万人受けする逸品です。

苦みが少なく南国系の果実香があるのが特徴で、誰でも飲みやすい仕上がりになっています。度数が高く重みがあるにも関わらず、飲みやすくまとめられている味のおかげでどんどん飲めるのも特徴で、1杯でも充分に満足できます。

また、主張の激しい味ではないため、比較的どんなおつまみにも合わせやすく、食事のお供としても有能です。どんなシチュエーションにも合わせやすい、万人受けするビールとなっています。

  • 価格:255円
  • メーカー:ヒューガルデン
  • 製法:エール
  • 酒税法区分:ビール

手軽に買える入門クラフトビール【よなよなエール】


「よなよなエール」は、エール系のクラフトビールの中でもコンビニやスーパーで買いやすいため、クラフトビールの入門として手に取りやすいビールです。

ヤッホーブルーイング社は様々なクラフトビールを販売していますが、総じてクセを抑えた飲みやすいものになっています。エールらしい果実香と、苦みの少ない飲みごたえのある味わいが特徴で、おつまみなしでも充分に楽しめます。あえておつまみを合わせるのであれば、ソーセージやピクルスなどのドイツらしい食品と相性が良いです。

クラフトビールの入門としておすすめな逸品となっています。

  • 価格:264円
  • メーカー:ヤッホーブルーイング
  • 製法:エール
  • 酒税法区分:ビール

エールのような風味と味わい【プレミアムモルツ】


サントリーが販売している「プレミアムモルツ」は、ラガービールにも関わらずエールのような香りと味わいを持っているビールです。

ラガーなのでもちろん居酒屋で提供されるようなおつまみと相性が良いですが、従来のラガーと比べ苦みが少なく、ホップが持つフルーティな香りが楽しめるため、単体で飲んでも美味しい仕上がりになっています。

アサヒやキリン、サッポロなど、日本で主流になっているビールが苦手な人にもおすすめなラガーです。

  • 価格:220円
  • メーカー:サントリー
  • 製法:ラガー
  • 酒税法区分:ビール

ビールとは思えない熟成された味が特徴【ハレの日仙人】


ビールの中でも長期熟成による深い風味が特徴のバーレイワインの1つで、他のビールとは一線を画す存在です。バーレーワインはビールの1種なのですが、大麦を原料に使用し、半年から数年かけて長期熟成することで、ワインと同程度のアルコール度数になっているものです。

赤ワインやウイスキーのような、角が取れた複雑な味わいが特徴で、ビールとは思えない高級感のある味わいを楽しめます。また、720mlと大容量な上、温度によって味や風味が変わるので、1本で何度も楽し無ことが可能です。各ジャンルのビールを一通り楽しんだ人に体験してもらいたい、特別感が味わえる逸品となっています。

  • 価格:2,280円
  • メーカー:ヤッホーブルーイング
  • 製法:バーレイワイン
  • 酒税法区分:ビール

プレモルのエールは予想通りのハイクオリティ【プレミアムモルツ 香るエール】


「プレミアムモルツ 香るエール」は、サントリーが販売するプレミアムモルツシリーズにラインナップされているエールビールです。現在世界で製造されるビールの7割を占めるラガービールのピルスナーであるにも関わらずエール感が強かったプレミアムモルツの名を冠するだけあり、ハイクオリティなビールに仕上がっています。

「香るエール」の名の通りフルーティな香りが強く、クセのある旨味や甘みが少なめなため、エールらしい味わいを持つにも関わらず、ラガーのようにごくごく飲めるのが特徴です。「エールのクセが苦手だけど、香りの良いビールが飲みたい」という人におすすめの一本です。

  • 価格:216円
  • メーカー:サントリー
  • 製法:エール
  • 酒税法区分:ビール

強いホップ香と濃厚な苦みが特徴【インドの青鬼】


「インドの青鬼」は、ホップを多く使用したエールの1種であるインディアン・ペールエール(IPA)に分類されるビールで、強烈なホップの香りとパンチのある濃厚な苦味が特徴的な好き嫌いの分かれやすいビールといえます。

「インドの青鬼」はヤッホーブルーイングが製造しており、「よなよなエール」と同じくIPAの中ではクセを抑えた飲みやすいものに調整されています。結果的に、はじめてIPAを飲む人でも飲みやすい味わいになっており、IPA入門としておすすめです。

まずは「インドの青鬼」によって、IPAが好みかどうかを判断してみると良いでしょう。

  • 価格:341円
  • メーカー:ヤッホーブルーイング
  • 製法:エール
  • 酒税法区分:ビール

おつまみのいらない高貴な逸品【イネディット】


「イネディット」は世界最高峰と言われるスペインのレストランの総料理長が開発したビールで、高級感のある繊細な味はおつまみなしでも充分楽しめる仕上がりとなっています。

レストランで提供する繊細な料理に合わせる想定のため、味のパンチは控えめになっています。苦味も少なく、全体的にシャンパンのような繊細な甘みと香りが特徴的です。特に飲んだ後に鼻に残る香りは白眉で、香りによって「イネディット」のファンになる人が多いです。

格別な香りと繊細な味わいをゆっくり味わいたい人におすすめ逸品といえるでしょう。

  • 価格:オープン価格(450円前後)
  • メーカー:イネディット
  • 製法:ラガーとエールの製法を組み合わせた独自製法
  • 酒税法区分:ビール

チェコが誇る伝統的なラガービール【ピルスナーウルケル】


「ピルスナーウルケル」は、ラガービール発祥の地であるチェコのピルゼンでのみ製造される、世界で製造されるビールの7割を占める世界初のラガービールであるピルスナーの元祖と呼ばれるビールです。

元祖ラガーの名に恥じず、甘み・酸味・苦味とともに若干のスパイス感も感じることができる、ピルスナーの基準になるような味わいを持っています。日本で主流なビールをはじめ、ラガービールが好きな人であればほぼ確実に好みに合う逸品といえるでしょう。

  • 価格:オープン価格(350円前後)
  • メーカー:SABミラー
  • 製法:ラガー
  • 酒税法区分:ビール

ビールじゃないとは思えない旨さ【ホワイトベルグ】


「ホワイトベルグ」は、ヒューガルデンを始めとしたベルギーのホワイトエールを再現した第3のビールで、ビールじゃないとは思えない旨さを実現しています。

コリアンダーシードとオレンジピールというホワイトエールを決定づける材料を使用しており、ホップ由来の香りも相まって、爽やかな香りを演出してくれます。飲み口も甘みが強めで飲みやすく、第3のビールとは思えない味の良さから、若者を中心に人気な逸品です。

第3のビールゆえの値段の安さもポイントで、毎日の晩酌のお供として、コストパフォーマンスに優れたビールです。

  • 価格:118円
  • メーカー:サッポロ
  • 製法:-
  • 酒税法区分:第3のビール

シチュエーションを選ばない高水準なラガービール【ハートランド】


「ハートランド」はバーで良く提供される、シチュエーションを選ばない高水準なラガービールです。

お酒のプロであるバーテンダーがバーで提供していることからも分かるように、ラガービールとして完成度の高い仕上がりとなっています。「プレミアムモルツ」のような適度なエール感と角のないおだやかな風味が特徴です。

おつまみなしでも充分に楽しめる、高水準な逸品です。

  • 価格:235円
  • メーカー:キリン
  • 製法:ラガー
  • 酒税法区分:ビール

黒ビールの代表格【ギネス スタウト】


黒くなるまでローストした大麦を使用したエールビールであるスタウトビールの定番である「ギネス スタウト」は、濃厚な飲み心地と独特な苦味、焙煎されたモルトの強烈な香ばしさが特徴のビールです。

他のビールと比べてもかなり濃厚な味で、飲むとローストした麦の香ばしさと納豆のような旨味を感じます。おつまみなしでゆっくり飲むのに向いていますが、おつまみにも合う懐の強さもポイントで、味の濃い食べ物を相性が良いです。

個性的なビールであるスタウトの入門として、最初に試したい逸品です。

  • 価格:286円
  • メーカー:ギネス
  • 製法:エール
  • 酒税法区分:ビール

大手が打ち出す国産ホワイトエール【グランドキリン ホワイトエール】


「グランドキリン ホワイトエール」は、苦味が少なく香りが爽やかで飲みやすいホワイトエールを、更に日本人向けに調整したものです。

「グランドキリン」はキリンが打ち出すエールビールのシリーズで、飲みやすく香り高い商品がラインナップされています。「グランドキリン ホワイトエール」は白ワインのような風味が特徴で、ビールが苦手な人でもスッと飲める味わいになっています。

特に普段ビールを飲まない人におすすめな、飲みやすい逸品です。

  • 価格:263円
  • メーカー:キリン
  • 製法:エール
  • 酒税法区分:ビール

和を感じる香り高いビール【瑠璃 -Ruri-】


「瑠璃 -Ruri-」は、ゆずをはじめとした和柑橘の香りが特徴のビールです。

エールと間違えてしまいそうなほど果実香が強く、一味違うラガービールとなっています。味わいとしてはラガー特有の苦味が特徴で、「サッポロ 黒ラベル」など、苦味が強いビールが好きな人におすすめです。苦味のおかげで料理に合わせやすいのも特徴で、シーンを選ばず飲める逸品となっています。

コエドの名の通り、和食と合わせたい商品です。

  • 価格:263円
  • メーカー:コエドブルワリー
  • 製法:エール
  • 酒税法区分:ビール

ビール好きが好きなビール【ホフブロイ ドゥンケル】


「ホフブロイ ドゥンケル」は、日本でも開催される世界最大規模のビールフェス「オクトーバーフェス」でおなじみのビールで、独特な苦みと香ばしさが特徴です。

ドイツ南部発祥のダークビールであるドゥンケル特有の香ばしさや苦味には、「ギネス スタウト」などに近いものがあります。しかし、ドゥンケルはよりあっさりした飲み心地をしており、比較的飲みやすいです。「ホフブロイ ドゥンケル」はドイツの代表的なドゥンケルであることもあり、味・香り共にバランスの良い仕上がりになっています。

スタウトの香ばしさは好きだけど、味は濃すぎて苦手という人におすすめな飲みやすい黒ビールです。

  • 価格:479円
  • メーカー:ホフブロイ
  • 製法:エール
  • 酒税法区分:ビール

苦味とスパイス感が織りなす唯一無二の個性【シメイ ブルー】


「シメイ ブルー」はベルギービールの最大手であるシメイ販売しているビールで、苦味とスパイス感が織りなす唯一無二の個性を持っています。

元々はクリスマス仕様として販売してしていたのが、あまりの人気からレギュラーメニューになったという経緯があります。赤ワインのようなブドウ香とスパイス感、熟成された甘みと苦みが特徴です。ビールとは思えないほど余韻が深いため、ごくごく飲むのには向いていません。総合的にワインのような味わいを持っているため、チーズ等、ワインに合うおつまみがよく合います。

食後の晩酌に、ゆっくり飲みたい逸品です。

  • 価格:525円
  • メーカー:シメイ
  • 製法:トラピスト(トラピスト会修道院でのみ製造されるベルギービール)
  • 酒税法区分:ビール

吟醸酒の香りを感じるクラフトビール【大山Gビール ヴァイツェン】


「大山Gビール ヴァイツェン」は、吟醸酒の香りを感じるクラフトビールです。

日本酒の製造も行う鳥取の大山酒造が製造しており、クセのない味わいの中に吟醸酒のような豊かな香りを感じることができます。万人受けしやすいバランスの良い仕上がりで、国産のクラフトビールの中でも入門用としておすすめです。

  • 価格:591円
  • メーカー:くめざくら大山ブルワリー
  • 製法:エール
  • 酒税法区分:ビール

暴力じみたホップの香りとコクを感じる苦味【PUNK IPA】


「PUNK IPA」は、先述の「インドの青鬼」と同じホップを多く使用したインディアン・ペールエール(IPA)というエールの1種で、暴力じみたホップの香りとコクを感じる苦味が特徴です。

グレープフルーツのような風味とホップの香りとコクのある苦味が特徴の個性的なビールで、IPA好きなら間違いなく好きになれます。苦味のベクトルが日本のラガーとは違うので、日本で主流のビールが苦手でも「PUNK IPA」は飲めるという人も多いです。

芳醇な香りとパンチのある苦味は一度ハマると癖になる、中毒性があるビールとなっています。

  • 価格:567円
  • メーカー:ブリュードッグ
  • 製法:エール
  • 酒税法区分:ビール

ビールらしい苦味が特徴【黒ラベル】


「サッポロ 黒ラベル」は、アサヒ、キリンと並ぶ居酒屋のお供で、日本のラガービールの中ではしっかりとした苦味が特徴です。

「アサヒ スーパードライ」「キリン 一番搾り」といった大衆酒場で頻繁に目にするビールの中では最も苦みが強く、日本産らしい爽やかさ重視のラガービールの中でも特に飲みごたえがあります。

自身の味覚の基準を探るためにも、是非飲んでおきたいビールです。

  • 価格:200円
  • メーカー:サッポロ
  • 製法:ラガー
  • 酒税法区分:ビール

エール感の強い第3のビール【本麒麟】


「本麒麟」は第3のビールであるにも関わらず、エールのような飲み心地が特徴のビールです。

麦芽特有の苦みと渋みであるモルト感は日本の酒税法における「ビール」には敵いませんが、甘みと苦味、香りのバランスがよく、全体的にリッチな味わいとなっているのが特徴です。基本的にエールは割高なので、1本120円という値段で本物に迫るクオリティのものを楽しめるのは大きな魅力となっています。

手頃な値段から、毎日の晩酌のお供におすすめな1本です。

  • 価格:120円
  • メーカー:キリン
  • 製法:-
  • 酒税法区分:第3のビール

控えめな味と香りで飲みやすい逸品【一番搾り】


「キリン 一番搾り」は、日本の居酒屋で主流となっているビールの中でもバランス間に優れ、控えめな味と香りで飲みやすい逸品となっています。

サッポロほど苦味がないので飲みやすく、様々な料理に気兼ねなく合わせることができます。また、バランスはありつつも香りや味のインパクトが全体的に控えめなので、「キリン 一番搾り」を基準にして、自身の好みを知ることが可能です。

自身の好みを知るためにも、「サッポロ 黒ラベル」と同じく基準として飲んでおきたいビールといえるでしょう。

  • 価格:200円
  • メーカー:キリン
  • 製法:ラガー
  • 酒税法区分:ビール

徹底的なまでにクセがないビール【ハイネケン】


昔から様々なジャンルのビールを生産しているドイツが誇る、クセの全くないラガービールです。

全体的にこれといった特徴がないのが特徴で、おつまみやシチュエーションを問わず、気軽に飲めるのがポイントとなっています。

他のビールを飲んでみてクセが強いと感じる人におすすめな逸品です。

  • 価格:200円
  • メーカー:ハイネケン
  • 製法:ラガー
  • 酒税法区分:ビール

対日本人に特化した喉越しの良いビール【スーパードライ】


「アサヒ スーパードライ」は、日本の居酒屋でもっとも見られるビールの1つで、独特な酸味と気持ちのよい喉越しが特徴です。

日本においてはスタンダードとして多くの人に愛されていますが、世界的に見るとかなり個性的な味をしているといえます。特徴的なのは苦みの中に感じる独特な酸味とのど越しの良さで、麦の旨味やホップの香りは相当抑えられています。食事と共にお酒を飲む日本の文化に合わせて、食べ物と合わせる前提で調整されているわけです。

のど越しが良く香りや旨味が少ないためごくごくと飲みやすく、独特な酸味は、特に唐揚げやフライドポテトなどの揚げ物の食べた口の中をさっぱりさせてくれます。老若男女問わず古くから愛される、日本の飲み文化に特化した逸品です。

  • 価格:200円
  • メーカー:アサヒ
  • 製法:ラガー
  • 酒税法区分:ビール

アサヒらしい第3のビール【クリアアサヒ】


「クリアアサヒ」は「アサヒ スーパードライ」のテイストを継承した第3のビールです。

全体的に味や香りが薄い印象がありますが、「アサヒ スーパードライ」のような喉ごしとさっぱりとした味わいはしっかりと再現されています。価格も安く、「アサヒ スーパードライ」で毎日晩酌したいという人々の願望を、リーズナブルに叶えることが可能です。

日常生活に寄り添ってくれる、お手軽な逸品といえるでしょう。

  • 価格:116円
  • メーカー:アサヒ
  • 製法:-
  • 酒税法区分:第3のビール

冷たいビールと相性抜群!一緒に食べたいおすすめおつまみ4選


先に紹介した様々なビールを見れば分かるように、ビールには単体で飲んでも美味しいものも多いです。しかし、日本人としては、さっぱりとしたビールにはおつまみを合わせたいところでしょう。

下記からは、冷たいビールにピッタリなおつまみを紹介していきます。詳しく見ていきましょう。

ビールといえばソーセージ【ジョンソンヴィル ソーセージ】


「ジョンソンヴィル ソーセージ」は、肉の旨味とハーブの香りがしっかりと感じられる贅沢なソーセージです。

ヨーロッパで醸造が盛んだったビールには、やはりソーセージなどの加工肉がよく合います。「ジョンソンヴィル ソーセージ」はスーパーでも見かけやすく、確かなクオリティと充分な食べ応えから、ちょっと贅沢したい時におすすめなおつまみです。チーズが入ったものやハーブ入りのものなど、味の種類も豊富なので、ビールの種類や気分によって選べるのも大きなポイントといえるでしょう。

ラガーにもエールにも相性が良い、満足感のあるおつまみです。

  • 価格:700円程度
  • メーカー:ジョンソンヴィル

冷蔵庫にあると嬉しい逸品【SO ディルピクルス】


「SO ディルピクルス」は、スーパーでよく見かける代表的なキュウリのピクルスで、冷蔵庫にあると嬉しい逸品です。

ピクルス液は甘すぎず、キュウリがしっかりと使っているため強めの酸味が特徴で、味や香りの強いビールに負けません。おつまみがあるとビールだけでなく、IPAやスタウトのような濃厚なビールにも合わせやすいのがポイントといえるでしょう。

また、瓶詰めで販売されているため、必要量を皿に移したら、フタを閉めるだけで簡単に保存できるのも嬉しい点です。晩酌のお供として、冷蔵庫に忍ばせておきたい逸品といえるでしょう。

  • 価格:1,375円程度
  • メーカー:SO

リーズナブルで酒に合う【堅揚げポテト ブラックペッパー】


「堅揚げポテト ブラックペッパー」は、芋の旨味とブラックペッパーの香りが楽しめるポテトチップスで、リーズナブルでお酒に合うおつまみとしておすすめです。

家飲みの定番おつまみであるポテトチップスの中でも、「堅あげポテト」が歯ごたえのある食感と、噛めば噛むほど出てくる芋の旨味で人気を博しています。おつまみとしても優秀で、特にブラックペッパー味は黒コショウの爽やかな辛味と香りによってどんどんビールが進むのです。

値段の安価なので、お手軽に晩酌を楽しむ際のお供として最適です。

  • 価格:122円
  • メーカー:カルビー

バリエーション豊かで楽しい缶詰【缶つまシリーズ】


缶詰の中でも、高級な食材を使用してお酒のおつまみとして開発された「缶つまシリーズ」は、確かなクオリティとバリエーション豊かさが楽しい缶詰です。

缶詰にはおつまみになるものが多く、古くから愛されています晩酌のお供です。「缶つまシリーズ」は、缶詰の中でも少し贅沢なおつまみとして開発されたもので、肉類や旨味の強い魚介などを使った料理がパッケージされています。牛肉のバルサミコソースや牡蠣のスモークなど、旨味の強いラインナップとなっており、ラガー、エール問わず合わせやすいのが特徴です。

ちょっと贅沢な気分で、ゆっくりを飲みたいときにおすすめなおつまみとなっています。

  • 価格:400~500円程度
  • メーカー:K&K

ビアグラスにこだわればビールはさらに美味しくなる!


ビールはビアグラスによって味わいが変わります。妥協せずに選ぶことで、ビールをさらに美味しく飲むことが可能です。グラスの形状や材質によって注いだ時の泡の立ち方や、グラスの口から広がるビールの香りが変化するため、結果的に総合的な味の感じ方が変わってくるのです。

例えば飲み口が薄いグラスはより味を敏感に感じられるため、繊細な味わいのビールに合いますし、チューリップグラスのようにふくらみのあるもの香りを強く感じることができるので、バーレイワインやベルギービールなどの香りが複雑なビールに最適です。

材質についても、熱伝導率が高いグラスや真空2層構造を採用しているグラスは、ビールを長時間冷たいままで飲み続けることが可能で、特にラガービールに最適です。
また、陶器のグラスの場合は表面の気泡が作用してクリーミーな泡ができやすくなり、泡が苦みを吸着してくれるため、ビールが穏やかな味に変化します。

他にも様々な素材や形状のものが販売されているので、自身の好むビールに合わせて、最適なものを探しましょう。

おすすめのビールグラス4選


ビールグラスの重要性について分かったところで、おすすめのグラスを紹介していきます。詳しく見ていきましょう。

色と風味が楽しめる圧倒的な薄さ【うすはり】


日本人の繊細な仕事によって生み出された、圧倒的な薄さが特徴のグラスです。

飲み口が薄いので味を敏感に感じ取ることができ、お好みのビールの味をさらに高めてくれます。また、「バリウムクリスタル」という高級ガラスを使用しており、透明度が高いため、ビールの色味がしっかりわかるのもポイントです。

風味の良いビールのより深い部分まで存分に味わうことができるグラスといえるでしょう。

  • 価格:2,750円
  • メーカー:松徳硝子
  • 種類:ピルスナーグラス

7:3で注げるグラス【ビールグラス オヴァチュア ビア】


「ビールグラス オヴァチュア ビア」は、意識せずに注いでも簡単にビール7:泡3で注げるグラスとして有名です。

グラスの下部が膨らんだ形状をしているチューリップグラスなので、特に香りを楽しみたいビールに向いています。バーレイワインやベルギービールを飲む際におすすめの逸品です。

  • 価格:1,939円
  • メーカー:リーデル
  • 種類:チューリップグラス

ホワイトエール向けの細長いグラス【ビールグラス クリア 355ml カタリーナピルスナー】


細長い形状が特徴的なグラスで、ホワイトビールに最適化して作られています。特筆すべきなのが、790円というリーズナブルな価格でしょう。同シリーズで様々な形状のものが販売されているので、グラスごとの味わいの違いを気軽に体験することが可能です。

「カタリーナピルスナー」は、ヒューガルデンなどが好きなら是非とも持っておきたい逸品といえるでしょう。

  • 価格:790円
  • メーカー:Libbey
  • 種類:ピルスナーグラス

圧倒的な保冷力が日本のラガービールに最適【真空断熱タンブラー】


「サーモス 真空断熱タンブラー」は、圧倒的な保冷力があるため、日本のラガービールに最適なタンブラーです。

サーモス独自の真空技術によって2層構造の間を真空状態にしてあり、グラスからの熱交換を完全に遮断することで、グラスに入れた氷が翌日でも溶け切らないほどの圧倒的な保冷力を実現しています。冷やしたビールを長時間楽しむことができるので、特に日本のラガービールで晩酌する場合に最適です。

ビールだけでなく、冷たいハイボールや焼酎のロックなどにも使える懐の広いグラスとなってます。

  • 価格:1,469円
  • メーカー:サーモス
  • 種類:ピルスナーグラス

キンキンに冷えたビールでストレスを吹き飛ばそう!


ビールの選び方のポイントからおすすめビール、おつまみグラスを紹介してきました。当記事で解説しているビールの選び方を把握すれば、自身に合ったビールを見つけやすくなります。

ラガーかエールか、エールの中でもクセが強いものが良いのかなど、自身に問いかけた上で、まずは当記事でおすすめしているビールから好みのものを探してみてください。お気に入りのビールで、最高のリラックスタイムを楽しみましょう。