【初心者は必見】おすすめウイスキー38選|産地別の人気銘柄一覧をご紹介
「ウイスキー初心者だから何の銘柄を飲んだらいいのかわからない」
「ウイスキーの有名な銘柄や自分の好みに合った銘柄について知りたい」
ウイスキーを飲んでみようと思っても、銘柄がたくさんあるので何がおすすめなのかわからないですよね。ウイスキーは産地ごとに代表的なおすすめ銘柄があるので、まずは代表的な銘柄から覚えていくことをおすすめします。
そこで、本記事では産地別の人気銘柄一覧と、それぞれのおすすめウイスキーを合計40本ほど紹介していきます。
本記事を読んでいただければ、ウイスキーの代表的な銘柄の全体像を知ることができるので、ウイスキー選びがぐっと楽しくなりますよ。ぜひ自分好みのウイスキーを見つけてくださいね。
- 1. ウイスキーの種類は産地で決まる
- 2. 初心者のウイスキー選びでチェックするべきポイント
- 3. スコッチ(シングルモルト)の人気銘柄5選
- 4. スコッチ(ブレンデッド)の人気銘柄5選
- 5. アイリッシュウイスキーの人気銘柄5選
- 6. アメリカンウイスキーの人気銘柄10選
- 6.1. 素材の個性を活かしたバーボン【ワイルドターキー】
- 6.2. 10種類の原酒で造られるバラのような香り【フォアローゼズ】
- 6.3. 世界売上No.1のアメリカンウイスキー【ジムビーム】
- 6.4. まろやかな甘さとスムースな飲み口【メーカーズマーク】
- 6.5. 穀物感のクセのある甘さが魅力【アーリータイムズ】
- 6.6. トウモロコシが作り出す柔らかな甘味【I.W.ハーパー】
- 6.7. 松田優作が愛した香ばしいバーボン【オールドクロウ】
- 6.8. スパイシーとバニラの複雑な風味【バッファロートレース】
- 6.9. マイルドで口当たりが良い飲み口【ブラントン】
- 6.10. スイートな風味となめらかな味わい【ジャックダニエル】
- 7. カナディアンウイスキーの人気銘柄3選
- 8. ジャパニーズ(シングルモルト)の人気銘柄5選
- 9. ジャパニーズ(その他)の人気銘柄5選
- 10. お気に入り銘柄のポテンシャルを引き出す2つの飲み方
- 11. 自分のお気に入りの銘柄を見つけることから始めよう
ウイスキーの種類は産地で決まる
ウイスキーの種類は産地によって異なっています。
以下の5つの国々を指して、「ウイスキーの5大産地」と呼ばれています。
- スコットランド
- アイルランド
- アメリカ
- カナダ
- 日本
産地が違えば製法も異なるので、ウイスキーの味や香りにも産地ごとに違いが生まれます。
ウイスキーの銘柄を選ぶ時は、まずは産地から選んでいくのが基本。産地ごとの特徴についてしっかり抑えましょう。
次からは5大産地で生産されるウイスキーの特徴について解説していくので、ぜひ覚えてみてくださいね。
ウイスキー全消費量の6割を占める【スコッチウイスキー】
スコッチウイスキーとは、イギリス北部のスコットランドで生産されるウイスキーのことです。ウイスキー全消費量の6割を占めるとされています。
スコッチウイスキーの最大の特徴は、ピートを使用したことによる独特のスモーキーな香りです。ピートとは泥炭のこと。大麦麦芽を乾燥させるときにピートは炊かれます。ピート臭がスコッチの醍醐味であるスモーキー香につながるというわけですね。
スモークサーモンやスモークチーズなど、スモーキーなおつまみと一緒に飲むことで、スコッチウイスキー独特のスモーキーな香りがより引き立ちます。
ウイスキーの中でも最も歴史の古いスコッチウイスキー。スモーキーな香りがクセになる人も多く、世界中のウイスキーファンを魅了しています。
かつてはウイスキー生産量が世界一【アイリッシュウイスキー】
アイリッシュウイスキーは、アイルランド共和国および北アイルランドで生産されるウイスキーのことです。18世紀から20世紀初頭にかけて世界市場の6割を占めており、かつて世界一の生産量を誇っていました。
アイリッシュウイスキーの特徴は、蒸留回数が多いことによるなめらかな味わいと、ピートを使用しないことによる芳醇な香りです。
全体的にクセがなく飲みやすいため、水や氷で割ったりしても風味が損なわれません。そのためアイリッシュコーヒーなどのカクテルにして飲むと美味しいです。
かつて生産量が世界一でしたが、禁酒法などの影響で一時的に生産量が落ちてしまいました。しかし、現在では伝統的な製法が再び脚光を浴びており、世界中で愛されるウイスキーとなっています。
トウモロコシ原料のバーボンとテネシーが有名【アメリカンウィスキー】
アメリカンウイスキーは、ケンタッキー州を中心に生産されるバーボンとテネシー州で生産されるテネシーが有名です。テネシーはバーボンと製法がほぼ同じなので、バーボンの一種であるとも言えます。
バーボンとテネシーの特徴は以下の2つ。
- 原料中の51%以上をトウモロコシにしていること
- バーナーで焦がされた新樽で熟成されること
バニラやカラメルのような濃厚な甘い味わいは、上記の特徴によって生み出されます。
味わいや香りがスイートなので、フルーツ類やチョコレートなど、甘いおつまみと一緒に飲むと相性がいいです。
甘く濃厚な味わいが魅力的なアメリカンウイスキー。ウイスキー好きな男性はもちろん、甘いウイスキーが好きな女性にもおすすめできます。
口当たりなめらかなブレンデッドが人気【カナディアンウイスキー】
カナディアンウイスキーは、スコッチに次ぐ世界第2位の生産量を誇っているウイスキーです。
トウモロコシを主原料とする「ベースウイスキー」と、香りの元となる「フレーバリングウイスキー」をブレンドして造られます。口当たり滑らかで飲みやすいのが特徴です。
クセがなく飲みやすいとされているアイリッシュウイスキーよりもさらに飲みやすい口当たりとなっているため、ストレートで楽しむことができます。
ウイスキーの5大産地の中でも最もライトで飲みやすいとされているカナティアンウイスキー。クセのないウイスキーが好きならぜひ飲んて欲しいです。
日本らしい優美で繊細な味わいが特徴【ジャパニーズウイスキー】
ジャパニーズウイスキーの歴史は浅く、初めて国産ウイスキーが発売されたのは1929年です。スコッチウイスキーをお手本としており、製造工程もスコッチウイスキーと似ています。
しかし、スコッチウイスキーのように必ずしもピートを使用するわけではないため、スモーキーな香りがあるわけではありません。複数の原酒をブレンドすることによる繊細な味わいが生み出されている銘柄もあります。
ジャパニーズウイスキーはまろやかな味わいのものも少なくなく、肉料理などの脂っこい食べ物やヘルシーな和食とも相性がいいです。
日本らしい優美で繊細な味わいが特徴のジャパニーズウイスキー。スコッチをお手本としながらも、日本人独特の繊細な舌に合うよう造られています。ぜひ一度は味わって欲しい銘柄です。
初心者のウイスキー選びでチェックするべきポイント
自分好みのウイスキーを探すなら、まずは何を基準にウイスキーを選べばいいのかを知っておく必要があります。
初心者がウイスキーを選ぶなら、以下の3つを基準をチェックするようにしましょう。
- 産地
- 価格帯
- 香りや味わい
次からは、3つの基準について詳しく解説していきます。
産地で選ぶ
ウイスキーを選ぶなら、まずは生産される国を基準にして選ぶようにしましょう。
産地ごとに製法が異なっており、製法の違いがウイスキーの香りや味わいの違いとなって現れるからです。
例えば、スモーキーな香りが好きならスコッチ、なめらかな味わいが好きならアイリッシュなど、産地ごとのウイスキーの特徴は様々です。
様々な産地のウイスキーを試してみて、ぜひ自分好みの産地を見つけてくださいね。
価格帯で選ぶ
ウイスキーの産地が決まったら、次に価格帯から選ぶようにしましょう。
ウイスキーの中には、スーパーやコンビニで購入できる安価なものから、数万円、数十万円といった高価なものまであり、価格帯の幅が広いです。
あまりにも安すぎるウイスキーだと、アルコールの刺激が強いだけで美味しく感じられないということもあります。一方で、高いウイスキーでも単に希少性が高いだけで、美味しいわけではない商品もあるということを覚えていきましょう。
自分の予算がいくらなのかを考えた上で、予算の範囲内で買える最も自分にとって美味しいウイスキーを見つけることが大事です。
香りや味わいで選ぶ
産地と予算が決まったら、最後に自分好みの味と香りの銘柄を探しましょう。
大きく分けると、ウイスキーの香りにはフルーティーなものとスモーキーなものがあり、味わいにはスイートなものとスパイシーなものがあります。
もちろん、いずれとも言えない複雑な香りや味わいのあるウイスキーもあるので、実際に飲んでみるのがおすすめです。
ピートの有無や熟成樽、熟成年月で香りや味わいは変わるので、銘柄を選ぶ時は注目してみるといいでしょう。
まずは様々なウイスキーの銘柄を飲んでみて、自分好みの味を把握することから始めてみてはいかがでしょうか。
スコッチ(シングルモルト)の人気銘柄5選
スコッチウイスキーにはシングルモルトとブレンデッドの2種類があります。
シングルモルトとはモルト(大麦麦芽)のみを使用したウイスキーのこと。単一の蒸留所内で造られているのが特徴です。
一方、ブレンデッドとはモルトウイスキーとトウモロコシなどの複数の穀物を原料としたグレーンウイスキーを混ぜたものです。
シングルモルトウイスキーは、モルト特有の香ばしさやピートのスモーキーさがあるのが特徴。クセのあるウイスキーが好きな人におすすめです。
以下ではスコッチのシングルモルトの人気銘柄を5つ紹介していくので、是非参考にしてくださいね。
フルーティーな香りと芳醇で濃厚な味わい【マッカラン】
マッカランはスコットランドのスペイサイド地方の蒸留所で造られるウイスキーで、フルーティーな香りと、芳醇かつ濃厚な味わいが特徴です。
マッカラン特有の芳醇かつ濃厚な味わいは、シェリー樽で熟成されたことによるもの。樽の素材である樹木を自社で作るほどのこだわりがあります。
フルーティーな香りが魅力なので、ドライフルーツなどのおつまみと一緒に食べるのがおすすめ。
味わいは芳醇で濃厚、香りはフルーティーで、上品なシングルモルトウイスキー。こだわりぬいたシェリー樽で熟成された味を是非一度試してみてください。
産地 | スコッチ |
種類 | シングルモルト |
香り | フルーティー |
味わい | なめらか |
おすすめな人 | 濃厚なウイスキーが飲みたい人 |
世界で最も売れているシングルモルト【グレンフィディック】
グレンフィディックは、現在世界で最も売れているシングルモルト。スムースで柔らかい口当たりが魅力的です。
独特の柔らかい口当たりは、オーク樽で熟成されたことによって生み出されるフルーティーでバニラな風味によるもの。
シングルモルト特有のクセがなく飲みやすいため、ウイスキー好きの男性にはもちろん女性にもおすすめできます。
シングルモルトウイスキーの35%を占めるとされるグレンフィディック。スムースで柔らかい口当たりなのでウイスキー初心者や女性に特におすすめしたいウイスキーです。
産地 | スコッチ |
種類 | シングルモルト |
香り | フルーティー |
味わい | 柔らかでスムース |
おすすめな人 | ウイスキー初心者と女性 |
世界最古のシングルモルト【ザ・グレンリベット】
「ザ・グレンリベット」は「すべてのシングルモルトの原点」と謳われています。世界最古のシングルモルトとして知られている銘柄です。
独特のフルーティーな風味は、ミネラルを豊富に含む硬水を使用することによるもの。糖化の際に大麦から多くの糖分を抽出することで生まれます。
フルーティーな風味がありながら、味わいにはスパイシーさもあります。シングルモルト特有のクセを味わいたい人におすすめです。
香りはフルーティーで味わいはスパイシーな「ザ・グレンリベット」。ぜひシングルモルトの原点を味わってみてください。
産地 | スコッチ |
種類 | シングルモルト |
香り | フルーティー |
味わい | スパイシー |
おすすめな人 | スパイシーなシングルモルトが飲みたい人 |
アイラモルトの女王【ボウモア】
ボウモアはスコットランドのアイラ島で造られているスコッチウイスキー。「アイラモルトの女王」と呼ばれています。
アイラモルトとはアイラ島で造られたシングルモルトのことで、ピートを使用したことによる独特のスモーキーフレーバーが特徴。
スモーキーでありながら味わいは蜂蜜のよう甘さがあるので、スパイシーな味が苦手な人におすすめできます。
蒸留所にエリザベス女王が訪問したことで知られるアイラモルトの女王「ボウモア」。スコットランド伝統のスモーキーさと甘い味わいをぜひ堪能してみてください。
産地 | スコッチ |
種類 | シングルモルト |
香り | スモーキー |
味わい | 蜂蜜の甘さ |
おすすめな人 | 甘いウイスキーが好きな人 |
クセのある強烈なスモーキーさ【アードベッグ】
アードベッグは、強烈なスモーキーさが特徴のシングルモルトです。アイラモルトの中でも断トツに強いスモーキーさとピーティさがあります。
アードベッグの強烈なスモーキーさとピーティさは、仕込み水としてアイラ島のピート層で濾過されたウーガダール湖の水を使用していることによるもの。
とにかくスモーキーさが強烈なので、クセの強いウイスキーが好きな人、スモーキーさがたまらなく好きだという人におすすめです。
薬品臭とも言われる強烈なスモーキーさが特徴のアードベッグ。アイラモルトの中でも断トツで好き嫌いが分かれる銘柄です。クセの強いウイスキーを求めるなら是非一度飲んでみてください。
産地 | スコッチ |
種類 | シングルモルト |
香り | 強烈なスモーキー |
味わい | フルーティー |
おすすめな人 | クセの強さが好きな人 |
スコッチ(ブレンデッド)の人気銘柄5選
スコッチはブレンデッドウイスキーの製造も盛んです。特徴は、複数の原酒を使用していることによる複雑な味わい。
クセの強いシングルモルトに比べると飲みやすく、口当たりの良い繊細な味わいが感じられます。
シングルモルトのピーティーさやスモーキーさが苦手だという人は、スコッチブレンデッドを試してみましょう。
世界で最も売れているスコッチウイスキー【ジョニーウォーカー】
ジョニーウォーカーは世界200ヶ国以上で年間1億2,000万本以上売れている凄い銘柄。世界で最も売れているスコッチウイスキーとして知られています。
スコッチウイスキーらしく、ピートを焚いて造られた原酒を配合することによりスモーキーな香りがあります。味わいは洋梨やレーズンのような甘さがあるのが特徴。
ウイスキーの中でも最も人気のあるブレンデッドウイスキーの有名な銘柄を飲んでみたいという人におすすめです。
世界で最も売れているスコッチのジョニーウォーカー。スコッチ伝統のスモーキーさをほんのりと味わうなら、まずはジョニーウォーカーから飲んでみてはいかがでしょうか。
産地 | スコッチ |
種類 | ブレンデッド |
香り | スモーキー |
味わい | フルーティーな甘さ |
おすすめな人 | 最も有名なスコッチを飲みたい人 |
スコッチの代名詞的存在【バランタイン】
バランタインは別名「ザ・スコッチ」とも呼ばれており、スコッチの代名詞的存在として知られています。
クリーミーでなめらかな舌触りと蜂蜜やバニラの甘い香りが特徴であるバランタイン。ブレンドされている7種類のキーモルトによって複雑な味わいは造られています。
スコッチ特有のスモーキーさはあるものの、クリーミーでなめらかな味わいも一緒に感じられるのが特徴。リッチな気分を味わいたい人におすすめです。
「ザ・スコッチ」としてスコッチの代名詞的存在のバランタイン。クリーミーでなめらかな舌触りと甘い香りを堪能しながら、上質な時間を味わってみてください。
産地 | スコッチ |
種類 | ブレンデッド |
香り | 蜂蜜やバニラの甘さ |
味わい | クリーミーでなめらか |
おすすめな人 | なめらかな舌触りが好きな人 |
フローラルな香りとドライな味わい【シーバスリーガル】
シーバスリーガルは、フローラルな香りとナッツ感のあるドライな味わいが特徴的なブレンデッドスコッチです。
フローラルな香りとドライな味わいは、キーモルトであるストラスアイラによるもの。ストラスアイラに使用されている古い泉の湧水が、独特の味わいと香りを作り出しています。
味わいはドライでありながらフルーティーさもあり飲みやすくクセがないため、ウイスキー初心者におすすめできる銘柄です。
キーモルトのストラスアイラによって独特のフローラルな香りとドライな味わいが与えられたウイスキーの「シーバスリーガル 」。ウイスキー初心者におすすめしたい銘柄です。
産地 | スコッチ |
種類 | ブレンデッド |
香り | フローラル |
味わい | ドライなナッツ感 |
おすすめな人 | ウイスキー初心者 |
フローラルな香りとマイルドな味わいで飲みやすい【カティサーク】
カティサークは、フルーティーな香りとマイルドな味わいで飲みやすく仕上げられたブレンデッドスコッチウイスキーです。
スモーキーさのないフローラルな香りは、原酒として使用しているウイスキーにシェリー樽熟成などによる甘い風味を持つものが選ばれているため。
味わいはクセがなくマイルド。香りはフローラルで飲みやすい。ウイスキー初心者におすすめできます。
スコッチでありながらスモーキーさがないのが特徴のカティサーク。クセがなく飲みやすいのでウイスキーに慣れていない方にもおすすめしたい銘柄です。
産地 | スコッチ |
種類 | ブレンデッド |
香り | フローラル |
味わい | マイルド |
おすすめな人 | ウイスキー初心者 |
日本で最初に紹介されたウイスキー【オールドパー】
オールドパーは日本で最初に紹介されたウイスキーとして知られており、昭和のサラリーマン憧れのウイスキーでもありました。
オールドパーが日本で初めて紹介されたのは1873年。岩倉具視使節団が持ち帰ったことがきかっけで日本中に広まったとされています。
スコッチではあるものの、スモーキーさはありません。香りはフルーティーで、味わいはカラメルのような甘さがあるので、誰にでもおすすめできます。
日本に最初に輸入されたウイスキーであるオールドパー。香りも味わいも甘さがあり飲みやすいので、万人受けするウイスキーとして誰にでもおすすめできます。
産地 | スコッチ |
種類 | ブレンデッド |
香り | フルーティー |
味わい | カラメルの甘さ |
おすすめな人 | 甘いウイスキーが好きな人 |
アイリッシュウイスキーの人気銘柄5選
アイリッシュウイスキーの特徴は、スコッチのようにピートを使用しないことと、蒸留回数が多いことです。
ピートを使用せずに大麦麦芽を乾燥させるため、スモーキーフレーバーはなくクセは弱め。
また、蒸留回数が多いためモルト特有の角がある感じがなく、なめらかで飲みやすい口当たりが作り出されています。
スコッチ特有のスモーキーさが苦手な人はアイリッシュウイスキーを飲んでみてはいかがでしょうか。
モルトにこだわったまろやかな味わい【ブッシュミルズ】
ブッシュミルズはモルト(大麦麦芽)にこだわったアイリッシュウイスキーです。
モルト原酒の原料として100%アイルランド産のノンピート麦芽を使用しているのが特徴。まろやかで飲みやすい口当たりが作り出されています。
モルト比率が高いウイスキーでありながらモルト特有のクセの強さがないため、アイリッシュウイスキー初心者におすすめできます。
モルトにこだわったまろやかでふくよかな味わいが楽しめるブッシュミルズ。クセが少ないので、アイリッシュウイスキー初心者にぜひ飲んでみて欲しいです。
産地 | アイリッシュ |
種類 | ブレンデッド |
香り | フルーティー |
味わい | まろやか |
おすすめな人 | アイリッシュウイスキー初心者 |
唯一ピートを使用したアイリッシュ【カネマラ】
アイリッシュウイスキーといえばピートを使用しないのが一般的。そんな中でカネマラはアイリッシュの中で唯一ピートを使用した銘柄として知られています。
ピートを使用していることにより、スモーキーな香りがありながら、味わいは蜂蜜とバニラの甘さがあります。
味わいは甘さがあるものの、後味にスパイシーさがあるので、クセの強いウイスキーが好きな人におすすめです。
アイリッシュウイスキーでありながら唯一ピートを使用したウイスキー。スモーキーフレーバーとスパイシーな後味があるので、クセのあるウイスキーを求める人は飲んでみてはいかがでしょうか。
産地 | アイリッシュ |
種類 | シングルモルト |
香り | スモーキー |
味わい | 蜂蜜とバニラの甘さ |
おすすめな人 | スモーキーさが好きな人 |
世界で最も飲まれているアイリッシュ【ジェムソン】
ジェムソンは世界のアイリッシュウイスキー市場でシェア7割を占めている銘柄。飲みやすく万人受けする味わいが特徴的です。
ジェムソンのなめらかで飲みやすい口当たりは、3回も蒸留を繰り返すことによるもの。
蒸留が繰り返されることでクセの強さが抜けているため、飲みやすいウイスキーを求める人におすすめです。
世界で飲まれているアイリッシュウイスキーの4本に3本はジェムソンだと言われているほど人気の銘柄。飲みやすいのでアイリッシュウイスキーを初めて飲む人におすすめできます。
産地 | アイリッシュ |
種類 | ブレンデッド |
香り | 穀物の風味 |
味わい | なめらか |
おすすめな人 | アイリッシュを初めて飲む人 |
世界で2番目に売れているアイリッシュ【タラモアデュー】
タラモアデューはジェムソンに次いで世界で2番目に売れているアイリッシュウイスキー。複雑な甘い味わいと穀物の豊かな香りが特徴的です。
タラモアデューの複雑な甘さは、10種類以上のハーブ抽出液と蜂蜜を加えたことで作り出されたもの。
穀物の豊かな香りが苦手ではないという人や、スイートなおつまみで複雑な甘さを楽しみたいという人におすすめです。
世界で2番目に売れている人気のアイリッシュウイスキーであるタラモアデュー。単に甘いだけでなく、10種類以上のハーブ抽出液によって造られる複雑な甘さをぜひ味わってみてください。
産地 | アイリッシュ |
種類 | ブレンデッド |
香り | 穀物の豊かな香り |
味わい | 複雑な甘さ |
おすすめな人 | 甘いウイスキーが好きな人 |
複雑な味わいでなめらか【レッドブレスト】
レッドブレストは、クリーミー、フルーティー、スパイシーな複雑さとなめらかな味わいが特徴のアイリッシュウイスキーです。
レッドブレストのなめらかな味わいは、シングルポットスチルによる3回蒸留が作り出したもの。蒸留を繰り返すことで飲みやすい口当たりとなっています。
口当たりがよく飲みやすいウイスキーでありながら、クリーミー、フルーティー、スパイシーといった複雑な味わいを楽しみたい人におすすめです。
レッドブレストの由来は、コマドリの赤い胸。シェリー樽で熟成されたことによる赤い色合いが特徴的です。味わいだけでなく見た目を楽しみたい人にもおすすめできます。
産地 | アイリッシュ |
種類 | シングルポットスチル |
香り | ややリッチ気味 |
味わい | リッチな複雑さ |
おすすめな人 | 複雑な味わいが好きな人 |
アメリカンウイスキーの人気銘柄10選
アメリカンウイスキーは、バーボンが有名ですね。
バーボンの特徴は、原料として使われるトウモロコシ由来のバニラのような甘さ。スイートなウイスキーが好きな人におすすめできます。
次からはアメリカンウイスキーの人気銘柄10選を紹介していくので、是非参考にしてくださいね。
素材の個性を活かしたバーボン【ワイルドターキー】
ワイルドターキーは原料となる穀物の選定に厳しくこだわることで知られています。素材の個性が活かされた豊かな風味が魅力的な銘柄。
トウモロコシはケンタッキー州インディアナ平野、大麦はモンタナ州、ライ麦はドイツ産のものを使用しています。
バーボン特有のバニラな香りがありながら、味わいは甘く洋梨の酸味もあるのが特徴。クセが強くなく女性にもおすすめです。
素材の個性を活かし、最大限に風味を引き出したバーボン、ワイルドターキー。甘味のある味わいと洋梨の酸味は飲みやすいので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
産地 | アメリカン |
種類 | バーボン |
香り | バニラの香り |
味わい | 甘味と洋梨の酸味 |
おすすめな人 | 女性 |
10種類の原酒で造られるバラのような香り【フォアローゼズ】
フォアローゼズは、10種類の原酒が合わされて造られることにより、バラのような香りが楽しめるバーボンです。
フォアローゼズの「ローゼズ」はバラを意味する「ローズ」の複数形。名前の通りバラの香りがするのは、10種類の原酒に加えて5種類の酵母が使用されていることによるもの。
バラの香りが楽しめるウイスキーは珍しいため、香りを楽しみたい人におすすめしたいウイスキーです。
バラの香りを楽しむことができる珍しいバーボン、フォアローゼズ。味わいはシナモン、イチジクの甘さがあり、飲みやすいウイスキーとなっています。
産地 | アメリカン |
種類 | バーボン |
香り | バラ |
味わい | シナモン、イチジクの甘さ |
おすすめな人 | バラの香りを楽しみたい人 |
世界売上No.1のアメリカンウイスキー【ジムビーム】
ジムビームはバーボンの中では世界売上No.1。コンビニやスーパーでもよく見かけるポピュラーな銘柄です。
バニラのような甘い香りと樽香、マイルドな味わいがあり心地よい飲み口が特徴。飲み口の心地よさは、原料のトウモロコシに大粒で高品質の「デントコーン」を使用していることによるものです。
香りも味わいも甘いので、甘いウイスキーが好きな人や、女性、ウイスキー初心者におすすめ。ハイボールにすると爽やかさが引き立ち、美味しく飲むことができます。
バーボンの中では世界で最も人気のある銘柄、ジムビーム。マイルドな甘味、バニラや樽香の甘い香りがあり、クセの強いウイスキーが苦手な人にもおすすめしたいです。
産地 | アメリカン |
種類 | バーボンなど |
香り | 樽香とバニラ |
味わい | マイルドな甘味 |
おすすめな人 | 甘いウイスキーが好きな人 |
まろやかな甘さとスムースな飲み口【メーカーズマーク】
メーカーズマークは、まろやかな甘さとスムースな飲み口が特徴的なバーボン。職人による手作りで造られたプレミアム・クラフト・バーボンとして知られています。
特有のまろやかな甘さとスムースな飲み口は、原料にライ麦ではなく冬小麦を使用していることによるもの。
香りはバーボンらしくバニラで甘く、ほんのり柑橘系のフルーティーな香りもあります。飲みやすいのでバーボンが苦手だという人にもおすすめしたいです。
職人による手作りにこだわって造られたプレミアム・クラフト・バーボン、メーカーズマーク。まろやかでスムースな飲み口であるため、バーボン初心者やバーボンが苦手な人にぜひ飲んで欲しい銘柄です。
産地 | アメリカン |
種類 | バーボンなど |
香り | バニラ |
味わい | まろやか |
おすすめな人 | ウイスキー初心者、上級者、癖の強さが好きな人… |
穀物感のクセのある甘さが魅力【アーリータイムズ】
アーリータイムズは、バーボン特有のカラメルやバナナの甘い香りとカ穀物の味わいが特徴のアメリカンウイスキーです。
原料比率はトウモロコシを79%、ライ麦11%、大麦モルト10%となっています。独特の穀物感は、トウモロコシ以外の穀物比率が高いことによるものです。
クセが強いのでハイボールにして飲むと、クセの強さが薄まって美味しく飲めます。クセの強さが好きな人はストレートやトワイスアップで飲むのもおすすめ。
原料の穀物比率を高めることで独特の穀物感を味わえるバーボン、アーリータイムズ。バーボン特有の甘さもありながらクセの強さを楽しむなら、ぜひ飲んでみてはいかがでしょうか。
産地 | アメリカン |
種類 | バーボンなど |
香り | カラメルとバナナの甘さ |
味わい | カラメルの甘さと穀物感 |
おすすめな人 | 穀物感のクセが好きな人 |
トウモロコシが作り出す柔らかな甘味【I.W.ハーパー】
I.W.ハーパーは原料のトウモロコシが作り出している柔らかな甘味が特徴のバーボンです。
バーボンはアメリカの法律で「原料の半分以上をトウモロコシとすること」と定められています。I.W.ハーパーは原料の90%以上がトウモロコシであることで、柔らかな甘味が作り出されているのです。
柔らかな甘味が飲みやすく、口当たりがいいので、バーボン初心者におすすめできます。
バーボンの中でも特に飲みやすい銘柄として知られているI.W.ハーパー。柔らかな甘味、すっきりしたバニラの香りが心地よいので、これからバーボンに挑戦するならぜひ試してみてください。
産地 | アメリカン |
種類 | バーボン |
香り | バニラの甘さ |
味わい | 柔らかな甘味 |
おすすめな人 | ウイスキー初心者 |
松田優作が愛した香ばしいバーボン【オールドクロウ】
オールドクロウは映画俳優の松田優作が愛したバーボンとして知られています。スパイシーでフルーティーな甘味と香ばしい芳醇な香りが特徴的です。
オールドクロウの香ばしい芳醇な香りは、熟成する際に使用する内側をバーナーで焦がしたホワイトオーク樽によって生み出されるもの。
松田優作のファンはもちろん、他のバーボンにはない独特の芳醇な香りを楽しみたい人にもおすすめです。
松田優作が愛し、映画「処刑遊戯」の主人公鳴海昌平が愛飲していることでも知られるバーボン。芳醇な香りを楽しみながら雰囲気に浸りたい人におすすめです。
産地 | アメリカン |
種類 | バーボン |
香り | 芳醇な香り |
味わい | スパイシーでフルーティー |
おすすめな人 | 芳醇な香りが好きな人 |
スパイシーとバニラの複雑な風味【バッファロートレース】
バッファロートレースはスパイシーでバニラの複雑な風味と、マイルドな味わいが特徴的なバーボンです。
蒸留所の所有する40万樽の中から40樽前後を厳選し、ヴァッティングすることにより独特の複雑な風味が作られています。
複雑な香りを楽しみたいウイスキー通の人にもおすすめですが、味わいが非常にマイルドなのでウイスキー初心者にもおすすめです。
バッファロートレースはラベルに水牛のモチーフが描かれたバーボン。ウイスキー通の人にもういすいー初心者の人も楽しめるので、万人受けするウイスキーだと言えます。
産地 | アメリカン |
種類 | バーボン |
香り | スパイシーでバニラの甘さ |
味わい | マイルド |
おすすめな人 | 複雑な風味を味わいたい人 |
マイルドで口当たりが良い飲み口【ブラントン】
ブラントンは芳醇な香りとマイルドで口当たりがいい飲み口が特徴のバーボンウイスキーです。
マイルドな味わいや口当たりの良さは、仕込み水にアパラチア山脈の湧き水を使用していることによるもの。
ブラントンは種類によってコクのあるものや、コクが控えめでマイルドなものもあるので、好みに合わせて選ぶことができます。
ケンタッキーの大自然、アパラチア山脈の天然水を使用したブラントン。マイルドな味わいと口当たりの良い味わいを楽しむなら、ぜひ一度飲んてみて欲しい銘柄です。
産地 | アメリカン |
種類 | バーボン |
香り | 芳醇な香り |
味わい | マイルド |
おすすめな人 | マイルドな味が好きな人 |
スイートな風味となめらかな味わい【ジャックダニエル】
ジャックダニエルはテネシー州で生産されているため、テネシーウイスキーと呼ばれています。バニラやカラメルのスイートな風味となめらかな味わいが特徴です。
ジャックダニエルを語る上で欠かせないのでチャコールメローイング製法。サトウカエデの木炭を濾過槽に入れて一滴一滴濾過していく方法により、スイートな風味となめらかな磁歪が作られます。
なめらかであるため飲みやすく風味はスイートでクセがないので、ウイスキー初心者におすすめです。
チャコールメローイング製法により、万人に受け入れられる味わいと風味が作り出されたジャックダニエル。ウイスキー特有のスパイシーさや、クセの強さが苦手だという人はぜひ飲んでみてください。
産地 | アメリカン |
種類 | テネシー |
香り | スイート |
味わい | なめらか |
おすすめな人 | ウイスキー初心者 |
カナディアンウイスキーの人気銘柄3選
カナディアンウイスキーはクセがなくライトな味わいで、飲みやすいウイスキーとして知られています。
カナディアンウイスキーはライ麦を原料の一部に使用していることから、スパイシーな香りがあるのも特徴。
次からはカナディアンウイスキーの人気銘柄3選を紹介していくので、是非参考にしてくださいね。
カラメルの甘さとマイルドな味わい【カナディアンクラブ】
カナディアンクラブは、カナディアンウイスキーの代表的な銘柄で、カラメルの甘さとマイルドな味わいが特徴的です。
カナディアンクラブはベースウイスキーとフレーバリングウイスキーをブレンドして作られており、独特のマイルドさはトウモロコシを原料としたベースウイスキーによるもの。
カラメルの甘味がありながらスパイシーさもあるものの、基本的にはライトで飲みやすいのでウイスキー初心者におすすめできます。
カナディアンウイスキーの中で最も有名なカナディアンクラブ。味わいはマイルドでライトな飲みやすさがあるので、カナディアンウイスキー入門としておすすめできます。
産地 | カナディアン |
種類 | ブレンデッド |
香り | バニラとカラメルの甘さ |
味わい | カラメルの甘さとスパイシーさ |
おすすめな人 | ウイスキー初心者 |
王家の上品さを楽しめる【クラウンローヤル】
クラウンローヤルとは「王室の冠」を意味しており、国王ジョージ6世訪問時に献上されたウイスキーとして知られています。バニラ、フルーツ、オーク樽の上品な甘さが魅力的です。
大麦が使用されていることで作り出される甘さだけでなく、ライ麦を使用することによりスパイシーさも作り出されており、複雑な味わいとなっています。
単に甘いだけでなくスパイシーさもあるので、クセの強いウイスキーや複雑な味わいを楽しみたい人におすすめです。
名前の通り上品な味わいと香りを楽しめるクラウンローヤル。スイートでスパイシーな複雑さを味わいながら上品な雰囲気に浸るなら、クラウンローヤルを試してみてください。
産地 | カナディアン |
種類 | ブレンデッド |
香り | ややリッチ気味 |
味わい | バニラの甘さとスパイシーさ |
おすすめな人 | 上品なウイスキーを飲みたい人 |
ライ麦100%のスパイシーなウイスキー【アルバータ】
アルバータの特徴は、原料にライ麦を100%使用していることで、スパイシーな風味が強くあることです。
ライ麦100%のウイスキーは非常に珍しく、スパイシーな風味と、濃厚なコクを味わうことができます。
甘味のあるウイスキーではないので、ウイスキー初心者よりもウイスキー通の人や、クセのある味わいが好きな人におすすめです。
世界的にも珍しいライ麦100%のウイスキー、アルバータ。とにかくスパイシーなウイスキーが飲みたいという人にぜひおすすめできます。
産地 | カナディアン |
種類 | ブレンデッド |
香り | スパイシー |
味わい | 濃厚なコク |
おすすめな人 | クセの強さが好きな人 |
ジャパニーズ(シングルモルト)の人気銘柄5選
ジャパニーズシングルモルトの特徴は、選びぬかれた大麦麦芽を使用していることが挙げられます。
単式蒸留により風味を残すことで、濃厚で力強い風味を楽しむことができます。
次からはジャパニーズシングルモルトの人気銘柄5選を紹介していくので、ぜひ参考にしてくださいね。
ジャパニーズウイスキーの最高峰【山崎】
山崎は、80年代まで主流だったブレンデッドウイスキーからシングルモルトウイスキーが飲まれるようになるきっかけとなったウイスキーです。
なめらかでフルーティーな味わいは、名水の地と言われる大阪府三島郡本町山崎の湧き水を使用していることによるもの。
シングルモルトといえばクセが強いと思われがちですが、山崎はクセの強さがなく飲みやすいので万人におすすめできます。
80年代にシングルモルトをウイスキー業界の主流に乗せ、ジャパニーズウイスキーの最高峰の地位を築いた山崎。ぜひなめらかな口当たりを楽しんで欲しいです。
産地 | ジャパニーズ |
種類 | シングルモルト |
香り | 甘い樽香 |
味わい | なめらかでフルーティー |
おすすめな人 | なめらかな味が好きな人 |
ミントの風味と淡麗な味わい【白州】
白州はミントの風味と淡麗な味わいが特徴のシングルモルトウイスキー。爽やかな味わいが人気です。
白州の独特な風味と味わいは、木桶発酵槽にこだわって熟成されたことによるもの。蒸留所ないの乳酸菌が発酵を促進させることで、白州の個性的が作り出されます。
ミントのフルーティーな香りと、しつこさがなく爽やかな味わいがあるので女性におすすめできます。
甲斐駒ヶ岳を流れる尾白川の天然水から作り出された白洲。独自の発酵方法により作り出される淡麗な味わいとミントの風味をぜひ一度味わって見てください。
産地 | ジャパニーズ |
種類 | シングルモルト |
香り | ミント |
味わい | 淡麗 |
おすすめな人 | 女性 |
ピーティでスモーキーな風味【余市】
余市はジャパニーズウイスキーでありながら、スコッチウイスキーのようにピーティーでスモーキーな風味が特徴的です。
創業者の竹鶴政孝がスコッチの本場スコットランドからウイスキーの知識を持ち帰ったことにより、余市にスコッチのような風味が加わることになりました。
スコッチのようなピーティーさとスモーキーさがあるので、スモークチーズやスモークサーモンのようなおつまみと一緒に飲む相性がいいです。
蒸留所がある北海道余市町は、多湿冷涼であるためスコットランドと近い気候だとされています。スコッチのような風味や味わいが好きなら、余市を飲んでみてはいかがでしょうか。
産地 | ジャパニーズ |
種類 | シングルモルト |
香り | ピーティーでスモーキー |
味わい | シェリーの甘さ |
おすすめな人 | スコッチが好きな人 |
軽やかでフルーティーな風味【宮城峡】
宮城峡は余市と同じく竹鶴政孝によって造られたウイスキーですが、余市とは異なり、軽やかでフルーティーな味わいが特徴的です。
軽やかなフルーティーさは蒸留器の形状によるもの。上部ヘッドの表面積が大きく、成分濃度の低い蒸気を通過させることで、軽やかさが生まれているのです。
余市とは異なりスモーキーさやピーティーさがなく、クセがなく飲みやすい軽やかな味わいは女性におすすめできます。
宮城と山形の県境にある蒸留所で作られる宮城峡。フルーティーな香りがありながら、味わいはスイートでチョコレートのようなビターあるウイスキーとなっています。
産地 | ジャパニーズ |
種類 | シングルモルト、ブレンデッド、バーボンなど |
香り | フルーティー |
味わい | スイートでビター |
おすすめな人 | 女性 |
スコッチのようなピート香とシェリーの甘さ【駒ケ岳】
駒ケ岳は長野県のマルス蒸留所で生産されるウイスキーで、スコッチのようなピート香とシェリーの甘さが特徴的なウイスキーです。
ピート香とプラムのようなフローラルな香りは、バーボンバレルとホワイトオークバレルで熟成されたことで作り出されたもの。
味わいは甘くフローラルな香りでありながら、ピート香があるので、クセの強いウイスキーが好きな人におすすめできます。
駒ケ岳は毎年生産数が決まっているので、時期を逃すと飲むのが難しくなってしまいます。ピート香のクセの強さが好きな人や、フローラルな香りが好きな人はぜひ飲んでみてください。
産地 | ジャパニーズ |
種類 | シングルモルト |
香り | プラムの香りとピート香 |
味わい | シェリーの甘さ |
おすすめな人 | クセの強さが好きな人 |
ジャパニーズ(その他)の人気銘柄5選
ジャパニーズウイスキーには、シングルモルトの他にもブレンデッドとグレーンがあります。
グレーンウイスキーはトウモロコシ、ライ麦、小麦などの穀物類に、大麦麦芽(モルト)を加えたもの。
ブレンデッドは、モルトウイスキーとグレーンウイスキーなど複数のウイスキーの原酒をブレンドしたものです。
次からはブレンデッドとグレーンのジャパニーズウイスキーの人気銘柄5選を紹介していきます。
国内最高峰のブレンデッドウイスキー【響】
1920年代に日本初の山崎蒸留所が作られてから、国内最高峰のブレンデッドウイスキーの地位を確立しています。
フルーティーでスモーキー、スイートな複雑さは、山崎蒸留所、白洲蒸留所、知多蒸留所の3つで作られる原酒をブレンドしたことによるもの。
複雑な風味が特徴的なので、ウイスキー初心者よりも、ウイスキー通の人におすすめできます。
日本各地にある3つの蒸留所で作られた原酒をブレンドした日本最高峰のブレンデッドウイスキー、響。原酒不足になるほどの人気となっており、ぜひ一度味わってみてください。
産地 | ジャパニーズ |
種類 | ブレンデッド |
香り | スイートでスモーキーな複雑さ |
味わい | カラメルの甘さと柑橘系の酸味 |
おすすめな人 | ウイスキー上級者 |
余市と宮崎峡をブレンドしたピュアモルト【竹鶴】
竹鶴は、竹鶴政孝が開発したウイスキーで、余市と宮崎峡をブレンドしたピュアモルトウイスキーとなっています。ピュアモルトとは、グレーンを使用せず、モルトが100%という意味。
余市の力強いスモーキーさと、宮崎峡の軽やかな甘さがブレンドされ、複雑な味わいが作り出されています。
味わいは宮崎峡特有のフルーティーで軽やかな甘さがありつつ、香りはピーティーさとスモーキーさの混じった複雑さがあるので、ウイスキー上級者におすすめです。
余市と宮崎峡という2つの名ブランドがブレンドされた竹鶴。複雑な味わいはウイスキー通に特におすすめできます。
産地 | ジャパニーズ |
種類 | ブレンデッド |
香り | スモーキーさとオークの香り |
味わい | フルーティーな甘さ |
おすすめな人 | ウイスキー上級者 |
世界的に評価されているジャパニーズウイスキー【イチローズモルト】
イチローズモルトは操業2007年と歴史は浅いものの、世界的に評価されたことから完売状態が続いている大人気のウイスキーです。
イチローズモルトを作る上でのポイントは、発酵槽に日本の木材ミズナラを使用していること。イチローズモルトの繊細なスパイシーさはミズナラによるものです。
完売状態が続いているため、値段が高騰していて入手が難しいです。予算に余裕のある人や日本独自の繊細さが味わいたい人におすすめできます。
ウイスキー専門誌「ウイスキーマガジン」で最高のゴールドアワードに選ばれたイチローズモルト。今後も日本を代表するウイスキーとして世界中で飲まれ続けることは間違いありません。
産地 | ジャパニーズ |
種類 | ブレンデッド |
香り | 繊細なスパイシーさ |
味わい | 蜂蜜の甘さ |
おすすめな人 | ウイスキー上級者 |
日本で売り上げNo.1のウイスキー【ブラックニッカ】
ブラックニッカは80年を超えるロングセラーのウイスキーで、日本で売り上げNo.1を誇っています。
ブラックニッカの人気の秘密は、日本人好みの柔らかな甘味とドライな後味。モルトの香りも豊かに感じられます。
万人受けする味なので、ウイスキー初心者にもウイスキー通にもお勧めできる銘柄です。
日本のウイスキーの父として知られる竹鶴政孝が生み出したジャパニーズウイスキー、ブラックニッカ。多くの日本人が飲んでいるポピュラーな味を試して見てください。
産地 | ジャパニーズ |
種類 | ブレンデッド |
香り | モルトの香り |
味わい | 柔らかな甘さとドライな後味 |
おすすめな人 | ウイスキー初心者 |
口当たりの良いシングルグレーンウイスキー【知多】
知多はジャパニーズウイスキーには珍しいシングルグレーンウイスキーです。シングルグレーンとは、1カ所の蒸留所で作られる原材料に、穀物が使用されたウイスキーのこと。
シングルグレーンであることにより、穀物の甘さと、口当たりの良いスムースな味わいが作り出されています。
口当たりがよくスムースでありながらクリーミーな舌触りがあるので、ウイスキー初心者や女性にもおすすめできる銘柄です。
愛知県知多市で作られるシングルグレーンウイスキー、知多。穀物甘さを堪能したいなら、ぜひ一度味わって見てください。
産地 | ジャパニーズ |
種類 | シングルグレーン |
香り | 蜂蜜の甘さ |
味わい | 穀物の甘さ |
おすすめな人 | ウイスキー初心者と女性 |
お気に入り銘柄のポテンシャルを引き出す2つの飲み方
ウイスキーの味わいは飲み方によっても大きく変わるので、銘柄本来の味を堪能するなら飲み方にこだわることが大切<です。
ウイスキーの飲み方にはストレートやロック、水割り、ハイボールなどがありますが、銘柄本来の味わいを堪能するならロックなどのウイスキーを冷やす飲み方はおすすめしません。
そこで、次からは本来の味と香りを堪能することができるストレートと、アルコール度数を下げるトワイスアップの2つの飲み方を紹介していきます。
ありのままの香りと味わいを堪能する【ストレート】
ストレートの作り方は、グラスにウイスキーを注ぎ、そのまま飲みます。この時、グラスに何かを足して割ったりしないのがポイントです。
ストレートは水や氷、ソーダ水などで割らず、そのまま飲むというシンプルな飲み方です。
ストレートで飲むことで、ウイスキーが持っているありのままの香りと味わいを堪能することができます。
複数の原酒がブレンドされた複雑な味わいのウイスキーであれば、ストレートで飲むことで本来の味や香りを損なうことなく飲むことができます。
ウイスキーの銘柄にはそれぞれ、なめらかな舌触り、芳醇な香りなど、本来の魅力があります。ストレートは本来の魅力を損なうことなく、そのまま堪能することができるのです。
アルコール度数を下げて香りを開花させる【トワイスアップ】
トワイスアップの作り方は、まずウイスキーをグラスに注いだあと、常温の水をグラスに注ぎます。ウイスキーと水の割合は特に決まっていませんが、1:1や1:2〜2.5程度の割合が一般的です。
トワイスアップにすることで、アルコール度数を下げることができ、ウイスキー本来の香りを開花させることができます。
ウイスキーはストレートで飲むと香りがキツくなってしまいますが、常温の水で割ることでキツさが和らげられ、芳醇な香りが引出されるのです。
芳醇な香りが魅力的なウイスキーを飲むならトワイスアップで飲んてみてください。常温の水で和らげられた豊かな香りを楽しむことができますよ。
ウイスキー本来の香りを開花させるトワイスアップ。芳醇な香りを引き出すならぜひ一度試してみてください。
氷で冷やすと香りと味わいが損なわれるので注意
ウイスキーは氷で冷やしてしまうと、味わいや香りが損なわれてしまうので、おすすめしません。
氷で冷やすと確かに夏場などの暑い日は美味しいですが、体が冷やされるから美味しく感じるのであって本来の美味しさが引出されているわけではありません。
氷で冷やす飲み方とは、例えばロックや、冷たい水を使った水割り、ハイボールなどのことです。
ウイスキー本来の味わいや香りを最大限に楽しむなら、できるだけ冷やさず常温で飲む用意しましょう。
自分のお気に入りの銘柄を見つけることから始めよう
今回はおすすめのウイスキーの銘柄40選について解説していきました。
ウイスキーにはイギリス、アイルランド、アメリカ、カナダ、日本の5大産地があり、それぞれの味わいや香りは大きく異なります。
まずは様々な産地のウイスキーを飲んでみて好みの産地が決まったら、次に好みの味わいや香りがある銘柄を探しましょう。
自分にとってお気に入りのウイスキーが見つかれば晩酌も楽しくなります。ぜひ自分にぴったりのウイスキーを見つけてくださいね。