初心者のウイスキー入門におすすめの銘柄10選|基礎知識や選び方・飲み方をまとめて紹介

ウイスキーの種類が多すぎてどんな銘柄を選んでいいか分からない…
いざウイスキーを入手してもどうやって飲めばいいか悩んでしまう…


ウイスキーの美味しさに目覚めると、いろいろな銘柄を試したくなりますよね。ただ、銘柄はたくさんの種類があって、入門レベルでは何を選んだらいいのか迷ってしまいます。


今回は、ウイスキーの基本的な内容について説明し、初心者でも失敗しない選び方や入門におすすめの銘柄、より美味しく飲む方法、ウイスキーについてよくわかる書籍などを紹介します。


記事を読めばウイスキーの基礎がわかり、美味しいウイスキーを選ぶことができます。おすすめのウイスキー紹介を参考に、自分にあった銘柄を見つけてください!

目次

そもそもウイスキーとは?


ウイスキーとは、大麦麦芽やトウモロコシなどの穀類を原料に複数回の蒸溜を行い、木製の樽で熟成させて造るお酒です。


ウイスキーについて、基本的なことを見ていきましょう。

ウイスキーの3つの条件


ウイスキーと呼ばれるためには、次の3つの条件を満たす必要があります。

・穀物が原料であること
・蒸留酒であること
・木樽熟成をしていること

それぞれの項目について以下に簡単に説明をしていくので、理解しておくようにしましょう。

①穀物が原料であること


ウイスキーの原料は穀物です。多く使われるのはモルト(大麦麦芽)や大麦、小麦、ライ麦、トウモロコシなどになります

②蒸留酒であること

ウイスキーは原料を糖化・発酵させたあと、蒸溜を何回か行っている蒸留酒です。


日本酒やワインなどの醸造酒とは異なり、ウイスキーは蒸留を複数行うことで雑味成分が少ないのが特徴。蒸留を経ることでアルコールが凝縮され、よりアルコール度数が高くなっています

③木樽熟成をしていること


ウイスキー製造の工程の多くを占めるのが、木樽での長期熟成です。ウイスキーは樽の中で長い年月をかけて熟成させることで深い琥珀色になり、まろやかで複雑な香り、深いコクが生まれます

ウイスキーの種類

ウイスキーは原料や製造方法によって、以下のような種類に分けられます。

・モルトウイスキー(シングルモルト)
・グレーンウイスキー
・ブレンデッドウイスキー
・バーボン

まず原料の違いにより、大麦麦芽のみを原料にしたモルトウイスキーと、トウモロコシなど複数の穀物を原料にしたグレーンウイスキーの2つに分かれます。


モルトウイスキーは、複数の蒸溜所の原酒がブレンドされたブレンデッドモルトと、単一の蒸溜所のみを使ったシングルモルトの2種類があります。シングルモルトは蒸溜所の個性が色濃く出た個性的な味わいが特徴です。


また、モルトとグレーンを合わせたものをブレンデッドウイスキーと言います。異なる原酒をベストな配分に調合されている、バランスのとれた味わいのウイスキーです。


また、原料の半分以上がトウモロコシで作られたアメリカ製のウイスキーをバーボンと言います。


原料や製造方法が異なることで、それぞれに香りや味わいに違いが生まれています

ウイスキーの5大産地


ウイスキーの味わいや香りは、生産地によっても異なるもの。主な生産地はウイスキーの5大生産地と呼ばれ、それぞれに異なった個性が楽しめます。


ウイスキーは生産地ごとに、次のような名称で呼ばれています。

・スコッチモルトウイスキー
・アイリッシュウイスキー
・アメリカンウイスキー
・カナディアンウイスキー
・ジャパニーズウイスキー

1つずつ紹介しましょう。

スコッチウイスキー


ウイスキーといえば「スコッチウイスキー」と言われるほど王道なのが、スコットランドのウイスキーです。製造にはオークの熟成樽を使って3年以上熟成させるなど、厳密なルールがあります。


生産地域は6つに分けられ、それぞれに異なった個性があります。ピート(泥炭)を焚いて乾燥させる際に生じるスモーキーな風味がある銘柄が多いのが、大きな特徴です。

アイリッシュウイスキー


アイリッシュウイスキーは、アイルランドで伝統的な製法で造られたウイスキーです。穀物の風味が濃くなめらかな味わいで、ピート(泥炭)で焙煎していないため、飲みやすいのが特徴です

アメリカンウィスキー


アメリカンウイスキーはアメリカで造られるウイスキーです。バーボンをはじめライウイスキーやテネシーウイスキーなど、さまざまな穀物を使うウイスキーがあります。素材による味わいの違いを感じるのに最適。はっきりとしたパンチの効いた味わいが特徴で、ウイスキーが初めての人でも気軽に試しやすいウイスキーです

カナディアンウイスキー


カナディアンウイスキーは、カナダ国内で製造されたウイスキーです。厳しい基準をクリアしたものだけがカナディアンウイスキーを名乗れます。


主に飲まれているのは、ライ麦が主原料の原酒とトウモロコシを使った原酒をブレンドしたカナディアン・ブレンデッドウイスキーです。癖のない飲みやすい味わいで、初心者向き。カクテルにも多く使われるウイスキーです。

ジャパニーズウイスキー


ジャパニーズウイスキーは、スコッチウイスキーをベースに進化していきました。スコッチウイスキーに似た風味を持ちながら、日本人の味覚に合わせて造られています。食事に合う味わいのウイスキーが多いのが特徴で、端麗で口当たりの良い味わいを楽しむことができます。


海外に比べると蒸溜所が少ないジャパニーズウイスキーですが、各蒸溜所では高い技術を駆使して多種多様な原酒が生み出されています。

ウイスキーの銘柄の選び方


ウイスキー初心者にとって、たくさん種類がある銘柄の中から自分に合うウイスキーを選ぶのは難しいものです。選ぶときのアプローチは主に次の3通りがあるので、ぜひ参考にしてみてください。

・予算から選ぶ
・飲みやすい銘柄から選ぶ
・熟成年数から選ぶ

予算から選ぶ


入門用として選ぶウイスキーには、安すぎる銘柄を選ぶのは避けましょう。安すぎるウイスキーは人工的なアルコールの刺激ばかりが強く、ウイスキー本来の風味を味わえません。本当のウイスキーの味わいを知ることができないことになります。


逆に、高すぎるウイスキーもおすすめできません。稀少性が高いという理由だけで高額になるウイスキーもあります。必ずしも「高額=おいしい」というわけではないのです。


初心者が選ぶウイスキー は、2,000円~5,000円前後のNASがおすすめです。NASとは「ノンエイジステートメント」を略したもので、熟成年数を示さないウイスキーのことです。


ウイスキーは長期熟成ほど貯蔵のためのコストがかかり、高額になります。しかし、NASであれば比較的熟成期間が短く、コストが抑えられるので価格も安くなります


ブレンダー(ウイスキーを調合する職人)は熟成期間に関わりなく原酒を使うことができるため、ブレンダーの手腕によって理想のウイスキーを生み出すことができるというメリットがあるのも特徴。


NASによって手頃な価格でウイスキーの味わい深さを知ることができるでしょう。

飲みやすい銘柄から選ぶ


ウイスキーの入門では、飲みやすい銘柄から選ぶのがおすすめです。シングルモルトなどいきなり癖の強い銘柄を飲むと、独特な味わいに慣れずにウイスキー自体を嫌いになってしまう可能性があります。


まったくの初心者の場合は、とにかく飲みやすいものから徐々にウイスキーに慣れていくのがいいでしょう。


飲みやすいウイスキーとしておすすめなのが、フルーティーな風味のあるブレンデッドウイスキーです


商品の口コミなども見ながら、飲みやすい銘柄を選びましょう。

熟成年数から選ぶ


ウイスキーは熟成年数が長くなるほどに、角が取れてまろやかな味わいになります。円熟した濃厚なウイスキーならではの味を堪能したいなら、熟成年数が長いものを選びましょう


ただし、熟成年数が長いものはコストがかかり、さらに希少性ゆえに価格が高くなる傾向があります。


最初は価格の安いもので試したいという場合は、前述のNASでもウイスキーの醍醐味は十分に味わえます。

ウイスキー入門におすすめな銘柄10選


3つの選び方をもとに、ウイスキー入門としておすすめな銘柄を厳選しました。ウイスキーの香りや味わいをしっかりと堪能することができて、しかも飲みやすい銘柄ばかりです。価格も比較的手頃なものが多いので、ぜひ選ぶときの参考にしてください。

アルコール度数が低く癖のない味わい【ブラックニッカクリア 】


他のウイスキーに比べ、アルコール度数が低くて飲みやすいブレンデッドウイスキーです。やわらかな香りとまろやかな味わいで、クリアな飲み心地。ウイスキーが初めての人でも美味しく味わうことができます。


価格は安くても品質が劣るわけではなく、ウイスキー本来の風味や味わいはしっかり感じられるのが特徴。


癖がないので飲み方を選ばず、ロックや水割り、ハイボールなど、幅広く楽しめる1本です。

 

産地 日本
種類 バーボン
香り フルーティー
味わい ライトボディ
アルコール度数 37%
価格 761円
おすすめな人 ウイスキー初心者


ライトでスムーズな飲み心地【カティサーク 】


ライトでスムーズな飲み心地が、世界中で愛されているブレンデッドウィスキーです。口当たりが柔らかく飲みやすいので、ウイスキー初心者が最初の一本に選ぶのに最適です


フルーティーでほのかに甘い味わいで、女性にもおすすめ。これからウイスキーを飲み始めようと考えている人にピッタリの1本です。


最高級モルトを中心にブレンドし、シェリー樽熟成の原酒の特性を活かしながら、エレガントな味わいに仕上げられています。


価格も手頃なので、選ぶのに迷ったときはまず試してみてください。初めて飲むウイスキーの美味しさに驚くでしょう。

 

産地 スコットランド
種類 ブレンデッド
香り フルーティー
味わい ライトボディ
アルコール度数 40%
価格 1,144円
おすすめな人 ウイスキー初心者


ハイボールが美味しい【フロム・ザ・バレル 】


重厚な味わいとコクのある味わいで、特にハイボールにすると美味しいブレンデッドです。


ブレンドして再貯蔵したあと、割り水をせずにそのままボトルに詰められているため、アルコール度数が高め。ハイボールや水割りでも飲みごたえ十分です。初心者でも自分好みの濃さに調整するなどして楽しむことができます。


豊かに広がる香りが特徴で、初めて飲む人でもウイスキーの美味しさを堪能できる1本です。

 

産地 日本
種類 ブレンデッド
香り フルーティー
味わい ミディアムボディ
アルコール度数 51%
価格 2,640円
おすすめな人 ウイスキー初心者


なめらかでマイルドなバーボン【ジム・ビーム 】


なめらかでマイルドな味わいで、ウイスキー入門の人でも飲みやすいバーボンです。厳選された良質のコーンを使い、4年以上熟成。バニラのような甘い香りとコーン由来の香ばしさで、ウイスキーが初めてでも美味しさを十分に堪能することができます


幅広い飲み方で楽しめるウイスキーで、特にレモンやグレープフルーツなどの柑橘類をトッピングしたハイボールがおすすめです。

 

産地 アメリカ
種類 バーボン
香り フルーティー
味わい ライトボディ
アルコール度数 40%
価格 1,160円
おすすめな人 ウイスキー初心者


ハイボールやカクテルで楽しめる【カナディアンクラブ 】


スッキリとマイルドな口当たりで、ウイスキー初心者にも飲みやすいカナディアンウイスキーです。


カナダの大自然の恵みと清冽な水から生まれた、まろやかな風味とほのかな甘い香り。癖のない味わいは、カクテルベースやハイボールとしても最適です。いろいろと試してみて、自分に合う飲み方を見つけるのも楽しいでしょう。

 

産地 カナダ
種類 ブレンデッド
香り フルーティー
味わい ライトボディ
アルコール度数 40%
価格 1,189円
おすすめな人 ウイスキー初心者


スコッチウイスキーの定番【バランタイン ファイネスト 】


40種類以上のシングルモルトをブレンドした、スコッチウイスキーの定番です。ライトでもヘヴィーでもない絶妙なバランスで、滑らかな味わいが特徴。


バニラや蜂蜜のような甘い香りに癒されます。ハイボールで飲むのがおすすめ。ソーダで割ることで、ウイスキー本来の味と香りがいっそう引き立ちます。

 

産地 スコットランド
種類 ブレンデッド
香り フルーティー
味わい ライトボディ
アルコール度数 40%
価格 1,072円
おすすめな人 ウイスキー初心者


日本のためだけに生み出されたウイスキー 【シーバスリーガル ミズナラ 12年 】


マスターブレンダーのコリン・スコット氏が日本のウイスキーファンのためにブレンドした特別なスコッチウイスキーです。厳選したモルトウイスキーとグレーンウイスキーを、日本原産の希少なミズナラ樽で熟成させています。


なめらかで芳醇な味わいに、繊細でほのかにスパイシーな風味が加わったバランスの良い飲み心地。ウイスキーを初めて飲む人でも、美味しさが実感できる仕上がりです。

 

産地 スコットランド
種類 ブレンデッド
香り フルーティー
味わい ライトボディ
アルコール度数 40%
価格 3,555円
おすすめな人 ウイスキー初心者


絶妙なバランスでブレンドされたバーボン【フォアローゼズ 】


原料と酵母にこだわり、香りや個性の異なる10種の原酒を絶妙にブレンドしたバーボンです。なめらかでスパイシーな味わいは、ウイスキー初心者でも美味しく飲むことができます。


バラのようなフローラルで複雑な香りを楽しむために、ロックで飲むのがおすすめ。ハイボールやカクテルにもよく合うウイスキーです。

 

産地 アメリカ
種類 バーボン
香り スパイシー
味わい ライトボディ
アルコール度数 40%
価格 1,494円
おすすめな人 ウイスキー初心者


飲み方を選ばず美味しく飲める【ジョニーウォーカー レッドラベル 】


癖がなく、幅広い飲み方が楽しめるブレンデッドウイスキーです。ウイスキーをよく知らない人でも、ジョニーウォーカーの名前は聞いたことがあるかもしれません。


35種類のモルトやグレーンをブレンドし、甘みやスパイシーさを感じさせるなめらかな味わいに仕上げています。全体的にバランスがよく、飲みやすいウイスキーです。


ロックやストレートはもちろん、ハイボールやカクテルベースとしても美味しく飲むことができます。

 

産地 スコットランド
種類 ブレンデッド
香り フルーティー
味わい ライトボディ
アルコール度数 40%
価格 1,540円
おすすめな人 ウイスキー初心者


飲みやすいシングルモルト【グレンフィディック12年 】


伝統的な製造工程で12年以上熟成させた、モルト原酒のみで造られたシングルモルトです。個性の強いシングルモルトの中では癖がなく、飲みやすいのが特徴。初心者にもおすすめです。スムーズでバランズのよい口当たりと、洋梨を連想させる上品な味わいを堪能できます。


フルーティーで華やかな香りが魅力で、柑橘類をトッピングしたハイボールにすれば、より香りが引き立ち美味しく飲むことができます。

 

産地 スコットランド
種類 シングルモルト
香り フルーティー
味わい ライトボディ
アルコール度数 40%
価格 2,980円
おすすめな人 ウイスキー初心者

知っておくべきウイスキーの飲み方3選


ウイスキーは飲み方でも味わいに大きな影響を与えます。飲みやすいのはハイボールですが、他にも香りや味わいの奥深さを堪能できる飲み方がいろいろあります。


代表的な飲み方を紹介しましょう。

初めてでも美味しく飲める【ハイボール 】

ハイボールの飲み方

・グラスに氷を一杯に入れる
・ウイスキーを適量注ぐ
・ソーダを加える(ウイスキー1:ソーダ3~4)
・マドラーでタテに1回まぜる

ウイスキーが初めての人でも美味しく飲めるのがハイボールです。炭酸で割ることで、ウイスキー本来の味わいやコクが際立つ飲み方です。炭酸の爽やかさで飲みやすく、 料理の味わいも引き立てます。


爽快感を楽しむ飲み方なので、炭酸ガスが逃げないようかきまぜすぎないことがポイントです。


氷なしにすれば、ウイスキーの旨みや甘みがより際立ちます。ウイスキーとソーダ、グラスはしっかり冷やしておいてください。


レモンやオレンジのピールや絞り汁をトッピングすると、爽快感がより引き立ちます。

しっかり冷えて飲みやすくなる【オン・ザ・ロック 】

オン・ザ・ロックの飲み方

・グラスに大きめの氷を入れる
・ウイスキーを適量注ぐ
・マドラーなどで軽くまぜる

冷やしたグラスに氷を入れ、ウイスキーを注ぐだ毛のシンプルな飲み方です。しっかりと冷えることで飲みやすくなり、アルコールの強いウイスキーでも美味しく飲むことができます。ひとくち飲むごとに氷とグラスが奏でる軽やかな音も醍醐味のひとつです。


オン・ザ・ロックは冷たさが命なので、グラスもしっかり冷やすのがポイント。大きくて溶けにくい氷を使うのも美味しく飲むためのコツです。


チェイサー(口直しに飲む水や炭酸水、軽い酒のこと)を用意しておくことで、よりウイスキーの味わいを楽しむことができます。

ウイスキー本来の味や香りを楽しむ【ストレート 】

ストレートの飲み方

・グラスに適量(シングル30ml、ダブル60ml)のウイスキーを入れる
・チェイサーを用意する

ウイスキーの味わいに慣れてきたら、ストレートにチャレンジしてみましょう。ストレートはウイスキーの美味しさをじっくり感じられる飲み方。立ち上る芳醇な香りと心地よい余韻を楽しむことができます


ストレートで飲むときは、味わいを長く楽しむために必ずチェイサーを用意しましょう。アルコールの刺激から喉をいたわるためにも必要です。


チェイサーは、濃厚な味わいのウイスキーなら冷やしたミネラルウォーターがおすすめ。また、まろやかな味わいのウイスキーには、少し温めた麦茶がよく合います。

ウイスキーをさらに味わうための2つのコツ


ウイスキーの繊細な香りや味わいは、ちょっとした工夫をすることで大きく変化します。それぞれの銘柄のポテンシャルをしっかりと引き出せるように、グラスやおつまみにもこだわってみましょう。


ウイスキーをさらに美味しく味わうためのコツを紹介します。

グラスにこだわる|ウイスキーにおすすめなグラス3選


ウイスキーを飲むグラスは、ウイスキーの味わいに大きな影響を与えます。グラスにこだわることが、ウイスキーを美味しくする第一のコツ。選ぶポイントは、次の2点です。

グラスを選ぶポイント

・リム部分が薄くなっている
・ボウル部分にくびれがある

リム部分(唇が触れるふちの部分)が薄くなっていることで、舌でウイスキーをダイレクトに味わうことができます。グラスの膨らんでいるボウルの部分は、ウイスキーの香りを包み、長く滞留させる場所。ボウル部分にくびれがあることで香りを溜め、充満させることでしっかりと香りを感じることができます。


2つのポイントから選んだグラスを3点、紹介しましょう。

ロックを最高に美味しく味わえる【 オールドファッション ZARAH ザラ】


イタリアのクリスタルガラスメーカーが作る、おしゃれなデザインのグラスです。透明度が高く、ロックにすることで見た目を楽しみながらウイスキーを美味しく味わうことができます


クリスタルに使われている酸化鉛の代わりに酸化カリウムを使い、環境に優しいのも特徴。クリスタルに劣らない透明感と輝きがあり、丈夫で割れにくいというメリットもあります。


容量は290ccと大きめのウイスキーグラスです。大きな氷を入れて、豪快にロックを楽しみましょう。

商品名 オールドファッション ZARAH ザラ
メーカー名 ダ・ヴィンチクリスタル
価格 2,750円


ストレートで香りや味わいを楽しみたいときに【ブレンダーズモルトグラス】


ウイスキーグラスのトップメーカー・グレンケアン社が手がけるグラスです。ウイスキーをストレートで飲むときにおすすめ。


一流ブレンダーや蒸留所マネージャーなど数多くのプロフェッショナルの意見を聞き、ウイスキーの持つ色合い、香り、味を最大限に堪能できるようにこだわりぬかれて作り上げられています


底が安定していて持ちやすいデザインで、細くなった口部に香りが溜まり、長く香りを堪能することができます

商品名 ブレンダーズモルトグラス
メーカー名 グレンケアン
価格 1,381円


ハイボールが美味しく飲める【東洋佐々木ガラス タンブラー 460ml 】


ハイボールを手軽に美味しく飲めるタンブラーです。優れた技術による高い耐久性があり、クリスタルガラスに匹敵する透明度と純度。使いやすく美しいデザインのグラスで、ハイボールを見た目も爽やかに演出します


リム部分が薄くすっきりとした仕上りで、ハイボールをスムーズに味わうことができるのも魅力。シンプルなデザインで、毎日のお手入れも簡単です。

商品名 タンブラー 460ml フィヨルド 15オンス
メーカー名 東洋佐々木ガラス
価格 671円


おつまみにこだわる|ウイスキーにおすすめなおつまみ3選


ウイスキーに合うおつまみを選ぶことで、香りや味わいをさらに増幅させることができます。ウイスキーの風味を考慮したおつまみを選びましょう


スモーキーなウイスキーにはハムやソーセージなど、燻製食品がおすすめ。濃厚な甘みのあるウイスキーには、甘いお菓子がよく合います。


特におすすめのおつまみを3点、紹介しましょう。

おすすめおつまみ①:あらゆる飲み方にマッチする【ミックスナッツ 塩味 6種ミックス】


ナッツはストレートやロック、ハイボールなど、あらゆる飲み方にマッチするおつまみです。ナッツがウイスキーに合うのは、ウイスキーにナッツと似た香りが感じられるため。木樽の熟成による木の香りや原料に使う大麦の風味が調和して、ナッツのような香りが生まれるのです。


ウイスキーの種類ごとにナッツを選べば、よりウイスキーを美味しく味わうことができます。例えば、長期熟成の濃厚な味わいのウイスキーには香ばしいアーモンド、スイーティーでまろやかなウイスキーには甘みのあるクルミなどが相性ピッタリ。いろいろ試して、合うナッツを見つけるのも楽しいでしょう。


ナッツは栄養豊富でビタミンミネラルを多く含み、健康にも良いものです。理想的なおつまみと言えるでしょう。

商品名 ミックスナッツ 塩味 6種ミックス
メーカー名 Eight Shop
価格 1,160円


おすすめおつまみ②:フルーティーなウイスキーと相性抜群【ドライフルーツ】


ドライフルーツもウイスキーによく合うおつまみです。特にフルーティーなウイスキーと相性抜群


ドライフルーツにはさまざまな種類があるので、ウイスキーごとにドライフルーツを食べ比べてみるのもおすすめです。アプリコットやドライチェリーなど甘味と酸味のバランスがいいドライフルーツには、甘みのあるバーボンがよく合います。ハイボールには、酸味の強いクランベリーを合わせてみましょう。


紹介する「トロピカルフルーツミックス」は6種類のドライフルーツが入っているので、相性のいいドライフルーツを見つけるのにちょうどいいですね。

商品名 トロピカルフルーツミックス
メーカー名 神戸のおまめさんみの屋
価格 1,590円


おすすめおつまみ③:ストレートによく合う【燻製チーズ】


燻製食品はウイスキーのよく合うおつまみですが、、特におすすめなのがスモークチーズです。ほのかな甘みとスモーキーな香りで、特にストレートによく合います


紹介する商品は、りんご樹チップで燻したやわらかな香りが特徴。 燻製との相性が良いデンマーク産サムソーチーズを60%使用しています。 常温でも長時間やわらかくなめらかな食感が持続するよう、独自の製法で作られています


ウイスキーと組み合わせることでお互いの個性が際立ち、それぞれの良さを引き出すことができる最高のおつまみです。

商品名 一度は食べていただきたい燻製チーズ
メーカー名 なとり
価格 309円

【Amazonで買える】ウイスキー入門にぴったりな書籍5選


ウイスキーについてより詳しく、体系的にしっかりと学びたいなら、ウイスキーに関する書籍を読むのがおすすめです。ネットの情報よりも要点がしっかりとまとめられ、ウイスキーの全体像を把握することができます。


おすすめの書籍を5冊、厳選しました。

今すぐ飲みたくなるテイスティングノート付き【ウイスキー 完全バイブル】


5大ウイスキーの歴史から人気銘柄まで、資料写真をたくさん用いてわかりやすく解説した入門書です。それぞれの特徴や魅力を詳しく知ることができます。


今すぐ飲みたくなるテイスティングノートも掲載。「香り」「味わい」「総合評価」をコンパクトに解説していて、代表的な銘柄や人気ウイスキーの図鑑が豊富です。

書籍タイトル ウイスキー 完全バイブル
出版社 ナツメ社
発行年 2015年
価格 1,650円


イラスト付きで楽しい!【ウイスキーは楽しい! 】


イラストを交えた解説が分かりやすいと大人気の実用書「〜は楽しい! 」シリーズのウイスキー編です。


ウイスキーの製造方法や銘柄の選び方、料理の合わせ方など、1冊にウイスキーの楽しみ方がたくさん詰まっています。初心者はもちろん、ウイスキー愛好家が読んでもためになる新鮮な情報が満載で、ウイスキーをより楽しむために買って損はない1冊です。

書籍タイトル ウイスキーは楽しい!
出版社 パイインターナショナル
発行年 2017年
価格 2,530円


国産ウイスキーのすべてがわかる【ウイスキー・ライジング: ジャパニーズ・ウイスキーと蒸留所ガイド決定版 】


ジャパニーズ・ウイスキーのすべてを解説したガイドブックです。世界の品評会で毎年のように最高賞を受賞するなど、世界で注目を浴びるジャパニーズ・ウイスキーについて詳細にまとめられ、ジャパニーズウイスキーについて知りたい人は必読の書籍になります


作者のステファン・ヴァン・エイケンは、2000年に日本に移住して以来、ジャパニーズ・ウイスキーの調査を続けながら情報を発信。調査と研究の集大成として、アメリカで「Whisky Risng」を出版しました。大幅にアップデートしたのが、今回紹介する日本版です。


今までほとんど書かれていなかったジャパニーズ・ウイスキーの歴史や、日本の全蒸溜所に関するデータが掲載されています。

書籍タイトル ウイスキー・ライジング: ジャパニーズ・ウイスキーと蒸留所ガイド決定版
出版社 小学館
発行年 2018年
価格 4,620円


ウイスキーの奥深さがわかる1冊【大人が愉しむウイスキー入門】


サントリーの名誉チーフブレンダーが、ウイスキーの魅力や特性、楽しみ方をまとめた入門書です。さらにウイスキーの日本における歴史など、世界五大ウイスキーの一角を誇るようになったジャパニーズウイスキーの奥深さを語っています


ウイスキーがより身近に感じられる1冊。特にジャパニーズウイスキーについて知識を深めたい人におすすめです。

書籍タイトル 大人が愉しむウイスキー入門
出版社 筑摩書房
発行年 2019年
価格 880円


産地別にウイスキーの基礎を解説【ウイスキーの教科書 改訂版】


世界の産地別にウイスキーを歴史から詳しくその特徴を紹介した入門書です。バーテンダーを20年以上経験した著者が、豊富な経験と知識を生かして執筆しています。


スコッチ、アイリッシュ、バーボン、カナディアン、日本を代表するウイスキーのカタログを掲載。ウイスキーに関する基礎的なことがこの1冊でよくわかります。

書籍タイトル ウイスキーの教科書 改訂版
出版社 新星出版社
発行年 2012年
価格 1,650円


おすすめの銘柄を飲んでウイスキーの奥深さを堪能しよう


ウイスキーの世界は奥が深く、知れば知るほど底知れない魅力にハマってしまいます。いろいろな銘柄を試してみて、それぞれの違いを実際に味わってみましょう。新しい発見ができるに違いありません。


飲み方を変えることで、同じウイスキーでもさまざまな味わいがあることを知ることもできます。グラスやおつまみも工夫して、ウイスキーの奥深さを堪能してみてください!