芸術的なブレンデッド「バランタイン」とは?おすすめボトル&飲み方をご紹介
「バランタインには様々な種類があるので、それぞれの特徴について知りたい」
「バランタインシリーズの中から自分の好みに合ったボトルを探したい」
スコッチウイスキーを語る上で欠かせないのがバランタイン。バランタインには様々な種類があるので、自分に合ったバランタインを探すのに迷ってしまいますよね。
今回の記事では、バランタインとはどういったウイスキーなのかを解説した上で、バランタインのラインナップとそれぞれの特徴を紹介していきます。また、バランタイン好きにおすすめのスコッチブレンデッドを10選紹介していくので、自分好みのスコッチが増えますよ。
当記事を読むことで、バランタインについて広く深く知ることができるはずです。ぜひ自分にぴったり合ったバランタインを見つけて晩酌を楽しんでください。
- 1. バランタインとは?
- 2. バランタインの魔法の七柱
- 3. バランタインのラインナップ
- 4. バランタインの選び方
- 5. バランタインの飲み方
- 6. バランタイン好きにおすすめスコッチブレンデッド10選
- 6.1. スコッチブレンデッドとは
- 6.2. 1位:万人受けする飲みやすさ【デュワーズ ホワイトラベル】
- 6.3. 2位:すっきりさよりコクを求めるなら【ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年】
- 6.4. 3位:リッチでまろやかな舌触り【シーバスリーガル 12年】
- 6.5. 4位:国産樽を使用したまろやかなスコッチ【シーバスリーガル ミズナラ 12年】
- 6.6. 5位:ライトでスムーズな飲み心地が魅力【カティサーク オリジナル】
- 6.7. 6位:日本で最も長く愛されてきたスコッチ【オールドパー 12年】
- 6.8. 7位:本場スコットランドで人気No.1【フェイマスグラウス】
- 6.9. 8位:歴史あるウイスキーを味わうなら【ディンプル 12年】
- 6.10. 9位:甘さのないスパイシーな味わい【VAT69】
- 6.11. 10位:クセのない甘さが好きなら【ジェームズキング レッドラベル】
- 7. 「ザ・スコッチ」なバランタインを今すぐネット通販しよう
バランタインとは?
日本でも知名度が高いバランタイン。ウイスキー好きならしっかりと頭でも理解しておきましょう。
バランタインはスコッチの代表的なブレンデッドウイスキーです。スコッチの特徴として、原料となる大麦を、ピートで燻して乾燥させる製法が挙げられます。ピート臭がモルトに移ることにより、独特のスモーキーな香りが醸し出されるのです。
バランタインは7つのキーモルト(主軸となるモルト原酒)を柱にしてブレンドを行っています。7つのキーモルトをメインにしつつ、40種類以上の原酒がブレンドされているのも特徴です。
バランタインには、廉価なファイネストと、12年、17年、30年と熟成年数に応じた様々な種類があります。熟成年数が異なることで、味わいや香りに、微妙に異なる深みやコクが加わるのが特徴です。
世界販売2位を誇るブレンデッドウイスキー
バランタインの歴史は古く、1869年に遡ります。バランタインの開祖であるジョージ・バランタインは、当時、食料品店を営んでいました。ジョージの友人であるアンドリュー・アッシャーが様々なモルト・ウイスキーを混ぜ合わせ、世界初のブレンデッドウイスキーを開発することになります。
アッシャーから開発の苦心談を聞いたことからヒントを得て、ジョージはモルトウイスキーとグレーンウイスキーを混ぜ合わせブレンド技術を高めることに没頭。これがバランタインの始まりだとされています。
バランタインの評判は徐々に高まっていき、1895年にはついに、ヴィクトリア女王より王室御用達の称号を授与され、世界的な名声を得ることとなりました。
全世界で第2位の販売量を誇るスコッチウイスキーであり、今ではスコッチウイスキーの代名詞的な銘柄として世界中で愛されています。
40種以上のモルトをブレンドした飲みやすさが特徴
バランタインは、40種類以上のモルトを絶妙なバランスでブレンドすることにより、口に含んだ時に上品な味わいが感じられるのが特徴です。
現在のバランタインの基礎は1869年に完成され、1937年にマスターブレンダーのジョージ・ロバートソンによってバランタイン17年が生み出されました。門外不出のレシピは当時から80年以上ほとんど変わっていません。開発当初から完成度の高いウイスキーであることを意味しています。
40種類以上の原酒をブレンドすることで、飲みやすい口当たりと心地よい余韻を生み出しており、ウイスキー初心者からウイスキー通まで幅広く愛されています。
バランタインの魔法の七柱
バランタインには「魔法の七柱」と呼ばれる7つのキーモルトをブレンドして作られています。キーモルトとは、ブレンデッドウイスキーを作る際に、ブレンドの主軸となるモルト原酒のことです。
7つのキーモルトはそれぞれ、スキャパ、プルトニー、バルブレア、グレンかダム、グレンバーギ、ミルトンダフ、アードベッグと呼ばれており、それぞれに個性的な味わいや香りがあります。
個性的な7本のモルトウイスキーが混ぜ合わされることで、バランタインの複雑で繊細な味わいの基礎となっているのです。次からは、7本のモルトウイスキーの特徴を紹介していきます。
スキャパ
スキャパはスコットランド北海のオークニー諸島にあるスキャパ蒸留所で作られています。バニラやフルーツの甘味とともに、軽やかな複雑さが特徴のシングルモルトウイスキーです。
バニラやフルーツの甘味は、ファーストフィル(最初に使用する樽)としてバーボン樽を使っていることによるもの。独特の複雑さは、仕込み水を独特のローモンドスチルに蒸留することで生み出されたもので、バランタインの複雑な味わいを構成しています。
バランタインの複雑な味わいを作り出す上で欠かせないのがスキャパ。複雑さの秘密はスキャパ蒸留所での独特の製法が生み出しているのです。
プルトニー
プルトニーはスコットランド最北部のプルトニー蒸留所で作られています。きつめの塩辛さと、優しくなめらかな口当たりが特徴のシングルモルトウイスキーです。
プルトニー蒸留所があるのは潮の香りが漂う港町。プルトニー特有の塩辛さは潮の香りが作り出したものだとされています。プルトニーの潮辛さが、バランタインを味わった時に感じられる独特のスパイシーさに寄与しています。
バランタインは甘味のある味わいの中にもどこかスパイシーさも感じられるスコッチ。バランタインの味わいには、スコットランド最北部の港町ウィックが作り出す潮の香りが欠かせません。
バルブレア
バルブレアは、北アイルランド地方のロス州エダートン村の外れにあるバルブレア蒸留所で作られています。フルーティーさと蜂蜜の香り、味わいは柑橘系でありながらスパイシーさがあるのが特徴です。
特有のフルーティな香りや味わいは、アメリカンオークとバーボン樽で熟成されたことによるもの。バランタインのフルーティな香りと味わいは、バルブレアによって構成されています。
200年の歴史を持つ老蒸留所によって生み出されるバルブレア。フルーティーな味わいや香りはバランタインの飲みやすさにとって必須の要素です。
グレンカダム
グレンカダムは、東ハイランドのブレヒンという街にあるグレンカダム蒸留所で作られています。「大麦のクリーム」と呼ばれており、クリーミーでなめらかな味わいが特徴です。
独特のクリーミーさは、独特の蒸留方法によるもの。ウォッシュ・スチルのラインアームを15°の角度で上向かせることで、不純物の混入を防ぎ、蒸気が乾留することでなめらかな味わいが生まれています。バランタインのなめらかな味わいはグレンカダムによって生み出されたものです。
バランタインの人気の理由は、やはり独特のなめらかでまろやかな舌触りにあるでしょう。「大麦のクリーム」と形容されるグレンカダムが生み出すクリーミーさが大きく寄与していることは間違いありません。
グレンバーギ
グレンバーギは、スペイサイド最西端にあるグレンバーギ蒸留所で作られています。フルーティーな味わいと、洋梨や赤リンゴのような甘い香りが特徴のシングルモルトウイスキーです。
グレンバーギのフルーティな味わいと甘い香りは、ファーストフィルをアメリカンバーボン樽で熟成されたことによるもの。バランタインのフルーティな味わいや甘い香りはグレンバーギが寄与しています。
バランタインは、最初のなめらかな舌触りの後からフルーティーな味わいが感じられます。独特のフルーティーさはバーボン樽で熟成されたグレンバーギによって作られているのです。
ミルトンダフ
ミルトンダフは、スペイサイド地域エルギンにあるミルトン蒸留所で作られています。スコッチなのにスモーキーさがなく、フルーティーでクリーミーな口当たりが特徴のシングルモルトウイスキーです。
ミルトンダフのフルーティーでスパイシーな甘さは、原料に使用しているノンピーテッド麦芽によるもの。ノンピーテッド麦芽はピートを使用しない麦芽のことで、スモーキーさがありません。スモーキーさがないことで作り出される口当たりの良さは、バランタインの飲みやすさに寄与しています。
ノンピーテッド麦芽によって作り出される口当たりの良い味わいだけでなく、バランタインに特徴的なクリーミーな舌触りを作り出す上でもミルトンダフは欠かせません。
アードベッグ
アードベッグは、スコットランド北西のアイラ等で作られています。アードベッグは、スコッチらしい強いスモーキーさと、フルーティーでフローラルな甘さの混ざった複雑な味わいが特徴です。
アードベッグの強いスモーキーさは、通常のスコッチに比べて多量のピートを使用していることによるもの。また、フルーティーでフローラルな甘味は蒸留器に設置された清留機によるものです。アードベッグの味わいは、スモーキーでありながら甘さもあるバランタインの複雑さな味わいに寄与しています。
バランタインの特徴といえば複雑な味わい。アードベッグの強いスモーキーさとフローラルでフルーティーな味わいはバランタインに欠かせない要素であると言えます。
バランタインのラインナップ
バランタインの国内販売はサントリーによって行われています。またネット通販では並行輸入品として、さまざまなバランタインのボトルを購入することが可能です。
バランタインのボトルには、ファイネスト、12年、17年、21年、30年の5種類があります。それぞれ味わいや香り、価格は異なっており、スコッチ好きの間でも好みが大きく分かれているのです。
次からはバランタインのボトル5種類の特徴を紹介していくので、ぜひ自分好みのバランタインを探してみてくださいね。
バランタインのスタンダード 【バランタイン ファイネスト】
「バランタイン ファイネスト」は、バランタインのスタンダードとして知られているウイスキーです。
バランタインの中でも低価格であるのが特徴で、香りと味わいにクセがありません。バランタインを初めて飲むなら、まずは「バランタイン ファイネスト」を試してみてはいかがでしょうか。
「バランタイン ファイネスト」本来の深いコクやバランスを引き立たせるならハイボールで飲むのがおすすめです。
ライトでもヘヴィーでもなく、誰にでもおすすめできるスタンダードなスコッチ。「バランタイン ファイネスト」は、バランタイン入門としてウイスキー初心者にぜひ飲んでみて欲しい銘柄です。
種類 | ブレンデッド |
香り | 蜂蜜とバニラの甘い香り |
味わい | なめらか |
アルコール度数 | 40% |
価格 | 1,154円 |
おすすめな人 | バランタインを初めて飲む人 |
複雑なクリーミーを楽しむなら 【バランタイン 12年】
「バランタイン 12年」は、味わいは複雑でありながらクリーミーな舌触り、香りは蜂蜜とバニラの甘さがあるのが特徴。ウイスキー初心者におすすめできます。
複雑な味わいや甘い香りは、スコットランドの4地方の厳選された原酒を40種類以上ブレンドしたことによるもの。クリーミーな舌触りなので肉料理に合うのはもちろん、ハイボールで飲んでも本来の味と香りが引き立ちます。
ハイランド、アイラ、ローランド、スペイサイドの4つの地方で厳選された原酒をブレンドしたウイスキー。「バランタイン 12年」は複雑さな味わいがありながらも初心者でも飲みやすい銘柄としておすすめです。
種類 | ブレンデッド |
香り | 蜂蜜とバニラの甘い香り |
味わい | 複雑なクリーミーさ |
アルコール度数 | 40% |
価格 | 2,412円 |
おすすめな人 | ウイスキー初心者 |
気品ある香りと洗練された味わい【 バランタイン 17年】
「バランタイン 17年」は気品ある香りと、洗練された味わいが特徴です。香りはバニラと樽の香り、味わいはクリーミーでスモーキーの複雑さがあります。
気品ある香りと洗練された味わいは、酒齢17年以上の長期熟成によるもの。「バランタイン 17年」の気品ある香りと洗練された味わいを楽しむなら、ロックやトワイスアップがおすすめです。
17年かけて熟成されたことによるエレガンスな香りと味わいが楽しる銘柄となっています。「バランタイン 17年」はウイスキー初心者にもウイスキー通にもおすすめの銘柄です。
種類 | ブレンデッド |
香り | バニラと樽の気品ある香り |
味わい | クリーミーでスモーキーな複雑さ |
アルコール度数 | 40% |
価格 | 5,287円 |
おすすめな人 | ファイネストよりも洗練や気品を求める人 |
リッチな濃厚さを味わうなら【 バランタイン 21年】
「バランタイン 21年」は、熟成期間が長くなったことで、「バランタイン17年」よりもさらに濃厚な味わとなりました。濃厚と言っても、しつこいわけではなく、リッチで上品な味わいを楽しめます。
香りはリンゴや花の芳香に、蜂蜜のような甘いフレーバーが特徴です。濃厚なまろやかさを引き立たせるなら、肉などの脂っこい料理と一緒に飲むと相性抜群です。
「バランタイン 17年」では物足りない、もっと濃厚なウイスキーを飲みたいなら、「バランタイン 21年」を試してみてはいかがでしょうか。
種類 | ブレンデッド |
香り | 蜂蜜とリンゴの甘い香り |
味わい | まろやかで濃厚 |
アルコール度数 | 40% |
価格 | 7,458円 |
おすすめな人 | ウイスキー初心者 |
バランタインの最高峰 【バランタイン 30年】
バランタインシリーズで最も熟成期間が長いのが「バランタイン 30年」です。色合いは黄金色となっており、30年の歳月を感じさせるものとなっています。
香りはバニラと樽の甘さ、味わいはシェリーと蜂蜜、バニラの甘美さとともに、柔らかな複雑さがあります。独特の複雑さは、やはり30年間熟成されたことで生み出されたものと言えるでしょう。
30年の熟成期間を感じるなら、ストレートやロックで飲むのがおすすめです。独特の複雑な味わいは通好みを満足させること間違いありません。通好みの味を求めるなら、ぜひ「バランタイン 30年」を飲んでみてください。
種類 | ブレンデッド |
香り | バニラと樽の甘い香り |
味わい | シェリーと蜂蜜の甘美さと複雑さ |
アルコール度数 | 40% |
価格 | 26,703円 |
おすすめな人 | 通好みの味を求める人 |
バランタインの選び方
これまで紹介してきたバランタインの中で、最初に選ぶべき銘柄がわからなくて迷ってしまう人も多いでしょう。
バランタインシリーズはどれも一級品の味わいがありおすすめですが、初めてバランタインを飲む場合は「ファイネスト」「12年」「17年」の3つから選ぶことをおすすめします。「21年」と「30年」に比べると価格が安価で手が出しやすく、味わいも初心者向きだからです。
次からは、「ファイネスト」「12年」「17年」のそれぞれの特徴について触れながら、バランタインを選ぶときの基準について解説していきます。
コスパ良くバランタインを堪能したいなら「ファイネスト」
いきなり高いボトルに手を出すのが抵抗があるときは、最もスタンダードなボトルであるファイネストを選びましょう。
最も高価な「30年」が2万円を超えるのに対して、ファイネストは1,000円台で購入することができます。しかし、安価だからといって味わいも安っぽわけではありません。
バランタイン特有の複雑さがありながら、ライトでもヘヴィーでもない飲みやすさが特徴のウイスキーとなっています。コスパを考えてバランタインを選ぶなら、まずは「ファイネスト」を選んでみてください。
なめらかな飲み口が甘いウイスキーが好きなら「12年」
「12年」はモルト原酒とグレーン原酒とを絶妙な配合でブレンドしており、クリーミーな味わいが特徴となっています。
また、「12年」は価格が2,000円前後であり、「ファイネスト」の次に安価で手が出しやすいのも特徴です。
味わいはクリーミーでなめらかでありながら、蜂蜜やバニラのような甘い飲み口であるのも特徴。クセが強いわけではないため、ウイスキー初心者もウイスキー通の方にもおすすめできるバランスの良い銘柄となっています。
80年変わらないバランタインの真髄に触れるなら「17年」
「17年」は40種以上の原酒を混ぜ合わせており、極秘レシピは80年以上にわたってほとんど変わっておらず、同じ味を維持し続けています。
バランタインシリーズの原点となった銘柄であり、クリーミーで濃厚な味わいとともにオーク樽とピート香のスモーキーさは、17年の熟成によって作り出された複雑な味わいそのもの。
バランタインの原点であり真髄であるウイスキーを飲みたいなら、ぜひ「17年」をお試しください。
バランタインの飲み方
バランタインを美味しく飲むなら、飲み方にもこだわりましょう。ウイスキーは飲み方を変えるだけで、味わいや香りも大きく変わるからです。
例えば、香りも含めてウイスキーを味わい尽くすならフレグランス、ウイスキー本来の味わいをそのまま楽しむならストレートがおすすめです。
次からはバランタインのおすすめの飲み方として、フレグランススタイル、ストレート、ハイボールの3つを紹介していきます。
バランタインを味わい尽くすならフレグランススタイル
フレグランススタイルは、まずグラスにかち割り氷を入れ、ウイスキーを注ぎます。次に、マドラーでグラスの中に霜がつくまでかき混ぜましょう。
フレグランススタイルは、フレグランス、つまり香りを味わうのに適した飲み方です。香りも含めてバランタインを味わい尽くすなら、フレグランススタイルで飲んでみることをおすすめします。
フレグランススタイルは香りの芳醇なウイスキーにおすすめです。香りの強烈なウイスキーだと、飲んでいて辛くなってしまうでしょう。
バランタイン特有の豊かでエレガンスな香りを楽しむなら、フレグランススタイルで飲んでみてはいかがでしょうか。
ブレンデッドらしいまろやかさを堪能するならストレート
ストレートは、グラスにウイスキーをそのまま注ぐだけのシンプルな飲み方で、ウイスキー本来の味わいを楽しめます
ブレンデッドスコッチの特徴は、複数の原酒がブレンドされたことによって生み出される味わいのまろやかさです。まろやかな味をそのまま楽しむならストレートで飲んでみましょう。
バランタインは40種類以上の原酒がブレンドされており、まろやかでクリーミーな味わいがあるウイスキーです。まろやかなクリーミーさがたまらないという人はストレートで飲んで見ると満足感を味わえるでしょう。
フルーティーな香りを爽やかに楽しむならハイボール
ハイボールはウイスキーのソーダ割りです。グラスの中にウイスキーを注いだあと、ソーダを注ぎます。ウイスキーとソーダの割合は好みによって様々ですが、1:3や1:4がスタンダードです。
また、お好みでオレンジやレモンなどの柑橘類を入れると、フレッシュさな香りと味わいが増して、爽快感を楽しむことができます。
バランタインはフルーティーな味わいと香りが特徴的なウイスキーであるため、ハイボールで飲むことで本来のフルーティーさがより引き立つのです。夏の暑い日には特にハイボールで爽やかに飲むことをおすすめします。
バランタイン好きにおすすめスコッチブレンデッド10選
バランタインが好みの人であれば、他のスコッチブレンデッドもきっと気にいることでしょう。
好みのウイスキーの幅を広げたいと考えているなら、ぜひスコッチブレンデッドの他の銘柄も試してみてください。
スコッチブレンデッドの代表的な銘柄は、「デュワーズ」「シーバスリーガル」「カティサーク」「ジョニーウォーカー」「フェイマスグラウス」などがあります。
次からはスコッチブレンデッドの代表的な銘柄とそれぞれの特徴について紹介していくので、ぜひ参考にしてくださいね。
スコッチブレンデッドとは
スコッチブレンデッドとは、スコットランドで生産されるブレンデッドウイスキーのことです。ブレンデッドウイスキーとは、2種類以上の原酒を混ぜ合わせたウイスキーを意味しています。
スコッチウイスキーの大きな特徴が、大麦を乾かす際にピートと呼ばれる泥炭を燃やす工程にあります。ピートを使用することで、「ピート香」と呼ばれる独特のスモーキーさが生み出されるのです。
スコッチウイスキーの8割がブレンデッドだとされており、個性的なシングルモルトに比べると、味が整っているためウイスキーに慣れていない人でも飲みやすい口当たりとなっています。
1位:万人受けする飲みやすさ【デュワーズ ホワイトラベル】
「デュワーズ ホワイトラベル」は、アメリカでシェアNo.1のスコッチブレンデッドであり、クセがなく万人受けする飲みやすさがあるのが特徴です。
「デュワーズ ホワイトラベル」の飲みやすさは、独特の淡麗でドライな味わいによるもの。飲みやすいウイスキーを求める初心者にもおすすめできる銘柄となっています。
「デュワーズ ホワイトラベル」はハイボールとして日本のバーテンダーから高い人気を誇っているため、まずはハイボールで飲むのがおすすめです。アメリカでシェアNo.1の万人受けするウイスキーをぜひ一度お試しください。
種類 | ブレンデッド |
香り | 穀物感のあるフルーティーさ |
味わい | スパイシーでマイルド |
アルコール度数 | 40% |
価格 | 1,699円 |
おすすめな人 | ウイスキー初心者 |
2位:すっきりさよりコクを求めるなら【ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年】
「ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年」はすっきりさよりもコクがあり、複雑さのある味わいが特徴で、それでいて飲みやすいので初心者にもおすすめできます。
独特のコクのある味わいは29種類の原酒を使い、12年間も熟成させたことによるもの。「ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年」の独特のコクや複雑な味わいを楽しみたいなら、ぜひストレートやロックで飲んでみてください。
世界販売本数No.1の「ジョニーウォーカー ブラックラベル」は飲みやすいため誰にでもおすすめできますが、特にすっきりした味わいよりもコクを求めている人にはぜひおすすめしたい銘柄です。
種類 | ブレンデッド |
香り | フレッシュでフルーティー |
味わい | コクのあるスモーキーさ |
アルコール度数 | 40% |
価格 | 2,372円 |
おすすめな人 | コクのある味わいが好きな人 |
3位:リッチでまろやかな舌触り【シーバスリーガル 12年】
「シーバスリーガル 12年」は、味わいがクリーミーでリッチなまろやかさ、香りはバニラとヘーゼルナッツであり、リッチなウイスキーを楽しみたい人におすすめです。
リッチでまろやかな舌触りは、200年以上の伝統を誇る芸術的なブレンディング技術によるもの。まろやかでクリーミーな味わいなので肉料理と相性がいいです。
クリーミーでまろやかな舌触りを楽しみながらリッチな一時を過ごしたいなら「シーバスリーガル 12年」をぜひ飲んでみてください。
種類 | ブレンデッド |
香り | バニラとヘーゼルナッツ |
味わい | クリーミー |
アルコール度数 | 40% |
価格 | 2,633円 |
おすすめな人 | リッチな味を楽しみたい人 |
4位:国産樽を使用したまろやかなスコッチ【シーバスリーガル ミズナラ 12年】
「シーバスリーガル ミズナラ 12年」はスコッチでありながら、ミズナラという日本産の樽を使用した稀有なウイスキーで、味わいは甘くてなめらか、香りは柑橘系のフルーティーであるのが特徴です。
シングルモルトウイスキーとグレーンウイスキーを厳選し、日本人好みの味になるようにブレンドされているため、飲みやすく親しみやすい味となっています。もともと甘いので、ハイボールにすると甘くなりすぎてしまうかもしれません。ストレートで飲むと甘さと、オーク材のスパイシーさが合わさった絶妙なバランスを楽しむことができますよ。
シーバルリーガルのマスターブレンダーである、コリン・スコットが日本人のためにブレンドした特別なウイスキー。日本人好みに作られた味を是非一度楽しんで見てください。
種類 | ブレンデッド |
香り | 柑橘のフルーティーさ |
味わい | 甘く滑らか |
アルコール度数 | 40% |
価格 | 3,555円 |
おすすめな人 | 日本人好みの味を楽しみたい人 |
5位:ライトでスムーズな飲み心地が魅力【カティサーク オリジナル】
「カティサーク オリジナル」は、ライトでスムーズ、飲みやすいウイスキーとして世界中で広く受け入れられているウイスキーです。
独特の飲みやすさは、スペイサイドの「グレンロセス」、「マッカラン」「ハイランドパーク」といった最高級モルトをブレンドし、シェリー樽で熟成されたことによるもの。
香りも味わいもクセがないので、ハイボールにしても味を損なうことなく爽やかに飲むことができるますよ。
クセのない味わいと香りから、飲みやすく世界中で広く飲まれているウイスキー。クセのないウイスキーを飲みたいならぜひ「カティサーク オリジナル」を試してみてください。
種類 | ブレンデッド |
香り | フルーティー |
味わい | クセのない甘さ |
アルコール度数 | 40% |
価格 | 1,444円 |
おすすめな人 | クセのないウイスキーが好きな人 |
6位:日本で最も長く愛されてきたスコッチ【オールドパー 12年】
「オールドパー 12年」は明治以来、日本で最も長く愛されてきたスコッチで、味わいはまろやかで柔らかく、香りはフルーティーです。
岩倉具視遣欧使節団が日本に最初に紹介したスコッチとして知られており、日本では最も有名なスコッチであると言えます。
まろやかで柔らかな味わいであることから、甘辛の味付けをした食べ物や、刺身などの生ものと相性がいいのが特徴です。
「オールドパー 12年」は昭和の政治家や文人に愛されたスコッチウイスキー。日本を支えてきた名士に思いを馳せながら是非飲んでみてください。
種類 | ブレンデッド |
香り | フルーティー |
味わい | まろやかで柔らかい |
アルコール度数 | 40% |
価格 | 3,596円 |
おすすめな人 | 昭和の名士たちが愛飲したウイスキーに興味がある人 |
7位:本場スコットランドで人気No.1【フェイマスグラウス】
「フェイマスグラウス」はスコッチの本場スコットランドで30年以上人気No.1のブレンデッドスコッチウイスキーです。特有のナッツ、レーズンの味わいは、シェリー樽で熟成されたことによるもの。
ブレンドのバランスがいいためロックやハイボールにしても味を損なうことなく楽しむことができますよ。ナッツ香ばしさ、レーズンの甘味とともにアオリンゴの酸味も感じられるウイスキーです。スコットランドの伝統を味わいたい人はぜひ飲んでみてください。
種類 | ブレンデッド |
香り | 軽やかな甘さ |
味わい | ナッツとレーズンの甘い香ばしさ |
アルコール度数 | 40% |
価格 | 1,695円 |
おすすめな人 | スコットランドの伝統を味わいたい人 |
8位:歴史あるウイスキーを味わうなら【ディンプル 12年】
「ディンプル 12年」は歴史の古いスコッチウイスキーで、味わいはフルーティーでありながらスパイシーさもあり、香りはバニラとフルーツの甘さがあるのが特徴です。
1890年に最も古い醸造家であるジョン・ヘイグによって作られたウイスキーで、歴史あるスコッチを飲みたい人におすすめできます。
マンゴーやパッションフルーツ、アイスクリームなどを食べながら飲むと、バニラでフルーティな風味を引き立たせることができますよ。
フルーティーでありながらスパイシーなので、ウイスキー初心者にも伝統あるスコッチウイスキーを楽しみたい人にもおすすめできる、歴史あるスコッチウイスキーです。
種類 | ブレンデッド |
香り | バニラとフルーツの甘さ |
味わい | フルーティーでスパイシー |
アルコール度数 | 40% |
価格 | 3,062円 |
おすすめな人 | 歴史あるウイスキーを飲みたい人 |
9位:甘さのないスパイシーな味わい【VAT69】
「VAT69」はテレビドラマ「バンドオブブラザーズ」の登場人物、ニクソン大尉が好んでいたことで知られるウイスキーで、甘さはなく味わいはスパイシー。
「バンドオブブラザーズ」のニクソン大尉が「VAT69」ばかり飲んでいるので、「どんなウイスキーなんだろう」と興味を持って飲み始める人が多いのも特徴です。
甘さがなく、スパイシーでピリピリした味わいなので、荒々しさををのまま味わうならストレートやロックで飲んでみてください。
テレビドラマ「バンドオブブラザーズ」が好きな人にも、スパイシーな荒々しいウイスキーが飲みたい人にもおすすめです。
種類 | ブレンデッド |
香り | スモーキー |
味わい | スパイシー |
アルコール度数 | 40% |
価格 | 1,721円 |
おすすめな人 | ドラマ「バンドオブブラザーズ」が好きな人 |
10位:クセのない甘さが好きなら【ジェームズキング レッドラベル】
「ジェームズキング レッドラベル」は、ライトな甘さが感じられる味わいで、香りは黒糖とアプリコットの甘さがあり、クセがなく飲みやすいのが特徴です。
スパイシーさやスモーキーさが苦手で、クセのないライトなウイスキーを飲みたい人におすすめできるます。スパイシーさが苦手なら水割りやハイボール、スパイシーさも楽しみたいならストレートで飲んでみてください。
「ジェームズキング レッドラベル」は味わいも香りも甘くクセがないので、スパイシーさが苦手な人やウイスキー初心者にもおすすめできるウイスキーです。
種類 | ブレンデッド |
香り | 黒糖とアプリコットの甘い香り |
味わい | ライトな甘さ |
アルコール度数 | 40% |
価格 | 1,078円 |
おすすめな人 | クセのないウイスキーが好きな人 |
「ザ・スコッチ」なバランタインを今すぐネット通販しよう
本記事ではバランタインのラインナップと、それぞれの特徴について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。バランタインは「ザ・スコッチ」とも呼ばれており、スコッチウイスキーの代名詞的な銘柄です。
スコッチを語る上でバランタインは欠かせない重要な銘柄なので、自分好みのスコッチを探したいならぜひバランタインを試してみてください。
バランタインはエリザベス女王から王室御用達の称号を授与されたほどの、リッチで優雅な味わいのあるウイスキーです。もし自分好みのバランタインが見つかれば、あなたの晩酌もまたリッチで優雅なひとときとなることは間違いありません。