記念日にぴったり!アスティワインが持つ3つの魅力とおすすめ10選

「アスティワインを飲みたいけどどんな種類を選べば良いのかわからない…」
「友人からアスティワインをプレゼントされたけどそもそもアスティワインが何なのかわからない…」
ワインといえば赤ワインや白ワインのイメージで他の種類はよくわからないですよね。今回はアスティワインの特徴から具体的なおすすめ商品まで初心者の方でもアスティワインを楽しめる知識を紹介します。
本記事を読み終わる頃には、ワインが苦手な方でもおいしく飲めるアスティワインが見つかります。友人の誕生日や恋人との記念日にアスティワインを出すと、喜ばれて思い出の一品になること間違いありません。
特別な日のワインから普段飲むワインまでもっとバリエーション豊かに楽しめるようにさっそく見ていきましょう。
アスティとは?イタリア生まれのスパークリングワイン
アスティは北イタリアのピエモンテ州、ランゲの丘にあるアスティ地区で作られるワインのことです。アスティ地区では赤ワインも作られていますが、一般的にアスティというとスパークリングワインをさします。
スパークリングワインもいくつか種類があります。微発砲の「アスティ」、炭酸が強い「アスティ・スプマンテ」、とくに甘みが強く高品質のものを「モスカート・ダスティ」と呼びます。ちなみに、モスカート・ダスティも微発砲のスパークリングワインです。
アスティは甘口のスパークリングワインとして世界中で有名 で、イタリアワインの格付けで一番厳正な規制が設けられている「D.O.C.G.」のワインでもあります。
「D.O.C.G」「D.O.C」「I.G.T」「VDT」の順に評価されており、「D.O.C.G」に分類されるためには過去5年間は継続して「D.O.C」に分類される必要があります。「D.O.C.G」のワインは農林省、商工会議所の化学検査を受けて認められた証として1つ1つのボトルにシールが貼られているので買う前に見分けることができます。
アスティは飲みやすい?アスティが持つ3つの魅力
アスティの魅力は以下の3つです。
1つずつ詳しく紹介していきます。
とにかく安い!
スパークリングワインといえば高価なイメージも強いと思いますが、アスティはとにかく安いです。スーパーなどで1000円前後 で販売されており、誰でも簡単に買えてしまいます。手頃なのでちょっとした一人飲みにも選べそうですね。
甘口でジュース感覚で飲める
アスティといえば甘口で有名です。甘いため渋いワインが苦手な方でもジュース感覚で飲むことができます。
アスティに使用されているブドウは100%が「モスカート・ビアンコ種」です。モスカート・ビアンコはマスカットの一種で、香水にも使われるムスクが語源。香りが豊かで白桃のような果実味なのでお酒が苦手な人でも楽しむことができます。
アルコール度数が低い
アスティのアルコール度数は約8%。 参考までに一般的なワインはアルコール度数が12%程度です。また、モスカート・ダスティはぶどうの香りを生かすため途中で発酵を止めているので、アルコール度数は5~6%と低めになっています。アスティより飲みやすい甘口のスパークリングワインです。
アスティを選ぶときにチェックしたい2つのポイント
ワインのラベルにはたくさんの情報がありますが、アスティを選ぶときは以下の2点を注意してチェックしてください。
1つずつ見ていきましょう。
アスティの種類をチェックする
すでに紹介済みですが、一口にアスティといっても3種類あるので、まずは買おうとしているものが3種類のうちどれであるかをチェックしましょう。
アスティとアスティ・スプマンテの区別は非常に曖昧で分かりにくいですが、ラベルに「スプマンテ」と記載があれば、炭酸が強いことを表しているので、アスティ・スプマンテという判断で構いません。
3種類のうち最も高額なのはモスカート・ダスティ です。といっても2,000~3,000円で買うことができます。アスティ・スプマンテよりしっかりとした造りで、まるでぶどうを丸ごと食べているような贅沢さがあります。
ただし、「まるでサイダーを飲んでいるみたい」といわれるほど非常に甘いので注意してください。甘いお酒が苦手という人はアスティ・スプマンテのほうが飲みやすい でしょう。とはいえアスティ自体がすべて甘口なので甘いお酒が苦手な要注意です。
ラベルもチェックし製法を確認する
アスティは基本的には樽の中で泡を発泡させる「シャルマ方式」で作られます。シャルマ方式はフルーティなぶどう本来の新鮮味を残すことができ、モスカート・ビアンコの良さを最大限に発揮できる製法です。
しかし、中にはシャンパン製造と同じ「シャンパーニュ方式」と呼ばれる、ボトルに詰めてから二次発酵を行う製法で作られているものもあります。シャンパンと同じ「シャンパーニュ方式」の場合、ガスが抜けにくく、泡も繊細できめ細かくなります。
ラベルに「メトード・クラシコ(Metodo Classico)」という表記があれば、シャンパーニュ方式で作られたものです。シャルマ方式もシャンパーニュ方式もどちらにもいい点があるため、ぜひ飲み比べをしてみてください。
アスティ・スプマンテおすすめ5選
次におすすめのアスティ・スプマンテを5つ紹介します。それぞれに特徴があるのでぜひ1本ずつ飲み比べてみてください。
世界で知られる有名ブランド!【チンザノ アスティ・スプマンテ】
「チンザノ」は260年以上の歴史を持つイタリアのブランドで、リキュールのベルモットやスパークリングワインが世界的に有名です。
チンザノのアスティはもちろんアスティ地方で採れた白ブドウのみを使った最高格付のD.O.C.Gワインであり、上品なはちみつと熟した桃の香りが特徴です。
どんなシーンでも活躍してくれてデザートとも相性は抜群です。ぜひ、最初のアスティにどうぞ。
価格 | 1,274円 |
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内容量 | 750ml |
欧米諸国でシェアNO.1【マルティーニ アスティ・スプマンテ】
欧米諸国でNO.1のシェアを誇るのが「マルティーニ アスティ・スプマンテ」です。
マルティーニはイタリアを代表する150年以上の歴史あるブランド。アスティだけでなくリキュールやスパークリングワインも数々の団体や王室から様々な賞を受け取っています。
白ワインの風味も残しつつパインや洋ナシを連想させる甘い味わい で、スーパーでも375mlが1000円以下で売っていることもあります。おつまみを用意しなくてもおいしく飲めますが、ピュレグミやシュークリームなどの市販のおかしをおつまみにしてみてもおいしいですよ。
庶民的で誰でも手に取りやすいアスティなので、ちょっとしたパーティでも飲みやすいです。
価格 | 1,244円 |
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内容量 | 750ml |
女性に大人気!【サンテロ 天使のアスティ】
「サンテロ 天使のアスティ」は優しい味わいで女性に大人気!日本で最も売れているスパークリングワイン生産者に5年連続で輝いています。華やかなマスカットの香りとコクのある甘さが特徴
です。
フルーツや生ハムによく合い、デザートのお供にもぴったりです。また、おつまみなしでも飲めるので、トークを楽しむ女子会におすすめできます。Amazonではギフトボックス付きのものも売っているのでプレゼントにもおすすめです。
価格 | 1,422円 |
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内容量 | 750ml |
売り切れ御免の高級アスティ!【チェレット アスティ・スプマンテ】
売り切れ御免の高級アスティ。とはいえ、価格は2500円ほどですが「チェレット」のアスティは7ヘクタールの畑でしか採れないブドウを使った希少な逸品です。
チェレットは、イタリアの名ワインであり「ワインの王」とも称される最高の赤、「バローロ」や「バルバレスコ」も手がけるワイナリーです。大きな醸造所を持つワイナリーもありますが、チェレットは各ブドウ畑にそれぞれの醸造所を持っており、それぞれの場所の個性を活かしたワインを生産します。
甘くないアスティが飲みたい方におすすめ で、デザインも高級感があるので特別な日にも飲んでいただきたいアスティです。売り切れる前にどうぞ。
価格 | 2,530円 |
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内容量 | 750ml |
ラベルの可愛さが最上級!【ラ セルヴァティカ アスティ・スプマンテ】
パッと見たときにラベルに目をひかれるのが「ラ セルヴァティカ アスティ・スプマンテ」です。イラストを描いたのは、ブドウを原料とするブランデーの一種であるグラッパの作り手である故ロマーノ・レヴィ氏です。
とくにラベルデザインが人気の「ラ セルヴァティカ アスティ・スプマンテ」ですが、もちろん味も素晴らしいです。甘さと酸のバランスが非常によく口当たりはクリーミー。フルーツやケーキとの相性は抜群です。
ラベルが可愛いので記念日やプレゼントにもおすすめですし、インテリアとしても大活躍のアスティです。
価格 | 2,420円 |
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内容量 | 750ml |
今回紹介したアスティを以下の表にまとめています。
商品名 | 価格 | 内容量 |
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チンザノ アスティ・スプマンテ | 1,274円 | 750ml |
マルティーニ アスティ・スプマンテ | 1,244円 | 750ml |
サンテロ 天使のアスティ | 1,422円 | 750ml |
チェレット アスティ・スプマンテ | 2,530円 | 750ml |
ラ セルヴァティカ アスティ・スプマンテ | 2,420円 | 750ml |
1,000円前後で購入できるものもおおくあるのでぜひ手に取ってみてください。
モスカート・ダスティおすすめ5選
続いてモスカート・ダスティのおすすめ商品を具体的に5つ紹介します。
黄金のモスカートダスティ!【バンフィ シャンドル モスカート・ダスティ】
「バンフィ シャンドル モスカート・ダスティ」は贅沢な黄金のモスカート・ダスティです。はちみつのような味わいと、レーズンを連想される後味が楽しめます。
バンフィ シャンドル モスカート・ダスティのブドウはモスカート種の聖地とされるピエモンテ州のストレーヴィ村の完熟ブドウから造られています。モスカート・ダスティの果実味と調和するので、カボチャの煮物やブルーチーズなどのおかずや杏仁豆腐やティラミスなどのデザート相性と良いです。
バンフィ シャンドル モスカート・ダスティは、はちみつを感じさせるデザートワインとして最適な一本です。
価格 | 1,716円 |
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内容量 | 750ml |
おいしさコスパ共に最強!【ルフィーノ モスカート・ダスティ】
コスパとおいしさを兼ね備えているのが、「ルフィーノ モスカート・ダスティ」です。750mlで1,298円とモスカート・ダスティの中ではかなり安めです。
最初はイタリアのトスカーナという地域でワインを造っていたルフィーノ社ですが、ワインのクオリティはイタリアの王室も認めるほどになり、ピアモンテ州にも進出しました。
ルフィーノ社のモスカート・ダスティはイヤな甘みがなくマスカットの風味が強い上に柑橘系の香りがするので、オレンジジュースや柑橘系のフルーツと相性抜群です。
柑橘系のさわやかな甘さがほしくなったときにぜひお試しください。
価格 | 1,298円 |
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内容量 | 750ml |
ハーブのようなさわやかな味わい!【ファルケット デル ファント モスカート・ダスティ】
「ファルケット デル ファント モスカート・ダスティ」は柑橘系の風味とハーブのようなさわやかな味わいを楽しむことができるワインです。
収穫量が少なく、品質基準が厳しい最上のモスカート産地であるカッネリで育ったブドウが使われています。さらに、オーガニックにもこだわりがあり、収穫はすべて手摘みで除草剤や肥料が使われていないので、お値段は少し高めです。
ハーブのようなさわやかな味わいなので、レモンやハーブのきいたサラダと相性は抜群に良いです。ファルケット デル ファント モスカート・ダスティはマフィンやアップルパイと一緒にデザートワインとしても楽しめます。
価格 | 2,380円 |
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内容量 | 750ml |
お酒が苦手でも飲みやすい!【ミストラル モスカート・ダスティ】
「ミストラル モスカート・ダスティ」はアルコール度数が5%とかなり低めで、お酒が苦手な方でも非常に飲みやすいモスカート・ダスティです。
ワインを造るときに化学肥料や農薬を一切使わないモリーノ社は醸造も自然酵母で酸化防止剤も規定の3分の1しか使っていません。酸化防止剤はワインの酸化を遅らせたり、微生物を殺す役割がありますが、亜硫酸塩という物質で健康的ではなく、ワインの果実味を弱めてしまいます。
ミストラル モスカート・ダスティは風味に加えて飲む人の健康や安全も配慮された一本です。ラベルは太陽とブドウを育てる若い女性をイメージした華やかなものなので、お祝い事やプレゼントにもぴったりです。
価格 | 2,882円 |
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内容量 | 750ml |
イタリア高級レストランの味!【ラ スピネッタ ブリッコ クワリア モスカート・ダスティ】
「ラ スピネッタ ブリッコ クワリア モスカート・ダスティ」はイタリアの高級レストランのメニューになっております。味は清涼感があって単に甘いだけではなく複雑でクセのある甘みが特徴です。
普段甘口のワインを飲まない方にもおすすめしたいモスカート・ダスティです。
価格 | 2,629円 |
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内容量 | 750ml |
今回紹介したモスカート・ダスティを以下にまとめています。
商品名 | 価格 | 内容量 |
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バンフィ シャンドル モスカート・ダスティ | 1,716円 | 750ml |
ルフィーノ モスカート・ダスティ | 1,298円 | 750ml |
ファルケット デル ファント モスカート・ダスティ | 2,380円 | 750ml |
ミストラル モスカート・ダスティ | 2,882円 | 750ml |
ラ スピネッタ ブリッコ クワリア モスカート・ダスティ | 2,629円 | 750ml |
甘く飲みやすいものも多いのでぜひ飲んでみてください。
アスティを美味しく飲む方法
続いてアスティをよりおいしく飲むための方法をお伝えします。アスティを単独で飲むのはもちろんですが、飽きてきたときのカクテルも紹介するのでぜひ試してみてください。
美味しく飲める温度
スパークリングワインは5℃から7℃ほどに冷やして飲むのが理想的です。自宅の冷蔵庫に入れておけば3~4時間ほどで飲み頃になります。ワインクーラーを使用し、ボトルの首まで冷やしておくと30分程度で5~7℃ほどになり、甘いアスティも冷やすことですっきりして飲みやすくなります。
アスティをより楽しめる飲み方
アスティはそのまま飲んでも美味しいですが、甘いものはずっと飲んでいると飽きやすくもあります。1本飲みきるのがつらいと感じた場合は、オレンジジュースと割ってカクテルにするのもおすすめです。
オレンジジュースの酸味が加わり甘みが和らぎ、アルコール度数が下がるのですぐに酔ってしまう方やアスティが口に合わなかったときにも使えます。また、オレンジジュースの量によってミモザやバックス・フィズと呼ばれるカクテルを楽しむことができます。
オレンジジュースの分量を調整することで味が変わっていくので、ぜひ好みの味を探してみてください。
飲みやすいアスティ片手に楽しい時間を過ごそう
アスティは以下の3つの特徴があるので、お酒やワインが苦手な方でもおいしく飲むことができるスパークリングワインです。
ジュース感覚で飲めてしまうので、今まで持っていたワインの印象をガラッと変えてしまう力がアスティにはあります。
アスティは種類も多くそれぞれ特徴があるので、普段から飲むお酒としてお気に入りの1本がきっと見つかります。さらに、ラベルデザインが洗練されていてオシャレな印象もあるので特別な日に飲む思い出の一本としても最適です。
本記事の知識をしっかり吸収し、アスティワインを最大限に楽しんでください。最後までお読みいただきありがとうございました。