ワイン初心者におすすめ!一度は飲みたい「ピノ・ノワール」ワイン12選

「ピノ・ワールのことを詳しく知りたい」
「ピノ・ノワールを使ったワインのおすすめが知りたい」

「ピノ・ノワール」ワインはさまざまな産地があり、種類が豊富にあるので、美味しいのがどれかわからないですよね。私も同じだったのでわかります。

今回は、ピノ・ノワールを1ヶ月にボトルを3本を開ける私が、ワイン初心者におすすめのピノ・ノワールワインの選び方や産地についてを解説し、価格別にランキング形式で紹介していきます。
当記事を最後まで読んでもらえれば、ピノ・ノワールについてもっと知って、ワインを楽しめるようになります。

目次

「ピノ・ノワール」とはどんな品種?


ピノ・ノワールは、フランスのブルゴーニュ地方が原産である、赤ワイン用のブドウ品種です。育てるのが難しく、ブルゴーニュ地方コート・ドールのような涼しい気候で水はけがよく、石灰質の土壌の環境でしか高品質なピノ・ノワールを育てることができませんでした。
栽培が難しいことから「気まぐれ」と呼ばれるほど環境に敏感なブドウ品種でもあります。

しかし現在は、環境の似ているニュージーランドやカリフォルニアでも栽培を成功させています。

ピノ・ノワールワインの味と他の品種との違い


ピノ・ノワールの味と他のブドウの品種との違いも解説していきます。ぶどうの品種について知るためにまず赤ワインの味わいの違いについて理解しましょう。
赤ワインの味は「フルボディ」「ミディアムボディ」「ライトボディ」で渋み・重さの表現をすることができます。
以下で、ボディの違いを解説します。

フルボディ

「重厚感」「ふくよか」などの表現をすることができるのが、フルボディです。タンニンが多く含まれているために渋みを感じ、ワインの「深い味わい」を楽しむことができます。

ミディアムボディ

フルボディとライトボディの間にあるのがミディアムボディです。ふくよかな味と飲みやすさを兼ね備えています。ピノ・ノワール初心者にもおすすめしたい、渋みや酸味のバランスもよく香りも楽しめるワインがミディアムボディです。

ライトボディ

収穫された年のワインを飲むと軽やかな味のワインを楽しむことができます。「フレッシュ」や「フルーティー」といった表現をすることが多いです。安いワインに多いと思われていますが、高級なワインでもライトボディはあります。10〜12℃に冷やして飲むのがおすすめです。

味の渋みや重さは、ぶどうの品種によっても左右されます。

 

ぶどうの品種 渋み・味 主な香り
カベルネ・ソーヴィニョン 渋い・濃い ブラックチェリー、カシス、杉、ベーキングスパイスなど
シラー やや渋い・やや濃い ブルーベリー、プラム、ミルクチョコ、黒コショウなど
ネッビオーロ やや渋い・やや薄い チェリー、バラ、革など
ピノ・ノワール 渋くない・薄い チェリー、ラズベリー、キノコ、バニラなど

ピノ・ノワールの特徴は、タンニンの渋みが少なく、酸味が強いことです。香りは、ベリー系の華やかな香りを楽しむことができます。
渋みが少なく赤ワイン初心者にも飲みやすいので、初めて赤ワインを飲む人にもおすすめしたいのが、ピノ・ノワールです。
また、長期熟成させることができるのもピノ・ノワールの特徴であり、熟成させることにより、酸味のバランスが良くなります。

初心者に「ピノ・ノワール」をおすすめする3つの理由


ワインを普段飲まない方でも、飲みやすいのがピノ・ノワールです。続いて、ワインをあまり飲んだことがない初心者にピノ・ノワールをおすすめする3つの理由をお伝えします。

  • 1.渋みが少なくフルーティな香りで飲みやすい
  • 2.ブレンドすることが少なく軽口のワインが多いる
  • 3.産地によって違った味わいが楽しめる

1つずつ詳しく解説します。

理由その1.渋みが少なくフルーティな香りで飲みやすい


おすすめする理由の1つ目は渋みが少なくフルーティな香りで飲みやすいことです。
ピノ・ノワールという品種のブドウは、皮が薄いのが特徴です。渋みの原因であるタンニンは皮や種に多く含まれるため、他の赤ワインよりも渋みが比較的少ない、なめらかな口当たりのものが多くなっています。

理由その2.ブレンドすることが少なく軽口のワインが多い


ピノ・ノワールを使用したワインは他のぶどうとブレンドすることが少なく、1種類(単一品種)で作られることが多いため、渋みが少なく軽い味わいのワインが多いです。ブレンドすることが少ないため、ピノ・ノワール自身が持つ酸味とフルーティな味わいで、飲みやすく感じることができます。

他の品種は、ほとんどが複数のブドウをブレンドして作られることが多いため、ワインの味を生産者が調整することができます。

理由その3.産地によって違った味わいが楽しめる


ピノ・ノワールはとても繊細な品種であり、同じピノ・ノワールでも産地により味が異なります。単一品種で作られることが多いピノ・ノワールだからこそ、産地ごとの味わいの違いを感じることができます。

昔はブルゴーニュ地方でしか造れないといわれてましたが、現在では栽培環境を整える技術と醸造が発展しました。そのため世界各国で造ることが可能になり、多くの種類のピノ・ノワールワインを堪能することができます。

おすすめの「ピノ・ノワール」ワインの選び方


ピノ・ノワールのワインを選ぶポイントは、「種類」「産地」「予算」の3つです。

ワインの種類を選択する


ピノ・ノワールは赤ワインだけでなく、「ロゼ」や「スパークリングワイン」からも選ぶことができます。

赤ワイン特有の渋みが苦手な場合には、ロゼを選ぶことで、渋みが少なく飲みやすいものに出会えます。すっきりとしたピノ・ノワールを堪能したいのであれば、スパークリングワインがおすすめです。スパークリングワインにピノ・ノワールが使用される場合は、他のブドウとブレンドされることが多いが、フルーティーな香りとすっきりとした飲み口を感じることができます。

ワインの産地で選ぶ


ピノ・ノワール本来の味を楽しみたい方はフランス ブルゴーニュ地方のワインがおすすめです。
先ほどもお伝えしたようにピノ・ノワールはブルゴーニュ地方が原産。ブルゴーニュ地方のものを選べば、ピノ・ノワール本来の味を楽しむことができます。


ただ、最近ではドイツやチリ、オーストラリア、アメリカなど世界中で栽培されるようになっています。同じピノ・ノワールでも違った味わいが楽しめるので次に選ぶときには産地にも注目してください。
産地ごとの味の違いは以下の表にまとめました。

 

産地 味の違い
フランス 渋みが少なく酸味がある
赤い果実系のフレッシュな香り
イタリア なめらかな味わい、渋みが少ない
ほのかに甘みがある
ドイツ ミネラル感のある味わい
渋みが出やすい
チリ フレッシュな果実の香りが強い
海風に当たっていることから塩っぽいミネラルを感じる
アルゼンチン 雨が少ないため香りと旨味が凝縮しているのが特徴
ニュージーランド 寒暖差が激しいため熟成感と酸味を両立している
凝縮したような強い香りと酸味が特徴
アメリカ 渋みが少なく果実味がある
風味が強く甘みのあるワインが多い

まずは、ピノ・ノワールがどんな味か知りたいという場合は原産地であるブルゴーニュ地方から選ぶのがおすすめです。
他の地域では、チリやアルゼンチン、ニュージーランドなどのピノ・ノワールが高い評価を得ています。

予算に応じた価格から選ぶ

ピノ・ノワールは1,000円前後で買えるものから高級ワインとして知られる「ロマネ・コンティ」まで価格帯が様々です。しかし、高い価格のピノ・ノワールワインが美味しいという訳でもないので、予算にあったものを購入してください。

今回は、編集部が予算別に「美味しい」と感じたピノ・ノワールワインを紹介します。

【3,000円以下!】人気ピノ・ノワールワインおすすめランキングTOP3


3,000円以下でも十分に美味しいピノ・ノワールワインを選ぶことができます。さっそく紹介していきます。

第1位!チリワインのパイオニア【モンテス・アルファ】


2018年に創業30年を迎えたチリのワイナリー「モンテス・アルファ」はチリワインのパイオニアともいわれ、不動の人気を誇っています。「モンテス・アルファのピノ・ノワール」は日本でも愛飲している人が多いワインです。
初めのうちはトロピカルな味を感じることができますが、飲んでいるうちに深みも味わえます。
おすすめの飲み方としては、飲み始める30分前にボトルから違う容器へ移すこと(「デキャンタージュ」という手法)で、空気に触れさせることでより香りを楽しむことができ、味もまろやかになります。
低価格で外さないピノ・ノワールを選びたいのであれば間違いありません。

特徴

・価格:1,766円
・色:赤
・品種:ピノ・ノワール
・味わい:ミディアムボディ
・生産:チリ

第2位!漫画「神の雫」にも登場した【コノスル ピノノワール 20バレル リミテッド・エディション】


濃厚な味を感じることができるのが、「コノスル ピノノワール 20バレル リミテッド・エディション」です。
通常のピノ・ノワールよりも濃縮されているので飲みごたえがあり、漫画「神の雫」では1巻から登場し、「20,000円台のワインと比べてもわからないコスパ最高のワイン」と紹介されています。
濃縮され飲みごたえのあるワインはローストビーフやヒレカツなどの肉料理のうまみを引き出し相性が良いので、メイン料理に合わせて飲むのがおすすめです。
飲みごたえはありますが、口当たりは穏やか。ストロベリーやプラムの香りを感じることができます。

特徴

・価格:2,178円
・色:赤
・品種:ピノ・ノワール
・味わい:フルボディ
・生産:チリ

第3位!西ケープ州で注目のワイン!【ポストカード・シリーズ エルギン ピノ・ノワール】


「ポストカード・シリーズ エルギン ピノ・ノワール」は、南アフリカのワイン造り中心地である西ケープ州で造られたワインです。
西ケープ州は、南極から流れ込む冷たいベンゲア海流の影響で寒暖差のある環境でぶどうを栽培することができます。寒暖差のある環境は、ピノ・ノワールを育てるのに最も適した環境といわれており、高品質なぶどうを育てることが可能です。
ピノ・ノワールの中では味わいが軽く、ぶどうの本来の味を感じることができるのが特徴です。
近年、ニューヨークで発行されている新聞の「NYタイムス」や南アフリカで行われるワインコンテストである「オールド・ミューチュアル・トロフィー・ワイン・ショー」でも高い評価を得ている注目のワインです。

特徴

・価格:2,200円
・色:赤
・品種:ピノ・ノワール
・味わい:ミディアムボディ
・生産:2016年、南アフリカ

【5,000円以下!】人気ピノ・ノワールワインおすすめランキングTOP3


続いては、5,000円以下で購入することができるピノ・ノワールワインを紹介します。

第1位!世界で認められた醸造家「仲田晃司氏」が手掛ける!【ブルゴーニュ ルージュ 2016 ルー・デュモン】


「ブルゴーニュ ルージュ 2016 ルー・デュモン」は、メディアで何度も紹介されている、ブルゴーニュで唯一認められた日本人ワイン醸造家の仲田晃司氏が生産者として関わっています。
樹齢が30年以上のぶどう樹を使用したり、樽のメーカー、熟成期間と熟成方法など細部にまでこだわっています。日本人だからこそ、日本人の口に合うバランスの取れたワインを生産することができます。
ブルゴーニュの神様と呼ばれた醸造家「アンリ・ジャイエ氏」が絶賛したワインは飲まずにはいられません。
ラベルに書かれた「天地人」という文字は、スタジオジブリの鈴木敏夫氏が書いていることでも注目されています。

特徴

・価格:3,748円
・色:赤
・品種:ピノ・ノワール
・味わい:ミディアムボディ
・生産:フランス

第2位!ニュージーランド最大のワイナリーでおすすめ!【ブランコット・エステート レター・シリーズ"T" マールボロ】


「ブランコット・エステート レター・シリーズ"T" マールボロ」は、ニュージーランドのマールボロでピノ・ノワールを栽培した初のワイナリーです。
1975年に植樹をして、1990年には、イギリスで開かれる酒類の品質を競う「インターナショナルワイン&スピリッツコンペティション」でトロフィーを獲得したことで注目されました。
ダークチェリーやブラックベリーの甘さを感じることができ、飲み口も軽めなので脂身の少ない肉と相性が良いです。
購入してすぐに飲むのもおすすめですが、寝かせることにより熟成した味も楽しむこともできます。

特徴

・価格:3,651円
・色:赤
・品種:ピノ・ノワール
・味わい:ミディアムボディ
・生産:2013年、ニュージーランド

第3位!ブルゴーニュの丘の宝石!ヴォーヌ・ロマネ【ドメーヌ・モンジャール・ミュニュレ ブルゴーニュ・ピノ・ノワール 2016】


気温に土壌、日照条件とぶどうにとってこれ以上ない最高の環境で育ったピノ・ノワールを使用しているのが、「ドメーヌ・モンジャール・ミュニュレ ブルゴーニュ・ピノ・ノワール 2016」の特徴です。
タンニンと酸のバランスが良く、後味もドライで引き締まっています。
バラやスミレなどの香りがして、ソーセージから野菜のポトフから鴨やジビエと何にでも合わせることができるのが特徴です。
熱狂的なファンもいる「神に愛される町」と呼ばれるヴォーヌ・ロマネのワインをどうぞお試しください。

特徴

・価格:4,048円
・色:赤
・品種:ピノ・ノワール
・味わい:フルボディ
・生産:2016年、フランス

【10,000円以下!】人気ピノ・ノワールワインおすすめランキングTOP3


続いては予算10,000円以下でお探しの方におすすめのピノ・ノワールワインを紹介します。

第1位!世界的なピノ・ノワール生産地オレゴンでおすすめ!【ドメーヌ・ドルーアン・オレゴン】


1840年からワインが造られ、今では300以上のワイナリーがあるオレゴン州でピノ・ノワールを使用するワインといえば「ドメーヌ・ドルーアン・オレゴン」です。
1979年には、パリで行われたコンクールで見事最優秀賞を受賞。他にも、世界的に影響力のあるワイン誌「ワインスペクテーター」でも90点以上の高い評価を得ています。
ブラックベリーやフレッシュハーブを感じることができる香りと、最後まで余韻が残る口当たりが特徴で、煮込み料理と相性が良いです。
世界的なピノ・ノワール生産地のワインを味わいたい人におすすめです。

特徴

・価格:5,928円
・色:赤
・品種:ピノ・ノワール
・味わい:フルボディ
・生産:2015年、アメリカ

第2位!14世紀からあるイタリアの名門が手掛ける【アンティノリ ピノ・ネロ】


「アンティノリ ピノ・ネロ」は、トスカーナワインの品質向上に貢献したイタリアの名門「アンティノリ」が製造したワインです。
「ピノ・ネロ」はイタリア語で、ピノ・ノワールのことをさしています。
ピノ・ネロの特徴は、果実の味をしっかりと感じられること。収穫は全て手摘みで行い、まずはステンレス樽で発酵させぶどうの本来の味をだします。その後古樽で発酵させて、香りや色を深くして長期熟成することで、果実の味をしっかりを表現することができます。
ワインだけ飲んでも楽しめますが、鴨肉のローストと相性抜群です。
名門の手掛けるピノ・ノワールを、ぜひお試しください。

特徴

・価格:6,215円
・色:赤
・品種:ピノ・ノワール
・味わい:フルボディ
・生産:2016年、イタリア

第3位!2015年の畑の個性が集結!【ルイ・ジャド ボーヌ プルミエ・クリュ オマージュ・オー・クリマ ギフト箱入 瓶 】


「ルイ・ジャド ボーヌ プルミエ・クリュ オマージュ・オー・クリマ」は、収穫された畑ごとに分けて醸造したあとに、熟成したものをブレンドして作られました。ぶどうの品質がいいとされる当たり年は数年に1度ありますが、2015年のものは特に評価が高いです。
当たり年の特徴は味の濃さですが、それぞれの畑が見事に調和されています。
19か所で収穫されたピノ・ノワールのワインがブレンドされており、複雑な味わいを楽しむことができます。

特徴

・価格:9,350円
・色:赤
・品種:ピノ・ノワール
・味わい:フルボディ
・生産:2015年、フランス

【10,000円以上!】人気ピノ・ノワールワインおすすめランキングTOP3


続いて、10,000円以上で購入できるプレミアムなピノ・ノワールワインをご紹介いたします。

第1位!全米で最も人気のあるピノ・ノワール!【ドメーヌ・セリーヌ ピノノワール ”エヴァンスタッド・リザーヴ” ウィラメットヴァレー2015年】


1982年に創刊されたワインの専門誌「ワイン&スピリッツ」にて第17回目の年間投票で1位に輝いたのが、「ドメーヌ・セリーヌ ピノノワール ”エヴァンスタッド・リザーヴ” ウィラメットヴァレー2015年」です。
第17回ワイン&スピリッツの年間投票では、高級ワインとしても有名な「ロマネ・コンティ」にも勝利しています。
専門誌での人気投票ですので、選ぶのに迷ったときに頼めば間違いありません。
イチジクやブラックベリー、ブラックチェリーの複雑な味わいと長い間余韻を感じることができる深さがあります。

特徴

・価格:13,338円
・色:赤
・品種:ピノ・ノワール
・味わい:ミディアムボディ
・生産:2015年、アメリカ

第2位!ロマネ・コンティから苗木を授かった【カレラ ジェンセン CALERA】


アメリカで最高のピノ・ノワールといえば、「カレラ ジェンセン CALERA」で間違いありません。ロマネ・コンティの双璧とまで称されており、入手困難なワインとして有名です。
世界で最も影響力があるといわれるアメリカのワイン評論家ロバート・パーカー氏から「地球上で最も魅力的なピノ・ノワール」と評価されており、世界最高峰のピノ・ノワールとして地位を築いています。
最高峰と呼ばれるピノ・ノワールの味は、ぶどうが濃縮されており果実味をしっかりと味わえ、余韻を長く感じることができます。
1980年から1989年の間にロバート・パーカー氏が90点以上を付けた10本のうち7本がカレラのピノ・ノワールでした。一度は飲んでみたい一本です。

特徴

・価格:33,000円
・色:赤
・品種:ピノ・ノワール
・味わい:フルボディ
・生産:アメリカ

第3位!ピノ・ノワールの気品を感じることができる!【モンジャール·ミュニュレ ヴージョ プルミエ クリュ レ クラ】


濃厚さの中に柔らかさも持ち合わせているのが、「モンジャール·ミュニュレ ヴージョ プルミエ クリュ レ クラ」です。
1109年からぶどうを育てている歴史ある畑「レ・クラ」は、ぶどう畑の環境を感じることができる「テロワールの味」と表現されるほど個性が現れているのが特徴です。
タンニンがきめ細かく、樽の香りも少ないため、ワインの渋みが苦手な人にも飲みやすく造られています。
果実味を重視した繊細なピノ・ノワールを楽しみたい人におすすめです。

特徴

・価格:17,556円
・色:赤
・品種:ピノ・ノワール
・味わい:ミディアムボディ
・生産:2016年、フランス

ピノ・ノワールのワインを楽しむおすすめの飲み方


ピノ・ノワールを楽しむには、「グラス」や「温度」、「飲み頃」を知ってより美味しく飲むことができます。

おすすめのグラスは「ブルゴーニュ型」グラス


香りが豊かであることが特徴のピノ・ノワールに相性の良いグラスは、「ブルゴーニュ型」と呼ばれる丸みのある形の大きめのグラスです。
ブルゴーニュ型の口がすぼまったような形状が香りを凝縮させ、香りと味の余韻を楽しむことが可能です。
ワインはグラスによって味や香りの感じ方が全く違ってきます。せっかくならピノ・ノワールと相性のいいグラスを購入して、ワインの魅力を最大限引き出した状態で味わってください。

美味しく飲むには15~17℃がおすすめ


ピノ・ノワールを美味しく飲む温度は15~17℃が適温といわれています。冷やしすぎるとタンニンの渋みが強くなり、温度が高くなるとフルーティーさがなくなってしまいます。
冷蔵庫であれば、1時間程度冷やすことでピノ・ノワールが1番美味しく飲むことができる温度に15~17℃にすることができます。
ライトボディの場合には、渋みが少ないので1時間30分ほど冷やしてもOKです。

ピノ・ノワールのワインの飲み頃は産地で変わる


ピノ・ノワールの原産地であるブルゴーニュ地方のワインはおすすめの飲み頃が畑の格付けによってきめられています。
価格の安いワインは、すぐに飲むことを前提に作られているので、1年以内には飲むことをおすすめします。寝かせる場合でも、10年以上は寝かせないようにしてください。
ピノ・ノワールの原産地であるブルゴーニュ地方のワインのおすすめの飲み頃については、下記の表で畑の格付けによる飲み頃の年数をまとめました。

 

畑の格付け 年数
特級(グラン・クリュ) 15年以上
1級(プルミエ・クリュ) 10年以上
村名 3~10年
地域名 1~7年

熟成させた方が美味しいワインの見分け方は、ワインボトルの底を見て確認してください。ワインボトルの底中央にあるくぼみが深いものは、熟成させるとより美味しくなります。
ワインボトルの底のくぼみは、熟成することによって沈殿する澱(おり)やミネラルをためるための場所。ワインを注ぐときにも、ワインと澱(おり)を分離したままグラスやデキャンタに移し替えることができます。澱(おり)自体には害はありませんが、口に入れると苦味や食感があまり良くありません。
年数の古いワインを飲むときには、ワイン本来の香りや味を楽しむためにも、デキャンタに移し替えて澱(おり)を取り除いて飲むことをおすすめします。デキャンタに移し替えるメリットとして、香りを引き立て、ワインの複雑さをより感じることができるようにもなります。

ブルゴーニュ地方のピノ・ノワールワインだけは10年以上熟成させることが可能です。もともと熟成させることを前提に作っているため、熟成させて味わいを濃く変化させることができます。

保管するときはなるべく涼しい場所で保管する


保管する場合には、ワインセラーを使用するのがベストです。しかし、ワインセラーがないときにも、なるべく涼しい場所で火の当たらない場所であれば保管をすることができます。保管をする際は、コルクを乾燥させてしまうと酸素が瓶の中に入り酸化してしまうので、コルクを乾燥させないために寝かせた状態で置いて保管しましょう。
ワインが酸化すると、すっぱくなったり、香りや味がうすくなります。赤ワインの味を楽しむためにも、酸化させないように保管してください。

奥深い「ピノ・ノワール」の違いを知ってよりワインの味を楽しもう!


今回は、ワイン初心者にもおすすめの「ピノ・ノワール」ワインについて解説をしました。お気に入りの一本になりそうなピノ・ノワールワインは見つかりましたか?
ワイン初心者に人気のピノ・ノワールですが、知れば知るほど奥が深く、ワインの魅力にハマります。
気になるものは一度飲んでみて、様々な味のピノ・ノワールを楽しむのもおすすめです。自分だけの「お気に入りの一本」を見つけて最高の時間を過ごしてください。