ワインに美容&健康効果はあるの?アンチエイジングやガン予防に効くおすすめワイン5選

「ワインは美容と健康に良いと言われているけど、それって本当なの?」
「どうしてワインが健康に良いと言われているの?」

テレビやネットで「ワインは美容と健康に効果的!」とよく耳にしますが、実際のところ、なぜ効果的なのかわからないで飲んでいる人も多いですよね。

本記事では、「ワインが持つ美容と健康への効果」「効果を最大限に引き出す飲み方」「健康に良いワインの選び方」を詳しくご紹介します。

今まで「どんな効果があるのか何となくワインを飲んでいた…」という方も、本記事を全てお読みいただければ、ワインの効果や効能がわかり、今後の食生活にも上手に活用できるようになります。

ワインが持つ5つの健康&美容効果


まずはじめに、ワインが持つ健康と美容の効果をご紹介します。
ワインの効果は以下の通りです。

  • 動脈硬化やガンを予防する
  • 認知症予防や脳機能の改善
  • うつ状態を予防
  • 抗菌作用で腸内環境を守る
  • アンチエイジング効果

それでは、ひとつずつ詳しくみていきましょう。

動脈硬化やガンを予防する


赤ワインに多く含まれる「ポリフェノール」には、動脈硬化やがんの予防に効果があると言われています。特に長期熟成したワインは、ポリフェノールが重合体となり効果が倍増し、少量でも十分効果を得られます。

赤ワインの方がポリフェノールが多いと言われるのは、ぶどうの皮や種に多くのポリフェノールが含まれているからです。赤ワインに含まれるポリフェノールは以下の通りです。

【赤ワインに含まれるポリフェノール】

・アントシアニン(皮・果肉)
・レストベラトロール(皮)
・タンニン(皮・種子)
・プロアントシアニン(種子)
・ケルセチン(種子)
・カテキン(種子)

動脈硬化やがんになってしまうのは、以下のようなことが体の中で起こっていることが原因です。

  • 動脈硬化…体内で発生した活性酸素が血液中の悪玉コレステロールを酸化すると血管内に蓄積。血管の壁が膨れ上がって動脈硬化を引き起こす
  • ガン…酸化酵素がDNAに触れDNAを傷つけることで起こる

ぶどうに含まれるポリフェノールの一種「レスベラトロール」には殺ガン物質も含まれている他、他のポリフェノールも酸化しやすいため、体内で活性酸素と素早く結合して、動脈硬化やガンの原因を消滅させる効果があります。

認知症予防など脳機能の改善


ワインに含まれる抗酸化作用のある「レスベラトロール」は、認知症予防など脳機能改善に有効的です。ワインを1日300~400ml飲むと、心臓病や認知症の発症リスクを減らすことができるという報告もあり、「レスベラトロール」は、ビタミンCの50倍もの抗酸化作用があります。

また、ワインの中にはマグネシウムやカリウムなど、数多くのミネラルが含まれています。マグネシウムは脳細胞の活性化を促し、アルツハイマー予防にも効果的で、血液をサラサラにする効果もあります。

アルツハイマーは体内にアルミニウムが入ることが原因という説もあり、マグネシウムとカルシウムが体内にあると、アルミニウムが入らないと言われています。ワインとチーズはよく一緒に食べられますが、ワインに含まれるマグネシウムと、チーズに含まれるカルシウムを一緒に摂取することで相乗効果 が期待できます。

うつ状態を予防


ワインはうつ病にも効果があるという研究結果があります。
フランスの「ナバラ大学」の研究で、55~80歳の男女を対象に行った調査で、ワインを週に2~7杯飲んでいた人は飲まない人と比較し、うつ病の発症率が32%低下したそうです。

適度な飲酒は、動脈硬化を抑えて血管の炎症を予防する効果と、心を安定させるリラックス効果が得られます。しかし、適量をオーバーして飲みすぎてしまうと「逆効果」になってしまうと言われていますので注意しましょう。

抗菌作用で腸内環境を守る


白ワインには殺菌力が高いという特徴もあり、抗菌作用で腸内環境を守る効果も期待できます。

実は、白ワインには「有機酸」が多く含まれているので、腸内を酸性にしてくれます。腸内環境を悪化させる悪玉菌は酸性を嫌うため、悪玉菌を減らし善玉菌を増やす効果も期待できるのです。

アンチエイジング効果


ポリフェノールによるアンチエイジング効果も期待できます。ワインにはアントシアニン、タンニン、カテキン、レスベラトロールなどポリフェノールが豊富です。

ポリフェノールは強力な抗酸化作用で、活性酸素の働きを抑制します。活性酸素が体内で多く作られてしまうと正常な細胞を傷つけてしまうため、さまざまな病気の原因になってしまいます。ポリフェノールを上手に摂取することで、活性酸素が体内で生成されにくくなります。

また、ポリフェノールには血流を促してくれる効果もあります。体内の血流が良くなると、美肌効果や冷え性の改善にも繋がります。

続いては、ワインの効果を最大限に引き出す方法をご紹介します。

ワインの効果を最大限に引き出すの3つの方法


ワインの効果を最大限に引き出すポイントは以下の3つです。3つのポイントをしっかりマスターすれば、より効果的にワインを飲むことができます。

  • 飲みすぎNG
  • 酸化防止剤無添加ワインを選ぶ
  • ガン予防やアンチエイジングには赤ワイン、腸内環境改善には白ワインを飲む

それでは、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

飲みすぎNG


当たり前のことですが、いくらワインが「健康と美容に効果的」だからといっても、飲みすぎはNGです。

健康効果を期待するなら、1日にワイングラス2杯(400ml)ぐらいでOKです。先ほども紹介したように1日300~400ml飲めば、心臓病や認知症の発症リスクを低減するという報告があります。

一方、飲み過ぎは肝臓に負担がかかってしまいますし、様々な疾患の原因にもなりかねません。お酒が飲めない人が健康にいいからといって無理に飲む必要は全くないんです。

酸化防止剤無添加ワインを選ぶ


健康や美容を意識してワインを飲むのであれば、「酸化防止剤無添加」のワインを選びましょう。
オーガニック認証ワインは酸化防止剤を使用していないものもあるので、酸化防止剤が気になる場合は、オーガニック認証を受けているワインを選んだ方がより効果的です。

基本的にワインには、酸化防止剤が含まれていることが多いです。ワインの長期保存や熟成に必要な成分だからです。ですが、酸化防止剤が頭痛などの原因になるという説があるのも事実です。アレルギーのある人やワインを飲むと頭痛が置きやすいという人は酸化防止剤無添加のワインを選ぶことをおすすめします。

「おすすめの酸化防止剤無添加ワイン」については、後ほど詳しくご紹介します。

ガン予防やアンチエイジングには赤ワイン、腸内環境改善には白ワインを飲む


ガン予防やアンチエイジングには赤ワイン腸内環境改善には白ワインを飲むようにしてください。

ポリフェノールを多く含むのは赤ワインです。ポリフェノールは色素成分なので、色が濃いほどポリフェノール量が多い と覚えておきましょう。
動脈硬化、ガン予防、美肌などアンチエイジング効果が期待できるのは赤ワイン、腸内環境をよくする働きが期待できるのは白ワインです。

自分が求めている効果に合わせて、ワインを選ぶのがおすすめの飲み方です。赤ワインの方がアルコール度数も高めのことが多いため、赤ワインを飲む場合はアルコール度数にも気を使って飲みましょう。

おすすめの酸化防止剤無添加ワイン5選


続いては、おすすめの酸化防止剤無添加ワインをご紹介します。

赤ワインの味わいには、「フルボディ」「ミディアムボディ」「ライトボディ」の3種類があります。
渋みが強いのが「フルボディ」で、より多くのポリフェノールを含んでいます。次にポリフェノールが多いのは「ミディアムボディ」で、一番ポリフェノールが少ないのが「ライトボディ」です。

白ワインやスパークリングワインの味わいは「甘口」、「辛口」があります。普段飲んでいるお酒に合わせ甘いお酒が好きな人は甘口を、甘くないお酒が好きな人は辛口を選びましょう。
飲みやすさも大切なので、味わいもしっかりチェックしつつワインを選んでみてください。

本格的なコクのある味わい【メルシャン おいしい酸化防止剤無添加赤ワイン 厳選素材プレミアム】


はじめにご紹介するワインは、本格的なコクのある味わいを楽しめる「メルシャン おいしい酸化防止剤無添加赤ワイン 厳選素材プレミアム」です。
ワインの産地としても有名なチリ産の「カベルネ・ソーヴィ二ヨン」という品種のぶどうを使用しているので、しっかりとた味わいの「酸化防止剤無添加赤ワイン」です。

メルシャン独自の「フレッシュ製法」を採用し、ワインと酸素の接触を最小限に抑えて酸化を防止しています。また、ワインボトルは品質を守るためのコーティングを強化している「ワインのためのペットボトル」を使用。フルボディ(重め)の赤ワインなので、肉料理によく合います。

「酸化防止剤無添加ワイン」でしっかりとした味わいを感じたい人におすすめのワインです。

  • 価格:1054円
  • 色:赤
  • 品種:カベルネ・ソーヴィ二ヨン
  • 味わい:フルボディ
  • 生産:日本

契約農場で栽培された有機ぶどうを使用【 契約農場の有機ワイン】


続いては、契約農場(米国・グロー園)で栽培された有機ぶどうを使用した「契約農場の有機ワイン」をご紹介します。

優しい飲み口が特徴の飲みやすさを感じる赤ワインです。さっぱりした鶏肉料理や、ロールキャベツなどの煮込み料理と相性が良いワインです。
ミディアムボディ(軽めの飲み口)の「酸化防止剤無添加ワイン」が飲みたい方におすすめ の1本です。

  • 価格:1201円
  • 色:赤
  • 品種:コンコード
  • 味わい:ミディアム・ボディ
  • 生産:日本

ポリフェノールたっぷりの酸化防止剤無添加ワイン【サッポロ うれしいワインポリフェノールリッチ有機栽培ぶどう】


続いては、ポリフェノールたっぷりの酸化防止剤無添加ワイン「サッポロ うれしいワインポリフェノールリッチ有機栽培ぶどう」をご紹介します。
厳選された有機栽培のぶどうのみを使用しているので、自然のめぐみがたっぷり含まれているオーガニックワインです。コクのあるしっかりとしたフルボディなので、お肉料理との相性は抜群です。

「うれしいワインポリフェノールリッチ」は、サッポロから販売されている「うれしいワインシリーズ」の中でも一番リッチなワインです。他にも、デイリーに楽しめる「うれしいワイン」、「うれしいワイン酸化防止剤無添加」などがあり、価格もリーズナブルです。

健康と美容のために「ポリフェノールたっぷりの赤ワイン」をお探しの方におすすめのワインです。

  • 価格:1070円
  • 色:赤
  • 味わい:フルボディ
  • 生産:日本

南アフリカのオーガニック白ワイン【ランニングダック】


続いては、南アフリカのオーガニック白ワイン「ランニングダック」をご紹介します。

「オーガニックだからといって品質に妥協はしない!」というポリシーの元に、オーガニックワインの生産者「ステラーオーガニック社」が作りました。
とても柔らかい飲み口ですが、しっかりとぶどうの味わいも感じられます。オーガニックですから、カラダにも優しいワインです。

魚介料理と相性が良いのはもちろんですが、よく冷やして甘いデザート(ケーキやチョコレートなど)に合わせてもとても美味しいです。「ハイクオリティなオーガニック白ワインが飲みたい」という方におすすめできる1本です。

  • 価格:2104円
  • 色:白
  • 品種:コロンバール
  • 味わい:辛口
  • 生産:南アフリカ

クセがないすっきりとした味わいが魅力【メルシャン おいしい酸化防止剤無添加スパークリングワイン】


最後に、クセがないすっきりとした味わいが魅力の「メルシャン おいしい酸化防止剤無添加スパークリングワイン」をご紹介します。

鮮度を保つために、ぶどう果汁の「冷凍輸送」にこだわり、自社が保有する酵母の中から最適な酵母を選んで丁寧に醸造しているのが特徴です。スッキリとした味わいなので、食事中だけでなく、食前酒やデザートと一緒にも楽しめます。

ご紹介しているのはフルボトル(720ml)ですが、飲みきりサイズのハーフボトル(360ml)もあります。コスパも最高なので「デイリーワイン」としても安心して楽しめるスパークリングワインです。

  • 価格:790円
  • 色:白/スパークリングワイン
  • 品種:(使用されているブドウの品種)
  • 味わい:中辛口
  • 生産:日本

続いては、ワインを美味しく飲む方法をご紹介します。

ワインを美味しく飲む方法


続いては、ワインの種類別に美味しく飲む方法を詳しくご紹介します。
ワインの種類によって「美味しく飲める適温」が違ってきますので、しっかり覚えておきましょう。

赤ワインは高めの温度で飲む


赤ワインは、重めの飲み口のもので15~18℃、軽めの飲み口のもので10~15℃が美味しく飲める適温だと言われています。

ポリフェノールであるタンニンを多く含むワインは「重め」の味わいです。重めのものは「フルボディ」と言われ、冷やすと渋みが強くなってしまう ので、少し高めの温度で飲むと美味しく飲めます。

反対にタンニンが少ないタイプはは「軽め」の味わいになります。「ライトボディ」と言われ、少し冷やして飲んでOKです。少しだけ冷やすことですっきりして、香りを楽しむことができますが、冷やしすぎると渋みが強くなって飲みにくくなるので注意が必要です。

白ワインは低めの温度で飲む


白ワインは辛口のもので6~13℃、甘めのもので2~6℃が美味しく飲める適温だと言われています。

白ワインの味わいは「辛口」「甘口」の2種類があります。甘口は冷やすことですっきりして飲みやすくなります。一方、辛口は少し高めの温度で飲むと香りを楽しみながら飲めます。

スパークリングワインはしっかり冷やして飲む


スパークリングワインは、辛口のもので6~8℃、甘口のもので4~6℃くらいが適温だと言われています。

辛口のスパークリングワインは、すっきりした爽やかさを楽しむために冷やしすぎに注意しましょう。一方、デザートワインによく飲まれる甘口は、よく冷やした方が甘味の酸味のバランスが良くなり美味しく飲めます。

ワインを美味しく飲んで健康に役立てよう!


本記事では、ワインが持つ健康や美容の効果をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?今まで「何となく」ワインを飲んでいた方も、ワインの効果と効能を理解できれば、ご自身の健康状態に合わせてワインを選べるようになります。

また、ワインを「美味しく飲めるコツ」を覚えることで、さらにワイン選びが楽しくなります。今回ご紹介した情報を今後のご自宅での食生活にお役立ていただければ幸いです。