【晩酌向け】おいしいコークハイの作り方|コーラに合うウイスキーの銘柄5選
「この間お店で飲んだコークハイが美味しかったから自分でも作ってみたい……」
「手軽に作れて飲みやすいカクテルが知りたい……」
居酒屋でよく見るコークハイ。お酒っぽさは少ないし、甘くて飲みやすいことから人気の定番カクテルですよね。材料もコーラとウイスキーだけでできるので手軽ですし、何より簡単なので家で作っている方も多いかと思います。
そんな身近なコークハイですが、実はちょっとした工夫だけでバーで出て来るような本格的な味を自宅でも楽しむことができるのです。
本記事では美味しいコークハイを家で簡単に作るために、ウイスキーの選び方から、コークハイを作る際のポイントまで詳しく解説。アレンジレシピも数点ご紹介しています。この記事を読み終わった頃には、並みの居酒屋よりも断然おいしいコークハイを作れるようになっていることでしょう。
コークハイとは
コークハイとは、一般的にコーラとウイスキーを混ぜ合わせたカクテルです。コーラの甘さで爽やかな感じがして飲みやすいカクテルなのですが、実はコークハイは結構度数の強いカクテルです。平均的なビールのアルコール度数は約4%~5%程。コークハイはビールよりもアルコール度数が高く、約8%もあります。
コークハイの特徴は、美味しくて、簡単に作れて、それなりに度数もあるのに酒精を感じにくいという点。ウイスキーを飲みなれていない方や、強い酒精が苦手な方にもおすすめな飲み方です。
コークハイの正式名称はウイスキーコーラ
少し豆知識な話ですが、実はウイスキーをコーラで割ったカクテルの正式名称は「コークハイ」ではありません。コークハイとは、コーク・ハイボールの略称です。
まず、そもそも「コーク」とはコーラ全般を指すのではなく、「コカ・コーラ」のことのみを指します。つまりペプシコーラ等のコカ・コーラ以外のコーラを使用した時点でそのカクテルは狭義的には「コークハイ」とは呼びません。
またハイボールとは、蒸留酒を炭酸水で割ったカクテルです。ウイスキーだけでなく、ウォッカやジン、焼酎も蒸留酒に相当します。居酒屋等でよく目にする酎ハイとは、「焼酎ハイボール」の略称です。ウイスキーを使ったハイボールは「ウイスキーハイボール」が正式名称になります。
広義的にはどんな蒸留酒であれ「コカ・コーラ」で割ってしまえばそれは「コークハイ」です。つまりウイスキーをコーラで割ったカクテルの正式な名称は「ウイスキー・コーラ」になり、さらにコカ・コーラが使われているなら「ウイスキー・コーク」になるわけです。
日本では一般的に「ハイボール」の表記で表されるカクテルはウイスキーが使われていることが多いです。なのでコークハイを頼んでウイスキーをコーラで割ったカクテル以外が出てくることはほとんど無いのでご安心ください。
本記事では、一般的に浸透している「コークハイ」を「ウイスキーコーラ」の意味合いで使用していきます。
コークハイが人気の3つの理由
居酒屋やバーだけでなく、コンビニの缶飲料としてもよく見かけるコークハイ。自宅でも簡単に作れるカクテルであることから、数あるウイスキーの飲み方の中でも人気の飲み方です。誰でも一度は飲んだことがあるコークハイの、その人気には大きく分けて以下のような3つの理由があります。
・ウイスキーが苦手でも飲みやすい
・アルコールの刺激を和らげる
・安いウイスキーでもおいしく飲める
以下でこれらの理由について詳しく説明しています。
ウイスキーが苦手でも飲みやすい
コークハイは、コーラという甘い炭酸飲料で割ることによって、ウイスキー特有の癖の強さや酒精の強さをほとんど感じなくなるという特徴を持ちます。なのでウイスキー初心者や女性でも飲みやすいカクテルです。
この理由からコークハイは飲食店にもよく置いてあるカクテルとして様々な層の方に好まれています。大衆的にも日本人に深く根付いたカクテルであるといえます。
アルコールの刺激を和らげる
コークハイは、コーラ特有の味わいや甘さよってアルコールの強さは全く感じることがないようなカクテルです。
男性が女性を酔わせるために使っていたこともある程にアルコール度数が高く、かつては「レディ・キラー」とよばれていたこともあるカクテル。通常のコークハイでもアルコール度数は8%程度と一般的なビールよりは高めになっています。
高めのアルコールにも関わらず、ゴクゴク飲めてしまうカクテルがコークハイです。くれぐれも飲みすぎには注意しましょう。
安いウイスキーでもおいしく飲める
安いウイスキーであってもコークハイにすることで、安さ故の味や風味の弱さを全く気にすることなく飲み進むことができます。また、気になって買ったはいいもののあまり自分の好みの味ではなかったウイスキーの銘柄を消費する方法としても、コークハイという飲み方はとても優秀です。
これは、言い換えてしまえば、「ストレートやオン・ザ・ロックスで飲むような高級ウイスキーを使ってコークハイを作ってしまうと、ウイスキーの持つ繊細な風味などは損なわれてしまう」ということです。
高級ウイスキーをコークハイにするのは、正直かなりもったいないです。安いので十分とまでは言いませんが、コークハイを飲むためにウイスキーを購入するのならある程度手軽に買える銘柄を使用することをおすすめします。
コークハイの作り方
ここからは、美味しいコークハイの作り方をご紹介しましょう。基本はウイスキーにコーラを足すだけではあるのですが、ちょっとしたこだわりでお店のような美味しいコークハイを再現することができます。
コークハイの材料
まず、コークハイを作るための材料は次のようなものです。
・ウイスキー
・コーラ
・氷
・グラス
基本はこれだけ。また、こだわるのならこれにプラスして、マドラーやバー・スプーンがあるとより美味しいコークハイを作ることができます。
コークハイの正しい作り方
コークハイのウイスキーとコーラの比率のベースは、基本的にウイスキー:コーラ=1:3~4。お店で出されているコークハイもだいたいこの比率で出されています。
ただ入れて混ぜるだけではなく、美味しいコークハイを作るためには3つのポイントがあります。
・入れる順番は氷、ウイスキー、コーラの順で
・氷の霜はなるべく落とす
・コーラを注いだら混ぜすぎず、下から上へ
この3点に気を付けるだけで、劇的に美味しいコークハイを作ることができます。是非試してみてください。
ポイント1:入れる順番は氷、ウイスキー、コーラの順で
グラスに入れる順番は氷、ウイスキー、コーラの順番で入れましょう。この順番には次の2つの理由があります。
・氷から入れることでグラスを冷やすことができるため
・最後にコーラを入れることで炭酸が抜けることを防ぐことができるため
氷、ウイスキーと順にグラスに入れた段階で、バースプーンでグラスの縁を沿うように数度混ぜることでグラスを冷やすことができます。
ポイント2:氷の霜はなるべく落とす
霜の付いている氷をそのまま使ってしまうと、コーラの炭酸が立ちやすくなってしまい、飲む前に炭酸が少し抜けてしまいます。
・一度氷を水で洗う
・ウイスキーをまんべんなく氷に注ぐ
こういったことをして氷の霜を取りましょう。
ポイント3:コーラを注いだら混ぜすぎず、下から上へ
こちらも上記のポイントと似たような理由になのですが、コーラを注いでからかき混ぜ過ぎててしまうと炭酸が抜けてしまいます。最後にコーラを注いだらあまり混ぜすぎないことが重要です。
とはいえ、混ぜなければウイスキーの濃い部分と薄い部分が出てしまいますよね。下に溜まっているウイスキーを拡販させるイメージで、バースプーン等で数度下から上にかき混ぜましょう。
コークハイにおすすめなウイスキーの選び方
美味しいコークハイが飲みたいのなら、ウイスキーにこだわってみることもおすすめします。とはいえ、ウイスキーの銘柄は様々でどんな特徴を持つウイスキーを選べばいいか迷ってしまう方も多いかもしれません。
そんな方は以下の3つのポイントに気を付けてウイスキーを選んでみてください。
・味がはっきりとしているウイスキーを選ぶ
・スイートさが強いウイスキーを選ぶ
・高級なウイスキーを選ぶ必要はない
以上のポイントを意識してウイスキーを選んでみることで、コークハイにピッタリなウイスキーに出会える確率がグンと上がります。ぜひ参考にしてみてください。
味がはっきりとしているウイスキーを選ぶ
コークハイではコーラの風味が強いため、飲み口が軽く風味の弱いウイスキーではウイスキーの良さをあまり感じられなくなってしまいます。
コークハイは本来、コーラとウイスキーの組み合わせを楽しむカクテルです。せっかく作るのならウイスキーの味や香りもしっかりと感じられて美味しいコークハイを作りたいですよね。
そのためにはウイスキー選びが重要になってきます。コーラの強い風味に負けないようなはっきりとした味や香りを持つ銘柄のウイスキーを選びましょう。
スイートさが強いウイスキーを選ぶ
コークハイに限った話ではないのですが、ウイスキーベースで甘いカクテルを作る場合、甘い風味を持つウイスキーを選んだ方が良いとされています。
これは、キリッとした銘柄やスモーキーな風味が特徴のウイスキーを選んでしまうと、合わせるリキュールやジュースの甘さと喧嘩をしてしまうためです。
もちろん、全てのウイスキー、全てのカクテルでこの選び方が正解というわけではありません。ですが、なるべくコーラの甘さを邪魔しないような甘めのウイスキーを選べば、失敗なく美味しいカクテルを作ることができます。
あえて高級なウイスキーを選ぶ必要はない
コークハイを作る場合、どうしてもコーラの味が強くなってしまう、ウイスキーは香りがほのかに感じられる程度になります。わざわざシングルモルト等の高級なウイスキーでコークハイを作っても、そのウイスキーの持つ高いポテンシャルを殺してしまいかねません。
なのでコークハイを作るためにウイスキーを選ぶのなら、あまり高級すぎるウイスキーは選ぶ必要はありません。むしろある程度グレードの低いウイスキーを選んだ方が、気兼ねせずにコークハイを飲むことができます。
コークハイにおすすめなウイスキーの銘柄5選
ここからはコークハイにおすすめのウイスキーの銘柄をご紹介していきます。
先述の通り、コークハイに向いているのはグレードが高すぎないウイスキー。今回はそれを踏まえてアメリカンウイスキーから、おすすめの銘柄を5種類ご紹介します。
どの銘柄も価格帯の低めのウイスキーでありスーパーやコンビニのお酒コーナーでも取り扱っていることが多い銘柄になっています。
ザ・王道のコークハイ【ジャックダニエル 】
「ジャックダニエル」はアメリカンウイスキーの中でも最も売れている銘柄です。日本でもどこにでも売っていると言っても過言ではないくらいに身近なテネシーウイスキーですね。
原料の内の約80%がトウモロコシであることから、優しくほろ苦くもある甘さを持ちます。「ジャックダニエル」で作るコークハイは、「ジャック・コーク」と専用の名前が付きます。それほどにコーラとの相性がいいウイスキーだということですね。スッキリかつまろやかな味わいはコークハイにピッタリです。
サイズの小さい350mlボトルも販売されているので、お試しで買ったり使い切り目的で買ったりできるのでおすすめです。
産地 | アメリカ |
種類 | テネシーウイスキー |
香り | エステリー、カラメル |
味わい | カラメル、バニラ |
アルコール度数 | 40% |
価格 | 2,338円 |
満場一致のゴールドメダル【I.W.ハーパー】
1885年に二ューオーリンズで行われた万国博覧会で金賞を受賞した「I.W.ハーパー」。日本でも高い知名度を誇り、バーボンといえば「I.W.ハーパー」という方も少なくありません。
そんな「I.W.ハーパー」は上品でバーボンらしいクセも少なく飲みやすい銘柄。こちらを使用したコークハイはベリー系のチョコレートのような風味を感じられる上品な味わいを楽しむことができます。
普段のコークハイとは一味違う高級感のあるコークハイを楽しみたいなら「I.W.ハーパー」をおすすめします。
産地 | アメリカ |
種類 | バーボンウイスキー |
香り | バニラ |
味わい | 華やかな甘み |
アルコール度数 | 40% |
価格 | 2,017円 |
バーボンウイスキーの代表格【ワイルドターキー】
「バーボンウイスキーといえばワイルドターキー」
このように言われるほどの、誰もが一度は聞いたことがある有名なウイスキーである「ワイルドターキー」。バーボンらしい濃厚なバニラの香りとどっしりとした飲みごたえを持ちます。
コンビニやスーパーでも比較的置いてある店舗も多く、価格もお求めやすいので手軽に買える本格バーボンウイスキーです。
味の濃いバーボンなので、コークハイに合うのはもちろんのこと、普通のハイボールやオン・ザ・ロックスでも美味しく楽しめるコストパフォーマンスの高いバーボンです。
産地 | アメリカ |
種類 | バーボンウイスキー |
香り | バニラ、フルーティー |
味わい | まろやかな甘み、フルーツのような酸味、ウッディな後味 |
アルコール度数 | 40.5% |
価格 | 2,079円 |
世界一身近で世界一万能【ジム・ビーム】
「いつでも手軽にコークハイを楽しみたい」という方にはコンビニやスーパー等、どこでも販売してあるバーボンウイスキー「ジム・ビーム」がおすすめです。
タレントのローラさんが出演するCMで名前を聞いたことがる方も多い「ジム・ビーム」。CM内ではローラさんが「ジム・ビーム」を用いたハイボールをカッコよく飲んでいたことからハイボールのイメージが強いかもしれません。
しかし、「ジム・ビーム」が持つ華やかな香りとマイルドな甘さ、キレのある後味は、コークハイにしてもコーラと喧嘩することなく馴染みます。
どこでも購入できて単価も安いジム・ビーム。「とりあえずコークハイを作ってみたい」といった方の入門として購入してみるのもいいかもしれません。
産地 | アメリカ |
種類 | バーボンウイスキー |
香り | バニラ、キャラメル |
味わい | バニラのようなほのかな甘みと苦み、アルコール感 |
アルコール度数 | 40% |
価格 | 1,160円 |
かわいいボトルの本格派【メーカーズ・マーク レッドトップ】
「メーカーズ・マーク レッドトップ」は安価で入手もしやすくコストパフォーマンスに優れたバーボンウイスキーです。
「メーカーズ・マーク レッドトップ」は低価格帯の銘柄ながらも、上品な甘さとキレの良さを持つウイスキーになっています。そのまま飲んでも美味しいバーボンですが、コークハイを作るとコーラの甘さの中にもメーカーズマークらしいキレを感じられるので相性抜群です。
産地 | アメリカ |
種類 | バーボンウイスキー |
香り | ハチミツ、バニラ、フルーティー |
味わい | バニラの風味、小麦の甘味 |
アルコール度数 | 45% |
価格 | 2,303円 |
あま~いコークハイを作るなら【オーレスモーキー・ハーレーダビットソンムーンシャイン】
バーボンの原料におけるトウモロコシの割合は通常5割~6割程度。しかしこの「オーレスモーキー・ハーレーダビットソンムーンシャイン」は原料の約8割以上がトウモロコシでできています。
バーボンウイスキーにおけるトウモロコシはバニラやカラメルのような甘さに直結する重要な要素。
「オーレスモーキー・ハーレーダビットソンムーンシャイン」が持つまったりとした濃厚な甘さは、甘~いコークハイをお求めの方には最適の1本です。
産地 | アメリカ |
種類 | コーンウイスキー |
香り | スモーキー、カラメル |
味わい | バニラ、カラメル、強めのアルコール感 |
アルコール度数 | 51.5% |
価格 | 4,350円 |
コークハイをさらにおいしくする3つのコツ
より美味しいコークハイを作りたいという方には、ウイスキー以外の要素にもこだわってみることをおすすめします。
コークハイの要素は「ウイスキー、コーラ、氷」の3点。
ウイスキーを選んだ後は、コーラと氷もしっかりとこだわってみることでより高級感のある美味しいコークハイを作ることができます。
コーラを変える
まずはコーラ。コーラは、ウイスキーと並んでコークハイの味を最も左右する要素です。たかがコーラと云えども各種メーカーから出ているものはそれぞれ個性が違います。自分の好みや、選んだウイスキーに合ったコーラを選ぶことで、コークハイの魅力が大きくアップすること間違いなしです。
今回は、コークハイとしてウイスキーに合うおすすめコーラ3選をご紹介します。
おすすめコーラ①:知名度No.1!誰もが思い浮かべる【コカ・コーラ 】
「コーラと言えば」で誰もが思い浮かべる「コカ・コーラ」。そのまま飲んで美味しいのはもちろんのこと、ウイスキーとの相性は抜群です。先述のとおり、「コークハイ」の「コーク」とはこの「コカ・コーラ」を指す程に、昔からカクテルの割り材として使われていました。
「コカ・コーラ」はバニラやカラメルのような風味が強いという特徴を持つコーラです。アメリカンウイスキーを使ってコークハイにすると、アメリカンウイスキーが持つバニラやカラメルのような甘い風味を崩すことなく味わうことができます。
おすすめコーラ②:世界一と名高いコーラの王様【キュリオシティ・コーラ 】
炭酸の強さよりも味や香りを重視したい。という方には「キュリオシティ・コーラ」をおすすめします。日本だとあまり耳馴染みのない名前のコーラですが、この「キュリオシティ・コーラ」は実は世界で1番美味しいコーラとも呼ばれている、世界的に人気の高いコーラです。
「キュリオシティ・コーラ」は、コカ・コーラよりも甘さや生姜のようなスパイシーさが強く、炭酸は弱めでさっぱりとした印象のあるコーラ。普段飲んでいる様な一般的なコーラと比べると、別物のような高級感があります。お酒との相性も良く、様々なカクテルで使用されているコーラです。
「キュリオシティ・コーラ」は日本国内でも通販だけでなく輸入食品店等でお買い求めできます。「キュリオシティ・コーラ」を使ってコークハイを作ることで、また一味違うおしゃれなコークハイを楽しむことができます。
おすすめコーラ③:トクホの強炭酸コーラ【メッツコーラ】
ガツンと来る様な強炭酸のコークハイが飲んでみたいのなら「メッツコーラ」を使ったコークハイがおすすめです。
キリンビバレッジ株式会社が販売する「メッツコーラ」は、特定保健用食品としても知られている「メッツ」シリーズのコーラ。ゼロカロリーコーラは各種メーカーから様々リリースされていますが、この「メッツコーラ」は他のゼロカロリーコーラには無い程の強炭酸がウリのコーラになっています。
もちろんトクホマークのついた商品なので、ゼロカロリーなだけでなく、血中中性脂肪の上昇を抑える作用を持つので健康にも配慮されているのが嬉しいですね。
「居酒屋等では定番メニューの強炭酸ハイボールのコーラ版を飲んでみたい」といった方ならこの「メッツコーラ」を使用してみることをおすすめします。
氷を変える
コークハイにこだわりたいなら冷蔵庫の製氷機ではなく、ロックアイスや天然氷がおすすめです。一般的な製氷機で作った氷は中心に白い気泡が入ってしまいます。この気泡が入っていると氷が溶けやすくなってしまう原因になります。
また、気泡の多い氷は溶けやすいだけでなく、割れやすさにも繋がってしまいます。氷が割れてしまうとドリンクに触れる氷の表面積が広くなってしまうため、更に溶けやすくなる原因になりかねません。
氷が割れやすく溶けやすいということはそれだけ早くコークハイが薄まってしまうということ。コンビニやスーパーで売られているような、気泡の入っていない透明な氷を使いましょう。
おつまみを変える
コークハイはさっぱりした炭酸系のカクテルなので、一般的に次のようなおつまみと相性がよいとされています。
・唐揚げ
・ソーセージ
・ポテトフライ
・塩をふってあるナッツ
・ポテトチップス
こういった脂っこい肉類や塩が振ってあるスナックがおすすめです。
また、コークハイは相対的に居酒屋メニュー全般に相性がいいカクテルなので自分のお気に入りのおつまみを探してみるのも一興です。
コークハイのアレンジレシピ3選
通常のコークハイに飽きてきたら、ちょっとしたアレンジをしてみましょう。また違った風味を楽しめるのでおすすめです。ちょっとの手間でいつもと違う感覚のコークハイを楽しむことができます。
柑橘類をプラスしたコークハイ
コークハイに柑橘系の果物の果汁をプラスすることで、後味のさっぱりとしたコークハイに仕上がります。プラスする果物は次のようなものがおすすめ。
・レモン
・オレンジ
・グレープフルーツ
・スダチ
・ライム
こういった酸味の強いフルーツの方がコークハイとよく合います。
ポイントになるのはなるべく生の果物を使用することです。ジュースを使用する場合はなるべく果汁100%のものを使用しましょう。
生のフルーツを使用する場合は、コークハイを作った後に、加えたいフルーツ一切れを絞って果汁を加えて数回軽く混ぜてください。絞った後のフルーツもグラスに入れることでよりフルーツの香りが楽しめます。フルーツは皮をむかずに皮ごと使うことで更に香りが立つのでおすすめです。
生のフルーツが難しい場合にはポッカレモンやカクテル用のフルーツジュースを使うことをおすすめします。これらを使う場合は、加えるジュースの酸味に合わせてコークハイに少量ジュースを加えて軽く混ぜます。
味自体は生のフルーツを使用したものには敵いませんが、生のフルーツと違ってジュースであれば他の飲み方もできて日持ちもするので、最初に試すのであればジュースを使うのが無難でおすすめです。
氷点下(フリージング)コークハイ
氷点下(フリージング)コークハイとはキンキンに冷やしたコークハイのこと。最近居酒屋などでも見ることのある氷点下ハイボールのコークハイバージョンですね。
作り方は基本コークハイを作ることと変わらないのですが、ウイスキーを事前に冷凍庫に保管しておくことがポイントになります。
「冷凍庫に入れてしまったら凍ってしまうのではないか?」
このように思うかもしれませんが、実はウイスキーのようにアルコール度数の高いお酒は冷凍庫の温度では凍ることはありません。
ウイスキーは基本的に約40%~60%という高いアルコール度数を持ちます。そのためウイスキーの凝固点(凍る温度)は約マイナス24℃。ウイスキーを氷点下の温度まで冷やすと、アルコールを感じにくくなったりとろみが出たりするだけでなく味や香りに変化が生まれます。
氷点下まで冷やしたウイスキーでコークハイを作る場合は、
・コーラを冷蔵庫でしっかりと冷やしておく
・グラスは金属製の保冷に強いものにしてこちらも冷蔵庫か冷凍庫で冷やしておく
こういった温度を上げないような工夫をすることで美味しく楽しむことができます。
ホットコークハイ
コーラもウイスキーもどちらも温めて飲むことがあまり無いので意外に思われるかもしれませんが、ホットコークハイという飲み方もおすすめです。
作り方は簡単で、コーラを電子レンジで温めてからコークハイを作るだけ。ただし、コーラは温めすぎると炭酸が抜けてしまうので注意が必要です。また、ウイスキーは常温のものを使いましょう。ウイスキーを温めてしまうと、アルコールの沸点の低さから、ウイスキー本来の味や香りよりも酒精を強く感じるようになってしまいます。
ホットコークハイといっても、ホットコーヒーのようにアツアツになるわけではありません。どうしてもほんのりと温かい位が限度になってしまいます。なのでホットコークハイを作る時はタンブラーのような保温機能があるグラスを使いましょう。グラスもあらかじめ温めておくとより冷めにくくなるのでおすすめです。
お気に入りのウイスキーでコークハイを楽しもう
いかがだったでしょうか。今回の記事ではコークハイにおすすめなウイスキーの銘柄やその選び方、美味しいコークハイの作り方のポイントとアレンジレシピなどをご紹介しました。
普段居酒屋で飲んでいるカクテルでも、自宅で飲むのならちょっとこだわってみてもいいのではないでしょうか。
おつまみに合わせて柑橘系のエッセンスを足してみたり、のど越しや飲みごたえを求めて氷点下コークハイを作ってみたり。自分で飲むために作るからこそ、一番美味しいコークハイを飲んでください。一日頑張った自分へのごほうびに、最高の一杯を楽しみましょう。