初心者におすすめのウイスキー12選|ウイスキー選びの基礎知識を徹底解説!

「ウイスキーに憧れがあるけど、何を選んでいいか分からない…」
「ウイスキーのどの銘柄がおすすめなのか知りたい…」



こう悩むウイスキー初心者の方は多いはずです。実は私も若い頃はそうでした。


今回は、ウイスキー初心者の方へ向けて、ウイスキー選びのポイントとおすすめの銘柄をご紹介していきます。また、ウイスキーに関する基礎知識などもまとめました。


この記事を読めば、ウイスキーを嗜む大人な男への一歩目を踏み出すことができますよ。

目次

飲む前にこれだけは知っておこう!ウイスキーの基礎知識


ウイスキーを最大限楽しむためには、ウイスキーにまつわる基礎知識を学ぶ必要があります。というのもウイスキーは生産された土地の文化や歴史的な背景を色濃く反映しているため。


一本のウイスキーの歴史的な背景や誕生した土地の風土などを理解することで、その銘柄により愛着をもつことができます。


以下、ウイスキーに関する「最低限このぐらいは知っておくべき」という内容をコンパクトにまとめました。ウイスキーを飲む前に頭に入れておくようにしましょう。

ウイスキーの5大生産地とは


ウイスキーには5大生産地があります。気候や風土、歴史的な背景がそれぞれ異なっていて別々の特徴を持つウイスキーが造られているのが興味深いところ。


以下、ウイスキーの5大生産地について簡単にご紹介いたします。

スコッチ


スコッチ・ウイスキーとは、イギリスのスコットランドで製造されているウイスキーの総称。
世界の市場に出回るウイスキーの約6割ものシェアを占めています。


「糖化、発酵、蒸留、熟成までの製造工程がすべてスコットランドでおこなわれたものであること」というのがスコッチ・ウイスキー規則が定めた定義です。


最大の特徴は、麦芽を乾燥させるときに燃やす泥炭(ピート)に由来する独特の香りで、スモーキーフレーバーと呼ばれています。


スコッチ・ウイスキーならではの、スモーキーフレーバーの香りとコクと深みのある味わいが最大の魅力です。

アイリッシュ


アイリッシュ・ウイスキーは、アイルランド共和国や北アイルランドで製造されているウイスキーです。


アイリッシュ・ウイスキー法第1条によって厳密に定義されており、「アイルランド共和国や北アイルランドにおいて製造したスピリッツを、木樽にて3年以上熟成させること」などが規定されています。


アイリッシュ・ウイスキーは、泥炭(ピート)を焚いて乾かす工程がないため、大麦やライムギ、小麦などが持つ本来の香りが引き出されています。


また、蒸留回数が多いため滑らかな味わいに仕上がっていることも特徴の一つです。

アメリカン


アメリカン・ウイスキーとは、アメリカで生産されるウイスキーの総称です。


有名なものとして、トウモロコシが主原料のバーボン・ウイスキーや、大麦が主原料のモルト・ウイスキーなどがあります。

アメリカンウイスキーの種類 特徴
バーボン・ウイスキー 51%以上のトウモロコシが原料
コーン・ウイスキー 80%以上のトウモロコシが原料
モルト・ウイスキー 51%以上の大麦が原料
ライ・ウイスキー 51%以上のライ麦が原料
ホイート・ウイスキー 51%以上の小麦が原料

トウモロコシ由来の芳醇で甘い香りと味わいが特徴のテネシー・ウイスキーはバーボン・ウイスキーのカテゴリーに入ります。


アメリカン・ウイスキーを代表するウイスキーです。

カナディアン


カナディアン・ウイスキーは、カナダの法律によって製造されているウイスキーです。


かつてアメリカの禁酒法時代(1919年から1933年までの13年間)には、アメリカへの密輸目的に製造を伸ばしました。


カナディアン・ウイスキーの多くがアメリカへの輸出向けに製造されていたことから、アメリカとの国境付近に蒸留所が多く、現在も約7割がアメリカに輸出されています。


麦を原料にした蒸留酒「フレーバリング・ウイスキー」と、トウモロコシを原料にした蒸留酒「ベース・ウイスキー」との主に2つの原酒をブレンドして製造しているところが大きな特徴です。

ジャパニーズ


ジャパニーズ・ウイスキーとは、わが国、日本で製造されているウイスキーの総称です。


5大ウイスキーの中ではもっとも歴史が浅い(販売用の生産は1920年代~)のですが、日本人が持つ繊細な味覚と高い技術力のため、欧米を中心にした世界各国で高く評価されています


ウイスキーを広める戦略も日本独自のもの。和食に合うように、お湯割りや水割り、炭酸割りなどが編み出され、高度経済成長期にはウイスキーブームを巻き起こしました。

ウイスキーの主な3つの種類とは


ウイスキーには、モルトウイスキー、グレーンウイスキー、ブレンデッドウイスキーの大きく分けて3つの種類があります。

モルトウイスキー

モルトウイスキーとは?

大麦麦芽だけの原料を使用して、単式蒸留器で蒸留して作るウイスキー

※単式蒸留器は、醪(蒸留する前のアルコールを含む液体)を入れて加熱し、エタノールを蒸留する装置。蒸留缶とアルコールを取り出す冷却蛇管のシンプルな構造をしている。


シングルモルトウイスキーは、ブレンドせずに単一の蒸留所で作られたもので、各蒸留所の個性が現れるという特徴があります。


複数の蒸留所のモルトウイスキーを混ぜ合わせたものをブレンデッドモルトといいます。

グレーンウイスキー

グレーンウイスキーとは?

トウモロコシ、ライ麦、小麦などの穀物を原料にして、糖化と発酵、連続式蒸留機による蒸留の過程を経て作るウイスキー



香りが少なく特徴があまりないため、通常はブレンデッドウイスキーにブレンドしますが、グレーンウイスキーを長期熟成させて作るシングル・グレーンという商品もあります。


味わいはアメリカのバーボン・ウイスキーと似ていますが、バーボンの定義に当てはまらないため、別物として扱われています。

ブレンデッドウイスキー

ブレンデッドウイスキーとは?

複数の蒸留所で製造されたモルトウイスキーとグレーンウイスキーとをブレンドしたウイスキー

個性のある複数の蒸留所の原酒をブレンドすることによって、飲みやすいウイスキーを安定した品質で生産することができます。


原酒をブレンドする人はブレンダーと呼ばれ、ウイスキーブランドの花形の職業です。

お気に入りのウイスキーを見つけるために初心者が意識するべき3つのこと


ウイスキーには、個性的で初心者を受け付けない銘柄がたくさんあります。


最初から手当たり次第に選んでいたらウイスキー嫌いになる恐れがあるので、以下のチェックポイントをおさえておくようにしてください。

口当たりよく癖がないものを選ぶ


初めてのウイスキーにはあっさりとした口当たりのものを選びましょう。いきなり癖の強い銘柄を飲んでしまうと、そのインパクトでウイスキー嫌いになってしまうこともあります。


慣れるまでは大衆向けに香りや味が調整されたブレンデッドウィスキー(※)がおすすめ。世界的なブームだからといって、いきなり強烈な個性があるシングルモルトに手を出すのは危険です。


※大衆向けにブレンドされたブレンデッドウイスキー…「ジョーニーウォーカー、サントリー山崎、ニッカ竹鶴」など

5000円前後の価格帯のものを選ぶ


最初のうちは、3,000円~5000円ぐらいの価格帯のウイスキーを選びましょう。700mlで1,000円以下などやたらと安い銘柄はNGです。


安すぎるウイスキーにはきちんと理由があります。香りや味わいが犠牲になっていることが多く、ウイスキーの芳醇さを堪能できません。


フルーティーな香りやスモーキーな味わいといったウイスキーの醍醐味を味わえる銘柄を選ぶことが大事です。

飲んでいる自分をイメージしてワクワクするものを選ぶ


「コレを飲んでる俺ってカッコいいな…」と思えるウイスキーを選ぶのも重要なこと。飲んでいてテンションがあがる銘柄を見つけましょう


ナッツをつまみながら、スモーキーなウイスキーを飲む。キツめのバーボンをお気に入りのロックグラスで飲む。


こういったシチュエーションにあこがれてウィスキーを飲み始めた方も多いはず。ウイスキーを理想の大人に近づくためのツールとして使うのがおすすめです。


最初は初心者向けのブレンデッドウィスキーから入り、少しずつウイスキー歴史や文化を学んでいく。


こういった過程を通じて愛着がわく銘柄を探すこともウイスキーの楽しみ方のひとつです。

【ジャンル別】初心者におすすめのウイスキー12選


以下では、手頃な価格でかつ癖がなく飲みやすい銘柄や個性的な銘柄、日本産のウイスキーなど、3つのジャンルに分けて初心者におすすめしたいウィスキーをご紹介します。

【総合】迷ったらこれ!初心者でも飲みやすいおすすめのウイスキー3選


ウイスキー初心者の方向けの、おすすめしたいウイスキーを3つ選びました。


世界的に人気の高い銘柄で、強烈な個性や癖が少なく、値段は5000円程度で購入できる銘柄です。

1位:ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年 [ ウイスキー イギリス 700ml ]

 

おすすめ度 ★★★★★
生産地 スコッチウイスキー
ウィスキータイプ ブレンデッド
香り ややスモーキー
味わい ミディアム
内容量 700ml
価格 3,283円

世界での売り上げナンバーワンのスコッチブレンデッドの代表的な銘柄です。


ジョニーウォーカーのブランド年間出荷数は790万ケース(2億1480万本)で2位のバランタインの3倍近くを達成しています。


ブランドキャラクターの「ストライディングマン」は、1908年に当時の人気漫画家のトム・ブラウンが書いたスケッチがもとになっています。


2位:ジムビーム [ バーボンウイスキー アメリカ合衆国 700ml ]

 

おすすめ度 ★★★★☆
生産地 アメリカンウイスキー
ウィスキータイプ バーボン
香り ややスパイシー
味わい ライト
内容量 700ml
価格 1,259円

バーボン・ウイスキーの中で最も人気のある銘柄です。


トウモロコシ由来ならではのまろやかな甘みが特徴で、そのままストレートやロックで味わっても美味しい。


スパイシーで爽やかなのでソーダ割りにしても美味しくいただけます。


ジムビーム社の創業家一族からはバーボン造りの職人も多数輩出しており、「ビーム家の歴史はバーボンの歴史」といわれているほどです。


3位:ブッシュミルズ ブラックブッシュ [ ウイスキー イギリス 700ml ]

 

おすすめ度 ★★★★☆
生産地 アイリッシュウイスキー
ウィスキータイプ ブレンデッド
香り ややフルーティー
味わい ミディアム
内容量 700ml
価格 4,930円

ブラックブッシュを飲めば、アイリッシュウイスキーがどういうものかがわかる。アイリッシュウイスキーの代表格的な存在の銘柄です。


世界的に人気が高まっていて、ここ10年ほどで出荷量は3倍に伸びています


1608年創業の老舗ブッシュミルズは、当時のイングランド国王であるジェームズ1世から蒸留免許を賜っています。


【シングルモルト】初心者でも楽しめる個性的で癖の強いウイスキー3選


世界的大ブームになっているシングルモルトウイスキー。


ウイスキー初心者の方でも強烈な個性が楽しめるシングルモルトウイスキーの銘柄を紹介します。


ちょっと背伸びをして通好みのウイスキーを選んでみませんか?

1位:グレンモーレンジィ・オリジナル [ ウイスキー イギリス 700ml ]

 

おすすめ度 ★★★★☆
生産地 スコッチウイスキー
ウィスキータイプ シングルモルト
香り フルーティー
味わい ライト
内容量 700ml
価格 5,300円

スコットランドで一番人気のシングルモルト・ウイスキーです。


アメリカ産ホワイトオークのバーボン樽で熟成しているためフルーティーな香りが特徴。


後味もスッキリしていて、食後酒としてもおすすめです。


2位:ラフロイグ・セレクトカスク [シングルモルトウイスキー イギリス 700ml ]

 

おすすめ度 ★★★☆☆
生産地 スコッチウイスキー
ウィスキータイプ シングルモルト
香り かなりスモーキー
味わい ややスパイシー
内容量 700mll
価格 4,000円

ラフロイグといえば、麦芽を乾燥させるときに燃やす泥炭(ピート)ならではの正露丸のようなスモーキーフレーバーの香りが特徴です。


ウイスキーの上級者向けのスモーキーフレーバーの香りを味わってみましょう。伝統ある英国王室御用達ブランドです。


3位:タリスカー・ストーム [ ウイスキー イギリス 700ml ]

 

おすすめ度 ★★★☆☆
生産地 スコッチウイスキー
ウィスキータイプ シングルモルト
香り ややスモーキー
味わい ややスパイシー
内容量 700ml
価格 5,500円

胡椒のような舌がピリピリする刺激的な味わいが特徴のシングルモルト。


小説「宝島」で知られる作家「スティーブンソン」は「酒の王者」と呼び愛飲しました。


蒸留所が、海洋性気候で荒天なことが多いスコットランドのスカイ島にあるため、「ミストアイランド(霧の島)」と称されています。


スカイ島の自然や風土をそのままボトルに閉じ込めたのがタリスカーストームです。


【ジャパニーズ】世界で高く評価されているおすすめ日本産ウイスキー3選


日本のウイスキーは、たびたび国際コンペティションで入賞するなど、世界の国々で高く評価されています。


日本の文化や風土から生まれているため、私たちにとって親しみやすい味わいが特徴です。

1位:サントリー 山崎 [ シングルモルトウイスキー 日本 700ml ]

 

おすすめ度 ★★★★★
生産地 ジャパニーズウイスキー
ウィスキータイプ シングルモルト
香り かなりフルーティー
味わい かなりリッチ
内容量 700ml
価格 4,200円(原酒不足で値上がり中)

サントリー山崎は、ジャパニーズシングルモルトウイスキーの代表格的な銘柄です。


ラベルにある山崎の文字は生みの親である佐治敬三氏によるもの。京都府と大阪府の境にある山崎蒸留所で作られています。


癖が少ないため初心者の方にもおすすめです。


2位:サントリーウイスキー 響 JAPANESE HARMONY [ ウイスキー 日本 700ml ]

 

おすすめ度 ★★★★☆
生産地 ジャパニーズウイスキー
ウィスキータイプ ブレンデッド
香り ややフルーティー
味わい ミディアム
内容量 700mll
価格 4,000円(原酒不足で値上がり中)

日本のジャパニーズブレンデッドウイスキーの代表格的な銘柄。


海外での人気も高く、パリの酒店などでは一番上の高い棚に展示されることも。手に入りづらいブランドとして有名です。


24面カットのボトルがおしゃれ、部屋のインテリアとしてもさまになります。


3位:竹鶴ピュアモルト [ ウイスキー 日本 700ml ]

 

おすすめ度 ★★★★☆
生産地 ジャパニーズウイスキー
ウィスキータイプ ブレンデッドモルト
香り ややスモーキー
味わい ミディアム
内容量 700ml
価格 3,000円

「マッサン」のモデルになったニッカウヰスキーの創業者「竹鶴政孝」氏の名を冠したウイスキーです。


北海道の余市蒸溜所で作られています。


バランスよくブレンドされており、ロックや水割、ハイボールにしても美味しくいただけます。


【高級】人生で一度は飲んでみたい上級者向けウイスキー3選


ウイスキーファンのみならず、人生で一度は口にしてみたい上級者向けウイスキーを紹介します。


一般的に熟成年数が高いほど高級とされ、樽の中で長期間熟成することで刺激が少なくなり、芳醇な余韻が生まれます。

1位:スプリングバンク15年 [ シングルモルトウイスキー イギリス 700ml ]

 

おすすめ度 ★★★★☆
生産地 スコッチウイスキー
ウィスキータイプ シングルモルト
香り かなりフルーティー
味わい かなりリッチ
内容量 700ml
価格 10,320円

1828年創業のスコッチ・ウイスキーの名門です。


シェリー樽で長期間熟成させており、濃厚で芳醇、フルーティーな仕上がりが特徴。


「モルトの香水」と称されるアロマをご堪能ください。


2位:サントリー 白州18年 [ ウイスキー 日本 700ml ]

 

おすすめ度 ★★★★☆
生産地 ジャパニーズウイスキー
ウィスキータイプ シングルモルト
香り スモーキー
味わい ライト
内容量 700ml
価格 25,000円

山梨県の白州蒸溜所で製造されているサントリーを代表するシングルモルトウイスキーです。


南アルプスの軟水を使っているため、他のウイスキーにはないキレが特徴。水割りにしても、炭酸で割っても美味しくいただけます。


コクと甘みが特徴の18年ものの長期熟成モルトは、ストレートかロックで楽しんでみましょう。


3位:ブッカーズ[ ウイスキー アメリカ 750ml ]

 

おすすめ度 ★★★☆☆
生産地 アメリカンウイスキー
ウィスキータイプ バーボン
香り かなりフルーティー
味わい ややスパイシー
内容量 750ml
価格 6,000円

少量生産で知られるスモールパッチ(※)のジムビーム銘柄です。


※スモールパッチ:厳選した少量の樽のみでブレンドしたウイスキー


加水や濾過の工程を経ず、樽出しのままボトリングしています。独特な癖のあるほろ苦さが特徴です。


ハイボールだけじゃない!初心者におすすめのウイスキーの飲み方5選


ウイスキーを美味しく味わうための飲み方について紹介していきます。


銘柄によって、炭酸で割るハイボールが美味しいケースと、そのままの味わいを楽しんだ方が美味しいケースがあります。


いろいろ試して自分にぴったりの飲み方を見つけてくださいね。


初心者におすすめの飲み方をどれかひとつ上げるとしたら、ずはり「ストレート」です。最初だからこそ、香りや味をダイレクトで感じられる飲み方でウイスキーの奥深さを堪能しましょう。

ストレート(ニート)


ウイスキー愛好家はウイスキーをストレート飲むことを好みます。


一番多いのは、ショットグラスでぐいっと一息に飲む飲み方。アルコールの匂いが鼻にツンとこないので、すっと飲み干せます。


ただし、高級ウイスキーの場合は、テイスティンググラスという、ワインを飲むグラスのような口径の広いグラスがおすすめ。


ウイスキーの芳醇でスモーキーな香りが楽しめます


ウイスキー初心者の方は、チェイサーで水を用意しておくと良いでしょう。

ロック(オン・ザ・ロックス)


ウイスキーグラスに丸い氷を入れて、底の方にウイスキーを注いで飲むのがロック(オン・ザ・ロックス)です。


海外では「オン・ザ・ロックス」、日本では「ロック」と呼ばれています。氷が溶けるしたがって徐々に味わいが変化するのがロックの特徴。


ただし、ウイスキーが氷で冷えるので、本来の味わいや香りが損ねる恐れがあります。


氷によってウイスキーの味がまろやかになるため、癖が強いウイスキーを飲む場合におすすめです。

トゥワイスアップ


トゥワイスアップとは、ウイスキーを水で薄めて飲む方法です。


割合はウイスキー:水=1:1が基本です。冷やさないため、ウイスキー本来の持ち味を堪能できます。


アルコール度数を下げつつ、ウイスキーの香りや味わいを感じられるのがトワイスアップの特徴。


「アルコールに弱いけどウイスキーの芳醇さを楽しみたい」という人におすすめの飲み方です。

水割り


水割りは、日本で生まれた独自の飲み方です。海外には、ウイスキーに水と氷を入れる飲み方はありません。


グラスに、「氷→ウイスキー→水」の順番で入れて、マドラーでそっと混ぜます。ウイスキー:水=1:2ぐらいが基本。自分の好みにあわせて、割合を調整してみましょう。


ピートによるスモーキーさがキツいシングルモルトなどは、水割りにすることでまろやかになり飲みやすくなります


本格的なウイスキーであっても、水割りにすることで気軽に楽しめるということですね。

ソーダ割り(ハイボール)


ハイボールとはウイスキーを炭酸で割って飲む方法です。


2009年にブームとなった角ハイボールが火付け役となり、以降定番の飲み方になりました。


ウイスキー:炭酸=1:3ぐらいです。炭酸を入れ過ぎると、ウイスキー本来の持ち味が薄まってしまうので注意しましょう。


ハイボールにおすすめなのは、熟成年数が若くスパイシーさが強いタイプのウイスキー。スーパーや量販店で、2,000~3,000円で買えるものですね。


スパイシーさが緩和され爽快感が増し、ゴクゴクと乾いた喉を潤すことができます。

お気に入りのウイスキーを見つけてイケてる大人の仲間入りをしよう


ウイスキーには実に多くの銘柄があり、初心者の方は、いったいどれを飲めばよいのかわからなくなると思います。


高級な通好みのウイスキーではなく、最初は大衆向けのブレンデッドウイスキーがおすすめです。


大衆向けとはいえ、あまり人気安いものだと、ウイスキー本来の持ち味が薄れるので、5,000円前後のものが良いでしょう。


ウイスキー初心者の方におすすめしたい銘柄には、ブレンデッドのジョーニーウォーカー、サントリー山崎、ニッカ竹鶴などがあります。


ウイスキーへの奥深い入口としては最適のウイスキーです。


少しずつ、お気に入りの銘柄を見つけて、ウイスキーが似合うカッコいい大人の仲間入りをしてください。