冷やすことがNGなウイスキーの常識を覆す新しい飲み方「氷点下ウイスキー」とは?

「冷やすことでおいしくなるウイスキーの銘柄を知りたい」
「氷点下ウイスキーを自宅で作る方法を知りたい」



体が火照った時、夏の暑い時、疲れた時、のど越し爽快な冷たいハイボールが飲みたくなりませんか?


そんな人におすすめなのが、氷点下ハイボールです。名前の通り、氷点下までに下がったハイボールで最高の喉越しを味わうことができます。でも、氷点下ハイボールを自宅で楽しみたくても、どのウイスキーの銘柄で楽しめば良いか分かりませんよね。


この記事では冷やしておいしいウイスキーの銘柄を知ることができます。また氷点下ハイボールの作り方や、氷点下ハイボールに合うおつまみについてもご紹介しています。ぜひ氷点下ハイボールにおすすめの銘柄を手に取り、実際に作って楽しんでください

目次

ウイスキーが冷蔵庫NGな理由と理想の保管方法


ビールやワインに飲みなれていると、保存方法として冷蔵庫などで冷やすことを思いつきます。でも、実はウイスキーにを冷蔵庫で冷やすのは間違い。


ウイスキーが冷蔵庫NGな理由は大きく分けて3つあります。

冷蔵庫がNGな理由・繊細な風味が損なわれる
・濾過していないと澱(おり)が出てくる
・余計な匂いが付着する


詳しくはこの後解説していきます。では、ウイスキーを美味しく保管するなら冷蔵庫はNGであるとしたら、どのように保管すれば良いのでしょうか?


まずは冷蔵庫がNGな理由を解説してから、ウイスキーの保管に適した理想の場所について説明していきます。

冷蔵庫NGな理由①:繊細な風味が損なわれる


繊細で複雑、そして濃厚なウイスキーの風味は、冷蔵庫で冷やすことで損なわれてしまうことがあります。冷やしすぎることで奥行きのある香りや味わいが飛んでしまうわけですね。


ウイスキーによっては風味がはっきりと強く、低温の影響が少ないものもあります。しかし、繊細な風味を大事にしたい場合は、冷蔵庫で保管をするのはNGだということを知っておきましょう。

冷蔵庫NGな理由②:濾過していないと澱(おり)が出る


冷却濾過していないノンチルフィルタード製法のウイスキーの場合、冷やすことで澱がでてしまいます。濾過が十分にされていないウイスキーの場合、温度が低くなると原液に溶け込んでいた香味成分の一部などが物質として出て、白く濁ってしまうわけですね。


白く濁ってしまうと、ウイスキーせっかくの美しい琥珀色が損なわれてしまいます。ウイスキーのきらびやかな雰囲気を大事にしたい場合は注意が必要です。

冷蔵庫NGな理由③:余計な匂いが付着する


冷蔵庫や冷凍庫に保管しておくと、食材などの匂いがウイスキーに付着してしまう可能性があります。冷蔵庫というのは思った以上に匂いがキツイ場所であり、きちんと管理していないとウイスキーの本来の香りが損なわれてしまいます。


時折、野菜室に保管する方もいらっしゃいますが、ネギ、タマネギ、ニンニクと匂いが強い食材も多いことに注意しましょう。余計な匂いが付くのが嫌なのであれば、冷蔵庫による保管は気を付けるべきです。

理想:室温10℃~15℃の冷暗所で保管


上記のような3つの理由があるため、ウイスキーを保管する理想の場所は冷蔵庫内ではありません。ベストなのは、気温調整された冷暗所に保管しておくことです。


また冷暗所なので、しっかり遮ってくれるのも大事なポイントです。ウイスキーは紫外線によって変色し、味も変わってしまいます。出来るだけ品質を維持するためにも、ご家庭の場合は、クローゼットや押し入れ、食器棚の中で保管するようにしましょう。

ウイスキーを冷やす飲み方は王道ではない


冷蔵庫で冷やすのがNGなのと同様に、ウイスキーを冷やして飲む方法も王道とは言いづらい部分があります。


日本で人気なのはロック、水割り、ハイボールといったウイスキーを冷やす飲み方です。しかし、欧米のウイスキー通からすればウイスキーを氷で冷やす飲み方は王道ではありません。


なぜなら、ウイスキーを冷やすことで本来ウイスキーの持つ芳醇な香りや奥深い味わいを楽しめなくなってしまうから。


欧米のウイスキー通の人はストレートかトワイスアップなど常温でウイスキーを飲む場合がほとんど。


日本で人気の飲み方である水割り(ミネラルウォーター+氷)も完全に日本独自の飲み方であり、海外のバーなどではメニューに載ってさえいません。

ウイスキーを冷やして飲むにあたっての重要ポイント


「それでもウイスキーを冷やして飲みたい!」という人は多いはず。暑い夏の日などはウイスキーを常温で飲むのはなかなかキツいものがあります。


そんな場合はウイスキーを冷やして飲みたくなることでしょう。氷などでウイスキーを冷やして飲む場合は、伝統的なウイスキーとは全く別のお酒として割り切って楽しむこと大事。


繰り返しになりますが、冷やしたウイスキーでは、ウイスキー本来の香りや味を堪能できないからです。その代わりに得られるポジティブな側面に目を向けるようにしましょう。


割り切って楽しむ具体例を2つご紹介します。


割り切った飲み方2つの具体例

・芳醇な香りや濃厚な味わいではなく、喉越しの爽快感を楽しむ
・ゆっくりと堪能しながら味わうのではなく、ゴクゴクと喉を潤す



この割り切りができれば、冷やして飲むウイスキーに、伝統的なウイスキーとは違う別の喜びを見出すことができます。通常、ウイスキーはストレートやトワイスアップでちびりと飲むのが一般です。でも、冷やして飲む時はちびりと飲むという価値観にとらわれないことが大切です。


心の準備が整ったら、冷やしたウイスキーの最高峰の氷点下ハイボールを一度飲んでみましょう。これまでのウイスキーにはない爽快感が味わえます。

冷やして飲むウイスキーの究極系「氷点下ハイボール」とは?


氷点下ハイボール(フリージングハイボール)とは、ベースとなるウイスキーを氷点下まで冷やして作るハイボールのことです。


アルコール度数が40度以上のウイスキーの凍結点はマイナス30℃前後。家庭用の冷凍庫に入れても凍結することはありません。氷点下までひやしたウイスキーを使うハイボールができます。


氷点下ハイボールを飲んでみると、通常のハイボール以上の爽快感ある喉越しが得られます。猛暑や日々の疲れを乗り切るためにも氷点下ハイボールはおすすめ。


喉越しの爽快感と喉を潤す清涼感を突き詰めた飲み方であり、ウイスキーの伝統的な味わい方とは別のウイスキーの楽しみ方を提示してくれます。

氷点下ハイボール用のウイスキーの選び方


前述した冷凍庫に入れることによるデメリットが氷点下ハイボールにはあります。そのことを踏まえた上で銘柄を選びましょう。


氷点下ハイボール用のウイスキーの選び方について、4つのポイントを以下に解説しましたので、ご覧ください。


大事なのは実際に飲んでみること。氷点下ハイボールがお気に召すかどうかをチェックしてみましょう。以下、氷点下ハイボールに適したウイスキーの選び方をまとめていきます。

①風味がはっきりしている


繊細な風味がある銘柄はおすすめできません。なぜなら、氷点下に冷やされることで、豊かな風味が損なわれる可能性が高いからです。


氷点下ハイボールで楽しむなら、風味がはっきりしていて、分かりやすいものをおすすめします。

②蒸溜するにあたって冷却濾過されている


蒸溜するにあたって、冷却濾過されている銘柄を選びましょう。きちんと冷却濾過されている銘柄であれば、冷やしても澱が出てこないからです。


冷却濾過されていれば、ウイスキーを冷やしても澄んだ琥珀色の液体のまま。見た目も美しく冷やしたウイスキーを楽しむことができます。


ノンチルフィルタードとラベルに記載されている銘柄は冷却濾過されていません。氷点下ハイボールには向いていないので注意しましょう。

③アルコール度数が高いものを選ぶ


氷点下ハイボールにするのはアルコールの刺激が強い銘柄がおすすめ。なぜなら、冷やすことでアルコールの刺激が軽減できるから。


アルコール度数が高くなかなかストレートで飲むのはキツい場合は、炭酸水が入れて飲みやすくするのが鉄則。


氷点下ハイボールと同時にアルコールの刺激も楽しむなら、アルコール度数の高く刺激のある銘柄を選びましょう。

④貴重な銘柄ではない


氷点下ハイボールに使うウイスキーは手に入れやすいものにしましょう。希少な高級ウイスキーなどは使うべきはありません。


冷やすことでウイスキーの風味が損なわれると大きな損害になってしまいます。しかも、冷やしたあとで常温に戻したところで、一度損なわれてしまった風味は戻ることはありません。


品質を落としても構わないような銘柄から選ぶのがおすすめ。具体的には2,000円以下のウイスキーで、まずは試してみましょう。どうしても、高級な銘柄で試したい時は、小瓶で分けて行うのが得策です。

氷点下ハイボールにおすすめなウイスキーの銘柄10選

氷点下ハイボールにおすすめのウイスキーを10本ご紹介します。値段も比較的安価で、ハイボールにしてもおいしい風味豊かなウイスキーをご用意しました。


どの銘柄も氷点下ハイボールにぴったりですので、ぜひお試しください。

1位:店で飲めるフリージングハイボール【ブラックニッカクリア 】


ブラックニッカクリアのフリージング(氷点下)ハイボールは全国各地の特定の店で注文できるものです。ニッカの中でもブラックニッカクリアがフリージングハイボールに選ばれています。もともとクセがなく味がはっきりしたいブラックニッカクリアは、冷凍庫で保管して味が壊れにくいのが特徴です。


クセのない氷点下の強烈な爽快感は、喉に今までに感じたことのないスッキリ感をもたらします。クセがない分、いろんなおつまみにあう点もおすすめのポイント。フリージングハイボールといえば、ブラックニッカクリア。ぜひ一度、お楽しみください。病みつきになるはずです。

 

生産地 ジャパニーズ
ウィスキータイプ ブレンデッド
香り 軽やかなモルト香
味わい ライトボディ
アルコール度数 37%
価格 761円
おすすめな人 初心者向け


2位:バーテンダー支持率No.1『ハイボール』【デュワーズ ホワイト・ラベル】


甘い果実感の香りと、ややスパイシーな味が刺激する銘柄。日本ではハイボールとして、バーテンダーの支持率No.1を得ています。


デュワーズはお食事を邪魔することはないので、氷点下ハイボールで飲んでも美味しい。なぜなら、ハイボールで飲める分、冷やしても味が壊れにくいボディをしているからです。


氷点下ハイボールにすると、キリっとしたスパイシーさが際立ち、鋭い飲み口になります。スパイシーが顔のぞかせるので、カカオチョコレートなどのおつまみと組み合わせると、マッチします。ハイボールといえば、『デュワーズ ホワイト・ラベル』というだけあり、氷点下にしても味わいは完璧です。

 

生産地 イギリス
ウィスキータイプ ブレンデッド
香り フルーティーな甘さ
味わい ややスモーキー
アルコール度数 40%
価格 1,554円
おすすめな人 初心者向け


3位:高品質な氷点下ハイボールが楽しめる【ザ・フェイマスグラウス ファイネスト】


芳醇でフルーティーな甘い味わいと、香りが口に広がる高品質な銘柄。甘い味が広がり、飲みやすいため、初心者の方にもおすすめの逸品です。


氷点下ハイボールにしても、高いレベルでバランスがとれたファイネスは味が崩れることはありません。そのままの味で氷点下ハイボールを楽しむことができます。


冷たく爽快感のある甘みをご堪能いただけます。スコットランドNo.1人気のスコッチウイスキーでもあり、質の高さは評判通りです。

 

生産地 イギリス
ウィスキータイプ ブレンデッド
香り フルーティーな甘さ
味わい ライトボディ
アルコール度数 40%
価格 1,730円
おすすめな人 初心者向け


4位:クセなく飲みやすい氷点下ハイボール【カナディアン・クラブ】


華やかな香りをしており、味わいは甘めでとても飲みやすい銘柄。ウイスキーならではの癖がないため、氷点下ハイボールとの相性も抜群。『カナディアン・クラブ』の良さは壊されることなく、濃厚な味わいを楽しめます。


もともとソーダ割との相性が良いため、氷点下ハイボールとしても美味しく飲めるのがカナディアン・クラブの特徴。


初心者向けのウイスキーでもあり、家で氷点下ウイスキーを試すにはうってつけの逸品。カナダが生んだクセのない上質なウイスキー『カナディアン・クラブ』を楽しんでみてください。

 

生産地 カナダ
ウィスキータイプ ブレンデッド
香り 華やかな香り
味わい ライトボディ
アルコール度数 40%
価格 1,189円
おすすめな人 初心者向け


5位:まろやかで飲みやすいバーボン【メーカーズマーク】


フルーティーな香りがしており、味わいはまろやかで飲みやすい初心者向けバーボン。ただし、アルコールは45%と高めなので、アルコールの刺激の辛さが苦手な人には少しおすすめできません。


しかし、45%のアルコール度数の高さは、氷点下ハイボールにすることで、アルコールの刺激が楽しめるようになります。バーボンのアルコールのカーっとなる感じとのギャップを楽しむのに最適です。


『メーカーズマーク』は初心者でも飲みやすく、氷点下ハイボールでもアルコールの刺激が楽しめる銘柄です。

 

生産地 アメリカ
ウィスキータイプ バーボン
香り フルーティー
味わい マイルドでフルーティー
アルコール度数 45%
価格 2,280円
おすすめな人 初心者向け


6位:高級なプレミアムウイスキー【ジャックダニエル ブラック】


甘みが強く、初心者にでも飲みやすい総合力の高い味わいが持ち味。バーボンと思われがちですが、バーボン条件には当てはまりません。


正確にはテネシーウイスキーの分類です。アメリカを代表とされるプレミアムウイスキーであり、誰でも名前を聞いたことがある有名な銘柄の上位版です。


以前は高級なプレミアムウイスキーでしたが、最近では手ごろな値段で入手可能。ハイボールとの相性もいいため、贅沢にジャックダニエルで氷点下ハイボールを楽しむのも良いですね。


高級なプレミアムウイスキーだっただけあり、氷点下ハイボールでも味は崩れずに濃厚な甘みが味わえます。

 

生産地 アメリカ
ウィスキータイプ テネシー
香り フルーティーな甘さ
味わい まろやかな甘み
アルコール度数 40%
価格 2,156円
おすすめな人 初心者向け


7位:甘みが薄くスッキリ飲めるバーボン【オールド クロウ】


甘みが薄いため、後味もスッキリに飲むことができるバーボンです。かつて松田優作が愛飲していたと知られる『オールド クロウ』ですが、現在はジムビームをベースにブレンドしており、当時の味わいとは違ったものになっています。飲みやすいバーボンのため、初心者にもおすすめ。


甘みが少ない分、氷点下ハイボールにすると、爽快感は格別です。キリっとした味わいは、脂っこい食べ物との相性が抜群。スッキリしたのど越しをより楽しみたいなら、『オールド クロウ』の氷点下ハイボールがおすすめ。

 

生産地 アメリカ
ウィスキータイプ バーボン
香り フルーティー
味わい ミディアムボディ
アルコール度数 40%
価格 1,371円
おすすめな人 初心者向け


8位:飲みやすさは全世界トップレベル【カティサーク オリジナル】


マイルドな味わいで、飲んだあとの感覚はスッキリしているため、飲みやすさは抜群。癖がほとんどないのも特徴で、爽やかで軽い飲み口。ウイスキー初心者には飲んでみて欲しい銘柄です。

バランスの良い銘柄のため、氷点下ハイボールにしても、味わいや香りは損なわれません。飲みやすさも相まって、氷点下ハイボールにすれば、格別ののど越しが味わえるでしょう。

 

生産地 イギリス
ウィスキータイプ ブレンデッド
香り フルーティー
味わい ライトボディ
アルコール度数 40%
価格 1,444円
おすすめな人 初心者向け


9位:花の香りが漂う華やかなウイスキー【ホワイトホース ファインオールド】


甘い花の香りがただよい、味わいは甘めで口当たりがよく、ウイスキー初心者におすすめの銘柄。甘さの理由は、ブレンドされているスペサイドモルト。スペサイドモルトの強い甘みが『ファインオールド』に深い甘みを与えます。


ハイボールで飲むことがおすすめされる銘柄であり、もちろん氷点下ハイボールにしても美味しいです。華やかな花の香りはやや弱まるものの、甘く冷たいのど越しは病みつきになること間違いなしです。値段も1,000円以下と安価なため、氷点下ハイボールとして試すにはうってつけの銘柄になります。

 

生産地 イギリス
ウィスキータイプ ブレンデッド
香り フルーティー
味わい ライトボディ
アルコール度数 40%
価格 933円
おすすめな人 初心者向け


10位:売上No.1のバーボン【ジムビーム】


バーボン特有の刺激が強めに感じますが、後からマイルドな甘みが口の中に広がります。売上No.1バーボンというのも納得の逸品です。バーボンに手を出す場合に、まず手に取っていただきたい銘柄。


最近ではジムビームとハイボールの組み合わせ、『ビームハイ』の爽快感の人気が出てきています。もちろん、氷点下ハイボールでも『ビームハイ』の実力は健在。氷点下ビームハイは、ガツンときて、甘みが広がり、のど越しはすっきりとお酒好きにはたまらないハイボールになっています。

 

生産地 アメリカ
ウィスキータイプ バーボン
香り フローラルな香り
味わい マイルドな甘み
アルコール度数 40%
価格 1,256円
おすすめな人 初心者向け


氷点下ハイボールの作り方


氷点下ハイボールの作り方とはいっても、事前にウイスキーを冷凍庫に入れておくだけで、作り方自体はハイボールと大差ありません。ウイスキーをボトルごと冷凍庫に入れて、冷やすだけです。


40度以上のウイスキーの凍結点はマイナス30℃前後。冷凍庫はだいたいマイナス20度前後なので、決して凍ることなくキンキンに冷やすことができます。


ハイボールを作る前に、ウイスキーを冷凍庫に入れるだけで氷点下ハイボールを楽しめます。

①ウイスキーを冷凍庫で冷やしておく


業務用の冷凍庫の場合、温度設定がマイナス30℃以下の場合もあり、ウイスキーが凍結してしまうリスクがあるので注意が必要。一般の家庭用の冷凍庫で冷やすようにしましょう。


ただし、ウイスキーメーカーによっては凍結をおすすめしていない場合もあります。例えば、サントリーは公式には凍結をおすすめしていません。家庭用冷凍庫であれば、ウイスキーが凍結する心配はありませんが、あくまで自己責任で試すようにしてください。


風味が落ちてしまう可能性があるため、味わいが損なわれても良い銘柄を選びましょう。

②氷を入れてグラスを冷やす


氷を先にグラスに入れることでグラスを十分に冷やしましょう。氷が溶けたら、溶けた水を捨てます。


もしも、ステンレスタンブラーを持っている場合は、ステンレスタンブラーで氷点下ハイボールを楽しむのがおすすめ。ウイスキーと一緒にステンレスタンブラーを冷蔵庫・冷凍庫で冷やしておくとさらにとキンキンな冷たさを味わえます。


グラスやステンレスタンブラーを冷やすと、すっきりとした氷点下ハイボールの爽快感がより楽しめるわけですね。

③ウイスキーを適量注ぐ


氷に馴染ませるように、グラスにウイスキーを適量注ぎます。あとでソーダを加えることを忘れずに、いっぱいに入れないように気を付けましょう。


ウイスキーを注いだ後は、マドラーでくるくるとかき混ぜて、さらに氷とウイスキーを馴染ませます。


ちなみに氷はコンビニなどで売られている大振りのロックアイスがおすすめです。溶けにくいため、味が薄まりにくく、最高の氷点下ハイボールが楽しめるます。

④ソーダを加える


ウイスキーとソーダの割合は、ウイスキー:ソーダ=1:3がおすすめです。好みによって比率を微調整してください。


ソーダは冷蔵庫でしっかりと冷やしておきましょう。ソーダが常温のままだと、せっかくの氷点下ハイボールもぬるくなってしまいます。ただし、ソーダは冷凍庫に入れると凍ってしまうので、あくまで冷蔵庫で冷やすようにしましょう。


コツは、ソーダを氷に触れないように注ぐことです。氷に触れてしまうとソーダの炭酸が抜けてしまうためです。せっかくの炭酸が抜けてしまうと、ハイボールの醍醐味がなくなってしまいます。


またソーダの代わりに、コーラを入れるとコークハイに。一味違う味わいを手軽に楽しめます。

⑤縦方向に一回だけかき混ぜる


最後に縦方向に一回だけステア(軽くかき混ぜること)しましょう。ステアし過ぎてしまうと、炭酸が飛んでしまいもったいないです。

丁寧に作り上げることで、最高の爽快感を楽しむことができます。ぜひ、氷点下ハイボールを作ってみてください。

氷点下ハイボールをさらに美味しくする2つのコツ


単体でもおいしい氷点下ハイボールですが、グラスとおつまみにこだわると、ポテンシャルをより引き出すことができます。グラスによる相乗効果と、おつまみのマリアージュは氷点下ハイボールにとっても、重要なポイント。


ぜひ自分に合ったグラスを見つけて、マッチするおつまみと共に氷点下ハイボールをお楽しみください。

氷点下ハイボールにおすすめのグラス3選


氷点下ハイボールで選ぶグラスは普通のハイボールのグラスやジョッキではダメです。なぜなら、ガラス製のグラスでは、徹底的にグラスを冷やすことができないからです。


選ぶのであれば、金属製のタンブラーを選ぶことをおすすめします。以下の選び方を参考に、氷点下ハイボール用のタンブラーを用意しましょう。

氷点下ハイボール用のグラスの選び方


氷点下ハイボール用のグラスは、金属製で保冷が効くものがおすすめです。ガラスだとすぐに温度が上がってしまい、氷点下状態をキープすることができないからです。


氷点下ハイボールを楽しむのであれば、ステンレスタンブラーがおすすめ。氷点下状態をキープすることができ、氷点下ハイボールの爽快感を2倍にも3倍にもしてくれるからです。

1位:氷点下ハイボールの相棒【サーモス真空断熱タンブラーJDE-420】


ステンレス製魔法びんの真空断熱構造で、氷点下ハイボールの冷たさをキープします。氷点下ハイボールにぴったりタンブラーでしょう。結露もしないので、机やテーブルクロスを濡らすこともありません。ストレスなく使用することができます。


氷も長持ちする保冷力が圧倒的で、キンキンに冷えた氷点下ハイボールを長時間楽しむことができます。氷点下ハイボールを楽しむなら、『サーモス真空断熱タンブラーJDE-420』がおすすめです。コスパが高いのも魅力ですね。

 

メーカー サーモス
容量 420ml
価格 1,469円


2位:本物の氷点下を体感せよ【フリージングタンブラーOZFT-260MT】


冷凍庫で凍らせた後で飲み物を注ぐと、あっと言う間に氷点下になるのが特徴のタンブラー。独自開発の真空冷却3層構造を使用しており、保冷材内蔵で、飲み物を氷点下まで温度を下げます。あまりの冷たさにジュースの場合はシャーベットになってしまうほどです。


『フリージングタンブラーOZFT-260MT』を使えば、ビールも、チューハイも、もちろんハイボールも氷点下で楽しむことができます。本物の氷点下を体感したいのなら、手に入れるべきアイテムです。

 

メーカー ドウシシャ
容量 260ml
価格 2,505円


3位:大容量で氷点下ハイボールが楽しめる【ステンレスタンブラーRH-1321】


大容量の630mlのため、ゴクゴクとのど越しを十分に楽しめることができます。保冷性に優れた真空断熱構造をしており、氷点下ハイボールにはうってつけの逸品です。


氷点下ハイボールをたっぷりと注ぐことができるため、一度にたくさん飲みたい人にはおすすめ。容量の大きい氷点下ハイボール用のグラスをお探しならば『ステンレスタンブラーRH-1321』を選びましょう。

 

メーカー 和平フレイズ
容量 630ml
価格 2,420円


氷点下ハイボールにおすすめのおつまみ3選


ハイボール同様、氷点下ハイボールも食事と一緒に飲めるお酒です。より美味しく氷点下ハイボールを頂くためにも、おつまみ選びも重要。


キンキンに冷えた氷点下ハイボールと熱々の料理を一緒に食べるれば、他では味わえない感動が。また通常のハイボールよりも、すっきりした爽快な喉越しのため、あぶらっこい食べ物にもマッチします。

氷点下ハイボール用のおつまみの選び方


圧倒的な爽快感がある氷点下ハイボールのおつまみの定番は間違いなく、あぶらっこいもす。特に熱いものであれば、温度のギャップで、爽快感はひと際大きいものになります。


もちろん、スモーキーさが強いハイボールの場合には燻製食品も合いますし、ウイスキーの余韻を楽しむならチョコレートも楽しめます。実際に味わって、氷点下ハイボールとのマリアージュをお楽しみください。

1位:氷点下ハイボールに相性抜群!【大阪王将 唐揚げ(1.2kg)】


氷点下ハイボールで一番合うおつまみは間違いなく、から揚げです。氷点下ハイボールが、からあげの脂っこさをスッキリと流し込み、熱いからあげと冷たい氷点下ハイボールの『ひやあつ』のギャップがたまりません。


ご紹介する大阪王将のから揚げであれば、家で本格的なから揚げを楽しむことができます。特に口当たりなめらかなブレンデッドウイスキーの氷点下ハイボールとから揚げの相性はバッチリです。

価格 3,580円


2位:氷点下ハイボールに相性抜群!【きくやアリバ 高カカオチョコレート72% 1kg】


氷点下ハイボールは、ビターな高カカオチョコレートにも合います。特にウイスキーのアルコールのスパイシーな刺激が得意でない方は、チョコレートと合わせることによって格段に飲みやすくなるのでおすすめです。


バーボンの場合であれば、バーボン特有の甘味がチョコレートにマッチして、とても深い甘い味わいを楽しむことができます。高カカオチョコレートのまったりしたほろ苦くて甘い味わいに、スッキリとした氷点下ハイボールのマリアージュをぜひ味わってみてください。

価格 2,110円


3位:スモーキーな味わいとマッチする【一度は食べていただきたい燻製チーズ 64g】


スモーキーさがただようウイスキーを使った氷点下ハイボールには、燻製チーズがマッチします。スモーキーさと燻製の組み合わせが病みつきになること間違いなしです。


氷点下ハイボールであれば、飲み心地が爽快なので、チーズ臭さも洗い流してくれます。『一度は食べていただきたい燻製チーズ』はお安く購入することができるため、手軽なおつまみとしてもおすすめです。

価格 309円

ウイスキーを冷やして楽しみたいなら氷点下ハイボールを


従来のウイスキーはストレートやトワイスアップで飲むことが一般的でした。

しかし、現在はロックや水割り、ハイボールとウイスキーを冷やす飲み方が人気なのが日本。そんな中でまったく新しいウイスキー楽しみ方を提示してくれるのが、氷点下ハイボールです。


氷点下ハイボールを自宅で用意するのは簡単。氷点下ハイボールに合うウイスキー、ステンレス製タンブラー、おつまみの三種の神器をもってして、痛快で爽快な喉越しを楽しんでください。


疲れた時、熱い時、ストレスが溜まっている時、キンキンの氷点下ハイボールで色々なストレスを吹き飛ばしましょう。