ウイスキーの美味しい飲み方19選|初心者におすすめなウイスキーの飲み方とは

「ハイボールを飲むようになったので、もっとウイスキーのことが知りたい」
「もっと本格的なウイスキーの飲み方にもチャレンジしてみたい」



と思っている人は多いはず。
私もウイスキーを飲み始めたのは缶入りのハイボールからでした。


今回は、ハイボールだけじゃないウイスキーの美味しい飲み方についてご紹介していきます。


ウイスキーのあらゆる飲み方が網羅されているので、読むだけでウイスキー通になれること間違いありません。

上手にウイスキーを飲みこなす渋い大人を目指しませんか。

目次

ウイスキーは飲み方が大事


ウイスキーの味を最大限に引き出してベストな状態で楽しみたいのでしたら、飲み方にしっかりこだわる必要があります。


ウイスキーは個性が強く、間違った飲み方をすると、味が大きく損なわれてしまうからです。


たとえば、スモーキーな香りが特徴のアイラモルトを味わいたいのであれば、ストレートやロック、水で薄めた飲み方がおすすめです。


甘くて芳醇な味わいのバーボンなども、フレグランスグラスなどで味と香りを楽しみながら飲むのが良いでしょう。


それぞれのウイスキーに合った飲み方で、魅力を最大限に引き出すことが大事です。

ハイボールだけがウイスキーじゃない


ウイスキーを炭酸で割って飲むハイボールが流行っているようですが、ハイボールがウイスキーの王道な飲み方というわけではありません


ハイボールが生まれたのは開拓時代のアメリカだといわれています。列車での長距離移動の途中、駅で石炭や水を補充する間に、乗客にバーボンを炭酸で割ってサービスしたことが、ハイボールはじまりです。


ストレートやロックで飲むのがウイスキーの正統派。銘柄によっては、ハイボールよりも、ストレートやロックで飲んだ方が美味しいケースもあります。


それぞれの銘柄に合わせた飲み方でお楽しみください。

飲み方によって風味は大きく変わる


ウイスキーの奥深さを堪能したのであれば、きちんとウイスキーに合った飲み方を理解しておく必要があります。


ウイスキーは、それぞれ強い個性を持っているため、飲み方次第で味わいが大きく変化するためです。


たとえば、ピートを使用して造られているウイスキーの場合、ピートを味わいたい人にはストレートやロックの飲み方がおすすめです。


ピート由来のスモーキーな味わいが苦手だという人は、炭酸で割ってハイボールにして飲む方法もあります。


風味を味わいたい、苦手な匂いをできるだけ抑えたい、など、ウイスキーに合わせた自分好みの飲み方を追求するようにしましょう。

「ウイスキーの飲み方」の選び方


ウイスキーは、産地や製法、価格帯、アルコール度数などを意識しながら、飲み方を変える必要があります。

以下では、ウイスキーの飲み方を見つけるポイントを3つに分けて解説していきます。

産地と製法から飲み方を選ぶ


ウイスキーは産地によって味わいや使用される原材料に大きな変化があります。


どの地域で何を原料にして造られたウイスキーであるのかを、しっかりと見極めることが重要です。


たとえば、アメリカのケンタッキー州を中心にして造られているバーボンの場合でしたら、スコッチウイスキーと違ってピートを使用していないため、スモーキーな香りがほとんどありません。


そのため、炭酸で割るハイボールにしてもすっきりしたスイートな味わいがありウイスキーに慣れていない方でも美味しくいただけます。


一方、スコッチウイスキーの場合は、かなり癖のあるピート由来のスモーキーフレーバーをが特徴。ハイボールにすると独特の磯臭さや薬品臭があるために、苦手意識を持つ方も少なくありません。


産地と原材料をよく見極めながら、個性に合った飲み方を試すことが大切です。

価格帯から飲み方を選ぶ


水や氷、炭酸など、他の飲料で割ると、ウイスキー本来の持ち味や香りがまったく別のものに変化してしまいます。


安価でアルコール臭が鼻にツンときて飲みにくいウイスキーでしたら、炭酸で割ってハイボールなどにして飲むという飲み方良いでしょう。しかし高い価格帯のウイスキーの場合は、持ち味や個性をそのまま味わう飲み方がおすすめです。


たとえば、スコッチウイスキーの代表格「アイラモルト」は、ピート由来のスモーキーな香りが持ち味の一つ。アイラファンの間では、水を一滴足すだけで、味が変化して個性が際立つと言われています。


価格帯に見合った飲み方を選ぶようにしましょう。

アルコール度数から飲み方を選ぶ


ウイスキーの銘柄によっては、50%以上、中には60%というものもあります。


アルコール度数の高いウイスキーの場合は、喉が焼けるような刺激があるので、少し薄めて飲むようにしましょう。


たとえば、アイラモルトのボウモア・テンペストという銘柄は、アルコール分56%です。
そのままではアルコール度数が高すぎて味わいを堪能できません。ほんの少しの水で割って飲む方法や、ウイスキーと同量の水を入れて楽しむトワイスアップという飲み方が推奨されています。


アルコール度数を見ながら飲み方を合わせるようにしましょう。

ウイスキーの美味しい飲み方19選


ウイスキーの基本的な飲み方から、上級者向けや一風変わった飲み方まで、幅広い飲み方をご紹介していきます。


ウイスキーの飲み方をすべて網羅していると言っても過言ではありません。

基本となるウイスキーの定番な飲み方5選


ウイスキーをしっかりと味わうために必ず押さえておくべき基本的な飲み方です。


基本的な飲み方さえ押さえておけば、さまざまな飲み方に応用することができます


基本的な定番の飲み方5つをご紹介します。

ウイスキーの正統な飲み方「ストレート」


高級なウイスキーなど、そのままの味を楽しみたいのでしたら「ストレート」がおすすめです。


水や氷、炭酸など余計な飲料を加えないため、ウイスキーが持つ個性をそのまま楽しむことができますよ。


アルコール度数が高くて、鼻にツンとくるのが苦手だという方は、細い径のショットグラスがおすすめです。ショットグラスにウイスキーを少量注ぎ、グイっと一気に飲み干す飲み方。西部劇によく登場しますね。


ウイスキーの香りを楽しみたい方は、フレグランスグラスが良いでしょう。ブランデーを楽しむ要領で、グラスの底にウイスキーを注いで、静かに回しながら、色や香りを楽しんでから、じっくり味わいます


ウイスキー本来の味や香りを堪能したい方は、ぜひストレートでお楽しみください。

ウイスキーの個性を引き出す「トワイスアップ」


「トワイスアップ」というのは、ウイスキーと水を1:1で割るの飲み方です。


一般的に、ウイスキーの味や香りが最も引き立つのが20度から30度にかけてのアルコール度数だといわれています。


アルコール度数40度のウイスキーを同量の水で割るトワイスアップだと、アルコール度数はだいたい20度くらい。香りがもっとも引き立つ飲み方となります。


個性の強いアイラモルトなど、スモーキーなタイプのウイスキーを味わいたい人におすすめです。


強いアルコールにあまり強くない日本人に合った飲み方とも言えるでしょう。

【トワイスアップの材料】

ウイスキー…1
常温の水(ウイスキーに味に影響のない蒸溜水や軟水)…1

【トワイスアップの作り方】

1.グラスにウイスキーを適量注ぎます。
2.1に同量の常温の水を注いで完成。


氷の溶け加減で味が変化「オンザロック」


オンザロックもウイスキーの味わいをそのまま味わえる飲み方です。


最初は、ウイスキーそのままの味を楽しんで、氷が溶けるにつれて、味わいが変化していきます。味わいの変化が楽しめるところが「オンザロック」の特徴です。


「オンザロック」で飲むのは、そのままの味わいを楽しみたい高級ウイスキー銘柄などが良いでしょう。

【オンザロックの材料】

好みのウイスキー
氷…1個
冷えたロックグラス

【オンザロックの作り方】

1.冷えたロックグラスに丸く整えた氷を入れる。
2.氷の上からウイスキーを30ml程度注ぐ。
3.マドラーで軽く回して完成。


どんなウイスキーにも合う「ハイボール」


ウイスキーを炭酸で割って飲むハイボールは、アメリカの開拓時代に誕生した飲み方だと言われています(※)。
※諸説あり。イギリスのゴルフ場のクラブハウスで、急に打順が回ってきたプレイヤーが、慌てて炭酸水の入ったチェイサーにウイスキーをうつして飲んだところ、とても美味しかったから、という説もある


ハイボールはどのようなウイスキー銘柄にも合うため、若者を中心に人気の高い飲み方です。

【ハイボールの材料】

ウイスキー
炭酸
砕いた氷

【ハイボールの作り方】

1.グラスに氷を入れて、グラスの表面に霜が付くまで冷やします。
2.好みでウイスキーを適量注ぎます(グラスの底から1/3程度)。
3.マドラーで混ぜて、炭酸をそっと注ぎます。
4.マドラーで縦に1回混ぜて完成。


ウイスキーの個性を際立たせる「水割り」


水割りは、ウイスキーの個性を際立たせる飲み方です。


食事や会話を楽しみながらウイスキーを楽しむ日本の生活風土が生み出した日本独自の飲み方です。


水割りに使用する水は軟水が向いています。日本国内の水道水はほとんどが軟水であるため、湯冷ましした水で十分。逆に硬度の高いミネラルウォーターなどは水割りに向いていません。

【水割りの材料】

ウイスキー
砕いた氷
冷やした水(軟水)

【水割りの作り方】

1.グラスに氷を入れて、グラスの表面に霜が付くまで冷やします。
2.グラスの底にウイスキーを注ぎます。
3.マドラーで混ぜてウイスキーを冷やします。
4.減った分の氷を足します。
5.ウイスキーの量の2倍から2,5倍程度の水を注ぎ、マドラーで13回転半ステアして完成。


上級者向けなウイスキーの飲み方4選


ここからはウイスキー上級者向けの飲み方をご紹介します。
本格派の飲み方をマスターして、渋い大人の仲間入りをしてください。

ウイスキーの香りと味をまろやかに引き立てる「ハーフロック」


ハーフロックはオンザロックから派生した飲み方の一つ。


作り方もオンザロックとよく似ていますが、ウイスキーと同じ量の水を足すところが少し異なっています。


ウイスキーは、水を足すことで個性を引き出すことができます。美味しいウイスキーはより美味しくなりますが、逆のケースもあるので銘柄を選ぶようにしましょう。


ハーフロックでウイスキーの個性を楽しんでください。

【ハーフロックの材料】

ウイスキー
ロックアイス
冷やした水(軟水)

【ハーフロックの作り方】

1.冷やしたグラスに大き目のロックアイスを入れます。
2.ウイスキーを適量注ぎます。
3.マドラーで回してウイスキーを冷やします。
4.ウイスキーと同じ量の冷やした水を注ぎ、マドラーで軽く混ぜたら完成。


ウイスキーと水のグラデーションが楽しい「ウイスキーフロート」

「ウイスキーフロート」は、透明な水にウイスキーを浮かべた優雅な雰囲気を演出してくれる飲み方です。


パーティや華やかなシーンでよく提供されるので、見たことがある人も多いはず。


ウイスキーの比重は0.92と水の1に対してわずかに軽いため、水に静かに注ぎ入れると浮かんできます。ウイスキーと水の比重差を利用した飲み方です。


飲み進めるにつれて、ウイスキーと水がさまざまな比率で混ざりあい、ウイスキーの味や香りの変化が楽しめます

【ウイスキーフロートの材料】

ウイスキー

冷やした水(軟水)

【ウイスキーフロートの作り方】

1.グラスに氷を入れます。
2.グラスの7分目まで水を注ぎ入れます。
3.ウイスキーボトルにマドラーを添わせてグラスの縁からそっとウイスキーを注ぎ入れます。


グラスについた霧を楽しむ「ミスト」


「ミスト」とは、グラスの表面についた霧のことを表現したネーミングです。


ロックグラスの表面についた白い霧を見ながら、清涼感も同時に楽しめます。


ミストは夏場の暑い時期、暑気払いに最適


個性の強いシングルモルトよりも、あまり個性を主張しないブレンデッド系がミストにおすすめです。

【ミストの材料】

ウイスキー
クラッシュドアイス
レモン適量

【ミストの作り方】

1.冷やしたロックグラスにクラッシュドアイスをたっぷり入れます。
2.ウイスキーを好きな量注ぎ入れます。
3.マドラーで混ぜて、ウイスキーとクラッシュドアイスを馴染ませます。
4.レモンを絞りグラスの中に投入します。


身体の芯から暖かい「ホットウイスキー」


「ホットウイスキー」は、ウイスキーにお湯を注いで飲むだけのとてもシンプルな飲み方です。


アイリッシュウイスキーの本場、アイルランドでもホットウイスキーは定番の飲み方。特に風邪をひいたときには、必ずと言っていいほど、ホットウイスキーを飲むそうです。


アイルランド流のホットウイスキーは、スライスしたレモンの皮やグローブ、シナモンスティックなどをグラス沈めてウイスキーと湯を注ぎ入れます

【ホットウイスキーの材料】

ウイスキー
耐熱グラス
お湯

【ホットウイスキーの作り方】

1.あらかじめ耐熱グラスに沸騰した湯を入れてあたためます。
2.グラスの湯を捨てて、ウイスキーを3分目ほど注ぎ入れます。
3.ウイスキーの倍から3倍ほどの湯を注ぎ入れます。
4.マドラーで静かに混ぜたら完成。


お好みの飲料で割るウイスキーの飲み方5選


ウイスキーはいろいろな飲料で割って飲むことができます


ウイスキー自体の個性は損なわれる恐れがありますが、強烈な個性を押さえて口当たりが良くなり飲みやすくなりますよ。

お料理との相性も抜群「コーラ(コークハイ)」


「コークハイ」は、炭酸の代わりにコーラを使ったハイボールのようなもの


ハイボールはウイスキーの味や香りが際立ちますが、コークハイは、ウイスキーの個性がコーラの風味にかき消されるため、とても飲みやすくなりますよ。


アルコール度数は8%から10%と、ビールよりも少し高い程度なので、料理との組み合わせもおすすめです。

【コークハイの材料】

ウイスキー
冷えたコーラ

【コークハイの作り方】

1.トールグラスにたっぷり氷を入れます。
2.グラスの4分目ぐらいまでウイスキーを注ぎ入れます。
3.コーラをそっと注いで、静かにマドラーで混ぜます。


オレンジとウイスキーの相性抜群「オレンジジュース」


「ウイスキーのオレンジジュース割り」は、ウイスキーを飲み慣れてない方や苦手だという方におすすめしたい飲み方です。


オレンジジュースの個性がウイスキーの個性に勝るため、飲みにくいウイスキーも美味しくいただくことができますよ。


ただし、高級銘柄のウイスキーはそのままの個性を楽しむべきものなので、オレンジジュース割りには不向きです。

【「ウイスキーのオレンジジュース割り」の材料】

ウイスキー
冷えたオレンジジュース

【「ウイスキーのオレンジジュース割り」の作り方】

1.トールグラスにたっぷり氷を入れます。
2.グラスの4分目ぐらいまでウイスキーを注ぎ入れます。
3.ウイスキーをマドラーで混ぜます。
4.オレンジジュースを注ぎ入れて、マドラーで混ぜたら完成。


ウイスキーと梅酒との相性は驚くほど良い「梅酒」


ウイスキーを他の果実酒とカクテルにする飲み方は、古くから存在しています。


あまり知られていませんが、ウイスキーと梅酒との相性は驚くほど良好です。梅酒の甘くてフルーティな香りと、ウイスキーのスモーキーさが相乗効果を醸して、とても美味しいカクテルになります。


炭酸水を少し足すと、さらに爽やかな飲み口になりますよ。

【「ウイスキーと梅酒のカクテル」の材料】

ウイスキー
梅酒

【「ウイスキーと梅酒のカクテル」の作り方】

1.グラスに梅酒を注ぎ入れます。
2.梅酒と同量程度のウイスキーを注ぎ入れます。
3.マドラーで混ぜます。


酔いの効果覿面「ビール」


アメリカにはバーボンとビールを合わせる「ボイラーメーカー」という飲み方があります。


日本にも「ウイビー」や「爆弾」などと呼ばれる、ウイスキーにビールを足す飲み方がありますね。


いずれにしても、ウイスキーとビールの個性を打ち消す飲み方のため、飲みやすくはなりますが、ウイスキーとビールの個性を楽しみたい方は、別々に飲むことをおすすめします。

【ボイラーメーカーの材料】

ウイスキー
ビール

【ボイラーメーカーの作り方】

1.ビアグラスにビールを注ぎます。
2.ショットグラスにウイスキーを注ぎ、ビアグラスに沈めます。


ウイスキーの味わいに渋みをプラス「緑茶」


ウイスキーを冷やした緑茶で割る飲み方もおすすめです。


ウイスキーが持つスモーキーな個性に緑茶の渋みを加えることで、また一味違った楽しみ方ができます。


和食との相性も抜群ですよ。

【緑茶割りの材料】

ウイスキー
冷えた緑茶

【緑茶割りの作り方】

1.トールグラスにたっぷり氷を入れます。
2.1/3程度までウイスキーを注ぎ、マドラーで混ぜます。
3.冷やした緑茶を注ぎ入れて、マドラーで混ぜたら完成。


甘く飲みやすいウイスキーベースのカクテル5選


ウイスキーベースのカクテルにはたくさんの種類があります


加糖されたリキュールや薬草を漬け込んだリキュール、ミントなどのフレッシュハーブをステイしたものなど、さまざま。


ウイスキーカクテルを、さまざまなシーンに合わせてお楽しみください。

錆びた釘という意味の「ラスティネール」


「ラスティネール」はモルトウィスキーをベースにして造られているドランブイというリキュールを使ったカクテルです。


ドランブイがスコッチモルトウイスキーをベースにしているため、スコッチウイスキーと組み合わせることで、ぴたりと味が決まります。


「ラスティネール」は、錆びた釘という意味で、色合いがまるで錆びた釘のようだというのが名前の由来です。

【ラスティネールの材料】

ウイスキー
ドランブイ
ロックアイス

【ラスティネールの作り方】

1.グラスにロックアイスを入れます。
2.ウイスキー40mlとドランブイ20mlを注ぎ入れて、バースプーンでステアする(軽くかき混ぜる)。


フレッシュミントの香り「ミントジュレップ」


バーボンをベースにしたカクテルです。


非常に歴史の古いカクテルで、アメリカの南北戦争の頃にはすでに飲まれていました。
アメリカの小説家「O・ヘンリー」の短編「ハーグレイブズの一人二役」に「ミントジュレップ」の詳しいレシピが記載されていることでも有名。

【ミントジュレップの材料】

バーボン
ミントの若芽
砂糖
炭酸
クラッシュドアイス

【ミントジュレップの作り方】

1.トールグラスにミントを入れてバースプーンでしっかり潰す。
2.砂糖とクラッシュドアイスを少し入れてステイして砂糖を溶かす。
3.クラッシュドアイスをいっぱい入れて、ウイスキーを4分目くらいまで注ぎます。
4.炭酸を注いでから、バースプーンスでテイして完成。


スコットランドの義賊ロバート・マクレガーのニックネーム「ロブロイ」


スコッチウイスキーをベースにしたカクテルです。


聖アンドリューズ祭のパーティーのためにロンドン、サヴォイ・ホテルのハリー・クラドック氏が考案しました。


ネーミングの由来は、スコットランドの義賊、ロバート・マクレガー。

【ロブロイの材料】

スコッチウイスキー
スイートベルモット
アロマティックビダーズ数滴

【ロブロイの作り方】

1.スコッチウイスキー3:スイートベルモット1、アロマティックビダーズ数滴の割合でステイしてカクテルグラスに注ぎます。
2.カクテルグラスにチェリーを添えて完成。


イタリア系ニュ―ヨーク生まれ「ゴッドファーザー」


F・コッポラ監督の映画「ゴッドファーザー」が公開されたのが1972年。映画公開からほどなくしてニューヨークで誕生したカクテルです。


作り方は、ラスティネールとよく似ていますが、ドランブイの代わりにイタリアのリキュール「アマレット」を使用します。

【ゴッドファーザーの材料】

ウイスキー45ml
アマレット15ml
ロックアイス

【ゴッドファーザーの作り方】

1.グラスにロックアイスを入れます。
2.ウイスキー45mlとアマレット15mlを注ぎ入れて、バースプーンでステイする。


アイルランドの水上飛行場で凍える乗客のために考案された「アイリッシュコーヒー」


「アイリッシュコーヒー」は、アイルランドで1943年頃に誕生した、アイリッシュウイスキーとコーヒーをベースにしたカクテルです。


1940年当時、アイルランドの大西洋航路は飛行艇が中心で、海上に着陸した飛行機から乗客は船で行き来していました。


凍える乗客に温まってもらおうと考案されたのが「アイリッシュコーヒー」です。

浮かんだ生クリームをコーヒーと混ぜないようにして、そのままグラスに口をつけて、生クリームの下のコーヒーや砂糖の甘さ、ウイスキーの味を楽しみながら飲みます。

【アイリッシュコーヒーの材料】

アイリッシュウイスキー
ホットコーヒー
砂糖
生クリーム

【アイリッシュコーヒーの作り方】

1.グラスにホットコーヒーを注ぎ入れ、砂糖を加え軽くステアます。
2.その上に、アイリッシュウイスキーを注ぎ、上に生クリームをフロートさせて完成。


飲み方によって印象が変わる!本格派ウイスキーのおすすめ銘柄5選


いろいろな飲み方に合わせて、きちんとした味わいが感じられるウイスキーの銘柄を選ぶことが大切です。


以下では、いろいろな飲み方におすすめしたい本格派のウイスキーをご紹介していきます。

トウモロコシ由来の甘くまろやかなバーボン【フォアローゼズ・ブラック】

フォアローゼズ・ブラック
バーボン好きの間で高い人気のある上級ラベル「フォアローゼズ・ブラック」。


個性あふれるトウモロコシ由来の原酒を長期熟成させています。


洋梨のような芳醇でふくよかな果実香とオーク樽の香り、トウモロコシ由来の甘くまろやかな味わいが大きな特徴です。


ストレートやロック、ミントジュレップなどでお楽しみください。

産地 アメリカン
種類 バーボン
香り 洋梨のような芳醇でふくよかな果実香とオーク樽の香り
味わい トウモロコシ由来の甘くまろやかな味わい
アルコール度数 40 %
価格 3,165円
おすすめな人 本格派のアメリカンバーボンを味わいたい人

西部劇にも登場する本格派のテネシーウイスキー【ジャックダニエル・ブラック】

ジャックダニエル・ブラック
100年の歴史を誇るテネシーウイスキーの名門。


チャコールメローイング製法で時間をかけて一滴一滴を丁寧に濾過して作り上げる、芳醇でまろやかなテネシーウイスキーです。


ストレートでも、水割りでも、ハイボールでもシーンに合わせた楽しみ方ができます。


本格派のハードボイルドアメリカンウイスキーをご堪能ください。

産地 アメリカン
種類 テネシーウイスキー
香り 芳醇でまろやかな香り
味わい 均整のとれた味わい
アルコール度数 40 %
価格 6,498円
おすすめな人 西部劇に登場するような本格派のテネシーウイスキーを味わってみたい人

ジャパニーズウイスキーの本領発揮【シングルモルト 余市】

シングルモルト 余市
北海道産の力強いピート香とやわらかい麦芽の甘さが特徴のシングルモルトです。


ジャパニーズウイスキーの父「竹鶴政孝」氏が、ウイスキー造りに適した土地として選んだ余市。理想の土地で作り出されるスモーキーなピート香りと、麦芽の甘さを備えた複雑な味わいが特徴です。


最初は、ストレートかロックでじっくり味わってみてください。


ジャパニーズウイスキーの本物の味が満喫できます。

産地 ジャパニーズ
種類 シングルモルト
香り 国産ピート由来のスモーキーな香り
味わい 麦芽本来の甘さ
アルコール度数 45 %
価格 5,670円
おすすめな人 国産ピートの重厚で力強い香りを楽しみたい方

アイラの女王と呼ばれる気品あるスモーキーフレーバー【ボウモア 18年】

ボウモア 18年
「アイラの女王」という異名を持つアイラモルトの代表格。


アイラ島で採掘された潮の香りのするピートを使用しているため、正露丸のような独特なヨード香が特徴です。


また、熟成にシェリー樽を使用することで、スモーキーさの中かからシェリー由来のフルーティな香りが湧きたってきます。


ストレートやロックはもちろんのこと、トワイスアップやハイボールにしても美味しくいただけます。

産地 スコッチ
種類 シングルモルト
香り 強烈なピーティーでスモーキーな香り
味わい 繊細な甘さ
アルコール度数 43 %
価格 9,380円
おすすめな人 アイラモルトらしいスモーキーさを味わってみたい人

キャッチコピー【ラフロイグ 10年】

ラフロイグ 10年
アイラモルトの中でも個性が強く上級者向けとされるシングルモルトウイスキー。


「ラフロイグ」とは「広い湾のそばの美しいくぼ地」という意味です。


海藻やコケを大量に含んだピートを使用しており、磯臭さや潮の香り、または正露丸の匂いなどと形容されるピート香を持ちます。


ウイスキー上級者の間では、ピート由来のスモーキーさを味わうために、わずか一滴の水を足して飲む方法が有名です。


ロックでも、水割りでも、ハイボールでも美味しくいただけます。さまざまなシーンに合わせてお楽しみください。

産地 スコッチ
種類 シングルモルト
香り 海藻やコケを大量に含んだピート由来のスモーキーな香り
味わい 重厚で芳醇な味わい
アルコール度数 43 %
価格 5,880円
おすすめな人 アイラモルト特有のスモーキーさを味わいたい人

飲み方にこだわってウイスキーを十二分に楽しむ


ハイボールだけじゃないウイスキーのいろいろな飲み方、楽しみ方をご紹介しました。


ウイスキーの飲み方はほとんどを網羅していると言っても過言ではありません。せっかくウイスキーの味がわかるようになったのですから、ぜひ、他の楽しみ方も試してみましょう。


飲み方に合わせるウイスキーの銘柄もわかっていただけたはず。さっそくお気に入りの銘柄を買って、気になる飲み方を試してみませんか?


今回の記事で筆者がとても気になったのは、ウイスキーと梅酒との組み合わせです。


アマレットやドランブイといったリキュールと合わせるカクテルがあるくらいですから、梅酒も絶対に合うはず。みなさんもぜひお試しください。