初心者でも失敗しない!飲みやすく美味しい甘口シャンパンの選び方とおすすめ5選
「甘口のシャンパンはどこを見ればわかる?」
「美味しくて甘いシャンパンを飲みたいけどどれだかわからない」
海外の言葉で書かれたラベルはわかりにくいですし、本当に美味しくて飲みやすい甘口のシャンパンってなかなか出会えないですよね。
今回はホテルで20年以上ソムリエ経験がある私が、甘口のシャンパンの見分け方と甘口のシャンパンを紹介します。
当記事を読んでいただければ必ず美味しくて甘口のシャンパンを飲むことができますよ。さっそく紹介していきましょう。
シャンパンとは?美味しい「甘口」シャンパンを見つける2つのポイント
世界各国で炭酸入りのスパークリングワインが作られていますが、中でもシャンパンはフランスで作られた高級品のみを指します。数多くのシャンパンの中から「甘口」を見つけるのは、ある程度の知識とコツが必要になります。
簡単に甘口シャンパンを見つけるコツは下記の2点です。
・シャンパンには「Champagne」という記載がある
・甘口シャンパンをあらわす3つの言葉を見つける
1つずつ見ていきましょう。。
シャンパンには「Champagne」という記載がある
「シャンパン」のラベルには必ず「Champagne(シャンパーニュ)」という記載があります。まずはラベルを確認して、「Champagne」という文字を見つけましょう。
「シャンパン(正式名称は「シャンパーニュ」)」は、フランス シャンパーニュ地方で作られたワインにだけ使える限定のブランド商標です。記載があるかどうかで「スパークリングワイン」と「シャンパン」を見分けることができます。
シャンパンにメインで使われるブドウは3種類で、黒ブドウの「ピノ・ノワール」と「ピノ・ムニエ」、白ブドウの「シャルドネ」です。3つの品種の配合が各作り手の腕の見せどころでとなります。
シャンパンの作り方についてはフランスの法律で細かく決められており、決められた基準をクリアしたものだけが「Champagne(シャンパーニュ)」のブランド名を使用することが許されます。
そして伝統ある作り方は人手と手間が普通のワインの倍以上必要とするため、できあがったワインも高価なブランド品となるのです。
甘口シャンパンをあらわす3つの言葉を見つける
シャンパンには甘口と辛口があります「甘口」の表記は下記の3つです。
・Sec(セック):やや甘口~やや辛口まで
・Demi-Sec(ドゥミセック):甘口~やや甘口
・Doux(ドゥ):極甘口
3つの表記のどれかを選べば甘口のシャンパンにありつくことができますが、最も覚えておきたいのは「Demi-Sec(ドゥミセック)」 です。
Doux(ドゥ)の甘口はの日本で見つけることは稀であり、Sec(セック)は商品によっては「やや辛口」のものもあり、希望の甘口とはイメージと異なることも多いからです。
辛口は「Brut(ブリュット)」と呼ばれ、店頭やレストランで最も多く目にするので覚えておくとよいでしょう。シャンパンは辛口が好まれており、甘口は製造しない作り手もいます。
本来はラベルを見て甘い辛いを判断しますが、上の甘辛表記がないシャンパンも存在します。「Zero」や「Non Dose」、「Ultra」、「Nature」などの表記があれば、全て辛口と判断して間違いないでしょう。
おすすめの甘口シャンパンランキングTOP5
甘口シャンパンの選び方が分かったところで、ソムリエが厳選したおすすめの甘口シャンパンを5本と、少しタイプの違う番外編の2本をランキング形式でご紹介します。
第1位!ポル・ロジェ・リッチ・ドゥミセック
ほどよい甘さで、果実の香りの他にスパイシーなハーブの香りもするシャンパンです。
イギリスの著名な政治家である「ウインストン・チャーチル」が愛したことでも有名 で、酒好きでも知られる彼が4万本も飲んだ中から「ポル・ロジェ」をお気に入りの1本として選んでいます。
ブドウ本来の風味を残しており、ハーブの香りはたくさんの料理にマッチします。食前から食後酒まで全ての場面で楽しめるワインで、甘口好きなら一度は飲んでおきたい1本です。
価格 | 5,942円(税込) |
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色 | 白 |
品種 | ピノノワール33%、シャルドネ33%、ピノムニエ33% | 味わい | やや甘口 |
第2位!ルイ・ロデレール・カルト・ブランシュ・ドゥミセック
2番目に選んだのは、ほんのりとした上品な甘味に仕上げた「ルイ・ロデレール」のシャンパンです。「ルイ・ロデレール」では、ピノ・ノワールが持つ味わいを表現するため、多く使い黒ブドウの比率を多くして、世界最高を目指してブランドの特徴としています。
シャンパンと世界三大珍味の一つであるフォアグラの組み合わせは有名ですが、「ルイ・ロデレール」の甘味はフォアグラの味を最高にひきたててくれます。 また、ハーブの香りのや後味がするワインは、香辛料が効いた料理に絶妙にマッチし、中華料理などのスパイスの効いた料理にも良く合います。
飽きずに飲める甘味の中に爽やかさも感じる「ルイ・ロデレール」は甘口ファンにも大好評です。美食家もうならせるクオリティの高いワインをどうぞお試し下さい。
価格 | 6,087円(税込) |
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色 | 白 |
品種 | ピノノワール40%、シャルドネ40%、ピノムニエ20% | 味わい | やや甘口 |
第3位!モエ・シャンドン・ネクターアンぺリアル・ロゼ
名前の通り「桃」の香りが心地よい、やや甘口のシャンパンです。ルミナスパッケージはボトルの外観も素敵で、特別な日に飲むには最高の1本です。「アンぺリアル」とは「皇帝」の意味で、 「モエ・シャンドン」をこよなく愛したナポレオンへの敬意があらわれています。
食後に飲んでも美味しいシャンパンで、桃の香りと心地よい甘味はフルーツをつかったデザートに良く合うワインです。
価格 | 6,061円(税込) |
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色 | ロゼ |
品種 | ピノノワール45~55%、シャルドネ35~45%、ピノムニエ5~10% | 味わい | やや甘口 |
第4位!ヴーヴクリコ・ホワイトラベル・ドゥミセック
少し焦がしたようなトーストの香りが特徴のやや甘口のシャンパンで、黒ブドウを他よりも多く使い、フルーティーで繊細なアロマ は女性らしさを感じさせ、滑らかな優しい味わいとなっています。またキメの細かい泡立ちも上品なワインです。
ヴーヴクリコのトースト香が、パリブレストや焼いたクレープシュゼットなど、香ばしく温かいデザートに良く合います。女子会などで飲むことをおすすめする、繊細な味わいの甘口シャンパンです。
価格 | 6,472円(税込) |
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色 | 白 |
品種 | ピノノワール40~45%、シャルドネ20~25%、ピノムニエ30~35% | 味わい | やや甘口 |
第5位!ランソン・アイボリーラベル・ドゥミセック
英国王室御用達の「ランソン」が作った、スタンダードなやや甘口のシャンパンです。香りは華やかで気泡も滑らかな優しい甘口のワインで、ブドウ品種の配合なども最も無難な正当派のシャンパンといえます。
熟れた果実やジャムのような香りが心地よく、フルーツを使った料理やデザートに良く合います。スタンダードなタイプといえるので、これを基準に他のシャンパンを比べるのも良いでしょう。円熟味と深みも感じられるワインで、シャンパンへの入門には最適 といえるワインです。
価格 | 5,279円(税込) |
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色 | 白 |
品種 | ピノノワール50%、シャルドネ35%、ピノムニエ15% | 味わい | やや甘口 |
番外編①モエ・エ・シャンドン・アイス・アンぺリアル
トロピカルフルーツの濃厚な香りが特徴の甘口ワインで、氷を入れてロックタイプで飲むスパークリングワイン です。氷があれば事前に冷やす必要もないので便利なシャンパンともいえます。氷を入れてのむため大ぶりグラスで飲むと良く、プールサイドに合うワインとして、フランスでは夏の定番になっています。
ワイン通の人はシャンパンの甘口は邪道と言う人も多いようですが、最高のシャンパンの作り手として有名な「モエ・エ・シャンドン」の新タイプなら話は別で、興味をそそられますし、ご家族の方にも喜ばれるのは確実です。
価格 | 6,089円(税込) |
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色 | 白、アイスシャンパン |
品種 | ピノノワール40~50%、シャルドネ10~20%、ピノムニエ30~40% | 味わい | 甘口 |
番外編②テタンジュ・ノクターン・スリーバー・セック
「テタンジュ・ノクターン」は「SEC」の表示ですがが「やや辛口」に分類されるシャンパンです。飲んだ方の感想は「ほのかな甘味」や「すっきりした甘味」の表現も多く、完全な甘口から変化を求める人のために敢えて選んでみました。
スッキリした味わいの誰からも好まれるワインで、デザートやフルーツにも合います。ノーベル賞の晩さん会で振舞われた ことは有名で、ご夫人方は「大人の上品な味で、非常に飲みやすく料理にもとっても合う」と大好評で、ほんのりとした甘さを求める方には丁度良いワインです。
価格 | 6,230円(税込) |
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色 | 白 |
品種 | ピノノワール35%、シャルドネ40%、ピノムニエ25% | 味わい | 中辛口(ほのかな甘味) |
甘口をお探しならおすすめはフランスを除くヨーロッパ3国のスパークリングワイン
甘口のシャンパンをお探しということなのでご紹介はしましたが、実をいうと甘いものをお探しならフランスを除くヨーロッパ3国のスパークリングワインがおすすめです。
先ほどもお伝えしましたが、現在シャンパンの主流は「辛口」。日本ではそもそも売っていなかったり、レストランでも置いていないことも多く中々飲むことができません。
また飲みやすさでもイタリアやスペイン、ドイツのスパークリングのほうが、ブドウ果汁を残したまま作る事が多く、アルコールは低めで、香りも味わいも甘いものが多くなっています。
甘い辛いという言葉は、酸味と甘味のバランスによって感じ方が変わり、同じ甘味があっても酸味が強いものは辛く感じますし、酸味が少ないものはしまりがなくて「なんとなく甘いだけ」と感じてしまいます。
イタリア、スペイン、ドイツのワインは、甘味の中にもほどよい酸味があるので、美味しい甘口ワインと評価も高くなっています。 せっかくならあなたの口に合うものを見つけてもらいたいので、甘く美味しいスパークリングワインの見分け方についても紹介します。
甘口のスパークリングワインの選び方
甘口のスパークリングワインの選び方は以下の2つです。
・産地は「イタリア」「スペイン」「ドイツ」の3つから選ぶ
・甘さの表記を見つける
1つずつ詳しく紹介します。
産地は「イタリア」「スペイン」「ドイツ」の3つから選ぶ
多くのワイン産地ではシャンパンと同じように、炭酸入りのワイン(スパークリングワイン)を作っています。
特に美味しいスパークリングワインを作っている3つの国をご紹介します。
イタリア |
・「Spumante(スプマンテ)」と呼ばれる ・日本への輸出も多い ・シャンパンと同じ製法で作られたものもある |
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スペイン |
・「Espumoso(エスプモーソ」 ・シャンパンと同じ製法で作られているのは「Cava(カヴァ)」 ・シャンパンと同じように法律で規制 |
ドイツ |
・「Schaumwein(シャウムヴァイン)」 ・シャンパンと同じ製法で作られているのは「Sekt(ゼクト)」 ・ゼクトも辛口が主流ではあるが、甘口ワインを多く作っている名産地「ドイツ」だからこその美味しいものが多い |
上記の国のスパークリングワインがシャンパーンよりもおすすめなのは、「甘い」ということもありますが、何と言っても価格の違いです。
シャンパンのフルボトルなら小売りで5,000円以上が当たり前で、上記の国のものは1,000円以下からフルボトルが購入できます。 5,000円も出せば最上級の商品が手に入れることができるのです。
シャンパンのように辛口にこだわりすぎることがないので、最初から甘口になるように作られているものもあり、日本でも人気を集めています。
シャンパンの甘口と他国のスパークリングワインの甘口とでは、かなりの感覚差があると思って間違いありません。
今回紹介した「イタリア」「スペイン」「ドイツ」のものを選べばあなたの想像する「甘い」ワインを見つけることができるはずです。
国ごとの甘さの表記を見つける
フランスでは「Sec」は甘口の表記とされますが、同じ意味合いのイタリアの「Secoo(セッコ)」やスペインの「Seco(セコ)」は辛口表記になります。
イタリアなら「Dolce(ドルチェ)」、スペインなら「Dolce(ドゥルセ)」が甘口表記となり、これらの言葉が見つかれば間違いなく好みの甘口が手に入ります。
なお、ドイツに関しては特殊な表記となり下記に説明しています。またシャンパンもそうですが、甘辛表記のないワインも多く見られます。分からない時は聞くのが一番です。
おすすめ3国の甘口表記は下記の表にまとめていますのでご確認ください。
各国の表記 | 辛口 ← ← ・・・・・・・ → → 甘口 | ||||
---|---|---|---|---|---|
フランス | Brut ブリュット |
Sec セック |
Demi-Sec ドゥミセック |
Demi-Doux ドゥミドゥ |
Doux ドゥ |
イタリア | Brut ブリュット |
Secoo セッコ |
Demi-Sec ドゥミセッコ |
Amabile アマービレ |
Dolce ドルチェ |
スペイン | Brut ブリュット |
Seco セコ |
Semi‐Seco セミ・セコ |
Dolce ドゥルセ |
|
ドイツ | Trocken トロッケン |
HalbTrockenハルプ トロッケン |
ピンクの部分が甘口です。オレンジの部分はやや甘口からやや辛口となります。黄色は辛口になりますから甘口の人は間違って購入しないようにしましょう。
おすすめの甘口スパークリングワインランキングTOP5
ソムリエがおすすめするヨーロッパ3国のスパークリングワインを5本選びました。ランキング形式で掲載していますので、参考にしていただければ幸いです。
第1位、ガンチア・アスティ・スプマンテ(イタリア)
100%マスカット(イタリアではモスカート・ビアンコ)使って、ブドウ本来の甘みを残した香り高い甘口のスプマンテです。女性だけが審査員を務めるワインコンペティション「サクラアワード」で金賞を取り続けている最高の甘口スパークリングワイン。
スパークリングワインは料理全般に合うと言われますが、イタリアの土地で作られたワインとイタリアの郷土料理の相性はピッタリです。それは同じ水や土と使って食材やワインが作られているからです。
また、甘いワインはデザートに良く合い、イタリアのティラミスなどのデザートにもピッタリで、爽快な後味が口の中をサッパリさせてくれます。食通の女性たちが圧倒的に指示した甘口ワインをぜひ召し上がってみて下さい。
価格 | 1,707(税込) |
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色 | 白 |
品種 | モスカート・ビアンコ100% | 味わい | やや甘口 |
第2位!フレシネ・カルタ・ネバダ(スペイン・カヴァ)
スペインのフレシネ社が「世界一のスパークリングワイン」と豪語する「カルタ・ネバダ」は、選びぬいたブドウを使い、シャンパンと同じ製法を用いて作られています。
「カルタ・ネバダ」とは「雪の手紙」という意味「カルタ・ネバダ」とは「雪の手紙」という意味で、消えていく気泡と雪に書いたラブレターをダブらせたようなロマンティックな名前のワインです。甘口でありながら味の濃い料理や脂の多い料理に負けない重厚さも持ち合わせており、スパイシーな香りのするこのワインは、ハーブの効いたエスニックな料理やスペインのパエリアにも合います。
どんな料理にも合わせやすいことから食事のお供に最高で、スーパーでも見かけることもあり、購入しやすいのも魅力です。
価格 | 1,323円(税込) |
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色 | 白 |
品種 | マカベオ、チャレロ、パレリャーダ | 味わい | やや甘口中口~中辛口 |
生産 | スペイン・カタルーニャ |
第3位!マドンナ・ゼクト・リースリング(ドイツ・ゼクト)
ドイツのワインはラインとモーゼルの2つの川で分けたりしますが、続いて紹介するのは北海に臨む大河であることから「父なるライン」とも呼ばれるライン川近くで作られたほどよい甘さのゼクトです。
父なるラインで作っていながら、「マドンナ」という名前も面白いのですが、ドイツの白ワインを高級ブドウであるリースリングは、世界で最も高貴な白ブドウとも言われます。フランスのシャルドネとも比較される最高の白ワインに適した甘味と酸味を持つリースリング100% で作ったゼクトは飲む価値が十分にあります。
甘味と酸味のバランスが良く、どんな料理にも合わせやすいので1本で食前から最期まで飲み通すこともできます。仲間とパーティーの席で飲むのも良く、愛する二人の貴重な時に飲んでも良いドイツの上質ゼクトをご堪能下さい。
価格 | 1,934円 |
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色 | 白 |
品種 | リースリング100% | 味わい | 中口~やや甘口 |
生産 | ドイツ・ラインヘッセン |
第4位!マルティーニ・ロゼ(イタリア)
「マルティーニ・ロゼ」はフルーティーな風味が魅力で、特にイチゴの香りと味わいがエレガントです。
一般的なスパークリングワインは11~12%のアルコール度で、このワインは9.5%と低めです。初心者でも飲みやすく、女性からの評価も高くなっています。
スパークリングワインは、パーティーワインとしても定着しており、入口に冷やして飾って置くだけでも雰囲気が出ます。パーティーの彩りとして加えてみるのも良いアイデアで、見て飲んで味わえるお買い得なワインです。
価格 | 1,566円(税込) |
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色 | ロゼ |
品種 | モスカート、ブラケット | 味わい | やや甘口 |
生産 | イタリア・ピエモンテ州&ヴェネト州 |
第5位!ツェラー・シュワルツ・カッツ・ゼクト(ドイツ・ゼクト)
ゼクトもシャンパンと同じように辛口が好まれていることから、珍しい甘口ゼクトの「ツェラー」は、清涼な味わいと香りからモーゼル地方で人気です。ネコのラベルが目印 で、ドイツ自慢のワインという証しでもあります。
ソフトな口当たりとほどよい酸味を含んでおり、魚料理には良く合うとされ、食前酒として飲まれることも多いワインです。「G・A・シュミット社」のゼクトは余韻の心地よいワインとしておすすめですが、同じようなラベルで炭酸の入っていない普通のワイン(スティルワイン)も売られているので間違わないように注意して下さい。
瓶口のコルク部分がスマートなものは普通のワイン(スティルワイン)。ワイヤーで止めてあればスパークリングワインです。また、裏のラベルに「スティルワイン」 とあれば、スパークリングワインではありませんので、合せて確認しましょう。
価格 | 2,265円(税込) |
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色 | 白 |
品種 | リースリング50%、ミュラートゥルガウ50% | 味わい | 甘口 |
生産 | ドイツ・モーゼル |
贈り物に最適!おすすめの甘口スパークリングワインランキングTOP3
続いては贈り物におすすめしたい甘口スパークリングワインをランキングで3つ紹介します。
1位!フレシネ・アイスキュヴェ・エスペシアル(スペイン・カヴァ)
シャンパーニュ製法で作ったカヴァの中でも氷を入れて飲む新タイプのスパークリングワインです。フランス産のものに比べると半値以下で購入できるのが大きな魅力です。
甘口のわりには酸味もしっかりあって、スペイン産の生ハム「ハモンセラーノ」や冷たいクラムチャウダー、アヒージョなどにも合うワインです。
アイススタイルのシャンパンは氷を入れると更に爽やかさが増して美味しく飲めるのが特徴で、あまり飲めない人からお酒好きの方までが一緒に楽しめます。ボトルの見た目も豪華でプレゼントには最適です。
価格 | 2,297円(税込) |
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色 | 白、アイススタイルカヴァ |
品種 | マカベオ、チャレロ、パレリャーダ | 味わい | 甘口 |
生産 | スペイン・カタルーニャ |
2位!ジャン・ブシャー・ドルンレースフェン「眠り姫」(ドイツ・ゼクト)
黒ブドウ自体が栽培されることが少ないドイツでは、赤のゼクトは珍しく貴重なワインといえます。 あまり聞きなれないブドウ品種なのは、圧倒的にドイツワインは白ワインの生産が多いためです。
渋みがなく熟したフルーツやジャムのような香りが、デザートの甘いソースに絶妙に合うワインで、世界的に有名なワインの作り手である「ジャン・ブシャー」氏が作った芸術品ともいわれています。
ワインの名前の「眠り姫」は「年をとらない」というジャン・ブシャー氏の考えからきています。プレゼントされた人も意味を知れば嫌な気持ちにはならないでしょう。ボトルのデザインも素敵な花模様で、贈り物に良い1本です>
価格 | 3,395円(税込) |
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色 | 赤 |
品種 | ドルンフェルダー、ローゼンムスカテラー | 味わい | 甘口 |
生産 | ドイツ、ラインヘッセン |
3位!カペッタ・アスティ・スプマンテ(イタリア)
カペッタ社のスプマンテは、イタリアで最上級とされるスパークリングワイン で、ブドウの収穫から醸造まで品質には十分に気を配って作り上げています。アルコールを抑えめにして作り、ブドウ果汁の本来のうまみも生かしているため、女性にも大人気のワインとなっています。
7%の弱めのアルコールは食欲を増進させる食前酒にピッタリで、オードブルの生ハムなどの塩味とスプマンテの甘味が良く合います。大手のキリンビールが扱う商品なので、手に入りやすいのもおすすめする理由 の1つです。アルコールも強くなく甘いため、普段お酒をあまり飲まない女性にも喜ばれる1本です。
価格 | 2,145円(税込) |
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色 | 白 |
品種 | モスカート・ビアンコ | 味わい | 甘口、ライトボディ |
生産 | イタリア・ピエモンテ |
甘口シャンパンやスパークリングワインをより美味しく飲む方法
甘口のシャンパンやスパークリングワインの保存方法、美味しく飲む方法を紹介します。魅力的な時間と空間を楽しんで下さい。
シャンパンの保存方法
シャンパンやスパークリングワインは基本的にはワインですので保存方法も同じです。冷暗所の直射日光が当たらないところに横にしておきます。 縦置きはコルクが乾いてしまうのでしないでください。お店で売られている商品も陳列の仕方を観察してから購入しましょう。
冷蔵庫は温度が低すぎるのと「乾燥」するのでNG。 適度な湿気がワインの保存には重要で、ワインセラーがない場合床下収納などが最高のワインの保存場所になります。
もし冷蔵庫で保存するなら温度を10℃~15℃くらいに設定して、濡れた布巾やグラスに水を入れておき湿度を保つようにして下さい。飲むときはあまり振動を与えないように、そっと持ち運ぶようにしましょう
甘口シャンパンは飲む前に冷やすと美味しい
短時間なら冷蔵庫に入れておいても大丈夫なので、購入した当日に飲むなら3~4時間前に冷蔵庫に入れておくと良いでしょう。なお冷蔵庫の温度は約5℃と言われており、普通のスパークリングワインなら問題ない温度と言えます。
但しシャンパンのような繊細な味わいを持つワインは、冷やし過ぎると繊細で複雑な香りや味わいが楽しめなくなる ため、冷蔵庫から出して少し温度を上げて8~10℃くらいで飲むと良いでしょう。
甘口シャンパンはフルート型のグラスで飲む
シャンパンやスパークリングワインは泡を楽しむワインとも言われています。シャンパンの泡は発酵の際に生まれた自然なもので、時間が経つとワインに馴染んでいきます。
普通のスパークリングワインは炭酸をワインに追加したもので、炭酸ガスの質も全く違うものです。特にシャンパンはキメの細かい泡がゆっくりと上がるのを楽しむともいわれ、縦長の「フルート型」と呼ばれるグラスが最適 といわれます。
ほかに「ソーサー型シャンパングラス」という平べったい「カクテルグラス」と同じようなものもありますが、炭酸が抜けやすいのと泡がたちのぼるところをゆっくり見れないため大人数の時には仕方ないでしょうが、おすすめはできません。
ワグラスで味が変わるため、特別な時間を過ごすなら本格的にグラスも用意すると雰囲気も出て盛り上がります。
スパークリングワインを開けよう
コルクの栓を抜く手順と注意点をご説明します。
- 1.キャプシュール(瓶口のラベル)をはがします。
- 2.コルク栓をとめている針金を外して下さい。
(ネジって縛っているので逆に回して外します) - 3.斜め上方に瓶口を向けてコルクを回します。
(片手でボトル、片手でコルクを持ち「ボトルの方を回す」ようにして下さい) - 4.コルクが上がってくるので、押さえてひねるように少しだけ開けます。
- 5.中の炭酸ガスが抜けて落ち付いたらコルクをゆっくりと外します。
- 瓶口は人のいる方向に向けたり、コルクを覗き込まないようにして下さい。(危険です!)
- すぐにコルクを抜くと中身が噴き出すこともあるので、少し空気が抜けて落ち着いてからコルクを外します。
- 常にコルクが飛ばないように片手はコルクに手を添えておきましょう。
- 万が一コルクが折れた場合には、コルクオープンナーなどで慌てずに開けるようにします。
突然コルクが飛び出す事もあるので、中を覗き込んだりしないようにしましょう。
スパークリングワインを注いで魔除けの乾杯
勢いよく注ぐとグラスから泡が噴き出すので要注意です。2度注ぎでもOKなのでゆっくり注ぐようにしましょう。注いだらボトルをそっと置くきます。ドンと置くと瓶からシャンパンが噴き出す事もあるので、最期まで優しく扱うようにして下さい。
シャンパンがおめでたい席で飲まれる3つの理由
シャンパンは「お祝いの席での定番」にもなっていますが、お祝いの席で飲まれるには3つの理由があります。
1.泡がゆっくりと上がり続けることを見て「永遠に続く幸せ」といわれるようになったため
2.フランス国王の戴冠式に使われたことから
3.悪魔はグラスのぶつかる音を嫌うことから「魔除けの酒」といわれるようになったため
上記のような理由から、日本でもお祝いの席の定番の飲み物として定着しています。
ワインを飲むときグラスをぶつけて音を出すことはあまり良くないとされていますが、シャンパンだけは例外とされ、グラスをぶつけ合う音は「天使の拍手」とも称されています。
シャンパンを飲み残したらカクテルを作ろう
余ったシャンパンや買ったはいいけど「甘くない」と感じてしまったとき、美味しく飲める方法 を紹介します。
- 1.ミモザ…シャンパン1/2 オレンジジュース1/2
- 2.ベリーニ…シャンパン1/2 ピーチジュース(できればネクター)1/2
- 3.キールロワイヤル…シャンパン4/5 カシスリキュール1/2
- 4.キールインペリアル…シャンパン4/5 フランボワーズリキュール1/5
自宅に何かリキュールがあれば、上記のものにこだわる必要はありません。分量もお好みで甘味を調整して下さい。 少し彩りの良い甘味を加えれば素敵なカクテルが完成します。美味しいワインは上手に飲み干しましょう。
今日からあなたは甘口シャンパンマイスター!
甘口のシャンパン(シャンパーニュ)とスパークリングワインについてご説明してまいりました。炭酸の入った甘口ワインは、フランス以外の国でも多く作られています。
ブランドにこだわるか、味を優先するかは自分の好みになりますが、当記事を読んだことで選択肢が豊富にあることや安くて美味しいワインを見つける方法をご理解いただけたと思います。
あなたはもう立派な「甘口シャンパン・マイスター」です。甘口シャンパンで困っている人がいたら、積極的に知っていることを教えてあげましょう。