【簡単】美味しくワインが楽しめる!自家製ワインの作り方
「手作りワインって聞いたことあるけど、本当に自分でつくれるの?」
「ワインをつくってみたいけど、手間がかかるんじゃないかな?」
手作りワインと聞くと作るのに手間がかかったり、難しそうなイメージがありますよね。
今回は、自宅で誰でも簡単に作ることができるワインの作り方をご紹介していきます。 記事を読んでいただければ、いつでも自家製ワインを楽しむことができるようになりますよ。
当記事を参考にして、ワイン造りに挑戦してみてください。では、さっそくご紹介していきます!
ワインって実は超簡単に作れる!自家製ワインで食卓を飾ろう
早速ですが、「ワイン」って実は超簡単に作れます。
ワインは「高級品」「本場の味だからこそ美味しい」なんてイメージもありますが、自家製ワインを楽しんでいる方は意外と多いんですよ。
「どうして?」と思われるかもしれませんが、とても簡単に作ることができるからです。ワインの作り方を簡単に説明すると、「つぶす」「混ぜる」そして、「待つ」 です。とても簡単ですよね。
ですが日本で作る場合には法律に引っかからないように、注意しなければならないことがあります。
まずは注意点から確認 していきましょう。
アルコール度数は1%未満にしなければいけない
日本でワインを作る場合、アルコール度数は1%未満にしなければいけません。
酒税法で醸造許可のない者による醸造は禁止されており、度数1%以上になるとお酒を製造したことになり、処罰の対象になってしまいます。
「アルコール度数なんて作ってみなきゃ分からない」と思われるかもしれませんが、ワインはぶどうに含まれる糖や途中で追加する糖分が酵母菌によってアルコールに変化するので、アルコールの度数を調整できます。
基本的には糖分を追加しなければOKです。
注意点も分かったところで、まずは用意するものをご紹介しますね。
自家製ワイン造りで用意するものはたったの5つ!
自家製ワインをつくるのに用意するものは以下の5つです。
- ペットボトル(2L)など蓋つきの容器
- ボウル
- ざる
- じょうご
- ぶどう(3房程度)
必須で用意するのは上記の5つだけです。
あと、あると便利なのはジャガイモをつぶすときとかに使う「マッシャー」です。ですがなくても問題はありません。
重要なのはぶどうで、自家製ワイン向きのぶどうは「マスカット・ベーリーA」「キャンベル・アーリー」 の2つです。ワイン用としても生食用としても人気の品種です。
醸造用のぶどうが手に入るのであれば醸造用の「カベルネ・ソーヴィニョン」や「メルロー」などがおすすめです。
【超簡単】自家製ワインの作り方
簡単に作れる自家製ワインの作り方をご紹介します。以下のステップを行うだけで、ワインは簡単につくることができます。
- 1.つぶす
- 2.混ぜる
- 3.待つ
最初も述べましたが3ステップのみでワインは作れてしまうんです。詳しく紹介していきますね。
ステップ1.つぶす|ぶどうをボウルに入れてつぶす
まずはぶどうをボウルにいれてつぶします。つぶす前に水洗いをしますが、洗いすぎには注意が必要です。さっと水で流す程度で大丈夫です。
ぶどうには発酵に必要な酵母がもともとついてるので、きれいに洗うと落ちてしまう可能性があります。落ちてしまうと発酵せずワインにならないので注意してくださいね。
ボウルにぶどうを入れ、つぶすときは手で皮ごとぶどうをぐちゃぐちゃと豪快につぶしていきます。手を汚したくない方は最初にあると便利と伝えていた「マッシャー」を使うことをおすすめします。
ぐちゃぐちゃと手で握りつぶした後は、ペットボトルに移して混ぜます。
ステップ2.混ぜる|ペットボトルに移し、1日に2~3回混ぜる
ぐちゃぐちゃにつぶしたぶどうは、ペットボトルに移し1日に2~3回混ぜます。ペットボトルに移す際、漏斗(ろうと)やじょうごと呼ばれる液体を流しいれる調理器具を使うと便利ですよ。
ペットボトルに移した後、液体を混ぜる理由は、ぶどうの皮や種が浮いてくるのを放置しておくとカビが生えてしまうため、混ぜ合わせる必要があります。
発酵する段階でブクブクと膨らむので、ペットボトルの口ギリギリまでいれず、7分目あたりまでになるように量を調整しましょう。
発酵には酸素も必要なのでペットボトルの蓋はきちっと閉めないようにし、ごみの混入を防ぐため軽く止めるようにしておいてください。 閉めてしまうとガスで大爆発を起こす危険 もあります。
混ぜるときはこぼれないようにちゃんと閉めてくださいね。
ペットボトルに移すとき皮や種も全部入れると赤ワインになり、種や皮を取り除いて果汁だけにすると白ワインになります。
ペットボトルに移して、液にある程度色がついた状態で皮や種を取り除けばロゼになります。
1日に2~3回混ぜるのは赤ワインとロゼを作るときのみで大丈夫です。 皮や種を加えない白ワインの場合はひたすら待ちましょう。
ステップ3.待つ|1~2週間でワインが完成!
毎日「混ぜて、待つ」を繰り返せば1週間ほどで飲めるワインになります。部屋の温度は25℃くらいが目安です。寒すぎると発酵が進まないので温かいところにおいて待ちましょう。
糖分が発酵してアルコールになるので、発酵期間が短ければ糖分が残っていて甘口のワイン になります。糖分を残したくなければ2週間待ちましょう。
完成したらざるを使って果皮や種子を取り除き、ワインを別の容器に移して保管してください。すぐに飲んでもいいですが濁ってる可能性が高いので、1カ月ほど置くと透明感のあるワインになります。
渋みが物足りない方は紅茶のティーバックで渋みを足すこともできますよ。 発酵させすぎるとお酢になってしまうので、1~2週間経ったらたねや皮を取り除き別の容器に移して冷蔵保存してくださいね。
もし美味しくなかったら「サングリア」にしよう!
ワイン造りに失敗してしまったら、ワインにフルーツやスパイスを加えて楽しむカクテル「サングリア」にしてみてください。
サングリアは特に分量などの決まりはなく、お好みで入れてOKです。
フルーツを入れることで渋みが和らいで飲みやすくなりますし、フルーツの酸味や甘みで味が補正されます。
赤ワインやロゼなら柑橘系やパイン、リンゴを入れるのがおすすめです。白ワインなら桃やイチゴなどが良く合いますよ。
フルーツ缶はすでにカットされているフルーツがたくさんはいっているので手軽で便利です。赤でも白でもロゼでも合わせやすいのでおすすめです。
ただし、フルーツから水分が出て、味が薄まってしまい美味しくなくなってしまうため漬け置きはやめておき ましょう。美味しく飲むためには飲む直前に作ることをおすすめします。
自家製ワインを作って美味しく飲もう!
自家製ワインって手間がかかりそうだし、準備も大変そうと思われていたかもしれません。しかし意外と簡単に作れてしまうので、実際につくっている方も多いです。
「潰す」「混ぜる」「待つ」 の3ステップだけで作れてしまうワイン造りはとても簡単で、気軽につくることができます。さらに特別な機械を購入するなどの必要もなく、自宅にあるもので作れてしますのもうれしいですよね。
日本では醸造許可のない者がお酒を作る際、アルコール度数は1%未満にしなければいけないという規定がありますが、今回紹介した方法で作れば問題ないので、ぜひワイン造りに挑戦してみてください。
簡単で美味しい自家製ワインをつくって、オリジナルワインを楽しみましょう。