ワインで作るおすすめのカクテル35選!自宅で作れるレシピも紹介

ワインのカクテルを頼みたいけどどれがいいのか分からない
おいしいワインのカクテルがあれば知りたい

ワインで作ったカクテルを飲んでみたいけど、どれがおいしいのか分からない人も多いと思います。私も初めは同じ悩みをかかえていたのでわかります。

今回はおすすめのワインカクテルや自宅で作れるカクテルレシピをご紹介しています。本記事を読むことでワインバーでワインのカクテルを迷わず頼むことができ、ワインをより楽しめるようになります。

おいしいワインのカクテルを見つけて楽しみましょう!

目次

ワインはカクテルにすることで飲みやすく変化する!

ワインはそのまま飲んでも美味しいですが、「ちょっと苦手」という人は、カクテルにするととても飲みやすくなります

ワインにジュースや炭酸、フルーツなどを混ぜるだけなので、レシピを知っていれば家でも作れます。初めていくバーでも、飲みやすさを分かっていれば、ワインで作ったカクテルを注文して楽しむことができます。

ワインで作ったカクテルをさっそくチェックしていきましょう。

まずはワインの種類と味わいについて理解しておこう

ワインのカクテルを知る前に、まずはワインの種類と味わいについて理解しておきましょう。

ワインには赤ワイン、白ワインのほか、さまざまな種類があり、味わいも異なります。ワインの特徴をちょっとでも知っていれば、家でカクテルを作るときにもアレンジしやすくなります。

カクテル作りに使用するワインは大きく分けて4種類です。発泡していない一般的な赤ワインや白ワインは「ステイルワイン」と呼ばれ、発泡性のワインは「スパークリングワイン」です。そのほかに、「フレーバードワイン」や「フォーティファイドワイン」も使用します。
4種類のワインの特徴を以下にまとめました。

【ステイルワイン】…発泡していないワイン
白ワイン…白ブドウを使用。種や皮を取り除き発酵させる。味は甘口、辛口で表現
赤ワイン…黒ぶどうを使用。種や皮なども一緒に絞り発酵させる。味は「ボディ」で表現
ロゼワイン…黒ぶどうや白ブドウを使用。作り方が複数ある。味は甘口、辛口で表現
【スパークリングワイン】…発泡性のワイン
黒ぶどうや白ブドウを使用。国によって様々な呼び名がある。味は甘口、辛口で表現
【フレーバードワイン】…ハーブ・甘味料を添加し風味付けした香りの強いワイン
赤ワインは「サングリア」、白ワインは「ベルモット」が有名。味は赤・白で異なる
【フォーティファイドワイン】…醸造過程に40度以上のアルコールを添加したワイン
「酒精強化ワイン」とも呼ばれる。味はアルコールを添加する段階で調節。甘口、辛口で表現

ワインでカクテルを作る場合、赤や白といったメジャーなワインだけではなく、香りが強い「フレーバードワイン」や、アルコールが強めの「フォーティファイドワイン」も利用されることが多いです。

今回は、白、赤、ロゼ、スパークリングワイン、フレーバードワイン、フォーティファイドワインを使用したカクテルを紹介していくので、ぜひいろいろ試してみてください。

さっそくおすすめのカクテルを紹介していきます。

【白ワインベース】のカクテル10選

まずは、白ワインを使用したカクテルをご紹介します。

世界でもっとも有名なワインカクテル【キール】


「キール」は、世界でもっとも有名といわれるワインカクテルです。赤い色をしていますがベースは白ワイン。カシスリキュールの色で赤くなっています。

【材料】

・白ワイン… 100ml
・カシスリキュール…20ml

【作り方】

冷やした白ワイン、カシスリキュールをワイングラスに注ぎ、かき混ぜる。

「キール」はフレッシュな酸味があり後味はすっきりしているため、日本の料理とも相性抜群。カシスリキュールの香りと甘味によってワインが飲みやすく変化するため、女性からの人気が高いカクテルです。自宅で作る際には、ベースとなる白ワインをしっかり冷やしておくと美味しく作れます。

飲みやすくて女性に人気!【オペレーター】


「オペレーター」は、白ワインにジンジャーエール、レモンジュースを混ぜたカクテル。とても飲みやすく、女性に大人気のカクテルです。

【材料】

・白ワイン…90ml
・ジンジャーエール…90ml
・レモンジュース…5ml

【作り方】

白ワインとジンジャーエールをワイングラスに注ぎ、レモンジュースを加えて混ぜる。

「オペレーター」という名前は、飛行機の操縦士が好んで飲んでいたことに由来しているそうです。ジンジャーエールを甘口・辛口のどちらを使うかによっても味わいが変わります。アルコールが抑えられるので、お酒があまり強くない人にもおすすめ。ジンジャーの香りによって食前に飲むと食欲が増すので、注意してくださいね。

はじける軽さが特徴【スプリッツァー】

「スプリッツァー」は、白ワインをソーダを割ったカクテルです。「スプリッツァー」は、オーストリア・ザルツブルク生まれのカクテル。ドイツ語で「はじける」との意味をもつ”シュプリッツェン”が語源となっています。名前のとおり、はじける軽さが特徴です。

【材料】

・白ワイン… 90ml
・ソーダ…90ml
・スライスレモン…適量

【作り方】

ワイングラスに注いだ白ワインにソーダを加えて混ぜる。お好みでスライスレモンを加える。

味はすっきりとしており、レモンを加えることで、より飲みやすくなります。ソーダのシュワっとした飲み心地は、夏の暑い時期にぴったりです。

ビール好きにはたまらない【ビアスプリッツァー】


「ビアスプリッツァー」は、白ワインをビールで割ったカクテル。先ほどご紹介した「スプリッツァー」のビール版で、ビール好きにはたまらないカクテルです。

【材料】

・白ワイン… 90ml
・ビール…90ml
・スライスレモン… お好みで

【作り方】

白ワインとビールをワイングラスに注ぎ、お好みでスライスレモンを加える。

ビールと割ることで独特の喉ごしと白ワインの香りが融合したカクテルです。作る際はグラスとビール、白ワインを冷蔵庫でしっかりと冷やしてください。冷たいグラスに白ワインとビールを注げば美味しい「ビアスプリッツァー」が味わえます。

エルダーフラワーシロップを使ったカクテル【フーゴ】

「フーゴ」は、少し変わったワインカクテルが飲みたい人におすすめ。「エルダーフラワーシロップ」を使ったカクテルです。

【材料】

・白ワイン… 50ml
・炭酸水…50ml
・エルダーフラワーシロップ…5~10ml
・ミントの葉
・ライムスライス

※エルダーフラワーシロップとは…エルダーフラワー(和名:セイヨウニワトコ)から作られたシロップ。ハーブの一種で、ヨーロッパなどで親しまれており、美容や健康に対して効果がある。カクテルのほか、水割りでドリンクとして飲むこともできる。

【作り方】

グラスに白ワインと炭酸水を注ぎ、エルダーフラワーシロップをお好みで加えます。ミントの葉とスライスしたライムを飾れば出来上がり。

「フーゴ」は飲みやすさが人気のカクテルです。ミントの葉やライムを入れることでさわやかさを感じることができます。ワインが苦手な人にもおすすめです。

本格的な味わいのカクテル【ベレッタ】


「ベレッタ」は、白ワインにベルモット、ジン、オレンジキュラソーを加えた本格的な味わいのカクテルです。

【材料】

・白ワイン… 90ml
・ベルモット…30ml
・ジン…15ml
・オレンジキュラソー…15ml
・アロマティックビターズ…2滴

※ベルモットとは…白ワインに香草・スパイスを配合したフレーバードワイン。
※オレンジキュラソーとは…ブランデーや中性スピリッツ(蒸留酒)に、オレンジの果皮の成分や糖分を加えたリキュール。
※アロマティックビターズとは…香草や薬草を使用したリキュール。10種類以上の草の根や木の皮のエキスとスピリッツ(蒸留酒)で作られる。

【作り方】

グラスに白ワインを注ぎ、ベルモット、ジン、オレンジキュラソーを加えます。香りづけにアロマティックビターズを2滴ほど入れて出来上がり。

さっぱりとした味わいですが、アルコール度数の高いカクテルです。お酒が弱い方は、ベルモットやジンの量を少なめに調節してください。

オレンジのフルーティーな味わい【白ワインクーラー】

「白ワインクーラー」は、白ワインをベースに3:1の割合でオレンジジュースを加えたフルーティーな味わいのカクテルです。

【材料】

・白ワイン… 90ml
・オレンジジュース…30ml
・オレンジキュラソー…10ml
・グレナデン・シロップ…15ml
・スライスオレンジ…1枚

※グレナデン・シロップとは…ザクロ果汁・砂糖から作られるノンアルコールのシロップ。最近販売されているグレナデン・シロップにはザクロではなく、キイチゴやカシス、エルダーフラワーなどが使われ、果汁・香料・砂糖で作られている。

【作り方】

グラスに白ワインを注ぎ、オレンジジュース、オレンジキュラソー、グレナデン・シロップを加えます。最後にスライスオレンジを1枚添えて完成。

オレンジのフルーティな味わいが楽しめるカクテルです。アルコール度数は低めなので、気軽に楽しむことができます。オレンジキュラソーは使わなくても作れますが、加えることでより本格的な味になります。

可愛らしい色が女性に人気【シンフォニー】


「シンフォニー」は、白ワインにピーチリキュール、グレナデン・シロップ、シュガーシロップを混ぜた可愛らしいい色合いが人気のカクテルです。

【材料】

・白ワイン…45ml
・ピーチ・リキュール…30ml
・グレナデン・シロップ…ティースプーン1杯
・シュガー・シロップ…ティースプーン2杯

【作り方】

透明感のあるカクテル作りに欠かせないミキシング・グラスに氷を入れ、白ワインを注ぎます。ピーチリキュール、グレナデン・シロップ、シュガー・シロップを加えて軽く混ぜてください。カクテルグラスに注げは出来上がり。

「シンフォニー」の色はピンク色で、口当たりがよく甘口。色は可愛らしいですが、アルコールの度数は14度と高めのため、お酒の強い方におすすめのカクテルです。

牛乳を使ったカクテル【ピーチ・レディ】


「ピーチ・レディ」は、白ワインにピーチリキュール、ストロベリーシロップ、牛乳を合わせたカクテルです。

【材料】

・白ワイン…65ml
・ピーチ・リキュール…5ml
・ストロベリー・シロップ…5ml
・牛乳…5ml

【作り方】

シェーカーに白ワイン、ピーチ・リキュール、ストロベリー・シロップ、牛乳を入れてシェークします。カクテルグラスに注げば出来上がり。

ピーチやストロベリーの色と牛乳の色が混ざり合う、女性らしい色のカクテルです。口当たりがよく、まろやか。アルコール度数は8度ほどになります。

さわやかでフルーティー【ビネガースプリッツァー】


「ビネガースプリッツァー」は、白ワインに炭酸水、リンゴ酢を加えたさわやかでフルーティな味わいのカクテルです。

【材料】

・白ワイン…45ml
・炭酸水…65ml
・リンゴ酢…10ml
・カットレモン…1切

【作り方】

カットレモンをグラスに搾り、実もそのまま入れる。氷を入れて白ワイン、りんご酢を注ぐ。炭酸水を加えたあとに軽くかき混ぜる。

リンゴ酢の甘みと酸味、炭酸水のシュワっとした感じがさわやかで、暑い夏にぴったりです。食前酒や食事中に飲むカクテルとして楽しんでください。

【赤ワインベース】のカクテル10選

赤ワインを使用したカクテルをご紹介します。

コーラを使ったカクテル【カリモーチョ】


「カリモーチョ」は赤ワインとコーラを混ぜたカクテルです。スペインで親しまれています。

【材料】

・赤ワイン…90ml
・コーラ…90ml

【作り方】

グラスに赤ワインを注ぎ、コーラを加えれば完成。

芳醇な赤ワインの香りと、甘味のあるコーラの炭酸が混ざり合う、飲みやすいカクテルです。コーラが好きな人におすすめです。

飲みやすさ抜群のカクテル【キティ】


「キティ」は、赤ワインにジンジャーエールを加えたカクテルです。「キティ」という名称は子猫も飲めるほど飲みやすいカクテルという意味や、ジンジャーエールの炭酸が落ち着きのない子猫に似ていことからつけられたと言われています。

【材料】

・赤ワイン…90ml
・ジンジャーエール…90ml

【作り方】

ワイングラスに赤ワインを注ぎ、ジンジャーエールを加えれば出来上がり。

飲みやすい「キティ」ですが、ジンジャーエールを甘口にするか、辛口にするかで味わいが変わります。甘いカクテルが苦手な人は、辛口のジンジャーエールを使ってください。食前酒に向いているカクテルです。

赤と白のハーモニー【ロマンチックハーモニー】


「ロマンチックハーモニー」は、赤ワインにカルピスを加えたカクテルです。ワインの赤色とカルピスの白色が2層になった見た目にもキレイなカクテルです。

【材料】

・赤ワイン…30ml
・カルピス…70ml

【作り方】

氷をグラスに入れて、カルピスを注ぎます。先ほど入れたカルピスに赤ワインが混ざらないよう、ゆっくりと注げば完成。

甘いカルピスに芳醇な香りの赤ワインがマッチしています。飲みやすいカクテルです。

深紅の色合いが美しい甘口カクテル【カーディナル】


「カーディナル」は白ワインのカクテルでご紹介した「キール」の赤ワインバージョン。深紅の色合いが美しい甘口のカクテルです。

【材料】

・赤ワイン…90ml
・カシスリキュール…10ml

【作り方】

グラスに注いだ冷やした赤ワインにカシスリキュールを加え、軽く混ぜれば出来上がり。

「カーディナル」は、甘味のあるカシスリキュールを入れるため、飲みやすく変化しますが、アルコール度数は15度ほどあるため、飲み過ぎには注意が必要です。

2層のグラデーションが可愛い【アメリカン・レモネード】


「アメリカン・レモネード」は、赤ワインにレモンジュースとガムシロップを加えたカクテルです。2層のグラデーションが見た目にもキレイです。

【材料】

・赤ワイン…30ml
・レモンジュース…45ml
・ガムシロップ…15ml

【作り方】

グラスに注いだレモンジュースにガムシロップを加えて混ぜ合わせます。赤ワインをゆっくり注ぐと出来上がり。

下はレモンジュース、上は赤ワインの2層になるので、見た目にも可愛いカクテルです。炭酸水は使わないので、炭酸が苦手な人にもおすすめ。アルコール度数は低いため、お酒の弱い女性でも飲みやすくなっています。寒い時期はホットにしてもおいしく飲むことができます

シュワシュワ感が楽しめる【スプリッツァー・ルージュ】

「スプリッツァー・ルージュ」は、白ワインで作る「スプリッツァー」の赤ワインバージョンです。シュワシュワ感が楽しめるカクテルです。

【材料】

・赤ワイン…90ml
・炭酸水…90ml
・スライスレモン…適量

【作り方】

ワイングラスに注いだ赤ワインにソーダを加えて混ぜる。お好みでスライスレモンを加える。

赤ワインの香りと炭酸で作るカクテルは、アルコールが苦手な女性でも楽しめます。炭酸水との相性を考えると、酸味や渋み、香りのバランスのよいミディアムボディの赤ワインを使うと美味しく作れます。

夏に似合うさわやかなカクテル【ワイン・クーラー】


「ワイン・クーラー」は、赤ワインにオレンジジュース、グレナデン・シロップ、オレンジキュラソーを合わせた夏に似合うさわやかなカクテルです。

【材料】

・赤ワイン…85ml
・オレンジジュース…25ml
・グレナデン・シロップ…10ml
・オレンジキュラソー…10ml

【作り方】

ワイングラスまたはシャンパングラスに冷えた赤ワインを注ぎ、オレンジジュース、グレナデン・シロップを加えます。オレンジ・キュラソーを最後に注ぎ、軽くかき混ぜると完成。

オレンジジュースを使っているため、アルコールをあまり気にせずに飲むことができます。暑い日におすすめのカクテルです。

アイスでもホットでも楽しめる【ビショップ】


「ビショップ」は、赤ワインにオレンジジュースとレモンジュースを加えたカクテルです。アイスでもホットのどちらでも楽しむことができます

【材料】

・赤ワイン…130ml
・オレンジジュース…15ml
・レモンジュース…10ml
・砂糖…5ml

【作り方】

アイス…冷えたグラスにオレンジジュースとレモンジュースを注ぎ、砂糖を加えて混ぜる。赤ワインを注いで軽く混ぜると完成。

ホット…温めた赤ワインとオレンジジュース、レモンジュースをホットグラスに注ぎ、砂糖を入れて軽くかき混ぜると完成。

柑橘系のフルーティーな香りと甘酸っぱさ、赤ワインの芳醇な味わいが感じられるカクテルです。ホットは寝る前に飲むとリラックスできるため、寝酒としてもおすすめです。

ワインが苦手な方におすすめ【ポニー・テール】


「ポニー・テール」は、赤ワイン、カシスリキュール、カリフォルニア ストロベリーピューレ、グレナデン・シロップをシェークしたワインが苦手な方におすすめのカクテルです。

【材料】

・赤ワイン…45ml
・カシスリキュール…10ml
・カリフォルニア ストロベリーピューレ…30ml
・グレナデン・シロップ…5ml
・カットストロベリー…適量

【作り方】

赤ワイン、カシスリキュール、カリフォルニア ストロベリーピューレ、グレナデン・シロップ、氷を入れてシェークする。カクテルグラスにを注ぎ、カットストロベリーを添えて完成。

赤ワインに甘酸っぱいカシスのフルーティーさが感じられます。ワインが苦手な方でも飲みやすいカクテルとなっています。

ジンジャーエールとビールの爽快感が味わえる【赤ワインシャンディガフ】


「赤ワインシャンディガフ」は、赤ワインにジンジャーエール、ビールを合わせた爽快感が味わえるカクテルです。

【材料】

・赤ワイン…70ml
・ジンジャーエール…70ml
・ビール…70ml

【作り方】

ビアグラスに赤ワイン、ジンジャーエール、ビールを注いで、軽く混ぜ合わせれば完成。

ジンジャーエールとビールの爽快感と赤ワインの酸味が楽しめます。さっぱりとした味わいで、食前酒に向いています。ビールが好きな方にもおすすめです。

【ロゼワインベース】のカクテル4選

ロゼワインを使用したカクテルをご紹介します。

さっぱりとした味わい【ロゼ・パンプルムース】


「ロゼ・パンプルムース」は、ロゼワインにピンクグレープフルーツジュース、はちみ
つを加えたさっぱりとした味わいのカクテルです。

【材料】

・ロゼワイン…90ml
・ピンクグレープフルーツジュース…90ml
・はちみつ…15ml
・カットグレープフルーツ…1切

【作り方】

氷をグラスに入れたあと、ロゼワイン、ピンクグレープフルーツジュースを注ぎ、はちみつを加えます。カットグレープフルーツを飾りるければ出来上がり。

「ロゼパン」と略して呼ばれることも多い「ロゼ・パンプルムース」は夏のワインカクテルとしてフランスで大人気です。グレープフルーツジュースのフレッシュさが夏にぴったりで、さわやかな味わいを求めている人におすすめです。

すっきりとした味わい【ターキッシュ・ハーレム・クーラー】

「ターキッシュ・ハーレム・クーラー」は、ロゼワインにトニックウォーターを加えた、すっきりとした味わいのカクテルです。

【材料】

・ロゼワイン…90ml
・トニックウォーター…50ml
・レモンスライス…1枚

【作り方】

氷をグラスに入れ、ロゼワイン、トニックウォーターを注いで軽く混ぜ合わせます。レモンスライスを飾り付けて完成。

「ターキッシュ・ハーレム・クーラー」は、先述のとおり、すっきりとした味わいのため、どんな料理にも比較的よく合います。食前や食後などさまざまなシチュエーションで楽しむことができます

女性が好む要素が満載【アフロディテ】


「アフロディテ」は、ロゼワインにクレームドフランボワーズ、ホワイトキュラソー、ライムジュースを加えたカクテルです。ピンクの色合いや風味など、女性が好みそうな要素が詰まっています

【材料】

・ロゼワイン…30ml
・クレームドフランボワーズ…10ml
・ホワイトキュラソー…10ml
・ライムジュース…5ml

※クレームドフランボワーズとは…木いちごが原料で、甘酸っぱい香りが特徴のリキュール。
※ホワイトキュラソーとは…オレンジが主原料で、甘く香りが強いリキュール。

【作り方】

シェイカーにロゼワイン、クレームドフランボワーズ、ホワイトキュラソー、ライムジュース、氷を入れてシェイクし、グラスに注げば完成。

ベースのロゼワインに、ライムジュースやクレームドフランボワーズの風味などが加わり、まろやかな味わいが楽しめます

サマーカクテル【フローゼ】


「フローゼ」は、フローズン・ロゼを略してつけられた名称です。サマーカクテルとして人気があります。

【材料】

・凍らせたロゼワイン…375ml分
・グレープフルーツジュース…50ml
・シロップ…40ml
・イチゴ…8~10個
・黄桃(缶詰)…2切
・飾り用イチゴ…適量

【作り方】

大きめの容器にロゼワインを入れ、冷凍庫に6時間から一晩入れて凍らせる。凍ったロゼワイン、グレープフルーツジュース、シロップ、イチゴ、黄桃をブレンダーに入れ撹拌。再び容器に入れ、30分ほど冷凍庫で凍らせる。その後、シャーベット状になるまでブレンダーで撹拌。シャーベット状になったらグラスに注いで、イチゴを飾りつけて完成。

ロゼワインを凍らせてグレープフルーツジュースやイチゴなどを加えて作るフローズン状のカクテルは夏にぴったり。可愛らしい色合いなのでパーティーなど、おもてなしの際に出すと喜ばれます。

【スパークリングワインベース】のカクテル5選

スパークリングワインを使用したカクテルをご紹介します。

食前酒として最適【キール・ロワイヤル】


「キール・ロワイヤル」は、シャンパンにカシスリキュールを合わせた食前酒に最適なカクテルです。世界でもっとも有名な白ワインベースのカクテル「キール」をシャンパンベースに変えたものが「キール・ロワイヤル」になります。

【材料】

・シャンパン…60ml
・カシスリキュール…10ml

【作り方】

冷やしたシャンパンとカシスリキュールをシャンパングラスに注ぎ、軽く混ぜる。

味は甘口で、シャンパンの発泡感やさわやかさが口に広がります。食前酒に飲みたいカクテルです。

贅沢なオレンジジュース【ミモザ】


「ミモザ」は、シャンパンとオレンジジュースを合わせたカクテルです。もっとも贅沢なオレンジジュースとも呼ばれています

【材料】

・シャンパン…40ml
・オレンジジュース…40ml

【作り方】

冷やしたシャンパンとオレンジジュースをシャンパングラスに注ぎ、軽く混ぜる。

黄色の鮮やかなカクテルがミモザの花に似ていることから名付けられました。昔は上流社会で愛飲されていたカクテルとして知られています。オレンジジュースが入っており、アルコール度数も8度以下と低いため、お酒が弱い人でも飲みやすいカクテルです。

さわやかで上品なカクテル【ベリーニ】


「ベリーニ」は、スパークリングワイン、ピーチ・ネクター、グレナデン・シロップを合わせたカクテルです。スパークリングワインのさわやかさと、ピーチ・ネクターの上品さがマッチしています。

【材料】

・スパークリングワイン…60ml
・ピーチ・ネクター…30ml
・グレナデン・シロップ…1ml

【作り方】

冷えたピーチ・ネクターとグレナデン・シロップをシャンパン・グラスに注いでかき混ぜる。冷えたスパークリングワインを注いで軽くかき混ぜると完成。

「ベリーニ」は、イタリアルネサンス初期のヴェネツィア派の画家であるベリーニの展示会を記念して1948年に考案されたカクテルです。甘口で飲みやすいカクテルとして人気です。

ヨーロッパ伝統の味【ブラック・ベルベット】

「ブラック・ベルベット」は、スパークリンクワインと黒ビールを割って作られており、ヨーロッパでは19世紀ごろから飲まれている伝統的なカクテルです。

【材料】

・スパークリングワイン…30ml
・黒ビール…30ml

【作り方】

冷やした黒ビールとスパークリングワインをシャンパングラスに注ぎ、軽くかき混ぜる。

スパークリングワインのさわやかさと黒ビールのコクが絶妙にマッチ。アルコール度数は8度ほどと高くないので、飲みやすいです。味わいはさっぱりとしているため、どんな料理にもよく合います。

ストロベリーの甘酸っぱい味わい【レオナルド】


「レオナルド」は、スパークリングワインとストロベリーリキュールを合わせたカクテルです。甘酸っぱい味わいが楽しめます

【材料】

・スパークリングワイン…80ml
・ストロベリーリキュール…20ml
・イチゴ…1個

【作り方】

シャンパングラスに冷えたスパークリングワインとストロベリーリキュールを注いで軽くかき混ぜる。イチゴを飾りつけて完成。

ストロベリーリキュールの赤色が映える鮮やかなカクテル。甘酸っぱい味わいとスパークリングワインのさわやかさが味わえます。アルコール度数は14度ほどで、食前酒としておすすめです。

【フォーティファイドワイン&フレーバードワインベース】のカクテル6選

フォーティファイドワインとフレーバードワインを使用したカクテルをご紹介します。

豊かな香りが特徴的【アディントン】


「アディントン」は、ドライ・ベルモットにスイート・ベルモットを合わせた豊かな香りが特徴的なカクテルです。

【材料】

・ドライ・ベルモット…30ml
・スイート・ベルモット…30ml

※ドライ・ベルモットとは…白ワインをベースに、スパイスや香草を配合したフレーバードワイン。フランス産のものが多い。
※スイート・ベルモットとは…ドライベルモットよりも甘口なのが特徴。スイート・ベルモットはイタリア産。

【作り方】

ドライ・ベルモットにスイート・ベルモットを注ぎ、軽く混ぜる。

「アディントン」のアルコール度数は14度ほど。ベルモットの豊かな香りと、さっぱりとした控えめな甘さが楽しめます。ドライ・ベルモットとスイート・ベルモットのどちらも味わえるベルモット好きにおすすめのカクテルです。

琥珀色に輝くカクテル【アドニス】


「アドニス」は、ドライシェリー、スイート・ベルモット、オレンジ・ビターズを合わせた琥珀色のカクテルです。

【材料】

・ドライシェリー…55ml
・スイート・ベルモット…25ml
・オレンジ・ビターズ…適量

※ドライシェリーとは…アルコール度数の高い蒸留酒を加えたフォーティファイドワイン。
※オレンジ・ビターズとは…オレンジの皮から作られる苦味のあるアルコール。

【作り方】

ミキシング・グラスに氷を入れ、ドライシェリー、スイート・ベルモット、オレンジ・ビターズを入れ、軽く混ぜ合わせてカクテル・グラスに注げば完成。

「アドニス」は、琥珀色で甘い香りのするカクテルです。アルコール度数は16度ほどなので、お酒が強い方向けです。食前酒として人気が高いです。

ワイン好きにぴったり【ソウル・キッス】

「ソウル・キッス」は、ドライ・ベルモット、スイート・ベルモット、デュボネ、オレンジ・ジュースを合わせたワイン好きにぴったりのカクテルです。

【材料】

・ドライ・ベルモット…30ml
・スイート・ベルモット…30ml
・デュボネ…15ml
・オレンジジュース…15ml

デュボネとは…キナの皮を赤ワインに漬け込んで樽のなかで熟成させたお酒。

【作り方】

ドライ・ベルモット、スイート・ベルモット、デュボネ、オレンジジュース、氷をシェーカーに入れてシェーク。カクテルグラスに注げば完成。

「ソウル・キッス」はドライ・ベルモット、スイート・ベルモット、デュボネとワイン系を混ぜ合わせて作つるカクテル。ワインが好きな人に向いています。アルコール度数は13度ほどで、食前酒として飲みます。

横浜で生まれたカクテル【バンブー】


「バンブー」は、ドライ・シェリー、ドライ・ベルモット、オレンジ・ビターズを合わせた横浜生まれのカクテルです。

【材料】

・ドライ・シェリー…55ml
・ドライ・ベルモット…25ml
・オレンジ・ビターズ…少量

【作り方】

ミキシング・グラスに氷を入れ、ドライ・シェリー、ドライ・ベルモットを注ぎます。オレンジ・ビターズを入れて軽く混ぜ合わせ、カクテルグラスに注げば完成。

「バンブー」は、明治の頃に横浜で誕生したカクテルです。キリっとした辛口のカクテル。アルコール度数は16度ほど。和食にもよく合います。

フルーティーさが魅力【ローズ】


「ローズ」は、ドライ・ベルモット、キルシュワッサー、ラズベリー・シロップを合わせたフルーティーさが魅力のカクテルです。

【材料】

・ドライ・ベルモット…40ml
・キルシュワッサー…ティースプーン1杯分
・ラズベリー・シロップ…ティースプーン1杯分

※キルシュワッサーとは…サクランボを種ごと潰して醗酵させ、6週間近く寝かせた無色透明の蒸留酒

【作り方】

ミキシング・グラスに氷を入れ、ドライ・ベルモットを注ぎます。キルシュワッサー、ラズベリー・シロップを加えて軽くかき混ぜ、カクテルグラスに注げば完成。

「ローズ」は名前の通り薔薇色のカクテルです。ラズベリー・シロップによるフルーティーな香りとさっぱりとした味わいが魅力です。アルコール度数は20度ほどと高めなのでお酒が強い方におすすめです。

甘酸っぱいフルーティーさが特徴【ベルモット・アンド・カシス】

「ベルモット・アンド・カシス」は、ドライ・ベルモット、カシスリキュール、ソーダを合わせた甘酸っぱいフルーティーさが特徴的なカクテルです。

【材料】

・ドライ・ベルモット…60ml
・カシスリキュール…15ml
・ソーダ…適量

【作り方】

タンブラーにドライ・ベルモット、カシスリキュールを注ぎ、ソーダを加えたあと、軽くかき混ぜると完成。

「ベルモット・アンド・カシス」は、食前酒としてフランスで親しまれています。アルコール度数は13度ほど。フルーティーな甘酸っぱさに加え、ソーダのさっぱりとした味わいが楽しめます

カクテル作りに用意しておきたいアイテム4選

4種類のワインを使用したおすすめのカクテルをご紹介しましたが、カクテルを作るには、道具が必要です。自分で作ってみたいという人は、事前に必要なアイテムを確認して、そろえておきましょう。

メジャーカップ


「メジャーカップ」とは、お酒の分量を測るアイテムです。円錐を上下に2つ組み合わせた形で、小さい方は30ml、大きい方は45mlを測れるようになっています。カクテルを作る際は、基本的にメジャーカップのみでお酒の量を測ります

中にメモリが入っているタイプもあり、30ml、45ml以外も測ることができるため、初心者はメモリありのタイプを使うのがおすすめです。

シェーカー

「シェーカー」は、分離しやすく混ざりにくい材料を振ることでよく混ぜ合わせることが可能なアイテムです。

テレビなどでもよく出てくるアイテムなので、見たことがある人も多いはずです。シェーカーは3つのパーツに分かれており、混ぜるときは氷をぎゅうぎゅうに詰めて振るため、混ざりにくい材料を混ぜ合わせるだけではなく、急速に冷やすという目的でも使用されます

勢いよく振って混ぜるので空気が含まれ、アルコール度数の高いお酒をまろやかで飲みやすくする効果もあります。

バースプーン

「バースプーン」とは、材料を混ぜるときに使用するアイテムです。フルーツをすくうときなどに使用できるので、もっていると便利!スプーンには角度がついているので、氷を持ち上げながらグラスの下からしっかりと材料を混ぜ合わせることができます。

グラス

カクテルに使用するグラスで用意しておきたいのは以下の2種類です。

  • カクテルグラス…シェーカーを使って作る度数の高いカクテルに使用される
  • コリンズグラス…炭酸やジュースを混ぜるようなカクテルに使用される

今回ご紹介した「ソウル・キッス」「ピーチ・レディ」のようなシェーカーを使用して作るカクテルを飲むにはカクテルグラスが向いています。カクテルグラスは、横から見ると逆三角形のような形をしており、ワイングラス同様に脚(ステム)がついています。

シェーカーを使ってカクテルを作るときには氷を入れますが、グラスに注ぐ時には氷を入れないため、適温で飲めるように容量が少なくなっています。また、手の体温で温度を上げないようにするためにも、ステムのついているカクテルグラスはもっていると便利です。

コリンズグラスは、炭酸などを使ったカクテルに多く使用されるグラスです。飲み口が小さいので炭酸が抜けにくい特徴をもっています。

グラスは専用のものを用意しなくても楽しめますが、炭酸が抜けにくい、温度が上がりにくいなどのメリットがあるため、本格的に楽しみたいという方は用意するといいでしょう。

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お気に入りのワインカクテルを見つけよう

ワインカクテルは、ベースとなる4種類のワインにさまざまな材料を加えることで、味わいが変化したり、より飲みやすくなったりします

種類が多いため、事前にどんな材料で作られていて、どんな味がするのかを確認しておくと、バーなどで頼みやすくなります。家でも作れるため、試してみると新たな美味しさと出会えます。お気に入りのワインカクテルを見つけて楽しんでください!