テキーラの美味しい飲み方10選 | おすすめ人気銘柄&選び方も紹介

「テキーラってとてもアルコール度数が高いイメージがあるけど、有名な銘柄はあるの?飲みやすいものがあれば試してみたい」
「正しい飲み方はあるの?美味しく飲むための方法は?知識がないから基本的なところから知りたい」

テキーラといえば、詳しい知識はなくても「何となく強いお酒」というイメージを持っている人は多いはずです。映画などで小さいグラス(ショットグラス)に入れて一気飲みしているシーンを見かけることがありますが、かなり強いお酒であるため、一度は飲んでみたいけれどなかなか勇気がいると感じる人は少なくありません。

本記事では、これからテキーラに挑戦してみたいという人のために、基本的なお酒の知識から飲み方の種類、美味しいテキーラを選ぶためのコツについて解説するとともに、おすすめの銘柄をいくつか紹介します。

最後まで読んでいただければ、テキーラを楽しく飲むために必要な知識と選び方のポイントがわかり、自分に合ったテキーラを選べるようになります。正しい飲み方を覚えて、安全にテキーラを楽しみましょう!

目次

テキーラとは?

テキーラはメキシコが発祥のお酒で、アルコール度数が35〜55%と非常に強いお酒として有名です。「ウォッカ」「ジン」「ラム」と並ぶ4大スピリッツ(蒸留酒)の1つで、日本でもショットバーなどで楽しむ人が多い美味しいお酒です。

スピリッツ(蒸留酒)

水とアルコールの沸点の違いを活かして作られるお酒。アルコールは水よりも沸点が低く、先に気化する特性があるため、もとになる醸造酒を熱してアルコールを気化したものを冷やすことによって、よりアルコール度数の高いお酒にすることができる。

テキーラの原料をサボテンだと思っている人は少なくありませんが、実際は竜舌蘭(リュウゼツラン)というアロエに似た植物の茎(球茎)の汁から作られています。リュウゼツランは「アガベ(ブルーアガベ)」とも呼ばれ、球茎の形がパイナップルに似ていることから、スペイン語では「ピニャ」とも呼ばれています。

テキーラはアガベを何%含んでいるかの割合で値段が変わり、特にアガベ100%で作られたものは「プレミアムテキーラ」と呼ばれ、ボトルに「100% de Agave」という表記があります。プレミアムテキーラではないものは「ミクスト」と呼ばれ、51%以上のアガベを使用しているのが条件とされます。

ちなみにテキーラという名称はメキシコの中西部にある地名「テキーラ」が発祥となっており、特に評判のよい蒸溜所があったことに由来します。発泡ワインでいうところの「シャンパン」と同じで、原産地の呼称が使われているわけです。

テキーラの飲み方の定番「ショット」についておさらい

テキーラといえば、少量の強い酒を小さいグラスで薄めずに飲む「ショット」という飲み方が定番のイメージです。原産地であるメキシコやアメリカなどの映画やドラマなどで、登場人物達がショットで飲み比べをしているシーンを見たことのある人は多いでしょう。

塩やライムと一緒に楽しむのが本場メキシコの伝統的な飲み方(メキシカンスタイル)で、塩やライムをなめながら飲むことで、テキーラの甘さが引き立ち、飲みやすくなります。具体的な飲み方は次の通りです。

  • 1.手の甲の親指と人差し指の間をライムで濡らし、塩を乗せる
  • 2.塩を舐め、勢いよくテキーラのショットを飲む
  • 3.ライムをかじる

ちなみに、ショットでストレートのテキーラを楽しむ場合、アガベ100%のプレミアムテキーラが人気です。ミクストテキーラも砂糖やフレーバーが加えられているため、いろいろな味わいを楽しめますが、プレミアムテキーラは雑味がなくてアガベがもつ本来の甘さを感じることができます。

当然、個人の好みによるところも大きいですが、カクテル用にするならば安くて様々なフレーバーを楽しめるミクストテキーラを、少し高価でもショットでしっかりとテキーラを味わいたいのであればプレミアムテキーラを選択するとよいです。

また、テキーラはアルコール度数も33~55%とかなり高いので、ショットで飲む場合はライムや塩と一緒に飲むことにより、アルコールから喉を保護して悪酔いを防ぐという効果もあります。ショットで一気に飲めてしまうテキーラは、知らず知らずのうちに飲みすぎてしまう可能性がありますから、悪酔いを防ぎつつ楽しく飲むことを心がけましょう。

ショットだけじゃない!テキーラの美味しい飲み方10選

上述のように、テキーラは伝統的なメキシカンスタイルで飲むイメージが強いですが、他にも以下のような美味しい飲み方がたくさんあります。いろいろと試してみて、自分に合った飲み方を見つけましょう。

アメリカで人気の飲み方【オン・ザ・ロック】

テキーラの「オン・ザ・ロック」はアメリカでは定番で、氷の塊にお酒を注いだシンプルな飲み方です。専用のグラス(ロックグラス)に大きめの氷を入れ、テキーラを適量注いでマドラーなどで軽く混ぜればOKです。

オン・ザ・ロックはウイスキーのイメージが強いですが、テキーラのオン・ザ・ロックも一般的な飲み方となっています。ショットでストレートで飲むよりも口当たりがよく、氷と混ざり合うことでまろやかな味になります。

材料 ・氷
・テキーラ
作り方 1.グラスに大き目の氷を入れる
2.テキーラを適量入れる
3.マドラーで軽く混ぜる

パーティーにおすすめ?定番の飲み方【ショットガン】

他のお酒では見られないユニークな飲み方で、パーティーなどでやると盛り上がるのが「ショットガン」です。
テキーラをショットで飲む方法の一つで、グラス(ショットグラス)にテキーラと炭酸水を1:1で混ぜ、手でグラスに蓋をしながらテーブルに叩くように置いて炭酸の泡を吹き出させながら飲む方法です。

グラスを叩きつける際の音や、溢れ出てくる炭酸の勢いから「ショットガン」や「テキーラボンバー」と呼ばれています。アメリカの古い西部劇を見ていると、カウボーイ同士が飲み比べをしているシーンを見ることがあります。飲み方が何となく「カッコいい」からという理由でショットガンを好む人は少なくありません。

材料 ・テキーラ
・炭酸水(ジンジャーエールの場合もあり)
作り方 1.ショットグラスにテキーラと炭酸水を1:1の割合で注ぐ
2.グラスに手で蓋をしながらテーブルなどに叩きように置く
3.溢れ出した炭酸の泡とともに一気に飲む

女性にもおすすめのカクテル【テキーラサンライズ】

テキーラをオレンジジュースで割った女性にもおすすめのカクテルで、とてもすっきりして飲みやすいのが特徴です。テキーラを使ったカクテルの代表格で、名前の通りメキシコの夜明け(サンライズ)をイメージさせる真っ赤な色合いが綺麗です。

朝焼けのような赤色を出すために、カクテルではお馴染みのグレナデンシロップを少しだけ注ぎます。あくまでも色付け用なので、入れすぎないように注意しましょう。

材料 ・テキーラ(45ml)
・オレンジジュース(90ml)
・グレナデンシロップ(10ml)
作り方 1.グラスに氷を入れてテキーラとオレンジジュースを1:2ぐらいの割合で注ぐ
2.グレナデンシロップを少量入れて色付けする

伝統のナショナル・カクテル・コンテストで一躍有名に【マルガリータ】

1949年アメリカで開催されたナショナル・カクテル・コンテストで3位に入賞したことから世界中に知られるようになったカクテルで、ロサンゼルスのバーテンダーが発祥と言われています。

テキーラとライム、そしてオレンジが主原料のリキュール(ホワイトキュラソー)を使い、飲み口に塩をあしらうのが特徴です。ライムは10mlほどを絞って使いますが、市販のライムジュースを使ってもOKです。

「マルガリータ」の名は亡くなった恋人の名前で、早すぎた死を悼んで作られたといわれていますが、実際の起源は諸説あるようです。

材料 ・テキーラ(30ml)
・ライム(15ml)
・ホライトキュラソー(10ml)
・塩
作り方 1.カクテルグラスの飲み口に塩をあしらう
2.テキーラとライム(ライムジュース)、ホワイトキュラソーをシェイカーで混ぜる
3.グラスに注ぐ

闘牛場の花形をイメージ!【マタドール】

「マタドール」とは闘牛場で牛に止めを刺す役割をもつ花形の闘牛士のことです。

闘牛場の活気をイメージさせる情熱的な名前をもっていますが、名前の由来については特に定説はなく、味もパイナップルとライムのバランスのよい酸味が特徴のフルーティーで飲みやすいカクテルとなっています。口当たりがいいので女性にもおすすめできます。

パイナップルとライムを3:1ぐらいの割合で絞って使うのがベストですが、市販のパイナップルジュースやライムジュースを使ってもよいです。

材料 ・テキーラ(30ml)
・パイナップルジュース(45ml)
・ライムジュース(15ml)
作り方 1.テキーラ・パイナップルジュース・ライムジュースをシェイカーでミックス
2.氷の入ったオールド・ファッションド・グラスに注ぐ

コーラを使って手軽に楽しめるカクテル【メキシコーク】

コーラを使って手軽に楽しめるカクテルです。テキーラベースのカクテルにしてはアルコール度数が高くないので、はじめてテキーラを飲む人にもおすすめです。テキーラの辛さをコーラがほどよく緩和しており、炭酸によりすっきりとした飲み口です。ライムやレモンがよいアクセントになっています。

とても口当たりがよくて飲みやすいので、コーラ好きの人はつい沢山飲んでしまいがちになりますが、ベースはあくまでもテキーラなので飲みすぎには注意が必要です。

材料 ・テキーラ(30ml)
・コーラ(適量)
・レモンあるいはライム(1/8カット)
作り方 1.グラスにテキーラを注ぐ
2.コカコーラを好きな分量注ぐ
3.最後にレモンやライムを絞ってステア(軽くかき混ぜる)する

本場メキシコの定番カクテル【パローマ】

パローマ(パロマ)はテキーラの本場メキシコで定番のカクテルで、グレープフルーツのシンプルでフルーティーな味わいが特徴です。

基本的にはグレープフルーツジュースとトニックウォーターを使いますが、トニックウォーターではなく炭酸水やライムジュースを使う場合もあります。レシピの自由度が広いので自分の好きにアレンジするとよいです。炭酸水などを使う場合は、アクセントと香り付けのためにライムを少し搾ってあげるのがおすすめです。

材料 ・テキーラ(40ml)
・グレープフルーツジュース(20ml)
・トニックウォーター(30ml)
・レモンやライム(1/8~1/6カット)
作り方 1.氷を入れたグラスにテキーラとグレープフルーツジュースを注ぐ
2.トニックウォーターや炭酸水を注いでステア
3.好みでグラスにレモンやライムカットを添える

「悪魔」の名をもつ真っ赤なカクテル【エル・ディアブロ】

「ディアブロ(=悪魔)」の名を持つ真っ赤なカクテルです。悪魔の血を連想させる赤の正体はカシスリキュールなので、名前に反してアルコール度も11%程度と、他のテキーラベースのカクテルよりは高くありません。

カシスのほどよい酸味と果実感にジンジャーエールの苦味が加わって、とてもバランスのよい味になっています。甘さとすっきりさが絶妙にマッチしていて、女性でも飲みやすいカクテルです。

材料 ・テキーラ(30ml)
・カシスリキュール(15ml)
・ジンジャエール(適量)
・ライム(1/6カット)
作り方 1.タンブラーに氷とテキーラ、カシスリキュールを注いでかき混ぜる
2.ライムを搾り、ジンジャーエールを適量入れる
3.好みでグラスにライムカットを添えて完成

スペインではお馴染みのカクテル【コンチータ】

スペインでお馴染みのカクテルで、正式名称は「コンチータ・カクテル」ですが、親しみを込めてコンチータと呼ばれています。

「コンチータ」はスペイン語で「かわいいもの」といった意味やニュアンスを含む言葉です。グレープフルーツとレモンの酸味・甘味が適度に混ざったすっきりとした飲みやすい味で、特に女性におすすめできます。ただし、アルコール度数は入れるジュースの量にもよりますが大体15~16%とちょっと高めなので、飲みすぎには注意しましょう。

材料 ・テキーラ(30ml)
・グレープフルーツジュース(30ml)
・レモン果汁(ティースプーン2杯ぐらい)
・ライム(1/6カット)
作り方 1.テキーラ、グレープフルーツジュース、レモン果汁をシェイクする
2.カクテルグラスに注ぐ

爽やかなミントの緑が特徴的【モッキンバード】

ミントの爽やかな香りと緑色が特徴のカクテルです。「モッキンバード」とは、メキシコにいる他の鳥の鳴き真似をする鳥「マネシツグミ」のことで、テキーラがメキシコ原産というところから命名されたと言われます。

ただし、マネシツグミ自体は緑色ではないので、鳥が住んでいる深い森をイメージしてつくられたカクテルといえるでしょう。ミントリキュールの緑色の色彩と爽やかな刺激が楽しめます。

材料 ・テキーラ(30ml)
・ミントリキュール(15ml)
・ライムジュース(15ml)
作り方 1.テキーラ、ミントリキュール、ライムジュースをシェイクする
2.カクテルグラスに注ぐ

美味しいテキーラを選ぶ2つの方法

次に、美味しいテキーラを選ぶための2つの方法を紹介します。

飲み方から種類を選ぶ

美味しいテキーラを選びたいならば、まずは飲み方から種類を選ぶのがよいです

ショットやロックで飲む場合は100%アガベテキーラ(100% De Agave)がおすすめで、アガベ本来の甘さを楽しめます。一方、上述のようなカクテルのベースにする場合はアガベを51%~99%の割合で原料としているりミクストがさまざまなフレーバーを楽しめて価格も安いのでおすすめです。

熟成度もチェックする

テキーラは熟成の度合いによって分類があり、それぞれ味に違いがあります。熟成期間によって次のように名称が変化するので、興味のある人はぜひ覚えておきましょう。

  • Blanco(ブランコ):熟成なし~60日未満の熟成
  • Joven(ホーベン):Blancoに熟成テキーラを混ぜたり、カラメルで着色したもの
  • Reposado(レポサド):60日〜1年未満の間、熟成させたテキーラ
  • Anejo(アネホ):1年以上熟成させたもの
  • Extra Anejo(エクストラ・アネホ):3年以上熟成させたもの

ショットで飲む場合は熟成されていない「Blanco(ブランコ)」がおすすめです。原料であるアガベの味をもっとも感じられ、色も無色透明なのでカクテルにも使えます。特にBlancoに熟成したテキーラを混ぜたり、カラメル着色を施したJoven(ホーベン)は甘みがあってカクテルにベストマッチします。

ワイン同様に熟成期間が長くなるほど価格も高くなり、逆に熟成が少ないものは価格も安いので初めてテキーラを試してみるのに向いています。

飲みやすい!おすすめのテキーラ5選

では、初めてでも飲みやすいおすすめのテキーラをいくつか紹介します。

有名ブランド「サウザ」の代表商品【サウザ ブルー】

数あるテキーラのブランドの中でも特に有名な「サウザ」の代表的商品です。「ブルー」のほかに「ゴールド」や「シルバー」もあり、すべて価格が2,000円以下で買えるコストパフォーマンスのよいシリーズですが、特に「ブルー」は上質な甘みと香りが楽しめます。

ブルーアガベ100%なので特にショットやオン・ザ・ロックで楽しむとよいでしょう。アガベ本来の味を存分に堪能できます。はじめてテキーラを飲んでみる人におすすめできる一本です。

銘柄 サウザ ブルー
価格 1,916円~
アルコール度数 40%
種類 プレミアム(ブルーアガベ100%)
内容量 750ml

1870年からの伝統を誇るプレミアムテキーラ【エラドゥーラ プラタ】

1870年からの伝統を誇るプレミアムテキーラです。100%自家農園で収穫したアガベを使用しており、完全自然発酵のため伝統的な深い香りのテキーラを存分に楽しめます。アメリカンオークの新樽のみを熟成に使っており、コクのある複雑な味わいが特徴なので、ストレートやオン・ザ・ロックで楽しむのがよいです。

伝統的な風味を持ちながらも、口当たりがやわらかく上品なテキーラなので初めの一本にもおすすめできます。

銘柄 エラドゥーラ プラタ
価格 2,646円~
アルコール度数 40%
種類 プレミアム
内容量 750ml

テキーラのトップブランドのレポサド【クエルボ・エスペシャル ゴールド レポサド】

創業から200年以上を誇るテキーラのトップブランド「クエルボ社」のレポサドテキーラです。レポサドは60日〜1年ほど熟成させたテキーラで、アメリカをはじめ世界各国でカクテルのベースとして高く評価されています。

当然、2ヶ月以上の樽熟成によるまろやかでコクある味わいは、カクテルはもちろんストレートで楽しむにも適しているため、気分によってさまざまな種類の飲み方を楽しめる魅力があります。有名な一本なので、初めてのテキーラで購入する人も多いです。

銘柄 クエルボ・エスペシャル ゴールド レポサド
価格 1,843円~
アルコール度数 40%
種類 ミクスト
内容量 750ml

古き文明の名がついた人気テキーラ【オルメカテキーラ レポサド】

古い文明「オルメカ」の名が付けられたブランドのプレミアムテキーラで、世界でとても人気があります。厳選されたブルーアガベのよい部分のみを使ったプレミアムテキーラで、バニラやオーク樽のスモーキーな香りの中に、フレッシュハーブやグレープフルーツピールのフルーティーな香りが感じらます。とてもコクがあるので、ストレートでゆっくり味わうのがよいです。

オーク樽で6か月間熟成した、まろやかで深みのある味わいを楽しんでください。日本人の口にもよく合います。

銘柄 オルメカテキーラ レポサド
価格 1,980円~
アルコール度数 40%
種類 プレミアム
内容量 750ml

クエルボ社の誇る最高峰テキーラ【クエルボ1800 アネホ】

クエルボ社の創業年を冠して発売された最高峰プレミアムテキーラで、上品な甘さと深いコクのある旨みが特徴です。他のテキーラよりも値段は高めですが、ベルベットのような舌触りとフルーティな芳香が存分に楽しめます。黒糖焼酎のような味わいなので、冷やしてウイスキーのようにオン・ザ・ロックで味わうのがよいです。

「少し高くてもいいから美味しいテキーラを飲みたい」という人に特におすすめできます。

銘柄 クエルボ1800 アネホ
価格 4,464円~
アルコール度数 40%
種類 プレミアム
内容量 750ml

カクテルづくりにあると便利なグッズ4選

おすすめのテキーラを紹介したところで、カクテルづくりにあると便利なグッズをいくつか紹介します。

気分はバーテンダー!【シェーカー】

混ざりにくい材料同士を撹拌(かくはん)して、上手く混ぜ合わせるための道具です。バーテンダーがシャカシャカと振っているシーンはよく見るので、カクテルをつくる道具として、まず一番に思い浮かべる人も多いはずです。

美味しく混ぜ合わせるにはシャイクするコツがあったり、入れる材料や氷の温度などにも気を使わなければなりませんが、自宅で手軽にカクテルを楽しむ分には、さほどこだわる必要はありません。安いものでは1,000円程度で購入できるので、自宅でバーテンダー気分を味わいましょう。

価格 1,368円

材料を正しく測るために必須【メジャーカップ】

カクテルのベースとなるテキーラなどの材料を正確に測るために使います。高さの違う円錐が2つ組み合わさったような形で、高さの低い方は30ml、高い方は45ml測れるのが一般的ですが、15ml・30mlの小さいサイズや30ml・50mlの大きさサイズのものもあります。

カクテルでよく使う分量は30ml・45mlなのでもっとも一般的なサイズを選んでおけば大丈夫です。内側に分量を示すメモリが入っているタイプもあるので、いろいろな分量を測りたい場合はメモリ付きのものが便利です。

価格 642円

底の深いグラスには必須【バースプーン】

出来上がったカクテルをステア(軽く混ぜ合わせる)したり、カクテルに添えるチェリーなどをすくうのに便利です。自宅でただ混ぜ合わせるだけならば必須というわけではありませんが、底の深いグラスを使う場合には重宝します。長さが30cmを超えるものもあるので、自宅で使うだけならば、できるだけ小さいサイズを選ぶとよいです。

価格 523円

ライムやレモンなどの果汁を搾るのに便利【スクイーザー】

カクテルの材料に多いライムやレモン、グレープフルーツなどの柑橘類の果汁を搾るのに便利です

手で搾るのとは果汁の出がまったく違うので、柑橘系のカクテルを作ることが多いのなら準備しておきましょう。さまざまなタイプがありますが、カクテルを作るだけならばシンプルな形状のもので問題ありません。頻繁に使うレモンやグレープフルーツをどちらも搾れるものがおすすめです。

価格 539円

二日酔い予防!悪酔いしないための飲み方

続いて、テキーラを楽しむにあたって、できるだけ二日酔いや悪酔いをしないための飲み方のポイントを解説します。自分の体調に合わせて飲む量を調整するなどの配慮をするのはもちろんですが、次の2つのポイントは意識しておきましょう。

  • プレミアムテキーラを選ぶ
  • テキーラ用のチェイサーを飲む

それぞれみていきましょう。

プレミアムテキーラを選ぶ

まずテキーラの種類ですが、アガベ100%のプレミアムテキーラの方がミクストよりも悪酔いしにくいです。

アガベが100%のプレミアムの方が深く酔ってしまうのではないかと思われがちですが、悪酔いの原因はお酒に含まれる不純物(コンジナー)が原因と言われており、アガベ以外の不純物の入ったミクストの方が悪酔いしやすいので注意しましょう。不純物の多いお酒はアルコールを分解するのに時間がかかるため、悪酔いや二日酔いしやすくなります

特に日本人はアルコールを分解するための酵素が少ない人種なので、お酒に不純物が多いとさらに酔いやすくなる傾向にあります。純粋にショットなどでテキーラだけを楽しみたいならば、不純物の少ないアガベ100%のプレミアムテキーラがよいです。

テキーラ用のチェイサーを飲む

チェイサーとは「水(あるいは水に類する飲み物)」のことです。お酒ばかりではなく、適度な水を飲みながらお酒を楽しむことで悪酔いしにくくなります。アルコールの体内分解には水が必要なので、合間にしっかりと水を飲むことで、アルコールの分解が促進されます。

特にテキーラを楽しむ場合、ただの水を飲むのも大事ですが、伝統的なチェイサーである「サングリータ」を飲むのがおすすめです。


「サングリータ」とは簡単にいえば、少しスパイスのきいたトマトジュースのことで、トマトジュースとオレンジジュースを1:1で割り、ライムを少し搾ったものです。お好みでコショウや塩、すりおろした玉ねぎ、生姜、ウスターソースやタバスコなどをくわえてもよいです。

テキーラがメインの酒場やメキシコの料理店などに用意されていますが、自宅でテキーラを楽しむ場合は自分で用意するとよいでしょう。トマトジュースがアルコールの代謝を早めてくれるのでおすすめです。飲むおつまみとも呼ばれるので、サングリータをつまみにテキーラを飲むという楽しみ方もあります。

いろいろな飲み方を覚えてテキーラを美味しく味わおう!

ショットやオン・ザ・ロック、さまざまなカクテルのベースとして楽しめるテキーラについて、具体的な種類や飲み方、そしておすすめの銘柄を紹介しました。

一般的にアルコール度数が高くて飲みすぎると危険というイメージがあるテキーラですが、適度に水分を補給しながら安全に飲む分にはとても美味しいお酒です。「ストレートではちょっと飲めない」という人でも、カクテルにすることで、さまざまな味を楽しめます。

ショットグラスでストレートで飲む場合でも、自分のペースでゆっくりと味わいながら飲むことで悪酔いせず楽しく飲むことができます。種類によって違った味わいを楽しめるので、ぜひいろいろな銘柄を試してみてください。自分のお気に入りの一本を見つけましょう!