ウォッカの美味しぎる飲み方6選!覚えておきたい基礎知識&おつまみ紹介
「ウォッカを飲んでみたいけど、アルコール度数が高くて悪酔いしそう」
「ウォッカを何で割ったら美味しく飲めるのか知りたい!」
ウォッカはアルコール度数が高いので飲んだことが無い方もいるのでは?私も人から勧められたとき強すぎて飲めなかったんですよね。
今回の記事では、ウォッカをおいしく飲むための上手な割り方とカクテルのレシピを紹介します。相性のいい組み合わせが分かれば、家庭でもバーでも悪酔いせずに美味しくウォッカを楽しめます。
お好みの配合が分かって、ウォッカを好きになってもらうことが出来れば幸いです。
ウォッカとは?ウォッカにまつわる基礎知識
ウォッカは大麦やジャガイモなどの穀類を原料に作られたロシアを代表する蒸留酒です。蒸留酒はスピリッツとも呼ばれ、ジン・ウォッカ・テキーラ・ラムの4種類は、「世界4大スピリッツ」として親しまれています。
ロシア語での意味は「生命の水」です。ウォッカの最大の特徴は無味無臭ということ。原材料を発酵、蒸留した後、白樺の活性炭でろ過することで香りのもとになる不純物が取り除かれるからです。だからこそ、まるで水のように癖のないすっきりとした飲み口が生まれます。
ろ過の過程はウォッカの製造元によってことなり、ろ過時間が長いほど香りの無いクリアな味わいのお酒ができます。ろ過の程度がウォッカの味を決めるということですね。
余計な味や香りがないため、カクテルのベースのお酒に利用されることが多いウォッカ。ポーランド、スウェーデン、フィンランド、アメリカ、ウクライナなど寒い地域が主な生産地です。
雪の多い冬、家路を急ぎ自宅について強いウォッカで身体をきゅっと温める。これが当地に根付いた文化なのです。
ウォッカの種類は2種類!
ウォッカは以下の2タイプあるのでまずは手元にあるのがどの種類か見極めましょう。
ピュアウォッカ | ・アルコール以外の香りや味がない ・カクテルが飲みたい人向け ・無色透明、クセがなく飲みやすい |
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フレーバード | ・フルーツやハーブ、人工甘味料などが加えらえたもの ・ロックやソーダ割りを飲みたい人向け ・アルコール以外の風味もたのしめる |
ウォッカは無味無臭といいましたが、じつは香りのついたものもあります。フルーツや草根木皮などで香り付けしたものや、糖分が加えられているものなど特徴は様々。フレーバードウォッカはストレートやロック、ソーダ割りなどで飲むときにおすすめです。
自分の手元にあるウォッカで美味しい飲み方を見極めましょう。
飲みやすいものばかり!!ウォッカの美味しぎる飲み方6選
ウォッカを美味しくしてくれるカクテルのレシピを紹介します。
オレンジで割って飲みやすい【スクリュードライバー】
ウォッカとオレンジジュースを混ぜたシンプルなレシピ。開発されたとき工具のドライバーで混ぜていたことから「スクリュードライバー」という名前がついたと言われています。
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【材料】
- ウォッカ 45ml
- オレンジジュース 105ml
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【作り方】
- グラスに氷を入れウォッカを注ぐ
- オレンジジュースを注ぎ入れ軽く混ぜる
オレンジジュースで割ることでさっぱりと飲みやすいカクテル。特に女性に人気で、バーなどでは男性が女性を酔わせる目的てごちそうしていたことから「レディーキラー」とも呼ばれています。
一つまみの塩が甘さを引き立てる【ソルティドッグ】
イギリス生まれのソルティドッグは、「塩辛い奴ら」という意味を持ちます。船の甲板で潮風を浴びて働く船員たちになぞらえて付けられました。名前の通り、塩味がお酒の味を引き立てます。
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【材料】
- ウォッカ 45ml
- グレープフルーツジュース 適量
- 塩 適量
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【作り方】
- 氷を入れたグラスにウォッカを注ぐ
- 適量のグレープフルーツジュースと塩を入れ、軽く混ぜる
バーに行くと「スノースタイル」と言ってグラスの淵に塩を張り付けた状態でザーブされます。自宅で作るときは直接混ぜてしまうと簡単に作れますよ。
口当たりのよいトマト味【ブラッディメアリー】
プロテスタント弾圧によって「血のメアリー」と呼ばれたイギリスのメアリー1世にちなんだ名前です。トマトジュースを使っており、「ブラッディ」という由来とは裏腹にとても口当たりのよいカクテルです。
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【材料】
- ウォッカ 45ml
- トマトジュース 105ml
- 好みで、レモン果汁、タバスコ、胡椒、オイスターソースなどでアレンジ
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【作り方】
- 氷を入れたグラスにウォッカを注ぐ
- トマトジュースを注ぎ入れる
- 胡椒、タバスコなど好みの調味料でお好みにアレンジする
トマトジュースに「クラマト」と呼ばれるハマグリエキスの入ったものを使うと、「ブラッディシーザー」というカクテルになります。
いろいろな味付けで好みの味わいを作れる楽しいカクテルです。
飲みやすい一方で酔いやすいのが注意点【モスコミュール】
ウォッカをジンジャーエールで割ったカクテルです。名前の由来は「モスクワのラバ」。ラバにキックされるような強烈な刺激から付けられました。
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【材料】
- ウォッカ 45ml
- ジンジャーエール 適量
- ライムジュース 適量
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【作り方】
- 氷を入れたグラスにウォッカを注ぐ
- ジンジャーエールを注ぎ、最後にライムを絞って軽く混ぜる
ライムの香りで飲みやすくなっていますが、飲みすぎて酔ってしまいやすいのが注意点。スクリュードライバー同様にレディーキラーと呼ばれていますので、お酒に弱い方は控えめに。
トロピカルカクテルの代表【チチ】
ウォッカにココナッツミルクを入れて白く濁らせるのが特徴のカクテル。甘い香りが南国の雰囲気を作り出します。
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【材料】
- ウォッカ 30ml
- パイナップルジュース 80ml
- ココナッツミルク 45ml
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【作り方】
- グラスに氷を入れ、ウォッカ、パイナップルジュース、ココナッツミルクを注ぐ
- 十分に混ぜて白く乳化させる
本来はシェーカーでしっかり混ぜて作るレシピですが、自宅では難しいですよね。グラスの中で混ぜるだけでも、フルーツとココナッツの香りでトロピカル感を出せますよ。
ウォッカ本来の味を楽しめる飲み方【ウォッカトニック】
ウォッカをトニックウォーターで割ったシンプルレシピです。アルコールを十分に感じたいお酒好きの方におすすめの一杯です。
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【材料】
- ウォッカ 30ml
- トニックウォーター 適量
- 好みでライムを適量
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【作り方】
- 氷を入れたグラスにウォッカを注ぎ、トニックウォーターで満たす
- フレッシュライムを好みで絞り入れ、混ぜる
レシピがシンプルなので、上等なウォッカで楽しみたい一杯。「贈り物でもらったけどどうやって飲もう…」と思ったら、まず試してみてください。
ウォッカと一緒に食べたい!おすすめおつまみ5選
おいしいウォッカの飲み方が分かったら、ぴったりなおつまみと合わせましょう。
脂っこさをウォッカが中和してくれる【オイルサーディン】
脂っこいオイルサーディンも水割りのウォッカと合わせるとさっぱり頂けます。本場のロシアでは水割りはあまり飲まれませんが、水割りにするとアルコール度数が下がる分すっきりした飲み口になります。でもウォッカそのものの切れは残るので、脂っこい食べ物とよく合うのです。
クラッカーに乗せたりして食べるのがおすすめ。水割り以外でもウォッカベースのカクテルとも合わせてみてください。水割りのウォッカに合わせるとオイリーさを中和してくれる一品です。
価格 | 1338円 |
メーカー | はごろも&キングオスカー |
内容量 | 105g×4缶 |
塩気が強いのでウォッカの味に負けない【パンチェッタ】
アルコール度数が強いウォッカには塩気が強くパンチの効いた豚肉の塩漬け「パンチェッタ」もよく合います。ウォッカは香りが無くアルコールそのものの味を楽しむお酒なので、おつまみもシンプルな塩味、特にはっきりした味わいのものを合わせるといいのです。
軽く炒めてパンチェッタの脂質を落とすとサラッとした味わいになります。ウォッカは強いお酒なので、塩気の効いたおつまみを選ぶといいですよ
価格 | 1080円 |
メーカー | カルスコ株式会社 |
内容量 | 200g |
自然な甘さのドライフルーツもよく合います【レーズン】
ウォッカをベースにしたカクテルには甘いものがピッタリ。特に自然な甘さのレーズンは手軽につまめておすすめです。カクテルのレシピはフルーツジュースを使って甘くなることが多いです。なので同じくフルーツを加工したレーズンがよく合うのです。
カクテルでもアルコール度数が高いものがあるので、一粒つまんではひと口飲むように、ゆっくりいただきましょう。ウォッカベースの甘いカクテルにはレーズンのようなドライフルーツもよく合います。
価格 | 1090円 |
メーカー | 富沢商店 |
内容量 | 1㎏ |
ビターな風味が度数の強いカクテルともぴったり【ビターチョコレート】
度数の高いカクテルの場合は、ビターチョコをつまみに飲むとお酒の味に負けません。甘い味には正反対の物を合わせても相性がいいのです。ビターチョコはカカオの成分が多いので自然な風味がし、甘めなものが多いウォッカベースのカクテルにぴったり。
カカオの濃度は商品によっていろいろですが、70%以上のものを選ぶといいですね。甘いカクテルには苦みの効いたチョコを合わせると新しい味わいになります。
価格 | 2910円 |
メーカー | 明治 |
内容量 | 1㎏ |
自然な風味が特徴【ミックスナッツ】
あらかじめ香りのついたフレーバーウォッカの場合、匂いの弱いナッツ類を合わせるのがおすすめです。ウォッカそのものの香りを楽しむのが目的です。邪魔しないようにあっさりとしたナッツを合わせるとおいしいですよ。
軽く塩味の付いたナッツだとお酒の当てにぴったり。もちろんウォッカでも。フレーバーウォッカを楽しみたいなら香りを邪魔しないナッツをおすすめします。
価格 | 1999円 |
メーカー | 北前船のおくりもの |
内容量 | 700g |
クセがないウォッカは自分なりのオリジナルカクテルも自由自在!
ウォッカの特徴は、活性炭でろ過させることで香りを取り除いていること。お酒本来の味わいが楽しめる一本です。
ですが、アルコール度数が高いので美味しく飲むには水割りやカクテルにするのが最適。無味無臭なところがいろいろなジュースや調味料と合わせやすく、バリエーションも豊富です。
今回紹介したレシピ以外にも、お好きなお酒やフルーツと合わせてオリジナルレシピを試してみるのもいいですね。雑味を取った「生命の水」なので、最高の一杯で自分に元気をあげましょう。