【自宅でも簡単に作れる!】美味しい赤ワインカクテルの作り方10選

「ワインバーで赤ワインのカクテルを飲みたいけど、何を注文していいのかわからない…」
「自宅で美味しい赤ワインのカクテルが飲みたい」

ワインバーに行った際に、自分の好みのカクテルを「慣れた感じに格好よく注文してみたい」と思いますよね。しかし、よほどカクテルに詳しくないと難しいのが現実です。

今回は、「赤ワインの美味しいカクテル10選」をご紹介しますので、ワインバーでカクテルを注文するときの参考にしていただければ幸いです。また、レシピも一緒にご紹介しますので、自宅でのカクテル作りにもお役立てください。

本記事を読んでいただくことで、赤ワインの美味しいカクテルの知識が身に付きます。どれも簡単に作れるカクテルばかりなので、自宅でのレパートリーの幅も広がってカクテル作りが楽しくなりますよ。

目次

赤ワインカクテルは飲みやすさ抜群!


赤ワイン特有の「渋みが苦手…」という方でも、カクテルにすることで飲みやすくなります!赤ワインは渋みが強いため、白ワインに比べて好き嫌いが分かれやすい飲み物です。

ですが、カクテルにすることで赤ワインの渋みが味にコクや深みを加えてくれますし、赤ワインは色どりも鮮やかなので見た目にも楽しさを感じさせてくれます。しかも簡単に作れるものが多いので、レシピを覚えればいつでも自宅で作ることが可能です!

美味しい赤ワインカクテルを作るための準備は、ベースのワイン選びから行います。まずはじめに、赤ワインカクテルに使うワインの選び方から見ていきましょう。

赤ワインカクテルに使うワインの選び方


自分で赤ワインカクテルを作りたいという人は、以下の2つのポイントを押さえれば完璧です。

  • 家に余ってる赤ワインでもOK
  • ワインが苦手な人は「軽い」ものを選ぶ

それでは、ひとつずつ詳しくポイントを見ていきましょう。

家に余った赤ワインでもOK


カクテルに使用するワインは、わざわざ新しいボトルを開けなくても、家に余っている赤ワインで十分です。
ワイン単体で飲むには「ちょっと味が変わっちゃったかな?」と思ってしまうような、飲みきれず2~3日経っちゃったようなワインでもOkなのです。

渋くて飲めなかったようなワインも、ジュースなどを混ぜることで劇的に飲みやすく変化します。飲み残しの赤ワインの使い道が「料理酒」のみになっていたご家庭でも、カクテルを覚えるとワインを使用できる幅が広がります。

赤ワインの渋みが苦手な人は「軽い」ものを選ぶ


赤ワインの味わいは特有の渋みやコクが「重さ」で表現されます。一番軽いものが「ライトボディ」で、渋みが少ないのが特徴です。赤ワインの中でも一番飲みやすいのでおすすめです。

赤ワインが好きな人は丁度中間の「ミディアムボディ」、重い「フルボディ」を試してみてください。ただし、氷などを入れると渋みが強調されてしまい、カクテルの美味しさを味わえなくなってしまうので、基本はライト~ミディアムくらいが飲みやすくおすすめです。

開けてから日数が経っているワインは空気に触れ渋みやまろやかになっているので、フルボディでも美味しく飲めますよ。

続いては、赤ワインベースの簡単で美味しいカクテルのレシピをご紹介します。どれも簡単にできるカクテルばかりなので、是非チャレンジしてみてください。

【赤ワインベース】混ぜるだけ!カクテル10選


赤ワインベースの、簡単で美味しいカクテル10種類のレシピを詳しくご紹介します。きっとあなたの好みのカクテルが見つかりますし、レシピ通りに作れば必ず美味しいカクテルが作れます。

カクテルを作る際は、カクテル用のメジャーカップがあると、より正確に美味しいカクテルを作ることが可能です。メジャーカップについては、レシピご紹介の後に詳しくご説明します。

それでは、レシピを見ていきましょう。

女性に一番人気の赤ワインカクテル【キティ】


まずご紹介するのは、女性に一番人気の赤ワインカクテル「キティ」です。

女性に一番人気の理由は、抜群の飲みやすさと可愛らしい名前にあります。「キティ」とは子猫を意味していて、「子猫がなめるほど飲みやすい」というのがカクテルの名前の由来です。

【材料】

・赤ワイン…90ml
・ジンジャーエール…90ml

【作り方】

1.グラスに氷を入れる(お好みでOK)
2.赤ワインとジンジャーエールを1:1の割合で注ぎ、混ぜる
3.お好みでレモンやライムを浮かべると見た目も鮮やかでさっぱりした味わいになります

「キティ」は赤ワインを同量のジンジャーエールで割るだけ の超簡単なカクテルです。ベースのワインを軽めのライトボディにすることで、まろやかな甘口のカクテルに仕上がります。赤ワインの渋みが苦手な人でも飲みやすさを感じられるカクテルです。

「甘すぎるのが苦手」という方は、ジンジャーエールを辛口に変えたり、ベースの赤ワインをフルボディのものに変えると甘さが抑えられます。

ビールとワインの絶妙なバランスが魅力【赤ワインシャンディガフ】


次にご紹介するのは、ビールとワインの絶妙なバランスが魅力の「赤ワインシャンディガフ」です。

「ビールと赤ワインって合うの?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、ジンジャーエールを入れることによって生まれる絶妙なバランスが、飲みやすくてとても美味しいカクテルに仕上がります。

【材料】

・赤ワイン…70ml
・ジンジャーエール…70ml
・ビール…70ml

【作り方】

1.グラスに赤ワインを注ぐ
2.次にジンジャーエールを注ぐ
3.最後にビールを注いで軽く混ぜる

ビールを使用したカクテルは、氷を入れてしまうと泡が溢れてしまします。ですから、美味しく仕上げるコツは、3つの材料をしっかり冷やしておくことです。混ぜる際も、勢いよく混ぜてしまうと泡が溢れてしまうので、グラスの底からゆっくりすくい上げるように混ぜましょう。

ビールとジンジャーエールの「のど越しの良さ」と、「赤ワインの特有の香り」との相性が抜群なので、「甘すぎない赤ワインのカクテルが飲みたい!」という人に特におすすめです。

コーラ好きにおすすめの赤ワインカクテル【カリモーチョ】


「カリモーチョ」は、「コーラが好き」という方におすすめの赤ワインカクテルです。スペイン発祥のカクテルで、赤ワインとコーラの丁度良いバランスがコーラ好きから人気を集めています。

【材料】

・赤ワイン…90ml
・コーラ…90ml

【作り方】

1.グラスに氷を入れる(お好みでOK)
2.赤ワインをコーラを1:1の割合で注ぎ、混ぜる
3.お好みでレモンやライムを浮かべると見た目も鮮やかでさっぱりした味わいになります

作り方はとても簡単で、同量の赤ワインとコーラを混ぜるだけ です。一般的にはライトボディのワインをベースに使用しますが、「飲みごたえがほしい!」という方は、フルボディのワインをベースにすると重みのある味わいになります。

赤ワインの香りとソーダの爽快感が味わえる【スプリッツァー・ルージュ】


「スプリッツァー・ルージュ」は、赤ワインの香りとソーダの爽快感を味わえる、甘さ控えめのさっぱりしたカクテルです。

「スプリッツァー」とは、もともとは白ワインをベースにした代表的なカクテルで、白ワインを赤ワインに変えて作ったのが「スプリッツァー・ルージュ」です。「ルージュ」は赤ワインの色合いを連想して名づけられました。

【材料】

・赤ワイン…90ml
・炭酸水…90ml
・スライスレモン…お好みで数枚

【作り方】

1.グラスに氷を入れる
2.赤ワインとソーダを1:1の割合で注ぎ、混ぜる
3.仕上げにスライスレモンを浮かべる

赤ワインをベースにしたカクテルの中でも、最もさっぱりした飲み口のカクテルです。暑い日には、赤ワインとソーダを冷蔵庫でしっかりと冷やすと、さらに爽快感が増して美味しく仕上がります。

赤ワインがクリーミーな甘口カクテルに大変身!【ロマンチックハーモニー】


次にご紹介する「ロマンチックハーモニー」は、赤ワインとカルピスを混ぜることで、赤ワインがクリーミーな甘口カクテルに大変身する美味しいカクテルです。

赤ワインの香りと、カルピスのクリーミーな甘さが人気のカクテルで、甘口の赤ワインカクテルがお好みの方におすすめです。

極甘口で飲みたいという方は、カルピスの原液をそのまま使用するとかなり甘口に仕上がります。普通の甘口に仕上げたいという方は、カルピスを少し濃いめに水で薄めたものを使用しましょう。

【材料】

・赤ワイン…30ml
・カルピス…70ml

【作り方】

1.グラスに氷を入れる
2.カルピスを注ぐ
3.赤ワインを加えてゆっくり混ぜる

赤ワインの香りをしっかりと楽しみたい方は、赤ワインの量を少し増やしたり、フルボディの赤ワインを使用することで、しっかりとした飲み口になります。

甘さの中に「さっぱり感もほしい」という場合は、仕上げにミントの葉を浮かべると、また違った味わいになってとても美味しいです。

見た目もキレイな二層カクテル【アメリカン・レモネード】


「アメリカン・レモネード」は、レモンジュースとガムシロップで作った「レモネード」に赤ワインを加えた、見た目もキレイな二層カクテルです。

鮮やかな二層の理由は、それぞれの糖度の比重にあります。レモネードの方が赤ワインに比べて糖度の比重が高くなるため下に沈みます。キレイな二層を目で楽しんでから、混ぜて飲みましょう。

【材料】

・赤ワイン…30ml
・レモンジュース…40ml
・ガムシロップ…1個(お好みで増やしてもOK)

【作り方】

1.グラスにガムシロップとレモンジュースを入れてよく混ぜる
2.グラスにたっぷりの氷を入れる
3.赤ワインをゆっくりと注ぐ
4.ストロー(マドラーでもよい)を添える

お好みでガムシロップの量を変えることで、さらに甘口にすることも、また甘さを抑えた仕上がりにすることもできます。
見た目は鮮やかですが飲み口はさっぱりとしているので、肉料理にも良く合います。自宅でも食事と一緒に美味しく飲めるカクテルです。

濃厚なベリーの香りの甘口カクテル【カーディナル】


「カーディナル」は赤ワインとカシスリキュールで作る、濃厚なベリーの香りを楽しめる女性に人気の甘口カクテルです。

【材料】

・赤ワイン…120ml
・カシスリキュール…30ml

【作り方】

1.グラスにカシスリキュールを注ぐ
2.よく冷やした赤ワインを注いでよく混ぜる

赤ワインが常温だとかなり重たい味わいになってしまうので、赤ワインを良く冷やしておくことが、自宅で美味しく飲むための大事なポイントになります。

また、自宅にカシスリキュールがあると「カーディナル」だけでなく、白ワインベースで作る「キール」、スパークリングワインベースで作る「キール・ロワイヤル」にも応用可能なので便利です。

柑橘系の爽やか香りと酸味が魅力【ビショップ】


赤ワインの香りに、オレンジとレモンの柑橘系の爽やかな香りと酸味がプラスされた、さっぱりした味わいのカクテルです。

【材料】

・赤ワイン…130ml
・オレンジジュース…15ml
・レモンジュース…10ml
・ガムシロップ…1個(お好みで増やしても OK)

【作り方】

1.グラスにオレンジジュース、レモンジュース、ガムシロップを入れてよく混ぜる
2.グラスにたっぷりの氷を入れる
3.赤ワインを加えてよく混ぜる

「ビショップ」は、上記のレシピのように「アイス」でも美味しいカクテルですが、「ホット」にしてもとても美味しいカクテルです。ホットの「ビショップ」は、寒い日の寝る前に飲むと、カラダが温まるのでおすすめです。

赤ワインベースのトロピカルカクテル【ワイン・クーラー】


「ワイン・クーラー」は、赤ワインベースにオレンジジュース、グレナデンシロップ(ザクロのシロップ)、オレンジキュラソー(オレンジリキュール)を加えた、果実感たっぷりのトロピカルカクテルです。
特に暑い日におすすめで、ビーチカクテルとしても人気です。

【材料】

・赤ワイン…90ml
・オレンジジュース…30ml
・グレナデン・シロップシロップ…15ml
・オレンジキュラソー…10ml

【作り方】

1.グラスに氷を入れる
2.グラスに全ての材料を入れて、よく混ぜる

見た目も鮮やかで、ホームパーティなどでも喜ばれるカクテルです。
「「材料が多いので難しいのでは?」と思うかもしれませんが、レシピの通りの分量を守って作れば、あとは混ぜるだけなので簡単です。

赤ワインとブランデーの大人カクテル【レストレーション】


「レストレーション」は、赤ワインとブランデーをベースにした大人な味わいのカクテルです。とても飲みやすいカクテルですが、アルコール度数は決して低くないので、お酒の弱い人は注意が必要です。

【材料】

・赤ワイン…60ml
・ブランデー…15ml
・ストロベリーリキュール…15ml
・レモンジュース…少々
・ソーダ…適量

【作り方】

1.グラスに氷を入れる
2.赤ワイン、ブランデー、ストロベリーリキュール、レモンジュースを順に入れよく混ぜる
3.グラスがいっぱいになるように適量のソーダを入れて混ぜる

赤ワインとブランデーで、深みのあるしっかりとしたベースが出来上がります。さらに、ストロベリーリキュールとレモンジュース、ソーダを加えることでさっぱりした味わいになり、とても飲みやすくなります。

いつもとは少し違う、「リッチな味わい」の赤ワインカクテルを飲みたいという方におすすめです。

カクテル以外も!赤ワインの美味しい飲み方3選


赤ワインを美味しく飲む方法は「カクテル」だけではありません。
続いては、カクテル以外に赤ワインを美味しく飲む方法をご紹介します。

赤ワインの水割り


「ワインを水割りにするなんて信じられない!」と思われるかもしれませんが、ワインの水割りは、ドイツでは「Weinschorle(ヴァインショルレ)」という正式名称があり、ポピュラーな飲み方として知られています。
作り方はグラスに氷を入れ、ワインと水を1対1で混ぜるだけなのでとても簡単です。

赤ワインの水割りには、オーストラリア・チリ・カリフォルニアなどの産地のワインがおすすめです。なぜなら、温かい産地はぶどうが熟しやすく濃厚な味わいのワインが多いため、水割りにしてもしっかりと赤ワインの味わいを感じることができるからです。

赤ワインのお湯割り


お湯割りはあまりメジャーな飲み方ではありませんが、安いワインでも美味しく飲めますし、カラダも温まるので寒い夜におすすめです。
「お湯4:ワイン1」の割合で温めることでコクは深まりますが、アルコール度数はぐっと下がるので長く美味しくワインを飲むことができます。

甘さが欲しい場合は「はちみつ」を少量いれると、ふんわりとした甘さが広がり美味しくなります。また「赤ワインの風味が薄い」と感じた場合は、ワインの量を調整したり、シナモンやレモンを入れると良い風味付けになるのでおすすめです。

ホットワイン


冬の赤ワインの楽しみ方の王道といえば「ホットワイン」です。
自宅で簡単に作ることができますので、「寒い日の夜」や「ちょっと風邪気味かな…」という時の就寝前に是非お試しください。飲んだ瞬間にカラダが温まるのがわかります。

【材料】

・赤ワイン…300ml
・砂糖…大さじ1~1.5
・シナモン…スティックであれば1本

作り方は、上記の材料を全て入れて温めるだけです。
鍋で作る場合は、全材料を入れてよく混ぜながら火にかけ、沸騰前に火を止めます。電子レンジを使用する場合は、温め終わったらよく混ぜてから飲みましょう。

レモンジュースやはちみつを加えても美味しい「ホットワインレモネード」になりますし、すりリンゴを加えても美味しい「アップルホットワイン」になります。

続いては、赤ワインのカクテル作りに役立つ便利アイテムをご紹介します。

カクテル作りにあると役立つ便利アイテム3選


自宅でカクテル作りをする際に、あると便利なアイテムをご紹介します。

1.メジャーカップ
2.バースプーン
3.グラス

それでは、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

メジャーカップ


カクテルづくりに欠かせないのが、お酒の分量を測るのに使用する「メジャーカップ」です。円錐を上下に2つ組み合わせた形になっており、小さい方が30ml、大きい方が45ml測れるようになっています。

カクテル作りの際は、基本的にはこれだけでお酒の量を測ります。初心者の方におすすめなのは、中にメモリが入っているタイプです。メモリがあると、30ml、45ml以外も測ることができるのでとても便利です。

バースプーン


バースプーンはカクテルを混ぜるときや、チェリーなどフルーツを救うのに便利なアイテムです。なくても代用できますが、特に背の高いグラスを使用するときはあると便利です。また、混ぜやすい形状をしているので、お酒を簡単に混ぜることができます。

また、ビールなどの泡が溢れやすいお酒を使ったカクテルを混ぜる際も、バースプーンがあると、下からゆっくりとすくい上げるように混ぜることができるので便利です。

グラス


カクテル用に用意しておきたいグラスは以下の3種類です。

・「コリンズグラス」…炭酸やジュースで割るときに多く使用されるグラス(今回紹介したカクテルで使うグラス)
・「ロックグラス」…お酒をロックで飲むときに使用
・「カクテルグラス」…度数が高いカクテルに使用される

今回紹介したカクテルは基本的に「コリンズグラス」を使用するカクテルのみです。コリンズグラスを使用したカクテルは、基本的には材料を入れたあと混ぜれば完成 という簡単なものがほとんどです。

自宅で作る場合、家にあるグラスで代用してOKです。お気に入りのグラスで大好きなお酒を飲むのは、きっと至福の時間になるはずです。

好きなカクテルをどんどん増やしていこう!


今回は、「赤ワインをベースにした美味しいカクテル」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?どれも自宅でチャレンジしやすい簡単なレシピなので、是非チャレンジしてみてください。

赤ワインのカクテルのレシピをベースに、自分の好みに合わせた「オリジナルカクテル」を作ってみるのもおすすめです。赤ワインベースの美味しいカクテルで、楽しいワインライフを送りましょう!