初心者が飲みやすいものを厳選|白ワインおすすめランキングTOP10
白ワインをあまり飲んだことがない人は「白ワインって美味しいの?」「ワインってお金持ちの飲み物だよね」といった疑問や誤解から、白ワインを敬遠してしまいがちです。
私も初めはワインの知識がほとんどなく「白ワインって何だか難しそう…」と思っていたため、お気持ちはよく分かります。
本記事では白ワインにあまり詳しくない人にもおすすめできる人気の白ワインを紹介しています。
白ワインを選ぶ時に覚えておきたい知識や、おすすめの白ワインの銘柄を美味しく飲む方法などをひと通りまとめましたので、ぜひ参考にして頂けると幸いです。
本記事を読めば、自分に合ったおすすめの白ワインを見つけることができますよ。
まずは白ワインの特徴を知ろう!
白ワインと一口にいっても、味の特徴や産地、合う料理などは商品によって全く異なります。まずは、白ワインを選ぶ際に知っておくべき基礎知識について以下の項目で紹介していきます。
白ワインの「甘口」と「辛口」の違いは酸味と甘み!
白ワインは、大きく分けると「甘口」と「辛口」の2つに分類することができます。「甘口」と「辛口」の違いは以下の通りです。
【甘口】
・ブドウの持っている甘みを残してある。
・甘みが強くまろやかな味を楽しむことができる。
【辛口】
・発酵時間を長くすることによって、ブドウの甘みをアルコールへと変えてある。
・甘みよりも酸味が強くキリっとした味わいが特徴。
商品によっては少しだけ辛口の要素も入っている「やや甘口」や、少しだけ甘口の要素も入っている「やや辛口」なども存在します。
白ワインの代表的な産地4つを紹介!
ワインは産地によって味の特徴が大きく変わってきます。特に、フランス、ドイツなどはワイン造りの歴史も古く、「美味しい白ワインが多い国」。白ワイン好きにはぜひおすすめしたい銘柄がたくさんあります。
またワイン造りの歴史が比較的新しく「新世界」と呼ばれるチリやオーストラリアでも美味しい白ワインが多く作られています。具体的にどのような特徴があり、どこが優れているのか、以下の項目で各国の白ワインの特徴を紹介します。
【フランス】
フランスのボルドー地方では、ソーヴィニヨン・ブランとセミヨンという2つのブドウをブレンドし、爽やかでまろやかな味わいの白ワインを数多く作っています。
また、ブルゴーニュ地方ではシャルドネというブドウを使った白ワインが多く作られており「シャブリ」という酸味のある辛口の白ワインが有名です。
アルザス地方では、リースリング、ピノ・グリ、ゲヴェルツトラミネール、ミュスカといったブドウを使う傾向にあり、かなりキレのある強めの辛口白ワインが作られています。
【ドイツ】
リースリングとよばれる品種のブドウを使う傾向にあり、甘口から辛口までさまざまな味のワインを作っています。
なかでもリースリングで作った甘口や極甘口の白ワインはまろやかで上品な味を楽しめる高級ワインとして扱われており、世界的にも高く評価されています。
【チリ】
チリで作られているワインは赤白どちらも日本で高い人気があり、2015年にはチリワインが国別輸入量で1位になったこともあります。
白ワインの場合、ソーヴィニヨン・ブランというブドウを使う傾向にあり、和食と相性のよいワインも多いため、日本人の口に合うワインが目立ちます。
【オーストラリア】
オーストラリアはワイン産業に力を入れている国で、約130種類以上ものブドウを栽培しています。
白ワインの場合、他国よりも果実感が強いシャルドネやセミヨンなどを使う傾向にあり、辛口の白ワインを数多く作っています。
自分の好みに合いそうな国を見つけよう
国によって白ワインの特徴は異なり、得意としている味(甘口や辛口など)もバラバラです。そのため、自分の好みに合いそうな国を見つけておくと、白ワインを選ぶ時にも役立ちます。
白ワインは1000円以下から購入できる
白ワインの値段は商品によって異なります。一番安いものだと1本数百円~1000円以下で購入することが可能で、しかも値段以上の満足感を得られる高品質なものも多い ため、お試し感覚で気軽に買うことができます。
反対に、高いものになるとキリがなく、1本数十万~数百万円のワインもたくさんあります。当たり年(ブドウの質がよい年)に作られたブランドもののワインは高い値段がつくことが多く、過去には1億2千万円で落札された超高級なワインも存在します。
白ワイン初心者はどんな商品を選ぶべき?
白ワインの基礎知識について簡単に解説をしてきましたが、ここにきて「結局白ワイン初心者はどのようなワインがおすすめなの?」といった疑問を抱えている人もいることでしょう。
白ワインをあまり飲んだことがない初心者の方は、以下のポイントを意識しながら自分に合いそうな白ワインを選んでみてください。
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【白ワインを選ぶ時のポイント(初心者さん向け)】
- ジュースのような甘さを求めるなら甘口を選ぶ
- 食事に合うようなキリっとした味を求めるなら辛口を選ぶ
- 自分の好みに合いそうなワインを作っている国を見つけておき、産地を見ながら選ぶ
- お試し感覚で飲んでみたいなら1,000円以内で買える安い白ワインを選ぶ
甘口と辛口どちらを飲みたいか、自分の口に合いそうな国はどれか、予算はどのくらいまで出せるかといったポイントに注意しながら選べば、気になるワインを絞ることができますよ!
初心者でも飲みやすい!おすすめの白ワイン10選
続いては、人気のある白ワインの銘柄を具体的に紹介していきます。甘口白ワイン5本、辛口白ワイン5本をそれぞれ紹介していくので、白ワインを選ぶ際の参考にしてみてください。
【甘口】マドンナ リープフラウミルヒ
「聖母の乳」という意味の名前を持つワインで、爽やかで飲みやすい甘さ が大きな特徴となっています。甘口ではありますが、甘ったるい感じは一切なく、料理と一緒に飲むワインとしてもおすすめです。
【味の特徴】梨の香りや爽やかな甘さが特徴的なワイン。
【産地】ドイツ
【アルコール度数】10%
【合う料理】和食、エスニック料理、中華料理など。
【値段】1000円程度
【甘口】カールジットマン ツェラー・シュヴァルツ・カッツ ブルーボトル
リースリングというブドウを使っており、すっきりとした爽やかな甘みとしつこくないほどよい酸味の両方をを感じられます。黒猫のイラストが描かれたおしゃれなラベルもイチオシポイントのひとつなので、見栄えを重要視したい女子会にもおすすめ です。飲み終わった後はインテリアとして置いておくこともできますよ。
【味の特徴】「スッキリとした甘さ」と「ほどよい酸味」の両方を感じられるバランスのとれたワイン。
【産地】ドイツ
【アルコール度数】9%
【合う料理】マリネやお刺身などのさっぱりした料理
【値段】1000円程度
【甘口】インドミタ レイト ハーベスト
ケーキやクッキーなど、お菓子にぴったり な甘口のワインです。甘さが強く濃厚ですが、後味はすっきりとしているため白ワイン初心者の人でもゴクゴクと飲めます。ジュースのような甘さを感じられる白ワインが飲みたい人におすすめです。
【味の特徴】濃厚な甘さがやみつきになるデザートワイン。
【産地】チリ
【アルコール度数】13.5 %
【合う料理】甘いデザートなど。
【値段】1000円程度
【甘口】ローズマウント ブレンド トラミネール・リースリング
バラ、梨、ライムといった華やかな香りを楽しめる白ワイン。トルコ菓子のような上品な甘さをもっており、白ワイン特有の酸味が薄いため、白ワインをあまり飲んだことがない人にもおすすめ できます。スパイシーな料理と合わせて飲むと、ワインの甘みによって中和され、料理がまろやかな印象に変わりますよ!
【味の特徴】華やかな香りや甘さが特徴的なワイン。
【産地】オーストラリア
【アルコール度数】10 %
【合う料理】スパイシーな料理など。
【値段】1200円程度
【甘口】イエローテイル モスカート
可愛らしいカンガルーのラベルが特徴なワイン。フルーティーなマスカットを連想させる甘さがあり酸味も控えめなので、白ワイン特有の酸味が苦手な人でもトライしやすい一本です。
【味の特徴】かすかな酸味と渋み、甘くてフルーティな味が特徴。
【産地】オーストラリア
【アルコール度数】7.5%
【合う料理】中華料理や甘いスイーツなど。
【値段】1000円以下
【辛口】シャトー・モンペラ ブラン
2012年にANAファーストクラスの機内ワインにも選ばれたワイン。高級感のあるフルーティーな香りや爽やかでフレッシュな酸味が感じられます。高品質で称賛が多い白ワインであるにも関わらず値段はリーズナブル なので、高級志向の白ワインにトライしたい人にもおすすめです。
【味の特徴】桃の花やアーモンドのような香りと、フレッシュな酸味が特徴。
【産地】フランス
【アルコール度数】13.5%
【合う料理】白身魚を使ったフランス料理など。
【値段】2300円程度
【辛口】ロス・ヴァスコス ソーヴィニヨン・ブラン
ソーヴィニヨン・ブランというブドウをよく熱してから製造しています。しっかりと熟したソーヴィニヨン・ブランは酸味が強くなり、トロピカルで華やかな味わいを楽しめます。辛口ですがほどよいコクがあります。クセがないのでワイン初心者でも飲みやすい一本です。
【味の特徴】トロピカルな香りとすっきりとした爽やかな酸味が特徴。
【産地】チリ
【アルコール度数】13 %
【合う料理】白身魚のソテーやアクアパッツァ、エスニック料理、中華料理など。
【値段】1300円程度
【辛口】シャブリ ウィリアム フェーブル
柑橘系の華やかな香りと、フレッシュでキレのある酸味を楽しむことができます。「ウィリアム フェーブル」は辛口ワイン評論家「ロバート・パーカー」氏が5つ星評価を付ける生産者。
シャブリワイン(ブルゴーニュのシャブリ地区で作られているワイン)の中でも、かなり人気の高いワインとなっています。すっきりとした味わいでゴクゴクと飲める傾向にあるため、ワイン初心者にもおすすめです。
【味の特徴】柑橘系の香りや、軽快で飲みやすいキレのある味が特徴。
【産地】フランス
【アルコール度数】12.5%
【合う料理】生牡蠣、魚介のマリネ、小エビのフリットといった魚介類など。
【値段】2300円程度
【辛口】シャブリ ラ・キュベ・デパキ
続いてもシャブリ地区で作られている有名なシャブリワインです。シトラス、アプリコット、梨、りんごを連想できるさっぱりとした酸味、そしてかすかに感じられる甘さが特徴です。辛口ワインの中ではやや甘口寄りなので、甘口好きの人もトライしやすい一本になっています。
【味の特徴】。
【産地】フランス
【アルコール度数】12.5 %
【合う料理】牡蠣料理など。
【値段】3000円程度
【辛口】ブランコット・エステート クラシック ソーヴィニヨン・ブラン
キリっとした辛口特有のキレがあり、トロピカルフルーツやグレープフルーツのような果実味のある味わいを楽しむことができます。白ワイン特有の酸味が好きな人にはうってつけのワインです。
【味の特徴】桃やパプリカなどの香りや、強い酸味が特徴。
【産地】ニュージーランド
【アルコール度数】13 %
【合う料理】シーフードを使った料理など。
【値段】2500円程度
白ワインを飲む時のグラス、温度、正しい保存方法などを紹介
人気の高いおすすめの白ワインについて紹介しましたが、美味しい白ワインを飲むためには、ぜひ飲み方や保存方法にもこだわることをおすすめします。
白ワインに向いているグラスを使用したり、適切な保存方法や温度で飲めば、白ワインの美味しさがさらに際立つからです。ほんの少し意識して取り入れるだけで、美味しさが大きく変わってくるので、ぜひ以下の方法を試しながら参考にしてみてください。
白ワインはキャンティ型やモンラッシュ型のグラスがおすすめ
ワイングラスにはいくつか種類がありますが、白ワインを美味しく飲みたいのであれば、キャンティ型やモンラッシュ型のグラスを使うのがおすすめです。
【キャンティ型】
キャンティ型のグラスは、たまごのような縦長の形が特徴的。白ワインだけでなく赤ワインやシャンパンなどさまざまなワインを飲む時にも使うことができます。
【モンラッシュ型】
白ワインをより美味しく楽しみたいのであれば、白ワインを飲むのに特化したモンラッシェ型のグラスがおすすめ。飲み口が大きく、白ワインの香りや味を引き出してくれる形をしているため、白ワインが好きならひとつは持っておきたいグラスです。
赤ワインやシャンパンなどを飲む機会が多く、グラスを何種類も揃えるのは大変と感じる場合はキャンティ型、白ワインをより美味しく飲みたい場合はモンラッシュ型のグラスを購入するとよいです。
白ワインの適温は味によって異なる!
白ワインは味によって「適切な温度」が変わってきます。下記の温度で飲むことにより、白ワインの味や香りをより引き出すことができるので、ぜひ参考にしてみてください。
甘口の白ワイン:5~8℃(甘みと酸味のバランスが良くなり飲みやすい)
辛口の白ワイン:7~12℃(香りを引き立ててくれる)
コクがある辛口の白ワイン:10~14℃(香りとコクを引き立ててくれる)
「甘さが強い白ワインは低い温度、キレが強い白ワインはやや低めの温度で飲む」と覚えておきましょう。
白ワインの正しい保存方法と飲み頃を解説
白ワインを美味しい状態で飲みたいのであれば、保存の仕方にも注意しましょう。
冷蔵庫で保存する場合は、白ワインのキャップやコルク部分をラップでしっかりと包み、さらにボウル全体を新聞氏で包んだ状態で、温度変化の少ない野菜室に入れておきましょう。
常温保存をする場合は、床下に設置してある冷暗所や、温度が低い押入れなどに置いておくのがおすすめです。コルクが乾燥すると空気を通し、劣化してしまいやすくなるため、乾燥しないようにラップや新聞紙でしっかりと包み横向きに倒して保存してください。
ちなみに、白ワインの飲み頃は1,000~2,000円ほどで購入できるテーブルワインであれば1~5年、熟成期間の長い高額なワインだと3~20年といわれています。きっちり守らないといけないというわけではありませんが、覚えておくと白ワインをさらに美味しく飲むことができますよ!
楽しい白ワインライフを送ろう!
今回紹介した白ワインはどれもイチオシのものばかりなので、きっと自分に合った白ワインが見つかるはずです。紹介した白ワインの中で気になったものをぜひ購入してみてください。楽しい白ワインライフを送ることができますよ!